金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 最強2歳牝馬登場 アルテミスステークス!

2019-10-26 08:28:04 | 競馬

 今日の府中、アルテミスステークスに最強2歳牝馬リアアメリアが登場いたします。

 前回の6月1日の新馬戦では、持ったまんまで8馬身差の楽勝。本気で走っていませんでしたので、さすがに今回は真剣に走るところが見れると思います。出走する各馬も好メンバーが揃っています。同じディープ産駒のサンクチュエールや、キズナ産駒でデビューから2連勝中のルーチェデラヴィタ、同じくデビューから2連勝中のワールドエース産駒オータムレッドなど、素質馬が揃いました。

 これだけのメンバーが揃えば、ここの勝ち馬が12月の阪神JFの最有力馬として、新潟2歳を勝ったウーマンズハートを迎え撃つ図式になりますね。今日のアルテミスステークス、とんでもないパフォーマンスが見れる予感がいたします。

 来年の牝馬クラシックを占う意味で、見逃せない一戦だと思います。


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【金融】 深圳恐るべし! そのスピード感は、まるで日本の戦国時代・・

2019-10-25 07:33:43 | 金融マーケット

 先週の広州・深圳への出張で最もショックだったのは、変化のスピード感です。今日はそのテーマを少しお話いたします。

 日本やアメリカでは、3年から4年かかる変化を、おそらく深圳では1年から1年半で実現してしまっています。それは建設現場や法律改正のスピードだけでなく、人材のリクルートや、新たな技術の開発、あるいはスタートアップ企業の新陳代謝など、国や地域があらゆる手段とお金、さらには強権を発動して、圧倒的なスピード感を醸成しているということです。

 この原動力は数多くの事象の融合体なのですが、そのうち最も大きな影響力を及ぼしている背景には以下の事実があります。広州・深圳が存る広東省は、人口8000万人で、GDPは全中国の約1/4の経済圏なので、習国家主席の次を担う人物が総責任を負っている地域です。したがって、この地域の成長の実現には、国の命運とともに、次の国家主席の 命運が懸かったテーマとなっているのです。

 ということで、中国からアメリカなどに留学して、海外に渡っていった才能あふれる人物たちを、また深圳地区に集める工夫が数多く施されています。それらの原資は国・省・市・区の予算であり、公的資金を集中投下して実行しています。日本やアメリカでは、経済合理性がないと思われるところまで設備投資が行き届いていることから、とにかく世界中に散らばった才能が一気に集まってきています。

 このやり方は、日本で言えば、戦国時代に信長や秀吉が、例えば安土城を2年で造ったとか、京都の聚楽第を1年で完成させたとか、という世界と同じで、圧倒的な経済力と、数多くの労働者の犠牲によって成り立つ世界です。驚異的なトップダウン経済によってのみ、実現できる空間なのです。もちろん、こういうやり方は長く持たないのですが、その間に、天下を取ってしまえば、過去の矛盾を帳消しにできる利益・利権・領土を得ることが出来て、それを狙った戦術ということが言えます。

 民主主義による資本主義が勝つのか? それとも国家資本主義の方が勝つのか? どっち? 

と、中国から問いかけられた1週間でした。本件は、また別の機会にお話をしたいと思います。


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【雑感】 プロ野球 特にセ・リーグの野球は長過ぎる!

2019-10-24 07:17:51 | 雑感

 日本シリーズもあっという間に終わってしまいました。本日は、プロ野球に対する苦言、特にセ・リーグへの苦言を少し述べたいと思います。

 実は火曜日の10月22日の夜に、日本シリーズ第三戦のチケットを貰って、東京ドームへ観に行っておりました。試合の方は、ソフトバンクの圧勝だったのですが、試合結果云々よりも、パ・リーグとセ・リーグの野球の違いや、W杯で盛り上がったラグビーとの比較で、気が付いたところは‥。


 まず、試合時間が長過ぎます。延長戦でもないのに、試合終了までがほぼ4時間。夕方6時15分から始まって、終わったのが10時過ぎ。ここから家に帰ると、多くの方の帰宅時間は11時から12時。これはもう、小学生・中学生を連れていけるイベントではありません。

 試合が長い原因の殆ど全てが、ジャイアンツのピッチャーの投げるテンポが遅いこと。ホークスのピッチャーは皆、テンポよくガンガン、ストライクを取りに来て、あっという間に打者を追い込んで、ストラックアウト、チェンジ!となります。時々、カツーンとホームランを浴びますが、ランナーを溜めないので大怪我をしない。一方のジャイアンツは、たらたらボールから入る上に、インターバルがやたら長く、球数が多くなり、結局はファーボールを連発させて、味方の野手の勢いまで削いでしまう始末。(特に、S村投手は酷かった‥)

 ちなみに、ラグビーだと、ハーフタイムを入れても、試合開始から終了までが、正味2時間と少し。夕方6時スタートでも、8時にスタジアムを出れますので、小さなお子様でも安心して連れていけます。これはサッカーのJリーグも一緒。

 そろそろ、プロ野球は考え直さないと駄目かもしれません。特に、人気も実力もパ・リーグに差をつけられ始めたセ・リーグは、すでにお尻に火が点いていると思います。


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【将棋】 藤井聡太七段が圧勝 王将戦リーグ

2019-10-23 07:06:36 | 将棋

 10月21日に行われた王将戦の挑戦者決定リーグ、藤井聡太七段が羽生永世七冠に圧勝してしまいました。

 序盤からのリードを、慌てず、騒がず、踏み込んで広げ続けて、最後まで相手にペースを渡さずに勝つという、会心の勝利でした。負けが見えた時の羽生さんの落胆ぶりが気の毒になる程、羽生さんには良いところなし、藤井聡太七段からは見れば「圧勝!」という内容でした。

 これで王将戦リーグは3勝1敗。あと残りは2戦。久保前王将と広瀬竜王です。簡単な相手ではありませんが、挑戦権を得るためには2連勝が必要だと思います。ひょっとすると、ひょっとするかもしれません。

 予想よりも早く、藤井聡太による天下布武ロードがスタートするかもしれません。


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【競馬】 2019年最大の競馬イベント、天皇賞秋!

2019-10-22 06:59:07 | 競馬

 今週の日曜日に、東京競馬場で天皇賞秋が開催されます。おそらく、2019年の日本競馬界で、最強馬は誰かを決めるレースとなります。

 ダノンキングリーがマイルチャンピオンシップへ直行したのは残念ですが、少なくとも、今考えられるベストメンバーが集まりました。もちろん、人気は現役最強馬アーモンドアイと、3歳最強を叫ぶサートゥルナーリアに集まると思いますが、アエロリットがつくる淀みないハイペースが前提となるだけに、スピードと切れ味の究極の勝負が、府中2000mで繰り広げられると思います。

 世界中が注目する2000mのスーパーレースですが、自分が注目しているのはダノンプレミアムの動向です。ダノン陣営からすれば、ダノンキングリーにも大きなチャンスがあったレースなのですが、キングリーにマイルCへ直行させたところに、陣営によるプレミアムへの期待と覚悟を、ひしひしと感じざるを得ないところでありました。

 安田記念は、今でも残念な、スタート時の妨害が全てを台無しにしたレースでしたが、プレミアムとアーモンドアイが本気で走ったら、どんな凄まじいレースが繰り広げられるのか、今度こそ見逃せないと考えています。しかも、そこにサートゥルナーリアが参加して、4歳勢をまとめて潰して、現役最強を名乗ろうとしているところも興味深い。

 とにもかくにも、今週末は台風に邪魔されない、スーパー2000mを期待したいと思います。

 


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