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オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

イタリア家具のMinottiに訪問してきました♪

2019-05-20 13:00:24 | オーディオ雑談
タイムロードの社長のお計らいのもと、イタリアの高級家具メーカーMinottiのショールームに行って来ました♪

オーディオと何の関係があるのか?と思うかも知れませんが、
オーディオは音によって空間を演出するのと同じように、家具もお部屋の空間を演出します。

このMINOTTIのショールームには、イタリアのPATHOS社のアンプとChario社のスピーカーが家具に馴染んで展示されています♪








私も実際にMinottiのソファーに座り、生地の肌触りやデザインに触れながら家具の文化をじっくりと堪能してきました♪


高級家具の在り方、高級オーディオの在り方、お客さまの求める癒しとは何か、世界の一流品を所有する喜び、価値観などオーディオと家具の共通性を感じながらも、オーディオ業界の改めてるべき点もたくさんあって考えさせられることも多々。
同じような金額なのでオーディオ製品も自らの手で丁寧に扱い納品セッティングしたいものです。
売り手と買い手と、そして文化としての価値観を一致させることで、素晴らしいオーディオライフが実現できるんだと思いました。

色々お客さまの豊かな人生の為にオーディオを通じて何かお役に立てたらと思っています♪




凄いのはどっち!?

2019-02-09 17:23:37 | オーディオ雑談
先日お客様宅にYG Acousticsのボードをご自宅試聴しにお伺いしてきました!

一番音に影響があるのはCDPやプリも重要ですが、ここはセンターに鎮座しているパワーアンプのボードを交換して比較しようと。
イタリアのMusictools社のコアお奨めのボードのようなラックからの比較試聴です♪


綺麗に3つ並んでいますね♪

それをこんな感じに!




センターなのでこれはこれで素敵な感じでいいですね♪

さて音はどうか!??

今回なぜこんな題名のブログを書いたかと言いますと、今回この違いが凄まじかったんです!!!
コアの試聴ルームのFM411MK3の違いも凄いですがYBAも想定外に大きかったんです。
それで何が凄いんだ!??と思わず心の中で叫んでしまったというわけです。

YBAのサウンドって女性的な優しさや音色を持っていながらしてガツン!とした男性的な骨格もある、ゆるい音もでるしバシッ!と締まった鋭い音も出る、という、とても理想的なサウンドですが、若干そういった聴き心地のよいシルキータッチな音色を持っているのがYBAというのもあって、FMAほど期待をしてませんでした。
また、FM411MK3と比べてしまうと価格差もありますしFMAに軍配が上がる音質的ポイントも多々ありまして、これは仕方ないと思っていましたが…

今回YGボードに乗せたYBA SignaturePOWERがこんなに凄まじい能力があって、何故FMAよりも効果が大きいのか!?と色々理由を考えてみました。

多分、筐体がアルミ合金モノブロック削り出しでヒートシンクレス、要するにトランジスターがダイレクトに固定されている関係でインシュレーターやボードの効果が凄く出る構造になっているからでしょう。



造りのよさが音に出るんでしょうね!

この音はYGボードがYBA Signatureの真価を発揮しているからこそ出ているサウンドなのです!
凄いのはどっちかというと、能力を持っているYBA Signatureが凄いんですが、それをこんなにも発揮させてくれるYGボードも凄いんです。

この音を聴いてしまうと…
本当の機器の能力が出てないんだなぁ~と思ってしまいます。汗
YGボードに色々な機器を乗せて真価を聴いてみたくなりますね。

ご興味ある方は、お使いのパワーアンプ(プリメインアンプでもOK)を持ってきていただければ簡単に比較試聴できますので是非ご連絡くださいませ!





複雑な嬉しさ♪

2017-05-01 09:48:54 | オーディオ雑談
先日行いました10社ケーブル試聴会で多くのお客さまが一番高い製品でもあるノードストバルハラの音がいいと評価していただきました。

コアでは常に新製品なども含め世界中のあらゆるケーブルメーカーの試聴サンプルなどを聴き比べてヨルマデザインの素晴らしさを超えるものが無いとのことで未だにヨルマデザインを奨めております。
が、試聴会でヨルマはユニティで40万、ノードストはバルハラで78万と倍近い価格なので仕方ないとは思いながらも正直絶対的にお奨めしているヨルマよりも注目を浴びることに悔しい思いでいました。

