多少は調べましょうね的反応

たとえば「シンガポールで新幹線技術を売り込み」というニュースがあり。
…実際にこのニュース、半月ほど前に流れたものなんですけどね。

×「シンガポールにそんなもん走らせる場所ねーよ」
△「シンガポールって狭いよね…どこを走らせるつもりなのかな？」
○「マレーシアまで伸びる国際鉄道でも作るのかなぁ」

正解は「クアラルンプール～シンガポール間の高速鉄道計画」。
両国間の経済的な結びつきは強く、需要ありと判断されたのでしょう。

では

「なんでマレーシアじゃなくてシンガポールで売り込んだの？」

という疑問を持った人はいるのでしょうか。調べてみましたか？
こっちは「マレーシア国内でも PR イベント開催済み」が答え。
高速鉄道が通る予定の国両方で PR したのが片方だけ報じられたのです。
(シンガポール回だけ一般開放したので注目度が高かったようです)

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ちゃんと調べてみると、その辺に理不尽な動きは何一つなくて
「供給された情報が足りなかっただけ」だったことが分かります。
なのですが、供給された情報が全てだと勘違いした感じの反応が
Twitter あたりでまとまった数見受けられた…という話。

結果、的外れで拾いようがない反応が出来上がっちゃうのです。
国際鉄道への売り込みってどうなんだろう的な反応は読み応えあるのですが
山手線一周の高速鉄道について是非を問われたところで
そんなものを作る予定などないのでナンセンスな反応としか言えない…。

今日あんまり話を広げませんが、何かのヒントになるのではないかなと。
視界から漏れている事実が世の中たくさんあるかも。疑ってみよう。そんな話。