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林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史38(みんなで歌えばこわくない)

2015年08月03日 14時06分51秒 | バンドの歴史



さてさて、長い出張から帰ってきました、つぁんでございます。
いやあ、ブログを書くの久しぶり~。
ずっと、出先にいたもので、なかなかパソコンにさわれませんでしたよ~。


んで、バンドの改造のために、赤いエプロンを作った、というのが前回でしたな~。


そして、バンドの改造はまだまだ続きますよ~。





レッド・ツェッペリンと、
クイーンと、
ビートルズ




すべてのロックバンドはこの3つの型に区分けできると思うのですよ。


あれ、いきなりすぎて、ついてこれない??
なんのことか、わからないって??

まあ、共通点は、全部4人組のバンドだということくらいかな??



いや、つまりこういうことなのです。

レッド・ツェッペリンというのは、


こういうバンドです!

ここで注目してほしいのは、マイクを持っているのは、ヴォーカルのロバート・プラントだけ! というところ。
このバンドは、そこのところが徹底していて、楽器を担当している他の3人は、歌いません。
声を出すのは、ヴォーカルだけ。
たしかに、ツェッペリンのアルバムをたくさん持っているけど、他の3人のコーラス、聞いたことない気がする・・・

そう、こういう形態のバンドは、ハード・ロック系にはけっこう多いです。

というのも、ハード・ロック系の楽曲は、曲のキーが高くて、かなり特殊な技能を持っている人じゃないと歌えないのです!
だから、より、専業化が進んでいきます。
ロバート・プラントなんてその最たるもの、誰も彼のようには歌えませんて・・・(笑)


そして、クイーンというのは、


こういうバンドです!!

ほら、レッド・ツェッペリンと違うのは、楽器を演奏する他のメンバーのところに、コーラス用のマイクがある!!
ちなみに、このバンドは、ヴォーカル以外の3人も、かなり歌がうまいのです。
基本的には、ヴォーカルのフレディ・マーキュリーが歌いますが、それにバッチリとコーラスをつける体制が整っているのです。
というか、ヴォーカルのフレディよりも、高い歌声を出せるドラマー、なんていう変態的なメンバーがいたりします(笑)


そしてビートルズというのは、


これですよね!!

この写真だと3人しかいませんが、このバンドの4人はとんでもなくて、全員が歌えるのはもちろんのこと、メイン・ヴォーカルが誰か、というのが、曲によって違うのです(笑)
基本的には、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが歌うことが多いですが、ジョンがメインのときもあるし、ポールがメインのときもある。
さらに、ジョージ・ハリソンも、リンゴ・スターも、アルバム1枚につき、1~2曲はメイン・ヴォーカルをとります。

さらにさらに、1曲のあいだにも、メイン・ヴォーカルがするっと入れ替わったりします。
まさに変幻自在!!


そう、何が言いたいかというと、この3つのバンドはコーラスのあり方について、大きく違うのです。

1人だけが歌う→レッド・ツェッペリン
1人がメインで歌うが、コーラスをつける→クイーン
全員が歌う→ビートルズ


ということが言いたかったわけですね(笑)


で、うちのバンドは、基本的にはレッド・ツェッペリン型でしたっ!
歌うのはおいらだけ。
店長はギターに集中して、VROOOMもカホンに集中して、コーラスは、なし。


でもねえ、これは、さみしいのですよ。
もちろん、ロバート・プラントのように圧倒的なヴォーカル・パワーがあればともかく(笑)
そうでなければ、1人だけで歌うのは、パワー不足です。
いや、おいらに声量がないというのではなく、バンドとしてのパワー不足ね。

そして、VROOOMは、歌うのがわりと得意
店長も、音楽の専門学校に行っていたとき、ギター科ではなく、ヴォーカル科に在籍していたという経歴の持ち主。

つまり、2人とも、歌おうと思えば、歌えるのです。


そこで、おいらとしては、2人の意識改革をして、歌ってもらおうじゃないかと考えた、というのが今回のテーマ。

店長は、「(にこにこギターに集中したい」と言っていたし。
VROOOMは、「カホンは前傾姿勢でないと叩けないから、声が出しづらい」と言っていたっす。
(これが、平行四辺形のカホンをVROOOMが手作りする動機の一つになります)


でも、飲み会のたびにちまちまと説得して、「ホテル・カリフォルニア」のかけあいのところからスタートして。
少しずつ、コーラスを入れる個所を増やしていったのです!!

今では、店長もVROOOMも、コーラスを入れることを楽しんでくれているので、本当に良かった!!

つまり、うちのバンドはレッド・ツェッペリン型からクイーン型に進化? したわけですね(笑)

そう、そして今度はビートルズ型にも進化? しようかなという野望があるのです。
つまり、大体の曲はおいらが歌うにしても、VROOOMがメイン・ヴォーカルをとる曲があってもいいのではないかなと。
計画段階ですがな(笑)


やっぱり、みんなで歌ったほうが楽しい!!


というわけで、うちのバンドの、ツイスト・アンド・シャウトを聞いてみてください!!
Twist and shout アップルビデオ高津店



というわけで、また、次号!!

バンドの歴史37(見た目の統一感)

2015年07月23日 17時33分35秒 | バンドの歴史


さて、しばらく中断しておりました、バンドの歴史の続きをば(笑)

おいらのギターを改造して、ピックアップを増設した、というのが前回。

そしておいらはその改造ギターを持って、意気揚々とバンド練習に向かいます。


店長「(にこにこおおっ? もしかして、改造した??」

VROOOM「おおー、ついにやったか~!!」

2人に温かく迎えられて、持ってきたアンプAC-33に接続して、弾いてみせます。

店長「(にこにこちゃんと、マーチンの音がするじゃないか!!」

VROOOM「ほほーう。どういう仕組みで、どこに、どんな部品がついているのだ??(興味津々)」



ふふふ、経済力の勝利(爆笑)



といっても、おいらがつけたピックアップは、工事費も含めて3万円くらいのものなんだけどね(中流階級)



さて、これでついに、ついに、ついにっ、楽器のハード面での問題が、ほぼ、解決した!! 
長い道のりであった。
もう、マイクとの距離とか、モニターの返しが小さいこととかを、気にしなくていいのだ!!(完全勝利)




ということは、次なる問題に取りかかることができる。(にやり


いや、実は、これから数回にわたって、うちのバンドの改造が行われるのです(笑)
改造、といっても、メンバーチェンジではなく、
意識面とか、ソフト面とか、ハード面とか(笑)

うちのバンドは、とっても仲がいいし、音楽面でも人間関係でも、うまくいっているのだが。

おいらには、うちのバンドを改造する野望があったのですよ(鼻息)


野望といえば、「信長の野望」!!

