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おまけ タイガーラファール製作記 ダイジェスト版








ようこそ !
 趣味人(シュミット)の
   プラジェクトX(ばってん)へ!




事の始まりは、1枚の背面画像から。

ラファールのキレのあるシルエットに、ホワイトタイガーの鋭い眼光で睨みつける塗装がなされた2017タイガーミート参加機。

ロービジ塗装で海軍機特有のウェザリングに持っていこうとの当初の思惑から、トラ柄に眼だけが赤い特別塗装に挑戦してみたくなった。

[機体背面のマスキング]









全面マスキングは初挑戦。機体画像を1/48 サイズにコピー。模型をマスキングテープで覆い、型押し模様でザラついた表面のPPシートに一旦貼り直し、ライトテーブル上でトレースしたトラ柄をカッティング。
不要部分を剥ぎ、模型に貼り戻す時にマスキングがズレないよう、色の違うマステで二重貼り。貼り戻し位置が分かるよう、目印に翼形を書き入れておく。


[機体下面のマスキング]








貼り直しの要領を掴む為に、まずは下面から。PPシートから二重貼りのまま剥ぎ取り、ベースの白色を塗装した機体中心から貼り戻し、細部のマステを抑えつつ二重貼りのマステを剥いでいく。


[眼の赤色塗装→黒色塗装]









眼の赤色は付近のマスキングを剥いでしまわないよう粘着力が弱い壁紙用のマステを使い、塗り損ないが出ないよう眼の周囲を気持ち広めにカッティングして吹き付け。本来の目の大きさのマステを貼って全面黒色で吹き付け。



プラジェクトX(ばって〜ん♡)


全面マスキングに負けず劣らず、私には手に余るデカールの手描き。垂直尾翼には第11航空隊の[11F]をあしらったもの、機体下面中央にきばをむく虎と細かいレターを円に収めたもの。

[垂直尾翼のマーキング]



1/48 サイズに落とした実機の画像をクリアデカールに重ね、英数字の始点終点をニードルで突いて基準とした。
クリアデカールに赤→白→黒色の順で、面相筆で描く。鋭い4本の爪で機体外板を突き破り、赤色の部分が11Fに見える。



[機体下面のマーキング]





白色デカールに虎と文字を白抜きして手描き。
貼る時に5〜6片に割れてえらい目に遭う。


プラジェクトX(ばって〜ん♡)


組み立て説明書に沿って

チャート1〜6[コクピット]

チャート2[イジェクションシート]




シートベルトのモールドを削り落とし、鉛の帯材に置換。射出ハンドルは塗り分けではなく、黒色線材に黄色の細切りテープを巻いたもの。



チャート1[メインパネル/HUD]




クリアパーツにパールカラーの折り紙を貼り、パネルのモニター部はUVレジンで固めた。

チャート8[カナード]




全遊動式、左右同一角で作動するのでロッドで繋がっているが、機体貼り合わせと塗装のし易さから切り離し、後はめ込みにした。
後縁は薄く仕上げたので、裏面の歯状テクスチャが消失したが、表のテクスチャを写して切り出したマスキングでサフを厚塗りして復活させた。



チャート11[エアインテイク]






インテイクリップから30㍉くらいでダクト表現が終わっているので、プラペーパーを丸め、リップから続くダクトの深さをデッチアップ。余りみられたもんじゃないが、しっかり覗き込まないと判らないところなので、スカスカよりましで殆ど見えない。


チャート17〜28[メインギア/ノーズギア]


主脚取り付けの接着ポイントがパネルに隠れているので、そのパネルを切り離す事に。









切り離すパネルのラインに沿って裏からリューターで肉厚を落とした後、表からはエッチングソーと鋭角刃のカッターで切り離す。







オレオ部分はハンブロールエナメルのクロームシルバー。



主脚はタイヤを含め9パーツで出来ているので、脚柱は接着ポイントに仮留めして組み立てた。
タイヤ・ホイールも秀逸な作り。



チャート36[増槽]




「MARINE」のレターをミリゲージが印刷されたマステをガイドに細切りマステを貼り込みマスキング。





チャート38[ウィンドシールド/キャノピー]




細切りマステを貼り込む。四隅に直接カッターの刃を当てた他は、カッターの刃を切る位置に固定し、マステのほうを引っ張り上げてカットする事で、パーツは痛まない。吹き付け塗装は機体内部色→サフ→機体塗装色と重ね吹きする事で光の透過を抑え、プラスチック然とした見え方を防げる。

追加した自作のパーツ

[機体エアデータセンター]









1/800スケールの艦載機尾翼を使って、洋白線と合わせスクラッチ。駐機状態では重力でダレているが、拙作では水平気流方向に沿って接着固定している。



[ドクターリベットを使っての工作]

[眼のハイライト]




瞳の中の極小円は、ドクターリベットSW-005を使ってマステをカッティングして白色を抜いている。




[電子戦装置センサー]






センサーヘッドにあるリベット状のものを、ドクターリベットSW-001で再現。




[灯火類の反射板]





アルミ蒸着テープをドクターリベットSW-009で切り出し、クリアパーツの下に貼る事で、光の反射量を増やす事ができる。


プラジェクトX(ばって〜ん♡)


約40回に及んだブログアップをギュッと縮めてみました。語彙力の貧弱さにご理解頂けるかすぃんぱいですが、画像だけでも見てやって下さい。


プラジェクトX(ばって〜ん♡)





キットのデカールに製造年度が刷られている。
1998年のこの年に作った人もいれば、世紀を跨いで2020年にあらぬ塗装で仕上げる物好きもいる。プラモデルの強みは腐らない事。箱やデカールは傷んでも、どんがらのプラスチックはなんとでもなると安心していたら、作り手の私が朽ちていく。確実に。もう二度とラファールは作らないだろう。
歳を重ねていく手の中で組み上げていくキットとも一期一会。その工程を楽しみ、大切な時間・空間にしたい。



今日もご覧頂き
   ありがとうございました。m(_ _)m

  今回は この辺で ごきげんよう  (^o^)/

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