金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 日経新春杯・京成杯・愛知杯

2024-01-15 02:23:56 | 競馬

 まずは小倉の愛知杯勝ったのは、4歳牝馬のミッキーロケット産駒ミッキーゴージャス後方待機で脚を溜めます。逃げたグランスラムアスクの前半1000mのラップは57秒4とかなりのハイペースに。ミッキーゴージャスは3コーナー手前からマクリ気味に前に進出、直線入ると早めに先頭に立ちます。そのまま後続を突き放して抜け出しますが、外からキングカメハメハ産駒タガノパッションが迫ります。これに1/2馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分57秒9。2着タガノパッションから3/4馬身差の3着には、4番手からイスラボニータ産駒コスタボニータ

 勝ったミッキーゴージャスは、3連勝で嬉しい重賞初勝利母は牝馬二冠馬ミッキークィーンの良血で、4歳で本格化しました。今年は牝馬GⅠだけでなく、牡馬と混じっても活躍しそうな予感がします。

 2着タガノパッションは、前走ダートから芝に戻って好走。芝でもダートでも1800~2000mで活躍が期待できそう。3着コスタボニータは、3回目の重賞3着切れ味不足が勝ち切れない原因ですが、地力の高さは折り紙付きですので、時計がかかる馬場になればチャンスとなりますので、追いかけてみる価値あり。

 

 

 次は京都の日経新春杯勝ったのは、エピファネイア産駒の5歳牡馬ブローザホーン中団待機で脚を溜めます。逃げたディアスティマの前半1000mのラップは58秒3とかなりのハイペースに。直線に入ると、サトノダイヤモンド産駒サトノグランツとハーツクライ産駒ハーツコンチェルトの2頭が先頭に遭って競り合いになります。これを最内からキズナ産駒サヴォーナ、大外からブローザホーンが交わして、そのうちブローザホーンが1馬身抜け出して快勝。良の勝ちタイムは2分23秒7。2着サヴォーナから1馬身1/4差の3着にはサトノグランツ、さらに1馬身1/2差の4着にハーツコンチェルト

 勝ったブローザホーンは、嬉しい重賞初勝利今の京都の重い馬場に対する適性の差で勝利を掴み取りました。これからも雨で馬場が重い時や、北海道の洋芝あたりで活躍が期待できそう。

 2着のサヴォーナも重い馬場に適性があるところを見せてくれました。3着のサトノグランツは、逆にもう少し馬場が固く回復していたら、そのまま押し切っていたと思います。4着ハーツコンチェルトも同様で、馬場に泣いた組でした。

 

 

 そして中山の京成杯勝ったのは、エピファネイア産駒ダノンデサイル好スタートから5番手追走へ。逃げたアスクナイスショーの前半1000mのラップは1分0秒7とほぼ平均ペース。直線に入るとまず、2番手にいたゴールドシップ産駒コスモブッドレアと、3番手にいたウインバリアシオン産駒ハヤテノフクノスケの2頭が先頭に立って競り合います。その外側から、ダノンデサイルとスワーヴリチャード産駒アーバンシックが猛然と追い込んできて、ダノンデサイルが前を交わして3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは2分0秒5。2着にはアーバンシック、クビ差の3着にはコスモブッドレア、さらに1/2馬身差の4着にハヤテノフクノスケ

 勝ったダノンデサイルは、嬉しい重賞初勝利でクラシック路線に名乗りをあげました。中山適性は高く、皐月賞の有力候補となりました。

 2着のアーバンシックもレースセンスの高さを見せてくれました。このあとは再度重賞レースにチャレンジしてくると思いますが、次走も注目です。3着のコスモブッドレアは中山だからこその馬に見えました。府中や阪神外回りだと苦戦しそう。

 

 


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