面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

自力回復

2008年01月07日 | Weblog
 パソコンが自力回復した。暮れから酷使していたので、自分から休養を取ったのかも知れない。原稿用紙に戻ろうと、銀座の伊東屋に行って、ペンと大量のスペアインクを贖って帰宅し、何気にパソコンの電源を入れてみると、たちまち作動し始めた。恐々キーボードを叩いている。何時止まるか判らないので、取り合えず新人公演の脚本は原稿用紙に書く事にしよう。

 昼過ぎまで朝が明けきらぬような空模様だったが、少し降り始めてきた。中新の「てっぽう」で、昼食を摂り、橋のたもとの「ポポ」でコーヒーを飲んでいると、O氏から電話があり、「関谷」で待ち合わせた。今年の仕事予定は?と訊かれたので、アトリエ公演5回、新人公演1回、それに、ミュージカル1本と映画の脚本を1本やる予定だと答えた。

 アトリエ公演は僕の決断で出来るが、映画やミュージカルとなると希望だけで終わるかも知れない。それでも準備だけは怠らぬ様にしておきたい。個人的な仕事として、今年は小説を一冊発表したいと思っている。悩んでいる場合ではない。パソコンも自力回復したことだし、僕も自力でこの苦境から脱出しよう。今日は19時から日舞の稽古始めです。

桜吹雪のバスルーム

2008年01月07日 | Weblog
 千葉県は館山にあるリゾートホテル満開苑、支配人の名は袖ヶ浦素夫、メイドは印旛沼桜子、コック長が松戸さん、ボーイが成田くん、やってきた客もまた、千葉県の地名ばかり、映画界の巨匠木更津安二郎監督、助監督は夷隅研二、大女優大原景子に付き人習志野みどり、アクション俳優千葉俊一、大真面目で考えた名前なのに、皆どこか頼りない。この作品を書いた後、今度は一級河川名を並べた「沈まない船」という作品を書いた。稽古に入ると、俳優さんたちが役名で呼び合うことがある。一級河川の場合は、大井船長、信濃機関長、北上、天竜、最上さん、と、何となくそれらしいが、千葉の地名だと、気のせいか、僕には和んで聞こえる。印旛沼くん、袖ヶ浦さん、と、真剣に呼び合っても、微笑ましい。書いているうちに、登場人物たちがとても愛しく思えてきた記憶がある。タイトルの「桜吹雪のバスルーム」は劇中の木更津監督の最新作映画のタイトルでもある。その映画の内容は助監督さえも聞かされていないという問題作なのである。

 激しい稽古を重ねて、25日に皆様にお見せします。稽古の様子も時々お知らせしますのでお楽しみに。いよいよ、’8年も走り出しましたね。楽しい1年にしましょう。