NANAOのメヒコ生活記

この歳でメキシコに住むなんて一大イベントが私の人生に用意されていたなんて、人生何が起こるかまだまだ分からん・・・

ずっと見たかった絵!

2008-04-27 13:26:58 | メキシコ生活記

メヒコに来るまではまったく知らなかった絵ですが、知ってから「一度は見てみたい」と思っていたディエゴ・リベラのある絵をやっと見てきました。ガイドブック等では何度も見ていたんですけれどね。Museo Mural diego Rivera(ディエゴ・リベラ壁画館)は、アラメダ公園の横にあります。

可動式壁画(リベラが研究開発したそうです)だとか!
タイトルは『アラメダ公園の日曜の午後の夢』
    
この絵、こ~んなに大きいんですよ!
4.175×15.670mもあるんだそうです。重さは35トンて書いてあったけど、そんなに重いのかなぁ・・・

拡大クリックして、見てください。大きすぎて、端っこの方はフレームに納まりきりませんでした。
  Crick
 

こういう、人物がごちゃごちゃと(失礼!)描かれている絵って、ついじっくり人間観察をしたくなってしまいます。
しかしその前に、なんと言っても一番有名なのはこのパートです!
     
ご存知の方には有名すぎるほどですが、この少年、ディエゴが自分自身を子供化して描いた人物なんですよ。人物の説明書きには「ディエゴ・リベラのセルフポートレイト。メキシコの典型的なイメージの骸骨“カラベラ・カトリーナ”と手をつないでいる;理想の愛・未来の妻の白昼夢を見ている」ってな感じの事が書かれています。

その未来の妻、フリーダ・カーロが後ろに描かれていますよね。フリーダの(向かって)左隣がホセ・マルティかな。。。
そうなんです、このパート以外にも、メキシコで有名な歴史人物が沢山描かれているんです。

       
言わずもがな、先住民で初めて大統領になったベニート・フアレス。20ペソ札には彼の顔が印刷されています。

   
こちらの女性は、以前紹介した
200ペソ札の人物“ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス(お札にはJUANA DE ASBAJEと書かれていますが、アスバヘはお父さんの苗字らしいです。)
   

他にも有名人物が沢山描かれているんですが、ここでは割愛

架空の人物を見ているだけでも、十分楽しめます。
           
下のほうの少年に注目!まさに今、泥棒をはたらこうとしている瞬間。説明書きにも「A small-time thief」のタイトルと説明が少々。

その他の人物も、全員ではないですが
「眠っている老人;○○だった時代を夢見ている」などと、説明が書かれています。


そしてこちらの少年。写真を撮った時は、ただ単に「あ、
トルータを食べてる」という理由だけで撮影。しかし、後で説明書きを見てみると・・・(写真に撮って、家でゆっくり読んだ)
      
これもディエゴ・リベラのセルフ・ポートレイトだとか!こちらのデェエゴ青年は、「
トルータを食べるMidd class boy;彼の妻と娘と孫を夢見ている」のだとか。
当然ながら、手前の三つ編みの女性は「Mexican“Tortas”vendor (メキシコのトルータ売り);ミドルクラスの少年や、学生にトルータを売っている」のだそう。

う~ん、なかなか面白いです

この絵はもともとはプラザ・ホテルのレストラン内に展示されていたのを、移動したんだとか。この壁画館は、この絵を飾るためだけにわざわざ建てられたそうですよ。どうりでこの絵しかないはず・・・(正確にはもう1枚あったけど。主人は、「以前来た時は2階にも行かれた」と言っていましたが、今日は2階には入れず、この絵と、もう1枚他の絵しか見られなかった)

以下ガイドブック引用
『当初壁画のなかに「神は存在しない」とリベラが書き、そのおかげで大論争になったいわく付きの壁画』
(地球の歩き方 メキシコ’04~’05より引用)


なるほどね。。。
帰る前に見に行かれて良かった

こちらも
今週のAB-ROAD記事(4月25日更新)
パッと見お洒落なカフェテリア。中に入ってみると・・・。『el pendulo』でホッと一息


最新ファッションをチェックするならココ!“antarapolanco” (4月23日更新)

過去記事も含めたページ
メキシコ記事


←ポチッと応援よろしくね



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昔は (さくらんぼう)
2008-04-29 02:04:55
昔、この絵をどこで見たのか、わかりませんが、食い入るように見ました、私も。

この絵はがきは、日本で展覧会が開かれたとき、買いました。
もう、使ってしまったのかな。

メキシコの壁画運動や、絵で知らせる地下鉄の駅のしるしにも表される、識字教育。
見ればわかるすごさがありますよね。

今は、記念館があるんですね。
返信する
行って良かったです。 (NANAO)
2008-04-29 14:45:12
さくらんぼうさん
この絵、なんだかとても惹かれますよね!

正直、帰国間近になった今日この頃。「ソカロ付近まで行くの面倒だな。別に見なくてもいいか・・・」なんて考え始めていたんです。
でも今は、「やっぱり観に行ってよかった!」と心底思っています。
返信する