いやあ、ハマったなあ、1番最初のやつから、天翔記(6)まで!!
おいらの、必殺技は、正面決戦ではなく、暗殺でした(にやり
敵方の大名を、気づかれぬうちに暗殺して、その領土をがっぽりいただく(爆笑)
ふふふ、気づかぬうちに、すべてはおいらの思い通りになるのだ~!



それはともかく(笑)改造第1弾は、おいらのギターのピックアップ増設!!

改造第2弾は、バンドの見た目の問題!!(ハード面・笑)


これまで、うちのバンドの外見に、統一感は全くありませんでした。

そりゃ、そうか、素人のバンドで、衣装を統一しているほうが珍しいかも(笑)


でも、やっぱり、衣装を統一したほうが、見た目のインパクトはあるし、お客さんによく憶えてもらえるはず!

そう、あのビートルズだって、初期のころは、髪型と衣装を統一していたではないか!!



こんな感じ(笑)
なんか、コミック・バンドみたいだぞ(爆笑)

ドリフターズの親戚、とか言われても、信じてしまいそうだ・・・(笑)

うわ! この比較、やばすぎ(爆笑)




それはともかく、うちのバンドの見た目、なんとかならないかなあ・・・


で、バンドのミーティング(飲み会)のときに、いろいろ提案したけれども、却下されまくり(笑)





提案1・おそろいの帽子をかぶろう!

店長「(にこにこ俺、演奏するとき、頭を振るから、すぐ脱げちゃうよ(笑)」

却下!!




提案2 みんな、ブルースマンの格好をしよう!

VROOOM「ブルースマンって言われても、まったくイメージわかないぞ(笑)」

却下!!




提案3 おそろいのTシャツか、ジャケットをつくろう!

店長「(にこにこお金がかかるし、恥ずかしいよ~(笑)」

VROOOM「この歳で、ペアルックもないだろ~(笑)」

却下!!



そして、おいらは悩むわけですよ。
いや、それこそ、毎日考えやしたっ!!
そして、風呂に入っているときに思いついたのですよ。

おいらたち、バンド名が「アップルビデオ高津店」なんだから、実際の「アップルビデオ高津店」で働いていた時のような服装をすればいいじゃん!!

それは、どんな服装かというと~、赤いエプロン!!!(爆笑)


そして、それをバンドのミーティングで言うと。

店長「(にこにこいいね!! それなら気恥ずかしくないし、バンド名と一致するよ!!」

VROOOM「いいアイデアだな! だが俺はアップルビデオ高津店では働いてないがな(笑)」



というわけで、赤いエプロンをすぐさまネットで購入!!
でも、ただの赤いエプロンじゃつまらない・・・
できれば、店の名前、というかバンド名(笑)のロゴが入っていてほしい!

こういうときはVROOOMの出番!

「俺がデザインするよ。まかしておけ。」

いやあ、オヤジが3人も集まると、実現力高いな~(驚愕)


そしてできあがったのが、このエプロン!!

ちゃんと、バンドを結成した1996年という年号まで入ってます(笑)


エプロン着けて演奏するバンドなんて、おいらたちくらいしか、いないはず(笑)
最初は、自分たちでも違和感あったけど、今ではもう、エプロン着けて当然(爆笑)

こんな感じですねっ!!


こうして、おいらのバンド改造計画、第2弾が完了したのです!!

改造計画第3弾は、次号!!

バンドの歴史36(ピックアップ増設)

2015年07月09日 18時04分40秒 | バンドの歴史

さてさて、みなさま、梅雨の日々が続いていますが、いかがお過ごしですかな??

前回の話は、ホット・ロッキン・ナイトというイベントに参加したんだけど、おいらのギターの音を、マイクで拾うシステムを何とかしたい、ということでしたな。

上の写真をご覧くだされ、これが現在のおいらのギター。
ギターのおしりから、コード(シールド)が出てますよね。
これは、ピックアップを搭載しているってことです。



そう、おいらは自分のマーチンに、ピックアップをつけることを決意して、楽器屋さんに行きます。
その楽器屋さんというのは、昔おいらのマーチンが鳴らなくなった時に、修理してくれた楽器屋さんです。
そこの店員さんは「ギター愛」にあふれていて、おいらのギターの扱いが悪かったことを、怒りまくってました(爆笑)

そのときのエピソードについては、こちらをどうぞ(笑)


さて、楽器に詳しくない方に解説しますと、ひとくちにアコースティック・ギターといっても、大きく分けると2つのタイプがあります。

それは「エレ・アコ」と呼ばれるものと、ただの「アコギ」と呼ばれるもの。

その違いは簡単で、「エレ・アコ」は、エレキ・ギターのように、音を電気的に増幅させるシステムが初めからついてます。

アコギ」はそれこそ、生の音しか出ないので、音を増幅するには、マイクを近づけて音を拾う必要があります。


店長が持っているオベーション・ギターというのは、「エレ・アコ」の代表的なブランド。
おいらが持っているマーチン・ギターというのは、「アコギ」の代表的ブランド、という感じ。

で、おいらのマーチン・ギターを、「エレ・アコ」にしてしまおうではないか、というのが今回のお話。


「エレ・アコ」にするためには、音を電気信号に変えて、増幅する装置、「ピックアップ」というものを取り付けないといけません。

そのピックアップも、千差万別、いろいろありまして・・・(汗)

このとき、楽器屋さんから説明してもらったところによると、現在のところ、だいたい3種類の方法があるようです。

解説すると~。





マイクをくっつけてしまう方式


こんな感じになります。

この方式のメリットは、楽器が持っている本来の音に一番近い形で、音を大きくできる。

デメリットは、マイクがくっついているわけだから、扱いが難しいこと。
具体的には、拾ってほしくない音を拾ったり、ハウリングしてしまったり、ってことですね。





「エレキ・ギター」のピックアップをつける方式


こんな感じですね。

この方式のメリットは、ハウリングしません。
ものすごく大きな音に増幅できるので、エレキ・ギター相手にも、互角に戦える音量になります。

デメリットは、楽器本来の音とは違う音になってしまいやすいこと。
ようするに、「アコギ」本来の、ボディの「鳴り」は全く増幅されないのです。
弦の振動しか電気信号に変わらないので、大げさに言うと、「アコギ」である意味は、ほとんど無くなってしまうわけですね。





「エレ・アコ」のピックアップをつける方式


見えにくいですけど、わかります?

