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メヒコに来るまではまったく知らなかった絵ですが、知ってから「一度は見てみたい」と思っていたディエゴ・リベラのある絵をやっと見てきました。ガイドブック等では何度も見ていたんですけれどね。Museo Mural diego Rivera(ディエゴ・リベラ壁画館)は、アラメダ公園の横にあります。
可動式壁画(リベラが研究開発したそうです)だとか!
タイトルは『アラメダ公園の日曜の午後の夢』。
この絵、こ~んなに大きいんですよ!
4.175×15.670mもあるんだそうです。重さは35トンて書いてあったけど、そんなに重いのかなぁ・・・
拡大クリックして、見てください。大きすぎて、端っこの方はフレームに納まりきりませんでした。
Crick
こういう、人物がごちゃごちゃと(失礼!)描かれている絵って、ついじっくり人間観察をしたくなってしまいます。
しかしその前に、なんと言っても一番有名なのはこのパートです!
ご存知の方には有名すぎるほどですが、この少年、ディエゴが自分自身を子供化して描いた人物なんですよ。人物の説明書きには「ディエゴ・リベラのセルフポートレイト。メキシコの典型的なイメージの骸骨“カラベラ・カトリーナ”と手をつないでいる;理想の愛・未来の妻の白昼夢を見ている」ってな感じの事が書かれています。
その未来の妻、フリーダ・カーロが後ろに描かれていますよね。フリーダの(向かって)左隣がホセ・マルティかな。。。
そうなんです、このパート以外にも、メキシコで有名な歴史人物が沢山描かれているんです。
言わずもがな、先住民で初めて大統領になったベニート・フアレス。20ペソ札には彼の顔が印刷されています。
こちらの女性は、以前紹介した200ペソ札の人物“ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス(お札にはJUANA DE ASBAJEと書かれていますが、アスバヘはお父さんの苗字らしいです。)
他にも有名人物が沢山描かれているんですが、ここでは割愛
架空の人物を見ているだけでも、十分楽しめます。
下のほうの少年に注目!まさに今、泥棒をはたらこうとしている瞬間。説明書きにも「A small-time thief」のタイトルと説明が少々。
その他の人物も、全員ではないですが
「眠っている老人;○○だった時代を夢見ている」などと、説明が書かれています。
そしてこちらの少年。写真を撮った時は、ただ単に「あ、トルータを食べてる」という理由だけで撮影。しかし、後で説明書きを見てみると・・・(写真に撮って、家でゆっくり読んだ)
これもディエゴ・リベラのセルフ・ポートレイトだとか!こちらのデェエゴ青年は、「トルータを食べるMidd class boy;彼の妻と娘と孫を夢見ている」のだとか。
当然ながら、手前の三つ編みの女性は「Mexican“Tortas”vendor (メキシコのトルータ売り);ミドルクラスの少年や、学生にトルータを売っている」のだそう。
う~ん、なかなか面白いです
この絵はもともとはプラザ・ホテルのレストラン内に展示されていたのを、移動したんだとか。この壁画館は、この絵を飾るためだけにわざわざ建てられたそうですよ。どうりでこの絵しかないはず・・・(正確にはもう1枚あったけど。主人は、「以前来た時は2階にも行かれた」と言っていましたが、今日は2階には入れず、この絵と、もう1枚他の絵しか見られなかった)
以下ガイドブック引用『当初壁画のなかに「神は存在しない」とリベラが書き、そのおかげで大論争になったいわく付きの壁画』
(地球の歩き方 メキシコ’04~’05より引用)
なるほどね。。。
帰る前に見に行かれて良かった
こちらも今週のAB-ROAD記事(4月25日更新)
パッと見お洒落なカフェテリア。中に入ってみると・・・。『el pendulo』でホッと一息
最新ファッションをチェックするならココ!“antarapolanco” (4月23日更新)過去記事も含めたページ
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この絵はがきは、日本で展覧会が開かれたとき、買いました。
もう、使ってしまったのかな。
メキシコの壁画運動や、絵で知らせる地下鉄の駅のしるしにも表される、識字教育。
見ればわかるすごさがありますよね。
今は、記念館があるんですね。
この絵、なんだかとても惹かれますよね!
正直、帰国間近になった今日この頃。「ソカロ付近まで行くの面倒だな。別に見なくてもいいか・・・」なんて考え始めていたんです。
でも今は、「やっぱり観に行ってよかった!」と心底思っています。