金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 凱旋門賞2019を振り返る

2019-10-07 07:21:21 | 競馬

 前日から降り続く雨の影響で、不良馬場に近い重馬場での凱旋門賞となりました。大本命馬エネイブルが先行する展開となったので、前半から淀みのない厳しいペースが続き、最後は消耗戦の体力勝負の闘いとなりましたが、ヴァルドガイストが先に抜け出したエネイブルを差し切って、昨年の雪辱を果たしました。

 例年にも増して、スタミナとスピードの持続力を試されるレースとなりましたので、今の日本馬には最も厳しい展開となりました。先行から消耗戦勝負に出たフィエールマンは直線の入り口で力尽き、後方から直線一気を狙ったブラストワンピースは良いところなくズルズル後退、またキセキは最後まで頑張り続けたものの、勝負に参加しないままの7着となり、総じて日本勢は惨敗という結果でした。

 それにしても、ますますヨーロッパと日本の馬場差が大きくなり過ぎた気がいたします。同じ競馬と言っても、まるで別競技のようです。ドバイや香港、場合によってはアメリカでの日本馬の活躍は計算できますが、ヨーロッパ、特に凱旋門賞での戦い方はいったん全てをクリアしないと前に進めない気がいたします。調教方法や滞在期間を見直さないといけませんが、それだけのコストと手間をかける意義が本当にあるのか、少し疑問になってきました。

 今回の敗戦は、ジャスタウエイ・ゴールドシップ・ハープスターで臨んだ時以来のショックを受けています。


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