先週、水曜日の休みに石神井公園を散歩しました際に立ち寄ってみました、石神井公園 ふるさと文化館。
オープンしてまだ一年の施設です。
その敷地内に旧内田家住宅という古民家が移築されておりました。
平成19年まで、区内中村三丁目に建っていて 内田さんのおばあちゃんがお一人で住んでいらしたのだとか。
明治20年代の初めに建てられたそうです。築120年の長期優良住宅です。
関東大震災にも耐え抜いてきたようです。
平屋でしっかり造っておくことが地震の国にはあった家造りかもしれません。
係の女性が説明をしてくれました。
天井は薄暗かったのでちょっとぶれてしまいましたが、茅葺きの下地や梁組みはこのような感じです。
囲炉裏もあります。冬は火をおこしているかもしれません。
書院の建具の障子桟が手の込んだデザインになっていました。
欄間の透かし彫りもモダンです。
座敷の奥にテーブルが置いてあり、ここでお庭を眺めながらお弁当などを食べてもよいそうです。
やっぱり日本人です。座敷に座るとホッとします。
今度は是非お弁当持参で行こうと思います。
茅はもちろん新しいものに葺き変えており、これだけでも何千万と費用がかかったのではないでしょうか?
でもこういった貴重な建物は誰かが頑張って残してゆかないと、どんどんなくなってしまいます。
練馬区もよく移築し残してくれました。財政も大変だろうにと思います。
社長の野瀬が関心していたのは屋根垂木をささえているこの化粧丸太。
一本の木を丸太のまま使っています。
長さも長いです。4間位の長さでしょうか。
屋根は合掌ではなく寄棟造りになっています。
ちょっと遠くへ旅行した気分になりました。
posted by y.nose