運転手

昨日、ボコちゃんを保育園に迎えにいった。
新しい教室に戸惑いながらもなんとか無事に過ごしたようだった。

新しい教室の椅子や机も、今までよりは一回り大きい。
そんなちょっと大きめな椅子を、ボコちゃんは私に「力持ちでしょ！」とアピールするかのように運んでいた。
もう帰るというのに、椅子を縦に並べていって、いつも保育園でやっているバスごっこをしようとしているみたいだ。
こんな感じ。→bbbbbbbb

そこで、お友達のI君もやってきた。
私はI君のママと新しい体制の張り紙を見ながらちょっと話していた。

すると、何やらボコちゃんとI君がやり合い始めた様子。
どうやら、二人が運転手をやるんだといって譲らずにもめている。
けんかだ…。

私「じゃ、"ボコ"ちゃんは車掌さんにすれば？　『出発進行！』って言えるよ！」
こうなっちゃうともうダメ。
我々親のいうことも全く耳に入らず、二人で運転手をやると張り合っている。
ふ～む。
I君のママ「もう、あなたたちはどうしてそうなのかしら…。」
諦めかけたそのとき、
I君が突然椅子の後ろのほうに行くではないか！
I君が車掌さんをやってくれるのか？

違った。
彼は一番後ろの椅子をくるっと後ろ向きに並べ替え、後ろで運転手をしていたのだ。
こんな感じ。→dbbbbbbb

すご～い！！！
I君、頭いいぃ～！
彼は誰を不幸にすることもなく、自分の欲求を満たした。
感激のあまり何度も「頭いいぃ～！」と言ってしまった。

そして今朝ボコちゃんも、
ボコ「昨日、I君、頭いかった（よかった）ねぇ～。」
と言っていた。

あんたもけんかばかりしてないでそうなってくれ。