注文の多いお店やさん

今、実家。

先日、姉のところから甥っ子の使っていたおもちゃや絵本がたくさん届いた。
その中にレジが入っていて、ずっとそれで遊んでいるボコちゃん。

ボコ「いらっしゃい、いらっしゃい！　どうぞこちらに買い物に来てくださ～い。なくなっちゃいますよぉ～。もうなくなりますよぉ～。ここに買いに来てくださ～い。牛乳とかありますよぉ～。」

1人目の犠牲者は私の母。
母「牛乳はまだあるなぁ。バナナはありますか？」
ボコ「バナナはありますよぉ。」
母「いくらですか？」
ボコ「200円です。」
母「あれぇ。昨日は100円だったのに。」
ボコ「200円です。」
絶対にまけない。

2人目の犠牲者は私。
ボコ「ママぁ～、誰か買いに来てくださぁ～い。ママも！　200円で買ってくださぁ～い。」
なぜ、金額を指定される？
ボコ「お肉しかないですよぉ～。バナナはないですよぉ～。」
ネガティブなお店だ。
私「では、卵はありますか。卵を買います。」
ボコ「はい、牛乳もついてきますよぉ～。おまけももらえるよぉ～。はい、おまけは100円。」
おまけも買わなきゃならないのか。

ボコ「お店は店じまいになりまぁ～す。」

ボコ「また売りまぁ～す。買いに来てくださぁ～い。はい、皆さんここに来てくださぁ～い。誰もきてくれないんですけどぉ～。もう店じまいになってしまいますよぉ～。また売りますよぉ～。」

もう店じまいにしてほしい…。

さっきの犠牲者は私の父。
父「キャベツをください。」
ボコ「はい！900円です。」
父「それは高い。もっとまけてください。」
ボコ「900円です！」
絶対にまけないボコちゃん。
ボコ「では、お肉と牛乳と卵もつけます。」

押し売りだ…。


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