ギターの「ブリッジ」と呼ばれる、弦を止める部分の下に、薄い紙のような装置をつけるわけです。
これで、マイクをつける方式ほどではないけど、ボディの「鳴り」も拾える。
でも、「エレキ」のピックアップほど、大きな音は出せない。

という、まあ、上の2つの方式の折衷案、といったところですね。


で、最近は技術が進んでますので、これらの方式を複合させることもできるようになってます。
だから、ピックアップも、マイクもつけて、2つの音を混ぜ合わせて出したりなんかもできちゃいます。
そのぶん、お金がかかりますけどね(笑)


おいらは、悩んだあげく、一番最後の方式にしてもらいました。
「エレアコ」のピックアップをつける方式ですね。


で、改造してもらうためにギターを見せると・・・


また、楽器屋さんに、怒られました(爆笑)



「こまるんですよね~。こんなふうに、ブリッジの下に紙なんて入れられちゃあ・・・。たぶん、弦高を上げようとしたんでしょうけど、こういうことすると、サドルの部分に変な力がかかってしまって、サドルは変形するわ、ボディは傷むわ、ロクなことないんですよね~。だいたい、こういうときには、うちに持ってきてくれれば、弦高を上げてあげたのに・・・。その場合はサドルそのものをとっかえてしまうんですね。ちょっとお金はかかりますけど、ギターのことを考えたときには、この方法しかないんですよね。ほら、見てください。あなたのギターのサドル、ゆがんでしまっているでしょ?もちろん、気にならない程度のゆがみですけど、こういうのが、うんたらかんたら」



すんません!!
おっしゃるとおり、弦の高さを上げるために、サドルの下に、紙を敷きました・・・


で、その時は、平謝りに謝ったんだけど、後から買った、「ギター・メンテナンス」の本には、こう書いてありました!



なんだよお!
どっちが正しいんだよ~!!(爆笑)



こういうのって、いろんな説があるから、いちいち気にしちゃいられないってことか。
要は、自己責任でやるしかないってことですね(笑)




それはともかく、無事に取りつけ工事も終わり。


さて、見てください。


このサウンドホールの右下から覗いている黒い部品が、ボリューム。

ここを回すと、アンプにつないだ時に、音を大きくしたり、小さくしたりできます。


で、これがエンド・ピン。
ここにシールドを直接刺すことができます。


というわけで、これからは、ライブのたびにマイクとの距離を考えたりしなくていいのだ~!!
ハウリングを気にすることもないのだ~!!


後は、出てくる音が、「マーチンらしい音」になるかどうか!!
それは店長に判断してもらおう(爆笑)

というわけで、以下次号!!

バンドの歴史35(雑踏の中で)

2015年07月07日 17時07分26秒 | バンドの歴史



さて、路上演奏を繰り返しつつ、練習を重ねて、また次のがやってきます。

おいらと店長がバンドを復活させるきっかけになった、ホット・ロッキン・ナイト2回目です。
だから、2013年の、夏ですね!!

ちなみに、今年の夏、あと2週間後には、4回目の出場になるので、2年前のことですな。
やっと、「バンドの歴史」が、ここ最近の話になってきた感じ(笑)

あ、ちなみに、扉絵の写真は、3回目の出場のときの写真を使ってます!
2回目のときには、まだつっかさんが東京にいなかったので、写真がないのですよ・・・(笑)



さて、詳しくは、1回目のホット・ロッキン・ナイト出場のときの話を見てもらうとして、店長は、このとき、そうとう意気込んでおりました。

というのも、前回のホット・ロッキン・ナイトでは、自分のギターのヴォリュームをゼロにするという、信じられない凡ミスをしてしまっていたから、そのリベンジに燃えていたわけですね(笑)

しかも、今回は、3人になって、初めての本格ライブ。
ついにVROOOMがホット・ロッキン・ナイトに登場するわけですね!!


で、1曲めは、「ホテル・カリフォルニア」で、演奏開始いたします!!

さすがに、キラー・チューン!
ストライク・ゾーンど真ん中の直球ですから、いっしょに歌ってくれる人までいて、大変盛り上がります。


ところがですね~。
やっぱり、こういうライブ会場で問題になるのは、おいらのギターの音色を、マイクで拾うというシステム・・・

この方式だと、モニターの返し(演奏者に自分たちの演奏している音を聞かせるシステム)の音量を上げられないのがつらい。
モニターの音量を上げると、ハウリングしてしまうからね~。

ということは、自分の音をきちんと聞けない状態で、演奏するしかない・・・


あと、このホット・ロッキン・ナイトは、エレキ・ギターをがんがんに鳴らして、ハード・ロックを演奏する人たちが、主流のイベント。
だから、アコースティックなバンドであるおいらたちにとっては、完全に、アウェイなのですよ。
おかげで、逆に、目立つ、という考え方もありますが(爆笑)

なんか、もう、ロックバンドのコンサートの、あいまの休憩時間のアコースティック・タイム、みたいな感じ・・・(泣)


だから、お客さんたちは、お酒飲んでわいわい騒いでいて、おいらのギターの音量がバンドには返ってこないから、ひどい雑音の中で演奏してる感じ(笑)
ちょっと、かわいそうなバンドのようですよ、はたから見れば(笑)


いや、でも、こういうの、うちのバンドは慣れてるんですよ、それこそ、路上なんて雑踏なんだから(爆笑)

店長も、

「(にこにこどんなにお客さんが騒いでいても、俺は俺のプレイをするから関係ない、と思える強さを持ちたいね~」

と言っていて、さすが、そこは路上の経験が多いだけある(笑)



そう、おいらたちのバンドはアコースティックだけども、おそらくどこのバンドよりも、路上演奏の経験が多いのではあるまいか。
もはや、人前に出ることを、何も恐れはせん!