とあるお客さまから自宅試聴のご希望があり、ノードストのバルハラとオーディンの自宅試聴を行いました。
このお客さまは既にヨルマの最高峰を使っていただいております。
それはPRIMEという最高峰シリーズでバランスケーブル1.0mで130万円というものです。
ODINは220万円と、今回も価格では倍近い価格なのでヨルマの最高峰よりも良くて当たり前かも知れません。
しかし、コアで絶対的なお奨めのヨルマデザイン、しかも最高峰がそんなに簡単に負けて欲しくはない気持ちでいっぱいでした。
ただ、こちらも商売ですから、買い替えをしていただくのは嬉しいことでもあります。(^_^;)
とっても複雑な気持ちです。。

お客さま宅に私も出向き、繋ぎ替えて一緒に試聴♪
ノードストのゴージャスなサウンドはヤッパリいい感じですね♪

細かい評価ポイントは省略しますが、
78万のバルハラはオンの音がくっきりとしていてゴージャス感が前に押し出し分かりやすい音調です。
130万のヨルマのプライムは特別ゴージャスな音にしてるわけでなく、そのままの音を自然に表現している音なので「オッ!!」と思うようなインパクトのある音ではありません。でも、オフの音とのバランスがとてもよく、空間表現が非常に魅力でもあります。
そして220万のオーディンは、ゴージャス感プラス空気感が出ていて、前者の2つを足して2で割ったような音です。
自分もお客さまも同じリアクションでしたが、圧倒的な次元の違う音を今まで体験してきて導入をしてきたので、今回はそれほど驚く音では無かったです。

自分はヨルマとの価格差を考えると入れ替えるほどではないとあっさり思ってしまいましたが、暫くお貸しして聴いていただくことにしました。

後日、ご返却いただきましたが、すぐに再度聴きたいと試聴依頼がありました。
その時にお客さまに感想を聴きましたが、もっとじっくり聴いてみたい!入れ替えるとしたら価格差はいくら払えばよいの?などかなり導入に前向きな感じでした。
こちらは商売でもありますから正直嬉しい気持ちでいました!
でもヨルマがそんな簡単に負けるわけが無いという気持ちも…

10日くらいお貸しして、お客さまがご返却に来られました。

そして感想はいかがかとお伺いしましたら、「やっぱりヨルマに戻したらヨルマの方が根本的にいいね!」と言って来られ、思わず「そうでしょう!?そんな簡単にヨルマを超えられるわけじゃないですって!」と喜んでしまいました!笑

正直な話をいいますと、
こちらはプロなので音を1分くらい聴いただけで10項目中10項目評価が出来ます。
多分お客さまだと、鋭い方で10項目中せいぜい8項目程度の評価が出来たらいいほうだと思います。

お客さま宅で比較試聴に立ち会ったとき、瞬時に感じたのは、ODIN2は10項目中8項目の平均点90点で残り2項目は該当無し、PRIMEは10項目中8項目は平均点85点なのですが、残り2項目も85点あるんです。

要するに、パッと聴きODIN2の方が平均点が高いので良く聞こえますが、じっくり聴くと2項目ほど評価ポイントが無い、ヨルマは2項目の評価ポイントがしっかりとあるんです。

そんな感じで正直最初の試聴で売れないと思ってました。
そしたら、そのお客さまもしっかりと理解されていて、案の定でした!(^_^;)笑

とっても複雑な嬉しい気持ちになったひと時でした♪

ヤマハNS1000Mの位相調整♪

2017-04-24 18:52:45 | オーディオ雑談
先日お客様の経営する美容室で髪の毛カットしてもらいました!
いつもはDynaudioのEXCITE-X14がここで心地よく鳴っているのですが、NS1000Mを知人の方から譲り受けたようで早速聴かせて欲しいお願いしました♪

この時代のスピーカーはクロスオーバーの位相がまだ合わせられない時代の3ウェイで、今の時代に聴くとユニットがバラバラに聴こえちゃいます。(^_^;)
もちろん今の時代だから位相を合わせる技術がどこのメーカーにもあるかというとそうではないですけど…(^_^;)

Dynaudio社はスペックシートにクロスオーバーの位相差角が書いてあるものがあります。
これは位相を合わせる技術があるという証拠です。
大体60~90度以内に収まってれば位相が合って聴こえます。

YGアコースティック社はなんと5度以内という驚異的数値です!!

