アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ココロも温める音

2023-10-06 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「ココロも温める音」2005年に書いた旅雑文です。期間限定公開中。

 最高気温27度 

 10月の夜空に、まあるい月がぽっかりと浮かんでいます。

月光に蒼白く沈む庭から聞こえてくるのは、秋の虫の合唱。

今宵は、ベランダで焼酎片手に月見&月光浴です。

 

 少し冷えてきた空気の中、お湯割りショーチュー用の湯をわかす。

「家庭用ガスコンロで湯をわかすのは、なんだか味気ないなぁ・・・」

そう思った僕は、キャンプ用の小型ガソリンストーブを引っ張りだした。

シュコ、シュコ、シュコ。ポンピングし、燃料タンクに圧力をかけ、火力調節レバーをまわしライターで点火。

シュッー、ボッ!シュゴォーッー。強い火力で、すぐにお湯がわきはじめる。

夜の静かさの中に、シュゴォーッとストーブの低い燃焼音がひびく。

ストーブの火を止める、とあたりはふたたび静かさにつつまれた。

ストーブの燃焼音は、火を使える(温かな食事、飲み物にありつける)という安心感をもたらしてくれる。

「山、川、海、荒野」

自然のフィールドをひとり旅する時、その音に何度もココロも温められたものです。

 

 わおっ!!すげっ!!はぁーっ・・・。

夜空にかがやく無数の星、ほし、ホシ、☆・・・。

それは、お湯割りウイスキーを片手に、テントの外に出た時のデキゴト。

荒野にマットを敷き、ごろり寝ころんで、すばらしい天体ショーをボーゼンとながめた。

そこは「アウトバック」と呼ばれるオーストラリアの内陸荒野。

 

 ある時僕は、どでかい空と赤茶けた荒野の熱風大陸を、オフロードバイクで気ままに一人旅をしていた。

その日も足元の悪路(ガレ場や深い砂場のミックス)に苦戦し、

期間限定公開終了。続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。


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