おいらが思うに、おいらたち3人とも、「人に聴いてもらいたい」という気持ちがすごく強いのですよ。
まあ、だから、この歳でバンドなんてやっているわけですけども(笑)


そして、VROOOMの存在はやはり、大きい。
というのは、やつは、人前に出てこそ、本領を発揮する男(笑)
路上のときでも、お客さんがつくと、明らかにテンションが上がります!!

そして、練習の時に出せなかったパフォーマンスが出たりするのですよ。

おいらたちは最後の曲で、ニール・ヤング様の「ロッキン・ザ・フリーワールド」を演奏するんだけど。
このときまで、VROOOMはシンバルを素手でロールする技を会得してなかったのに。
本番のノリで、曲の終わりにそれをやって、花を添えているんだなぁ~。

こういうときの、やつの度胸はさすがです。


さすが、女サンタのコスプレを、下着まで完璧にやる男(爆笑)


店長のソロも、練習の時より、ぜんぜん凄い(爆笑)
本番でガチッと決まると、気持ちいいっす。


おいら、このときのこの演奏は、とても好きだな~。
お客さんたちが騒いでいるのに、それをものともせずに、おいらたちの演奏をぶつけている感じがして、会心の出来です!!

まあ、最初の2分くらいまでは、雑踏に負けている感じですが、これは曲のアレンジに緩急をつけたので、こうなってるだけさ~(強がり)


Rockin' in the free world アップルビデオ高津店

うん、自分たちでやっているのに、何度聴いても、熱くなるぜ(自画自賛)


それはともかく、やっぱり、おいらのギターの音を、マイクで拾うシステムは、なんとかしたい・・・
やっぱり、ピックアップをつけて、直接シールドが刺せるようにしよう!!
そうすれば、もっと大きな音も出せるし、モニターの返しも良くなって、演奏しやすくなるはず!!

おいらはそう決意して、マーチン・ギターの改造に踏み切ることにしたのでしたっ!!

以下次号!!

バンドの歴史34(初めての常連客)

2015年07月06日 14時22分40秒 | バンドの歴史


さて、突然ですが、路上演奏の醍醐味ってなんでしょう??


基本的には法律で禁止されている。
苦情が来たら、ぺこぺこ謝る
大多数の人が、チラ見する程度で、通り過ぎてゆく。

なんていう、マイナス点を補って余りあるのが、

「熱心に聞いてくれるお客さんと、出会える時がある!!」

これに尽きます!!


路上で演奏していると、たまーに、立ち止まってくれたり、話しかけてくれたりする、お客さんがいるのです!

「お客さん」といっても、けっしてお金をもらうわけではありません。

そもそも、おいらたちのバンド、お金を入れてもらうためのハードケースを、セッティングしてません(爆笑)

そういえば、数年前までは、ハードケースを置いていて、そこにお金を入れてもらったことも、あった気がする。
いつの間にか、やめたのかな、憶えてないや・・・(笑)



それはともかく、VROOOMの骨折は、3ヶ月くらいかかって、やっと歩けるようになり。

春くらいからバンド活動を復活させて、いよいよ、路上の季節!!

で、この時くらいから、うちのバンドで、ブルーズを演奏するようになります。


うちのバンドで、ブルーズが好きで、CDを買っているのは、おいらだけ(笑)
毎日のように聴いているのも、おいらだけ(笑)
ブルーズだけが入った、IPODを作ってまでいるのも、おいらだけ(笑)
お酒を飲みながらブルーズを聴いて、しみじみするのが週末の楽しみなのも、おいらだけ(笑)

そう、おいらは、ブルーズに関しては、けっこう孤独なのです(涙)
というか、孤独だったのです!

ここ数年くらい、というか、再結成してから1年くらい経った頃から、店長がブルーズにハマりはじめたのですよ。

きっかけは、ゲイリー・ムーアやBB・キングなんていう、ブルーズ・ギターの名手たち。

ここをとっかかりにして、ここぞとばかりに、おいらがCDを貸しまくったのです!

ブルーズのCDだけで、100枚はあるんじゃないかという、おいらですからね!



ちょっと、広げるだけで、こんなに!!
売るほどあります(笑)


で、店長に貸したのを、列挙すると~。

バディ・ガイ
マジック・サム
オーティス・ラッシュ
フレディ・キング
アルバート・キング
アルバート・コリンズ
マディ・ウォータース
ジョニー・ウインター


さすがに、戦前ブルーズなんていう、マニアックなものは、まだ貸せないけど、とにかく、貸しまくり(笑)


ふふふふふふ、洗脳(爆笑)


そして、店長に、

「(にこにこブルーズ、いいね~。やっと、良さが分かってきたよ~」

と言わしめ!!

圧倒的勝利!!


店長を落とせば、VROOOMなんて、こっちのものさ~(爆笑)

というか、VROOOMは器用なので、なんでもこなすから、やるとなれば、ブルーズでも、レゲエでも、フラメンコだって、タンゴだって、ルンバだって、インド音楽だって、大丈夫なはず(笑)


そして、バンドのレパートリーに、初めてのブルーズ、
BB・キングの「スリル・イズ・ゴーン」が入ったのです。

ああ、BB・キング・・・
謹んでご冥福をお祈りします。
大好きだよ~。天国でブルーズやってくだされ~。


でね、今考えると、これはうちのバンドの転機だったのかもしれないっす。
店長がブルーズ・ギターを弾くという、転機!

もちろんまだまだ、おいらが、かもし出したい、どろどろのブルーズ感には、ほど遠いものの、

ブルーズがやれるだけで、幸せ!!


で、路上でさっそく、「スリル・イズ・ゴーン」をヘビー・ローテーション!!

すると、お客さんが、ついたのです!!(驚愕!)
おいらたちが路上演奏しているところの、そばにお住まいの、おばあちゃんが!!

最初は、1度だけの出会いなのかな、と思っていたら、おいらたちが演奏するたびに、毎週、聴きに来てくれるようになったのです!!(鼻息)


まさに、最初の常連客!!!

んで、そのおばあちゃんが気に入ってくれたのが、スリル・イズ・ゴーン!!

やっぱり、ブルーズって演歌に近いから、親近感があるみたい。
演奏を聴きに来てくれると、必ず、「ブルースやって~」と言われて、ほんとうに夢のよう!!


