金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 ホープフルステークス

2021-12-29 07:17:22 | 競馬

 昨日、中山で行われた2歳GⅠのホープフルS勝ったのは、ディープインパクト産駒キラーアビリティ。好スタートから3番手を確保、道中もスムースな競馬が出来ていました。前半1000mが1分0秒2で、後半1000mが1分0秒4ですから、淀みのないスタミナ勝負、そして前々にいた馬が有利になる展開でした。キラーアビリティは、直線に入って早めに先頭に立って、5番手から差してきたCデムーロ騎手のディープインパクト産駒ジャスティンパレスの追い上げも許さず、1馬身1/2差で完勝。それにしても、横山武史騎手の勢いが止まりません。今日も完璧な騎乗でしたし、来年もこの馬で、クラシックの主役を張っていくのでしょう。

 2着のジャスティンパレスも、ほぼ理想的なレースが出来ました。勝ち馬との差は、4コーナーまでの位置の差。まだまだ逆転は可能だと思います。3着のモーリス産駒ラーグルフは、位置取りは2着馬と同じでしたので、着差は最後の切れ味の差4着のハーツクライ産駒フィデルは、不利な後方からの追込みによるものであり、この馬は広い東京で楽しみな存在5着のハーツクライ産駒ボーンディスウェイは、厳しい流れの2番手追走からの粘りでしたので、地力を見せた5着と言えます。

 1番人気のコマンドラインは12着。スタートで後手を踏み、今日のルメール騎手は後方から差す競馬を選択しました。しかし、この結果ですので、やはりこの馬は、先行して力を発揮するタイプなのでしょう。またマイルの方が合っているのだと思います。

 ちなみに、朝日杯組との比較では、朝日杯3着のダノンスコーピオンが、ここの勝ち馬キラーアビリティに萩Sで勝っていますから、全体レベルは朝日杯がやや上に思えます。朝日杯の上位5頭と、ホープフルの上位2頭、それに東京スポーツ杯を勝ったイクイノックスを加えて、今年の2歳牡馬のトップ8という評価で良いかなと思います。

 

 ところで、2歳リーディングサイヤー争いは、この最後の最後で、ディープインパクトがエピファネイアを大逆転した模様。ディープインパクトにとっては、実質ラストクロップ世代ですが、最後までトップを譲らないところは、さすがだと思います


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