4344でもそうですが、NS1000Mにも付いていますレベル調整用のアッテネーターを使って位相を合わせるというテクニックがあります♪

やり方は簡単なのですが、結構経験を積まないと違いが分かりにくいかも知れません。。

ユニット間のモジュレーションの無いポイントを探します。

簡単に言いますと、2つのユニットが1つのユニットで鳴っているように聴こえるポイントを探すのです!(^^)v
レベルを調整するんじゃないんです。
なので、場合によってはマイナスゲインにしたのにグッと音が前に出てくることがあるんです!

お客さまがズレるといけないのでマーキングされてました!
個体差があるので左右で若干位置が違いましたし、他のNS1000Mを同じ位置にしても位相が合わないと思いますので予めご了承下さい。(^_^;)

位相が合ったポイントで調整してお客さまに聴いてもらったらとてもビックリされてました!!

こんなに違うんですね!!!と!

あたかもフルレンジが鳴っているような一体感が出ます!!

もしアッテネーターの付いているスピーカーをお使いの方がいらっしゃいましたら是非やってみて下さいね♪

インバル指揮ベルリンコンツェルトハウス管弦楽団の演奏を聴いて思うこと♪

2017-03-18 09:37:07 | オーディオ雑談
先日は福井のハーモニーホール福井にてインバル指揮のベートヴェン「皇帝」とマーラー「巨人」を聴いて来ました♪



皇帝はそうでもなかったですが巨人は素晴らしい演奏でした♪
オーケストラの生演奏で久しぶりに感動しました♪
やっぱりインバルのマーラーは一体感があります!


思ってみれば生演奏で感動するときと、そうでもないときがありますね。

基本的にどんなに優秀なホールであっても演奏者の気迫が伝わらないと音もそれなりにしか聴こえません。
聴こえませんというか、感じません。という感じです。

それと、ホールの音ももちろん重要ですね。
オーディオでいうとルームチューニングを含む部屋が重要ということです。

「生楽器の原音とは何か?」と考えたときに、無響室で楽器を演奏した音が原音かというと、確かにその通りだと思いますが、「オーディオにとっての原音とは何か?」ということを考えたら、ホールの響きも原音の中に入るので、「原音」と一言で言っても色んな解釈があります。

今回の席はとても良い席を用意していただいたので、ふと上を見ると、ワンポイントマイクがちょうど頭上前方にあります。

「こんなにたくさんの楽器と大きなオーケストラをこの2つの小さなマイクで音を拾うなんて無理があるなぁ~」と思っちゃいます。(^_^;)

もちろんこれはCD制作用のレコーディングマイクではありませんが、レコーディングする場合はオンマイクとオフマイクを組み合わせて電気的にミックスして作るのが多いですね。
そうだったとしても、こんなに小さなマイクのダイヤフラムが大きな楽器の音を拾うなんてある意味素晴らしい技術ですが、感覚的にもとってもムリがあしますよね。
カートリッジの針先で拾ったレコード溝の振動もそれに似ていて、イコライザーで調整しないとまともな音になりません。

そう考えると「原音」とは何か?がとっても複雑になってきますね。

要するにこう考えます。

「原音」とはニュアンスやディティールであって音そのものだけでは語れない。
です。

なので、そのニュアンスやディティールを損なわないように、あとはスピーカーや部屋にあわせてセッティングして状況に応じベストに鳴らすのがオーディオの原点だと考えます。

オーディオで音楽を楽しく感動する為にとっても必要なファクターですね。



レコードの記事に思うこと

2016-07-12 15:01:36 | オーディオ雑談
日経新聞にレコードの記事が載ってました。

レコードは今やブームになっていてたくさんのソフトやレコードプレーヤーも販売されてきています。
オーディオを楽しんでいる我々にとっても凄く嬉しいことです。

しかしこの記事には違和感を感じたので少し書きます。

この記事、どう見ても読んでもCDよりもレコードの方が音がいい!というふうにしかみえません。

思い出してみたら35年前のCDが発売されたときも同じような内容で書かれました。
レコードよりCDの方が音がいい!と。
パチパチノイズは全くないし、ダイナミックレンジやS/N比はレコードよりも遥かに良いし、レコードは時代遅れ!みたいな感じでした。

今度はレコードが流行ってきたら、波形がCDはキザキザでレコードは無限に曲線だから音がいい!と。
この図をみると、ハイレゾもギザギザでレコードには全く勝てない!みたいに感じます。
文の内容もそんなことしか書いてません。