そして、何度目かには、

「そこの人たち~。ちょっと聴いていかない? いい音楽だよ~!」

と、客引きまでしてくれるようになり!!(感涙・爆笑)

しかも、そこで客引きされたのが、おいらの職場の後輩で(驚愕・爆笑)

「ええ!!! こんなところで、何やってるんすか~!!」

と言われる始末(汗)

いやあ、思い出すだけで、すばらしい夏でした!!


そう、だからこそ、路上はやめられないのです!!

はやく、梅雨が上がらないかな~!!
さて、まだまだ、続くのです!!

バンドの歴史33(金沢の文化)

2015年06月30日 12時15分34秒 | バンドの歴史


VROOOMのゴミ屋敷を片付け、やつが退院してきても、生活に困らないようにすることに成功し。

VROOOM抜きで、我が家で録画した映像を、youtubeに上げることもできて。
ひとまず、ひと息つけるようになった、おいら。

で、つっかさんが、ほうぼうで生活した末に、金沢にいることを知り、久しぶりに会いたいなと(笑)

そして当時、北陸新幹線は開通していなかったんだけど、行くことにしましたよ、金沢へ!!

いやあ、北陸は行ったことないんだよね~。
おいしい魚と、日本海の風景、そしてつっかさんに久しぶりに会えると思うと、うれしくてたまらず。

金沢の駅に到着すると、久しぶりのつっかさんとご対面!!


つっかさんは元気そうで、相変わらず笑顔であった。
すこし、やせた感じがしたけど、やはり根幹の部分は、

のもーん

としていて、いっしょにいると相当楽しいっす(笑)


そしてつっかさんの車で、金沢をいろいろと案内してもらうことに!!

「つっかさん、車持ってるんすね、運転するイメージないすけど(笑)」

「いやあ、地方ではねえ、車がないと生活できないのよ(笑)」

「金沢といえば、兼六園ですよね。兼六園に行きましょう」

「もちろん、兼六園にも行くけど、金沢はね、『文化の町』なんだよ。その文化にあこがれて、この町で生活することにしたんだからね。その文化を味わってみよう」

「いいっすね! コースは任せます」

てな感じで、茶屋街・兼六園・金沢城・武家屋敷、なんていうコースを、二人でしゃべりながら見て回り。
つっかさんが、カメラの修行をしていることを知り。
これまでの生活のことなんかも聞きつつ、こちらからは、バンドの再結成についてしゃべり。

つっかさんの部屋に泊まらせていただくことになり、コタツに入って、お茶を飲ませていただきます。

で、つっかさんは、いつでも核心をついてきます。

「ふむふむ、また店長・VROOOMとバンドやるんだね。で、どういう音楽性で行くつもり?」

あせる、おいら(爆笑)

と書きたいところだけど、さすがにつっかさんにそう聞かれるだろうな、ということは想定内(笑)

おいらも、成長しているのだよ(爆笑)

で、用意しておいた、youtubeの動画を見せるわけです!

それは、これ!!
Mumford & Sons - I Will Wait

この熱さがたまらない!!


この当時は、このバンド(Mumford & Sons)も、アコースティック楽器にこだわりつつ、自分たちの音楽性を確立させていたんだけども・・・
ものすごく売れてしまってから、最新アルバムは、アコーステッィクでは、なくなってしまいやした・・・(汗)

でも、やりたいのは、まさにこういう感じ!!
生の楽器と声で、勝負したい!!


これを見た、つっかさんは、

「ふむ。おもしろいね。昔、つぁんたちがやろうとしてたことの、発展型だよね。よかったよ、大きく方向性を変えたりしたら、つまらなくなると思ったからね。俺は楽器ができないから、コンピュータを使ったりするけれども、音楽は、生身の人間が作るものだと思ってるからね。いいなあ、楽しそうだなあ。」


じゃあ、東京に出てきます??


という言葉といっしょに、お酒を飲み込みます(笑)

つっかさんには、つっかさんの生活があるだろうから、うかつなことは言えないし。
紹介してもらった、つっかさんの奥さん(初めてお会いしました)と、いっしょに酒を飲みつつ、テレビを見たりして、1日目の夜はおしまい。

で、2日目も金沢を観光します。

そして、おいらは、すさまじく、文化的なものを目撃します。

それは、金沢の美術館でも、図書館でも、歴史遺産でもなくて(笑)

観光地のそばにある、駐車場の管理人室。

駐車場を利用したお客さんから、数百円の料金を受け取るだけの場所です。


毎日、きゅうきゅうと忙しく東京で生活している、おいらからすると「優雅なご身分だなあ」なんて皮肉を言いたくなるような、のんびりした生活をしている人に見えたんだけど。



その人が、お客さんから料金を受け取るあいまに、読んでいた本が、



これ!!(驚愕)


文化の町」ってこういうことだったのかあ!!
駐車場の管理人が、ウィトゲンシュタインを読んでるなんて!!

あわてて、つっかさんに言うと。

「ありうるだろうね。金沢は首都圏に勝るとも劣らない文化があるという自負を持っているからね。ここで生活すると、ひしひしと感じるのは、金沢人の文化に関する誇りの高さなんだよね」

おいらも大学時代に、背伸びして、かじってみたことあるんだけど、何を言っているかわからなくて、投げ出したんだよ、ウィトゲンシュタイン・・・


おいらには意味不明(笑)

いやあ、おそるべし、金沢!!
つっかさんが、「人生で一度は生活したい町」と言うだけあるわ・・・

それにびびったおいらは、「つっかさん、金沢から東京に引っ越しましょう」と強く言えず(笑)
時期がきたら、東京に出てきてください」と言うくらいで、お茶を濁したのでした・・・

このあと、つっかさんはおいらの目論見どおり?(笑)東京(正確には川崎)に引っ越すことになるんだけど、それは、つっかさんの将来設計のためであって、バンドとは関係なく、なのでありました~。


さて、続きますよ~。

バンドの歴史32(ゴミ屋敷からの生還)

2015年06月29日 18時56分03秒 | バンドの歴史


さて、相変わらず、ゴミ屋敷と化したVROOOM宅を片付けております!
台所が使えるようになってからは、水分補給も、腹ごしらえも、完璧!!(笑)


ここでもう一度、おいらの書いた戦場の地図を見てくだされ。



部屋2」と「部屋3」はほぼ片付いております。
押し入れの中までは、掃除しない、と決めたので、生活空間だけを片付けます!!
見取り図にある、左上の押し入れを、一度開けてみたのだが、中身は、模型の箱と、雑誌しかなかったし・・・(笑)



なので、いよいよ「廊下」に突入!!

