旧友の死

数日前に、遠方に住む旧友Sちゃんが、たまたま私に教えてくれた。
東京に住んでいた小学校時代の旧友Mちゃんの死を。

Mちゃんは約2年前、31歳になったばかりで亡くなった。
癌で。
彼女のブログが残っていたので、闘病記録などを見ると胸がつまる思いがした。

それで、昨日は何年ぶりかで、私ともその亡くなったMちゃんとも仲の良かったCちゃんを訪ねた。
CちゃんもMちゃんの実家の近くに住んでいながら知らなかったのだ。

Cちゃんと二人で花を買い、Mちゃんの実家を訪ねる。
2時間くらいMちゃんのお母様とお話して、晩年のMちゃんのことをいろいろと聞いた。
東大のドクターで、常に探究心を持ち研究に打ち込んでいた様子がよくわかった。
年に数回は、海外での学会にも行っていたとのこと。
研究室にはお付き合いしていた素敵な彼も。
小学校の頃から、目立つような子ではなかったのだが、意志が強く、芯が強く、信念を持っている子だった。

娘が苦しんでいる姿を前にして、母親として何もできない情けなさを感じたと、お母様はおっしゃる。

死がこんなに身近にあるとは、にわかに信じがたい。
早すぎる死に、悔しさなの悲しさなのか、言いえぬ気持ちが込み上げた。

Sちゃん教えてくれてありがとう。
Sちゃんのこと、Mちゃんのお母様も覚えていらしたよ。

（写真は関係ないけど清洲橋の写真。PHSで撮影）



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