しかも記者はD&Mの試聴室でドナルドフェイゲンの曲をレコードで初めて聴いたらしく、CDとの比較試聴ではなく自身のシステムのCDの音との曖昧な状態で比較をしていて500万の試聴ルームのレコードの音を絶賛しています。

私は決してレコードを否定しているわけではありません。
CDを否定して欲しくないといいたいだけです。

CDも先日マスタークロックのチューニングでハイレゾよりも音がよくなったんじゃ?と思うくらいビックリする音を奏でてくれます。
レコードをたくさん所有されている方はレコードも音いいし音楽を聴く儀式も姿勢もとっても楽しめると思います。
しかしCDが世の中の幅を利かせてる時代に35年間コツコツ集めたたくさんのCDソフトを更にいい音で聴きたい!という思いは誰にでもあるはずです。

この記事だとCDはやめてレコードにしましょう!!とメーカーぐるみで促進しているように思えます。
ハイレゾの記事でも同じような感じでCDを否定されている記事が多いです。
おかげでいいCDプレーヤーがどんどん姿を消しています。

音や音楽はアンプやスピーカーや部屋やケーブルやインシュレーターや電源や…色んな要素の元で音が構築されます。
なので音質アップは他でもたくさん出来ます。

今たくさん所有しているソフトでいい音を楽しみたい!
それが偶々CDであったりレコードであったりハイレゾであったりするだけのことです。

CDとレコードを比較するのはナンセンスです。
いちソースとしてお互いを尊重すべきだと思います。

なので売り上げ向上目的でオーディオ文化を翻弄するのはやめて欲しいです。
オーディオを楽しむということの本質をもっと真剣に考えて欲しいです。
もっとじっくりゆっくりと音楽を楽しみたいですから♪


コア試聴ルームの音が最近おかしいと思ったら…

2014-11-09 09:24:02 | オーディオ雑談
YGアコースティックのHAILEYというリファレンススピーカーがコアに迎えいれてから何度もセッティングを繰り返し音も落ち着いてきました。

先日も多くのお客さまが試聴に来られ、皆さま全員どなたも批判されることなく大変よい評価を頂いています。
今までのリファレンススピーカーでこれだけ趣味性の幅の広いオーディオなのに誰もが驚き、納得していただいたことは初めてです。
でもセッティング前はかなり批判も多かったですが。(^_^;)笑

でも、

連日試聴機がたくさん入ってきたのでそんな素晴らしいサウンドを奏でているシステムはほんの数週間。

FMアコースティツクは低域の解像度が本当に高く音階の階層が目で見えるくらい凄い音。
普通のCDソフトで再生しているのにまるでマスターレコーダーを直接つないで聴いているような錯覚を得るほどリアル。

後にYBA SigunatureのPREが入荷し、パワーアンプも売れてしまって最近入荷してきたなど、YBAシステムで鳴らしたり、FMアコースティックのプリやパワーを混ぜ合わせたりして試聴を繰り返していました♪(^・^)

YBAは新品でエージングもまだにも関わらず駆動力バツグンなのに非常に女性的な美しい音色を奏でてくれました。

また、その後、マジコS1の試聴もありました。


そんな色々試聴していましたが、マジコのS1も試聴期間が終わって、YBA Signatureも雑誌社の方へ行く関係で最初のFMアコースティックシステムに戻しました♪(^・^)


そしてサウンドチェック!!

あの見えるような低域の音階、マスターテープをマルチトラックそのままでつないで聴いているようなリアルな音が戻ってくるはずでしたが…(゜゜)

何故か、あの音が出ません!!(・・?

2日間色々見直ししてみました。
もう基本的なことも見直し!!
・接続が違ってないか!
・インシュレーターにガタはないか!
・電源プラグが抜けかかってないか?
・スピーカーにガタはないか!
・dcsシステムのアルゴリズムに問題ないか?
など。

最初の状態との違いを隈なく見てきましたが特に問題なし。

一応念のためdcsのデジタル機器のリセット。
それからネットワークの消磁やバーニン。
端子のクリーニング。
結構汚れてました。笑

再度サウンドチェック!

音はよくはなりましたが根本的に解決していません。

低域の位相がずれている感じ、低域に力がない感じなのです。
音階がいまいちハッキリしません。
ウーハーを手で触ったらやっぱり心なしか力がない感じ。(・・?