ここには、VROOOMが購入した、モデルガンの空き箱が大量に積まれております。

モデルガンといっても、サバイバルゲームで使われる本格的なライフルマシンガンなので、当然ながら、箱も大きい。
それらの大きな空き箱の回りを、購入したけど本棚に入りきらない雑誌や漫画の単行本が、横積みになって囲んでおります。


さて、それらを、どこに移動するか・・・
どこに、収納場所を確保するか・・・


で、経験した人にしか分からないかもしれないんだけど、

ゴミ屋敷の掃除は、パズルゲームに似ております!!(爆笑)

限られた空間の中に、大量にあるモノを、いかに効率よく選別して、置き場所を変えるか・・・

ここにかなりの頭脳を使います!!

昔、ハマったゲームの「倉庫番」っていうやつと、酷似しております!!
あのゲーム、解けたときの喜びは、たとえようもなかったなあ~!!


さらに、

ゴミ屋敷の掃除は、考古学の発掘に似ております!!(爆笑)

腰くらいまであるゴミの山を、上から注意深く掘っていって、価値のあるものを見つける・・・

ここに、かなりの注意力を使います!!

そうか、この時期のVROOOMは、こういうものにハマっていたんだな~!!
とか、そういうことが、わかってしまったりします(笑)
やつの頭の中を掃除しているみたいですわ!!

さらに、

ゴミ屋敷の掃除は、己との戦いです!!(爆笑)

何があってもあきらめない、強い心で片付け続けることでしか、勝利は得られないのですわ。


で、「廊下」を掃除して、いよいよ本丸の「部屋1」の片付けに突入!!



この部屋の掃除に取り掛かるころから、VROOOMの伴侶、クロちゃんの対応に変化が!!

何度見ても、かわいいですなあ・・・


これまでは、ずーーーーっと、おいらを、押し入れの中から、ぎらぎらした眼で見つめ、
ちょっと近づくと、牙をむき出して威嚇!!
おいらがVROOOM宅の中にいる間は、絶対に物陰から出てこない。


という調子だったんだけど、この時期くらいから、だんだんおいらの存在に慣れてきて。
しかも、1年に1度の恋の季節が始まったらしく。
性格が180度変わりまして(爆笑)


なんかやったわけでもないのに、デレまくり(感涙)


おいらの足にまとわりついたりとか、甘えた声でニャゴニャゴ鳴いたりとか。
のどをゴロゴロゴロゴロ・・・・・



こいつ、ほんとに自己中だな~。

と思いつつも、こういうのが、ネコ好きにはたまらないんでしょうなあ~。



おいらも、掃除の手を止めて、クロちゃんをなでつづけ、気がつけば30分くらい経っている、なんてこともしばしば・・・(汗)


おいらに部屋を片付けさせないための、策略なのか!!


後からVROOOMに聞いたのだが、ネコは自分の住みかをいじられるのがすごくイヤみたい。
家具の模様替えとかも、あまり好まないらしい・・・

おいらとしてもVROOOMが入院することにならなければ、やつの部屋を片付けたりはしなかったのだが、背に腹は代えられぬ。
許せ、クロちゃん!!
おいらは、片付けなければならんのだ!!


そして、「部屋1」はこれまでの「部屋2」・「部屋3」に比べると、かなり楽!

やはり、人間というものは、普段使っている部屋には、あまりゴミを溜めないらしい。


だが、新たな問題が発生!!

部屋1」の床が見えるようになると、そこには大量のBB弾が落ちているのですよ。
それこそ、歩くと「イタタタッ」てなるくらいの量(笑)

そういえば、VROOOMは、部屋の中に段ボールを置いて、それに向かってよく発砲してたな~(遠い目)
この頃のモデルガンの威力はすさまじくて、段ボールを貫通することなんて、簡単なもの!

で、数百発のBB弾が、部屋に散乱・・・(泣)

そういうときに重宝するのが、掃除機!!

VROOOMの家には、掃除機の需要なんてないはずなのに、ダイソンの掃除機がありました(爆笑)
ずっと、吸引力が落ちない掃除機ですね!

これですね!

なんと、おいらの家で使っているものと同型!!
ゴミ屋敷時代に、どれほど稼働したのか、知りたいものざますっ!!(笑)


で、それを使ってBB弾を吸い取ると、ドラムの中で、ものすごい勢いで回り始めて・・・


カラカラカラカラカラカラカラ(無限)



ものすご~く、うるさいです(汗)

結局、手で拾い上げるしまつ・・・(原始的)


それでも、ゴミ袋30袋以上をゴミ捨て場に捨てて、晴れてゴミ屋敷は、普通の部屋に!!!

きれいになった「部屋1」の玉座に座って、自分へのご褒美のビールを飲みながら、クロちゃんの背中をなでて、おいらは勝利の余韻にひたったのでありました~。

作業日数、6日間!!
時間でいうと、20時間くらいかな~。


これでVROOOMの件がひとまず片付いたので、こんどは、つっかさんに会いに、金沢に行くことにしたのです!!

以下次号!!

バンドの歴史31(ゴミ屋敷での死闘)

2015年06月28日 17時46分14秒 | バンドの歴史


入院してしまったVROOOMのかわりに、猫のクロちゃんの面倒を見ることになった、おいら。

「捨ててはいけない」と言われたチュパカブラに見守られながら(笑)
毎日のように、当時VROOOMが住んでいた長屋を訪れております。


で、うろ覚えのおいらによる、略図が、こんな感じ(笑)



VROOOMの住む長屋は、1人で暮らすぶんには、十分以上の広さがあり。

狭い玄関を抜けると、「部屋2」があり、そこは、大量の工具と、ミシン、それから多くのゴミによって、足の踏み場もない状態。

そこから右に行くと、本来なら台所として使われるはずの「部屋3」があり、だがVROOOMは一切料理をしないので、そこには大量の衣服がばらまかれていて、足の踏み場もない状態。

で、「部屋2」から廊下を通って、左側に行った先にあるのが、VROOOMが主に生活をしていた「部屋1」。
そこには、やつの居場所である「玉座」が置いてあり、それと向かい合わせに、でかいテレビ。
ベッドの下が机になっていて、スペースを有効活用できるようにしてある。
同じベッドをVROOOMは今でも使っているので、その写真を載せると、こんな感じ。


現在の片付いた、VROOOMの部屋。

ゴミ屋敷を掃除した本人としては、大変感慨深い(笑)

そんなスペースを大切にするための家具も、このときは役に立っておらず(笑)
部屋1」も大量のゴミによって、足の踏み場もない状態。

もちろん、廊下も、大量のゴミと、模型の空箱などで、足の踏み場もない状態。

かろうじてトイレに行くための、ひとすじの獣道のようなものがあり、そこが唯一、床が見える場所・・・

おいらがVROOOMから鍵を受け取ったときには、そのような状態であった・・・(泣)


で、おいらは、いよいよこのゴミ屋敷の清掃作戦を開始したのであった!!



