初めてのお留守番

ボコちゃんが初めて一人でお留守番をした。

保育園からの帰り道、いつも寄っていたお惣菜屋さんに、なぜか最近寄らせてくれないボコちゃん。
んで、夕飯のおかずが足りなかったので、どうしても寄りたかった私。

帰り道に言い争いに負け、結局買わずに帰ってきた。
もういいや。ご飯と味噌汁だけでも…。
味噌汁は朝作ってあった。

んがしかし。

今度は家に着いてから、
ボコ「"ボコ"ちゃん、お留守番できるから、ママ行って！」
と言ってきかない。
そういえば、言い争っているときに、
私「じゃあ、もう一人でお留守番できるのね！　ママ一人で買いにいっちゃうからね！」
と言っていたんだ。
まさか…ね…。

姉のこんな記事があったんでね。
ちなみに、甥っ子2号はボコちゃんよりも約2年お兄ちゃん。
物騒な世の中でもあるしなぁ…。

悩んだ末に。

最近、家の鍵を開けられるようになったボコちゃんなので、
私「絶対に、外に出ちゃダメだからね！」
と言い聞かせて、一応は外に出てみた。

ドアの前で、どうしよう…と再び迷う私。
行ったフリをして、お惣菜が売り切れだから何も買わずに帰ってきたということに
しようか…。

部屋からは泣き声らしきものも聞こえてこない…。

ええい！

ということで、結局行っちゃった。
行ったら、ちょうど保育園帰りの親子と遭遇。
その親「あれ、"ボコ"ちゃんは？」
私「一人で留守番するって言うから置いてきちゃった。大丈夫かな？泣いてないかな？」
その親「この子（ボコちゃんよりも1学年上の年中さん）も一度留守番させたことある。本人がするって言うもんだから、大丈夫かなって思ったんだけど、やっぱり泣いてた。」

嗚呼。不安がよぎる。急いで帰る。

帰ってきたら、ボコちゃん何してたと思う？

うれしそうに、一人でお豆を食べていた。
台所の棚に置いてあった、節分であまったお豆。

私「あー！ママに黙って食べたねぇ～。他にも何か食べてない？」
ボコ「ボーロは食べてないよ！　だって"ボコ"ちゃん、とどかないでしょ。」
確かに、棚の上のほうに置いておいたから。
って、ボーロも狙ってたんかい？！

やっぱり…な。

私「お豆食べてないときは、何してたの？」
ボコ「"ボコ"ちゃん、あっち（台所）とこっち（居間）を行ったり来たりしてたの！」

やっぱり、台所の棚にあるボーロを狙ってたんだな…。
きっと、居間に置いてある椅子を台所の棚に持ってこうと考えていたに違いない。
いや、持っていって、椅子にのっかってもとどかなかったのかもしれない。

あっぶねぇ～。

初めてのお留守番、12分。



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