みなさま、一番過ごしやすい時期がやってきましたなあ(うららか)
毎年この時期になると、新しいことを始めたいとか思うんですが・・・
うーん、やっぱり、毎日の仕事に忙殺されて、何も始められん(遠い目)
さてさて前回、ディキシー・チキンについて語ろうとしたわけですが。
デラックス・エディションを購入したところまでで、話が止まってしまいましたな。
いやあ、いろいろと語りたいことが多くて、すんなりとはいかんのです。
んで、まずはデラックス・エディションの音質についてなのですが。
これは、素晴らしい!!(歓喜)
ただでさえ緻密に作られている音楽が、もっとクリアになっているわけですからね。
何度聴いても足らん!!(鼻息)
とくに、アコースティック・ギターの音色が、より輝いていますわ。
本当に良い音なんだよなあ(遠い目)
というわけで、まずはアコギの音がたまらない名曲を紹介いたしまする。
Roll Um Easy (2023 Remaster)
なんだろう、この感じ。
何度聴いても、聞き入ってしまいますなあ(さらに遠い目)
ブルースっぽいんだけど、ブルースだけじゃない、なんか、
南部の音楽
の香りがするんですよね。
ローウェル・ジョージのヴォーカルもたまらん。
そして、このアルバムの1曲目、アルバム名と同名の、
ディキシー・チキン
ですよ。
1曲目だから、それこそこのアルバムで1番多く聞いた曲なんですけども、
この曲の素晴らしさに、おいらは、なかなか気づけなかったですなあ。
まず、この曲の歌詞が素晴らしいっす。
以下に、おいらの下手な和訳ですが、のせてみましょう。
メンフィスの町の明かりの中で
コモドア・ホテルを見た
そして、明るい街灯の下で
可愛い南部の娘と出会ったんだ
彼女は僕を川のそばに連れて行き
僕に魔法をかけてくれた
南部の月明かりの下で
彼女はとても上手に、こう歌った
「もしあなたが、私のディキシー・チキンになってくれるなら
私は、あなたのテネシー・ラムになるわ
そしていっしょに旅をしましょう
この南部の地を」
僕らは町の酒場で飲み歩き
金がワインのように流れて消えた
そして、安い南部のウィスキーで
意識が朦朧としてしまったよ
教会の鐘の音も
お金をどこに置いたのかも、思い出せないんだ
白い柵の上かもしれないし
町外れの家に続いていく、道の上かもしれない
時々思い出すんだ
彼女がきれいな声で何度も歌ったことを
そして一緒に過ごしたあの夜のことも
彼女が僕の名前を呼んでくれたことも
「もしあなたが、私のディキシー・チキンになってくれるなら
私は、あなたのテネシー・ラムになるわ
そしていっしょに旅をしましょう
この南部の地を」
彼女と別れて1年が過ぎたけど
あのギタリストは、まだ演奏しているはず
彼女はギターに合わせて歌うのが好きで
いつもとてもうまく歌っていたよ
ある晩、コモドア・ホテルのロビーで
彼女のことをよく知る、バーテンダーに会ったんだ
僕に酒を渡してくれる時、彼はある曲をハミングし始めた
すると、バーにいた男たち全員が、歌い出したんだ
「もしあなたが、私のディキシー・チキンになってくれるなら
私は、あなたのテネシー・ラムになるわ
そしていっしょに旅をしましょう
この南部の地を」
この歌詞には、大喜利のような落ちがついているわけですよ。
自分が愛した南部の娘は、バーの中に居た男性全員と、恋人になっていたわけですな。
明るいような、悲しいような、ユーモアがあるような。
何とも言えない、歌の世界があるわけですよ。
それをメロディとアンサンブルが、さらに引き立てているわけですわ。
いやあ、たまらん名曲です・・・
というわけで、聴いていただきましょうか。
Dixie Chicken (2023 Remaster)
このねばっこいリズム、最初はよく分からなかったけれども。
何度も聴いたら、このリズムじゃなきゃダメになってきちゃうんだなあ。
このリズム感、アメリカ南部の湿気が感じられまする。
なかなか、再現するのが難しいリズムですな・・・
それでも、うちのバンドでいつか挑戦してみたい曲だと思っているっす。
というわけで、以下次号じゃ!