まずは、「部屋2」の片づけからスタート!!
というのは、この「部屋2」こそが、VROOOM宅の交通の要衝!!(爆笑)

もう一度、戦場の地図(見取り図)を見てほしい。


すべての道は、「部屋2」を通るのだ!!

ここを押さえることが、VROOOM宅の征服には欠かせない(笑)


というわけで、部屋中に散らかっている、ゴミをゴミ袋に詰め込んでは、玄関から持ち出し、庭に積み上げてゆく作業!

ただし、ここで制約がかかるのは、玄関を開けっぱなしにしてはいけない、というルール!!
というのは、玄関を開けっぱなしにすると、VROOOMの伴侶である「クロちゃん」が逃げ出してしまうかもしれないからなのだ!


何度も出しますが、この人ですね(笑)

ちなみにこの人は、部屋を片付けるおいらが気に食わないらしく、何度も牙を見せて、威嚇してきます(汗)
そのたびにため息をつきながら、おいらは戦闘を続けているのです!

後ろにも目をつけろ! 戦場では一瞬の油断が命取りだ!!(爆笑)

なもんで、ゴミ袋をまとめては、何度もクロちゃんの存在を気にしつつ、玄関を開けて、ゴミを持ち出して、すぐに閉める。
という、めんどくさい作業が必須(笑)


で、この「部屋2」を片付ける中で、処理に困ったのが、ヘルメット・・・

バイクのヘルメットですよ・・・

これがなんと、4つも出てきた(爆笑)

ヘルメットだけ、なんでこんなにたくさんある??


さらに、処理に困るのが、蛍光灯や電気のランプの使い古し・・・

これが10個以上出てくる・・・


割れたら危ないのに、けっこう無造作にゴミの山に埋まっているから、神経をとがらせないといけない・・・(泣)

で、おいらはVROOOMとは、30年以上の付き合いなので、その原因がすぐわかる(爆笑)


あいつ、ヘルメットと、蛍光灯などの危険物を・・・
どう処理していいか、わからなかったのだな(笑)
具体的には、ゴミの分別上、どこにカテゴライズされるのか、そして、捨ててよい曜日とかが、分からなかったのだな(爆笑)


だから、処理を後回しにしているうちに、ここまでヘルメットと蛍光灯が集まったのだ。


さらに、あいつの性格がよく出ていることに、

同じ工具が、たくさん発掘される(笑)

とくにプラス・マイナスのドライバーなんて、それぞれ手を変え品を変え5種類以上出てくる(あきれ顔)

これも、やつとの付き合いが長いからよくわかる。

おそらくやつは、その工具が家にあることは知りつつも、ゴミの山のどこに埋もれているか、発掘するのが面倒になって、必要があるたびに、買い足したな・・・(笑)

あいつは、モノを作ったりするときは、ものすごく根気強いが、こういうことに対しては、すぐに新しいのを買う男(笑)

で、ひとまず、「部屋2」を片付けて、床が見える状態にするのに、2日間、作業時間にして、6時間くらいか・・・

勝利の勢いに乗って、そのまま、「部屋3」の片付けに乗り出す!!
というのは、「部屋3」は台所的な機能をもった部屋なので、おいらがVROOOM宅で腹ごしらえしたり、水分を補給するのに、是非とも必要な部屋。

ここを押さえておけば、居住性が確保できるので、かなり長時間にわたって、戦闘を続けることが可能!!

兵站がしっかりしていない作戦に、勝利はない!!(鼻息)

で、床に散らばっている、やつの大量の衣服をまとめる作業に突入!
あきらかに洗濯したほうがいいものは、洗濯機に放り込む!!


すると、衣服の山の中から、発見してしまうんだな、女もののサンタの衣装!!


これですね(爆笑)

しかも、その衣装と同じ場所に、

女ものの、パンツまである!!

あの野郎、下着までコスプレしてやがったのか!!
さすが、手を抜かない男(爆笑)


そのパンツを洗濯機に放り込んで、やっと座れる場所を確保した「部屋2」において、アイスティーを飲んで、一服するおいらであった(疲労感)


まだまだ、戦闘は続くのだ!!

バンドの歴史30(VROOOM骨折!)

2015年06月26日 10時37分50秒 | バンドの歴史


さてと、いよいよバンドの再結成も成り、3人で恒常的にバンド活動を本格化し始めたおいらたち。

夏の間は路上で演奏し、冬の間はカラオケで練習して、レパートリーを増やす。

これだけでも、非常に楽しく毎日が過ごせます!

そして、再結成したのが秋口くらいで、これから冬になるし、他のことにもチャレンジしてみよう、ということになったのです。

それは、おいらたちの演奏を、youtubeにアップロードする、というもの。

当時は、つっかさんが、まだ東京にいなかったので、カメラマンがいない。
なので、どこかにカメラを置いて、演奏するしかない。
ということは、カメラの位置とかをあらかじめ決められる、おいらの自宅で撮影するのが一番!
と、なったわけですね。
カラオケだと、どういう部屋になるか、行ってみないと分からないから、撮影に不向きな部屋になったとき、困るのですよ。

で、うちの家族が不在の日を撮影日に設定し、準備を進めたわけです。
カメラの位置を決めたりとか、演奏したときに周りの住民に迷惑にならないように防音するとか。
もちろん、その後の飲み会の準備も・・・(笑)

すると、その数日前に、VROOOMから連絡があり・・・


すまん、ビデオ撮影どころではない。
というか、しばらくバンド活動も無理だ・・・



とのこと。
驚いて、理由を聞いたところ。


スキーで足を骨折した。
しかもかなりひどい。
全治、半年くらいかかるかもしれん・・・
これから入院・手術せねばならん。
で、すまんが、うちのクロちゃんの世話をしてくれんか・・・
お前以外に頼れるやつがおらん、頼む!