電源環境が変わったのだろうか?
最近寒くなったのでヒーターなど使うと波形がつぶれてDC成分が多くなって音が悪くなります。
でも、そんな音の悪くなるなり方とは違うんです。

で、もっと隈なく更に考えてみました。

パワーアンプのターミナル、これをそういえば手締めだったことを思い出しました。(^_^;)
YBAのパワーアンプをつないだりFM411MK2に戻したり何度も繰り返したので工具で締めてなかったのです。


でも、こんなもんで解決するはずがないよなぁ~~

と思ったら!!!???

見事ビンゴでした!!!!!(゜゜)

あの、見えるような低域が蘇ったのです!!
そしてあのマスターテープを聴いているかのようなリアルなサウンドが蘇ってのです!!

いや~~参りました。
凄いです。笑

で、ここで終わらないところがコアのこだわり。
何故、増し締めしただけでこんなに音に影響があるのか調べてみました!

Y端子は、ヨルマデザイン社が採用するお馴染みのWBT社のコネクター。

この端子は素晴らしくよく出来ていて、手締めでもしっかり締まる様に3層になっています。

一番下が、メイン接触の本体。
真ん中がシリコンゴム。
一番上がゴムを囲うように薄いバネ加工した金属。
です。

要するに端子を締めると内部のシリコンゴムの弾性でテンションがかかり抜けを防止する。
しかも、よく見てみてください!!
メインの接触する本体の下にはほんのわずかな4つの突起物で端子に引っかかりを設け更に抜けないようにしています。

が、しかし!!!


FMのバナナに手締めで装着してみるときちっと抜けない感じで締まりもいいのですが、あのY端子の4個の突起物だけが接していて面で接していません!!!
肉眼で見えないレベルですが。(^_^;)

上のバネ金属はあくまでも接点補助でありメインの本体がバナナにピッタリくっつかないといけません。
これは素晴らしいWBTの構造ですが盲点でもあります!!

そんなくらいなら普通のメインの接点金属がフラットになっていたほうが接触面積増えますのでいいですよね。
あくまでも手締めでも抜けない、というのがWBTのよい点ですが接触面積が少ないのは本当に盲点でした。(^_^;)

そこで、今までのように工具を使用して増し締め。


一気にウーハーにも力がでました。


そしてサウンドは一気に蘇りました♪(^・^)

接触面積が小さいと抵抗になる。
そうするとDFが低下するので駆動力が落ちる。

確かにそういった音でした。(^_^;)

YGのHAILEYは位相特性が5度以下で更にコアスペシャルなので位相が正確だけにとってもシビアに音にでます。
端子の増し締めだけでこんなに顕著に音に現れるのはHAILEYの能力の高さの証拠でもありますね!

皆さまも思い当たる節があったら是非増し締めをオススメいたします。
しかし工具で締める際は適正トルクでお願いしますね。(^・^)



ニセモノケーブルです!!中古には注意です!

2014-08-24 16:36:39 | オーディオ雑談
今回はお客さまがヤフオクで落札されたケーブルを中古で売って欲しいと持って来られました。

コアでは機器はもちろんですが内部をチェックしてコンディションを見たりニセモノかどうかチェックします。

今回はオーディオクエスト社のナイアガラというバランスケーブルです。
ナイアガラは最高峰モデルでピュアシルバーです。
参考資料はこちら。

早速チェック!!

どうも様子がおかしいのがDBSのケースに隙間が空いてます。(゜゜)


内部の線はシルバーなので銀色のはず。

早速ケースを外したら…



ハイ!!銅線です!!(^_^;)

ニセモノですね。(^_^;)

ハンダ付けもかなり汚いです。


オークションに限らず偽物が頻繁に出回っていますのでご注意下さいね。

でもこの作りだとプロでも見分けがつきにくいですよね(^_^;)
(上がホンモノ、下がニセモノ)


信頼おけるオーディオ専門店やオーディオ中古屋さんでも、この作りだと本物と思って知らずに売ってる可能性がありますので要注意ということです。(^_^;)

知らないでは済まされませんね。



ソニー“高音質ハイレゾ”ウォークマン、iPodを追い詰める記念碑的製品となるか?

