金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 凱旋門賞への挑戦 50年の歴史

2019-10-04 07:25:10 | 競馬

 いよいよ今週の日曜日、フランスのロンシャン競馬場で凱旋門賞が開催されます。少し早いですが、本日は凱旋門賞を話題にしたいと思います。

 今から50年前、1969年の凱旋門賞に、日本馬として初めてスピードシンボリが挑戦いたしました。故和田共弘オーナーと故野平祐二騎手・調教師の挑戦でもありました。20年前の1999年には、エルコンドルパサーが惜しい2着となりました。その時の勝ち馬は、欧州で名種牡馬となったモンジューというスーパースターでした。

 その後、2006年にはディープインパクトが、当時の世界1位・2位のハリケーンランとシロッコを力でねじ伏せたものの、後方からのチョイ差しに敗れました(正式には3着入線後の失格)。最も勝利に近づいたのは、オルフェーヴルとキズナで参戦した2013年。絶好調のオルフェーヴルとキズナでも、2着と4着という結果に、「どうすれば勝てるのか!?」と競馬サークル全員が頭を抱えました。

 それでも、「挑戦し続けることが勝利への最短の近道」と信じて、毎年トップホースがフランスに渡り続けているのです。

 今年は、残念ながらアーモンドアイという日本の最強馬の参戦がなりませんでしたが、フィエールマン・ブラストワンピース・キセキという布陣は決して悪くはありません。世界最強馬エネイブルにも、対抗しうる布陣だと信じています。

 キセキには思い切った「離し逃げ」を、ブラストワンピースには「エネイブルとのデッドヒート」を、フィエールマンには「中段からの鮮やかな差し切り」を、それぞれが他の日本馬の役割を信じて、自分の道に徹するレースを期待したいと思います。

 ガンバレ、日本!


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