はい、この人ですね(笑)


びっくり仰天して、とにかく、おいらはVROOOM宅に向かったわけですわ。
んで、会ってみて、そのすごさに改めてびっくり。


スキーでの「もらい事故」で、そうとうひどいこけ方をしたらしく、複雑骨折・・・
すごくでかいギプスをしていて、痛々しい限り・・・

で、たまたま、その時のおいらは仕事が楽だったので、クロちゃんの世話、その他一切を引き受け。
数週間にわたって、VROOOM宅に通うことになったのです。


で、改めて、やつの部屋を見渡してみて思うのは、


完全に、ゴミ屋敷・・・(爆笑)


これは、ネット上にあった、イメージ画像です。


実際は、もっと、模型工具バイクの部品や、さらに短剣まである、

センスのあるゴミ屋敷でした(爆笑)


で、ゴミ屋敷に入った経験のある方にしか、分からないと思うんだけど、

ゴミ屋敷って、ケガ人や病人に、厳しい場所なんです!

というのは普通の人でも、ゴミ屋敷の中を移動するだけで、しんどいのです。
ケガ人や病人だったら、生活するだけで、大変・・・



待てよ、あいつ、入院から帰ってきたら、そうとう不便なんじゃねえか??

こういうときのおいらって、けっこうおせっかいなんだよね(笑)
まあ、「掃除が好きだ」というのもあるけど(爆笑)

なので、VROOOMに、

「お前が退院してくるまでに、できる限り片付けてやるから、どうしても、捨ててほしくない物を、教えておいてくれ。」


と伝えたところ、


「ふむ、模型の類は捨ててくれてかまわん。」←これだけでもかなり片付く!

「だが、バイクの部品と、工具は捨てないでくれ。」←おいらでも理解できる!

「それから、チュパカブラのフィギュアは、捨ててはいかん。」←理解不能!!(爆笑)





チュパカブラって・・・・・・





これですよね??(爆笑)


あ、ちなみに、これはネット上のイメージ画像なので、明日、VROOOM宅でバンドの飲み会があるので、そのときに、VROOOMが「捨てるな」と言った、チュパカブラのフィギュア(実物)を撮影してきます!!(笑)

あ、ちなみにちなみに、チュパカブラのフィギュア、VROOOM宅に、2個あります(爆笑)


というわけで、おいらはVROOOMが入院している数週間のうちに、ゴミ屋敷と対決することになったのです!!!

以下次号!!

バンドの歴史29(カホンという楽器)

2015年06月23日 16時11分26秒 | バンドの歴史



さて、おいらと店長の2人で、ひとまずバンド再結成したものの、

VROOOMを再加入させるとしても、ふさわしい楽器がない!!

という問題にぶち当たったのです。



で、便利になったインターネットを駆使して、路上用の持ち運びアンプを探した時のように、猛然と検索をかけまくります(笑)

第1期アップルビデオ高津店のときのVROOOMの担当楽器は、スネアとハイハットだったんだけど、

重い
かさばる


という最大の問題があるのが、難点・・・


それらを完璧にクリアできる、路上演奏に最適な打楽器はないものか・・・
とくに、低音がでる打楽器はないだろうか??
第1期のときにも、低音がネックだったわけだし・・・


で、まず、考えたのが


コンガ


これですね(爆笑)


残念ながら、でかすぎ!


そして、それの小型版


ボンゴ


これですね!


でも、実はこれ、バンドの休眠期にVROOOMと飲んだ時に、おいらが買って、プレゼントしたことがあったんだけど、VROOOM、興味を示さず(爆笑)
VROOOMには魅力的な楽器に感じられなかったみたい(苦笑)





で、いろいろと考えつつネット検索しまくってついに、この動画にたどり着いたのです!!

★ドラムレッスン★カホンってこんな楽器 about a cajon



四角い箱の上に座っている、その映像を最初に見たときは、あまりの驚きに目がテン(笑)


木のゴミ箱、たたいてどうすんの?(爆笑)
小学生の時に、こんなやつ、いたな~(爆笑)



いやあ、本当に、失礼いたしました、カホン奏者のみなさま(汗)

で、ゆっくりと見てみると、ただの四角い箱とは思えない、たくさんの音色!!
バスドラみたいな音も、スネアみたいな音も、タムみたいな音さえも、出る!!
しかも、箱だから中は空洞なはず、ということは軽い!!
大きさも、持ち運びできそうな大きさだし!!

万能打楽器じゃん!!(驚愕)

しかも、路上で演奏するのにピッタリ!!


速攻で、VROOOMに電話して、

「おう、俺だ、すまんが、ネット見てくれ、【カホン】で検索すれば出るはずだ!」

「ほほ~う。また面白そうなもん、見つけてきたな~。」

「どうだ、これなら、お前が演奏するにふさわしい楽器ではないか??」

「うむ。面白そうだな、演奏の仕方とか、いろいろ調べてみよう。」

ということなり、その週の週末には、2人で、渋谷の楽器店に行くほどのスピード展開(爆笑)

おいらとVROOOMって、こういうときの展開は、異常に早い(速い)のですわ!

で、次の週の練習には、VROOOMが購入したばかりのカホンで参加(笑)

店長も、カホンという楽器には、びっくりして、

「(にこにここんな素晴らしい楽器があったのかあ! これはまさにうちのバンドにピッタリだね!!」

と言ってくれ、ここに、第2期アップルビデオ高津店が、本格始動し始めたのです!!

ちなみに、扉絵の画像は、つっかさんが撮影してくれた、VROOOMの楽器一式!
このあと、さらに新しいカホンを自作しているので、これは旧式ですが(笑)
もう、VROOOMの自作カホンも、5個くらいになりそうな勢い・・・
ほんと、展開が早すぎ(速すぎ)!


ところが、これ以降の展開の早さ(速さ)は、我々の想像を超えていまして(笑)

さらに、さまざまな出来事が、復活したばかりのうちのバンドを襲うのです(汗)

それは、また次号!!