2013-10-20 10:52:05 | オーディオ雑談
私はイマイチだと思っています。
なぜならハイレゾ音源を配信しているといっても世の中にあるCDソフト全てが配信されているならまだしも音質を求めるユーザーがどれだけいるのか?レコーディング段階でハイレゾのクォリティーを維持しているのか?など、レコード会社の採算も考えると連携がなかなか取れないと思うからです。
SACDがいい例ですよね。まだ5000タイトルしか出てません!
むしろCDソフトで音質を追求するXRCDなどのリマスタリング盤が非常に優秀です。

ましてやウォークマン世代に高音質を謳うなんて、もっと音楽業界ベースをキッチリ整備してからだと思います。

今おうちにあるCDソフトを更にいい音で再生することがユーザーにとって一番のメリットですよね。
私の言っている事は否定的だと思うかと思いますが違います。
順番が違うといってるだけです。
こういった順番が違うことって今まで色んなことがたくさんあってどれも成功せずに消滅してきました。

私が言っている事はオーディオ業界にはメリットがないように感じますが、目先の利益を確保しようと一生懸命になっているメーカーにもっと本質をわかって欲しいんです。
そしてそれを求め考えるユーザーさんにも本質をわかって欲しい。

昔のウォークマンには夢がありました。
その手軽さは画期的でした!!
レコードをいかに上手に再生して3ヘッドデッキでいかに上手に録音するか!
FMエアーチェックも良いチューナーを買って、良いカセットテープを選んでいかに自分にあった録音をするか!
そんな夢がたくさんありましたし誰もが夢中でした。

しかし今やその手軽さは当たり前。
売りは音質と手軽さだけ。

しかも世界中どこにいても音楽をある程度の音質で楽しめるし動画も見れちゃうし便利になりすぎ。
そんな超便利な世の中に生きてる人たちが、環境整備をしていない音楽業界で「ハイレゾの高音質!」だけに反応するとは思えない。

そんなんでオーディオ業界は元より音楽業界や世の中全体が盛り上がるとは思いません。

ソニーはまず音楽全体をリードするメーカーであり、世界中のメーカーを牽引する存在にならないと夢はないでしょう。
記念碑的製品には程遠いと思います。


ソニー“高音質ハイレゾ”ウォークマン、iPodを追い詰める記念碑的製品となるか?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131020-00010001-bjournal-bus_all

ボード下にインシュレーターの奨め♪

2011-10-16 11:40:26 | オーディオ雑談
ボードとインシュレーターのお話です。

SPの下にボード敷く意味は、
①床が弱い
②床が平坦じゃない
③カーペットや畳でふわふわする
が主な目的です。

もちろん振動抑制の目的もありますので、ボード自体が制振構造になっているものが多いですね。

だた、ひとつだけ盲点があります!

それは、「ボードと床との接点」です。

そして接点面圧の違いで不要振動が発生するかどうかが音質に非常に大きく影響していることに気が付いていない方が多いようです。

具体的にお話しますと…

写真を例にしてみます。

スピーカー:80kg
ボード:15kg
重量計:95kg
ボード面積:65cm×60cm=3900cm2

・そのまま敷いた場合の面圧:24グラム/1cm2
・インシュレーターを敷いた場合の面圧:3400グラム/1cm2
 ※φ30mm×10t(OPT-30HG HR/4P)を使用

なんと面圧差は140倍です!
不要振動発生率も140倍になります!

95kgものSPにもかかわらず、直接ボードを敷くと1cm2あたり24グラムしか面圧がかかりません。
24グラムだなんて、風が吹いたら簡単に飛んでってしまいそうです。苦笑
床とボードの面精度が非常に高い場合でこれですよ!
床が少しでもうねっていたら、SPは簡単に動いちゃいます。(^_^;)

振動エネルギーが床に伝わる際に面圧が軽すぎて床との接点は簡単に振動してしまいますね。
それが不要共振です!

そこで、ボード下にインシュレーターを敷くことで1cm2あたり3.4kgの面圧がかかれば
どんな周波数、エネルギーであっても、その接点に対して不要共振ははるかに起こりにくいんです。

想像しただけでもどっちが音質に有利か、どなたでも分かってもらえると思います。

一度、ご愛用のSPで計算してみてください。
大体20グラム前後だと思います。

材質やダンピングなどの係数は全く関係ない、どなたにでも当てはまるお話ですので、セッティングの参考になれば幸いです(^・^)

ボードを直接床に敷いている方に、インシュレーターを使用することを強く奨めます!(^・^)

とりあえずは10円玉を6個か8個用意して面圧をかけて試してみてくださいネ♪