今日は、斜線制限で、北側の屋根が削られてしまい、
天井が斜めになってしまったところに収納を設けた実例をご紹介いたします。
東京23区内に建つ、3階建のお住まいです。それぞれ3階の北側にあたるクローゼット、収納です。
天井が斜めになってしまうことを専門的にはモヤ下がり(母屋下がり)と読んでいます。
ビルダーや建物の構造によっては、屋根を斜めにすることが難しく
容積率等に制限にまだ余裕があっても、斜めの部分をつぶしてしまって収納にもしないというケースがあるようです。
「あっちのハウスメーカーは、斜めのところを使ってもらえない。」などと、お客様から良く聞かされました。
東京都内で家を建築する場合は、スペースも限られておりますので、家の中の隅々まで、何かに使いたいと思うのが、建て主の方の心情ではないでしょうか。
使える部分を壁で塞いでしまうのはもったいですよね。
写真の棚は、斜めになって見えますが、写真うつりの関係です。ゆがんで見えるだけです。
棚はちゃんと水平に取り付けしています。
その下には洋服がかけられるように、ステンレスパイプを取り付けしています。
床には、24時間計画換気システムの排気口が見えます。
こちらはその収納があるお部屋です。
7.33帖の部屋に3.33帖のウオークインクローゼットを設計しています。
部屋の天井を屋根なり天井にしていますから解りにくいのですが、部屋の天井がすでに下がっています。
入り口のドアの高さが2mと少しですから、収納の扉の高さもそれと同じ高さのタイプを選んでいます。
そのすぐ上にスポットタイプの照明器具をライティングレールに取り付けしています。
クローゼット扉を開けたところです。
上部、中にも照明をつけています。
内部の天井は平らなところがないので、仕方がない、斜めの部分に器具を取り付けいたしました。
写真一番左側の壁の立ち上がりが約35cmです。
クローゼットに入ってすぐのところは、写真、右側、約2mのクローゼット扉より少し低いか、同じ仕上がり高さになっています。
次は、同じお住まいですが、廊下に設けた収納です。
廊下に設けましたので、誰でも使える収納と思ってください。
写真の右側のクローゼット扉の部分がそれです。
扉を開けてみたところ。
やっぱり、床に24時間換気システムの排気口をつけています。
収納に入って左側です。
こちらにも棚とパイプを取り付けしています。
予め取り付けしたパイプだけでは、場合によっては、用が足りないかと思いますので、キャスター付きのブティックハンガーを置いていただければと思います。
キャスター付きの引き出しでもいいですね。
右端の一番低いところは、先にご説明したクローゼットの北側ラインと同じ位置なので、高さ約35cmになっています。
厳密にいいますと、35cmの高さのその先を塞いでしまっているのですが、
大工さんが、釘を打てなくなる等、施工上の理由もあり、35cmの高さのところで止めてしまっています。
収納に入って右側です。
こちらは、天井に少し平らな部分ができたので、照明器具を平らなところに付けることができています。
posted by 野瀬有紀子
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