金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【伝説】昭和53年の夏、ピッチピチのジーンズが流行っていました!

2019-05-03 05:18:28 | 伝説

 本日は伝説シリーズの第2回目。自分が高校生の時のお話をします。ちなみに、今回は伝説というよりはリアルに実際あった話です。

 私が通っていた高校には制服がなかったため、皆、学校内でも自由な私服生活を楽しんでいました。特にその頃流行っていたのがジーンズ。ジョン・デンバーの「Sunshine on My Shoulders」という曲をCMに使ったビッグ・ジョンという日本ブランドのジーンズ(当時はGパンと呼んでいました)が人気で、男子の8割はそのGパンだった気がします。

 そしてその中でも特に人気だったのが、身体のラインをきれいに見せるピッチリしたパンツで、しかもアメリカのモデルたちは下着をつけずに直かに穿くのが流行りでした。下着をつけないことで、より鮮明に身体のラインを綺麗に見せるというコンセプトです。

 そうした海外の流行に敏感な奴で、あまり頭の良くない友人が一人おりました(しかも金持ち!)。皆が穿いているビッグ・ジョン製ではなく、何と本家本元アメリカのLevi Strauss製のピッチピチパンツを穿いてきて、朝から自慢しっぱなし。「これアメリカのリーバイスだぜ! 夏休みにニューヨークへ行って買ってきたヤツ。ブルック・シールズが穿いてるのと同じデザイン。もちろん、下着も着けずに穿いているのさ!」

 顔が猿そっくりなくせに、確かにジーンズは本物で恰好が良いので、非常に羨ましくもあり、ちょっと悔しくなって「猿の惑星のコーネリアスみたいだな」と小さな声で悪態をついたりしていた直後に、まさかあんな奇跡が起こるとは思ってもみませんでした。

先生「ハイ、皆さんおはようございます。前から言っていたとおり、1時間目は身体検査です。男子は下着だけになって、隣の保健室に移動して下さい!」

 コーネリアス君は、ちなみにその後40年間、クラス会の都度、この話題で笑いを独り占めしております。

 


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