金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【伝説】株主総会シーズン 老人用の紙オムツが密かに売れる季節!

2019-05-04 04:54:12 | 伝説

 伝説シリーズ第3回です。そろそろ本格的な株主総会の季節がやって参ります。業績も悪くなく、スキャンダルもない企業は平穏な株主総会を迎えることになりますが、そうではない企業、すなわち、総会が荒れそうな企業にとっては憂鬱な季節となります。

 もちろん、さまざまな株主に対して、誠心誠意応対するしかなく、今後の立て直しを信じてもらうように、丁寧な説明をしていくことが重要なのですが、問題なのは時間の長さなのです。通常の場合、業務の状況説明や議案の説明、株主からの質疑(5~10くらい)で凡そ2時間くらい。しかし、壇上に立つ多くの男性役員は60歳前後のケースが多いため軒並みオシッコが近い訳です(ちなみに女性役員は我慢が効きます)。2時間というのは、60歳超のオジサンにとって、けっこうギリギリ我慢ができる時間と言えます。

 しかし、少し前になりますが、震災後の某電力会社の株主総会や、システムトラブルの後の某メガバンクの株主総会は、5時間超、6時間超というのが当たり前でした。もちろん、途中で休憩時間を設けますが、少なくとも会社が糾弾されているときに「ちょっとトイレへ」という訳にはいきません。たまに目眩で倒れる取締役が出ることがありますが、十中八九オシッコが我慢できなくなって失神する訳です。そこで大活躍するのが「老人向けの紙オムツ」。しかも、なるべく吸水力が抜群なヤツ。2回分くらいは余裕で給水してくれるヤツであれば、5時間や6時間でも大丈夫です。

 不祥事案件があった企業は、まずはじめに全員が起立して「申し訳ありませんでした!」とお詫びをしますが、その時にはぜひ、壇上の役員たちのズボンの辺りをご注目下さい。妙に、ゴワゴワして膨らんでいる人が多いと思います。

 株主総会には紙オムツ、今や必須アイテムとして無くてはならないものとなっております。


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