金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 中山金杯・京都金杯・シンザン記念・フェアリーS

2024-01-09 02:27:06 | 競馬

 まずは京都金杯勝ったのは、ジャスタウェイ産駒コレペティトール7番手追走で脚を溜めます。逃げたドルチェモアの前半3ハロンのラップは33秒7と平均ペースに。直線に入るとまず、2番手からシルバーステート産駒セッションが先頭に立ちます。ここに外からイスラボニータ産駒トゥードジボン、最内を突いてコレペティトールの2頭が襲い掛かりますが、コレペティトールが抜け出して1/2馬身差で勝利。良の勝ちタイムは1分33秒8。2着にはセッション、アタマ差の3着にトゥードジボン。大外18番枠だったアヴェラーレは、強い内容でしたが惜しくも4着

 勝ったコレペティトールは嬉しい重賞初勝利開幕週の内枠が有利だったことはありますが、4歳で本格化したことが勝因。今年の活躍が楽しみです。

 2着セッションはまたまた惜しい重賞2着それでも地力の高さを示しましたので、2024年は今年こその1年になると思います。3着トゥードジボンは勝ち馬同様、開幕週の内枠を活かした内容でしたが、本格化した力を示したことは確か。この馬にも期待しましょう。

 

 

 そして中山金杯勝ったのは、シルバーステート産駒の5歳牡馬リカンカブール好スタートから3番手追走へ。逃げたゴールデンハインドの前半1000mのラップは1分0秒5とややスローの展開に。直線に入るとまず、2番手からボーンディスウェイが先頭に立ちますが、その外からリカンカブールが抜け出します。中団からキングカメハメハ産駒ククナが鋭く迫りますが、これに1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分58秒9。2着ククナからクビ差の3着には、4番手から差してきたスクリーンヒーロー産駒マイネルクリソーラ

 リカンカブールは嬉しい重賞初勝利2歳時から素質の高さは認められていたものの、気性の若さが出世を妨げていました昨年の4歳時にようやく本格化、そして5歳で重賞勝利となりました。ここからの活躍も楽しみになりました。

 2着のククナも、さすがの2着若い頃から注目されていた良血馬ですが、あと一歩のところで重賞未勝利今回も惜しい敗戦ではありますが、地力の高さを示す内容でした。3着のマイネルクリソーラも遅咲きの5歳馬それでも、このメンバー相手に3着はさすが。今年の活躍を期待したいと思います。

 

 

 次はフェアリーS勝ったのは、エピファネイア産駒イフェイオン好スタートから4番手追走へ。逃げたキャットファイトの前半3ハロンのラップは34秒7とややスローペースに。直線に入ると、馬場の中央からイフェイオンが抜け出して、そのまま押し切りを図ります。外からドレフォン産駒マスクオールウィン、内側からドゥラメンテ産駒ラヴスコールが襲い掛かりますが、これにクビ差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分34秒0。2着にはマスクオールウィン、クビ差の3着にラヴスコール。さらにクビ差の4着には、中団から外を差してきた1番人気のスティールブルー

 勝ったイフェイオンは、前走の未勝利から2連勝で重賞初制覇13番枠から上手く4番手の位置を取れたことが勝因切れ味は乏しいものの、並んでも抜かさない勝負根性が持ち味

 2着のマスクオールウィンは、スローペースを最後方から大外を回しての2着なので、最も強い内容でした。さすが2023年の伝説の新馬戦(ボンドガールが勝った6月4日の東京1600m新馬戦)の4着馬。次もマイル以下ならば狙えます。3着のラヴスコールは、最短距離の最内を突いた横山武騎手のファイン騎乗が光りました。

 3番人気で7着に敗れたテリオスサラは、スタートで大きく出遅れながら、大外を回して鋭い差し脚を見せていました。今回で人気が落ちるようならば、次走は狙い目だと思います。

 

 

 ラストはシンザン記念勝ったのは、パレスマリス産駒ノーブルロジャー中団待機で脚を溜めます。逃げたゼルトザームの前半3ハロンのラップは34秒3と平均ペースに。直線に入ると、逃げ粘るゼルトザームを目掛けて、大外からノーブルロジャーが豪快に突き抜けます。そのまま後続に1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒5。2着には、4番手から差してきた1番人気のダイワメジャー産駒エコロブルーム、アタマ差の3着には最後方から追い込んできたドレフォン産駒ウォーターリヒト、さらに1/2馬身差の4着には、4番手からキズナ産駒ラーンザロープス

 勝ったノーブルロジャーは、新馬から2連勝で重賞初制覇新馬戦同様に、鋭い切れ味で勝ち切りました。それにしても、パレスマリス産駒は、朝日杯FSを勝ったジャンタルマンタルが重賞を2つ勝利しており、これで3歳世代の産駒は数頭しかいないにも関わらず、すでに重賞を3勝。またパレスマリスの兄弟には、天皇賞春を勝ったジャスティンパレスがいて、日本の馬場適性が抜群であることは証明済。今年からダーレ―・ジャパンでの繋養が決まっていますが、種牡馬パレスマリスの大ブームが起こることは必至であります。

 2着エコロブルームも、好レースセンスを見せてくれました。次も楽しみで狙えます。3着ウォーターリヒトは、2000mからマイルに距離を縮めても強さを見せてくれました。この馬も次走狙い目だと思います。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする