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林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

リトル・フィートの曲をやるならばっ! その6

2025年05月03日 10時20分10秒 | 演奏曲

みなさま、一番過ごしやすい時期がやってきましたなあ(うららか)

毎年この時期になると、新しいことを始めたいとか思うんですが・・・

うーん、やっぱり、毎日の仕事に忙殺されて、何も始められん(遠い目)

 

さてさて前回、ディキシー・チキンについて語ろうとしたわけですが。

デラックス・エディションを購入したところまでで、話が止まってしまいましたな。

いやあ、いろいろと語りたいことが多くて、すんなりとはいかんのです。

 

んで、まずはデラックス・エディションの音質についてなのですが。

これは、素晴らしい!!(歓喜)

ただでさえ緻密に作られている音楽が、もっとクリアになっているわけですからね。

何度聴いても足らん!!(鼻息)

 

とくに、アコースティック・ギターの音色が、より輝いていますわ。

本当に良い音なんだよなあ(遠い目)

 

というわけで、まずはアコギの音がたまらない名曲を紹介いたしまする。

Roll Um Easy (2023 Remaster)

なんだろう、この感じ

何度聴いても、聞き入ってしまいますなあ(さらに遠い目)

 

ブルースっぽいんだけど、ブルースだけじゃない、なんか、

南部の音楽

の香りがするんですよね。

ローウェル・ジョージのヴォーカルもたまらん。

 

そして、このアルバムの1曲目、アルバム名と同名の、

ディキシー・チキン

ですよ。

1曲目だから、それこそこのアルバムで1番多く聞いた曲なんですけども、

この曲の素晴らしさに、おいらは、なかなか気づけなかったですなあ。

まず、この曲の歌詞が素晴らしいっす。

以下に、おいらの下手な和訳ですが、のせてみましょう。

 

メンフィスの町の明かりの中で

コモドア・ホテルを見た

そして、明るい街灯の下で

可愛い南部の娘と出会ったんだ

彼女は僕を川のそばに連れて行き

僕に魔法をかけてくれた

南部の月明かりの下で

彼女はとても上手に、こう歌った

「もしあなたが、私のディキシー・チキンになってくれるなら

私は、あなたのテネシー・ラムになるわ

そしていっしょに旅をしましょう

この南部の地を」

 

僕らは町の酒場で飲み歩き

金がワインのように流れて消えた

そして、安い南部のウィスキーで

意識が朦朧としてしまったよ

教会の鐘の音も

お金をどこに置いたのかも、思い出せないんだ

白い柵の上かもしれないし

町外れの家に続いていく、道の上かもしれない

時々思い出すんだ

彼女がきれいな声で何度も歌ったことを

そして一緒に過ごしたあの夜のことも

彼女が僕の名前を呼んでくれたことも

「もしあなたが、私のディキシー・チキンになってくれるなら

私は、あなたのテネシー・ラムになるわ

そしていっしょに旅をしましょう

この南部の地を」

 

彼女と別れて1年が過ぎたけど

あのギタリストは、まだ演奏しているはず

彼女はギターに合わせて歌うのが好きで

いつもとてもうまく歌っていたよ

ある晩、コモドア・ホテルのロビーで

彼女のことをよく知る、バーテンダーに会ったんだ

僕に酒を渡してくれる時、彼はある曲をハミングし始めた

すると、バーにいた男たち全員が、歌い出したんだ

「もしあなたが、私のディキシー・チキンになってくれるなら

私は、あなたのテネシー・ラムになるわ

そしていっしょに旅をしましょう

この南部の地を」

 

この歌詞には、大喜利のような落ちがついているわけですよ。

自分が愛した南部の娘は、バーの中に居た男性全員と、恋人になっていたわけですな。

明るいような、悲しいような、ユーモアがあるような。

何とも言えない、歌の世界があるわけですよ。

それをメロディとアンサンブルが、さらに引き立てているわけですわ。

いやあ、たまらん名曲です・・・

 

というわけで、聴いていただきましょうか。

Dixie Chicken (2023 Remaster)

このねばっこいリズム、最初はよく分からなかったけれども。

何度も聴いたら、このリズムじゃなきゃダメになってきちゃうんだなあ。

このリズム感、アメリカ南部の湿気が感じられまする。

なかなか、再現するのが難しいリズムですな・・・

それでも、うちのバンドでいつか挑戦してみたい曲だと思っているっす。

 

というわけで、以下次号じゃ!


リトル・フィートの曲をやるならばっ! その5

2025年04月19日 08時55分04秒 | 演奏曲

いよいよ、このアルバムについて語る時が来ましたな。

思い起こせば、もう30年以上前に、ワクワクしながら、このアルバムを買いましたわ。

というのも、当時はインターネットなんて無い時代でしたからね。

おいらは「ロックの名盤」とか「ロック・クラシックス」なんていう本を購入して、それを読みまくっていたのです。

そのほとんどの本で、リトル・フィートの3枚目のアルバム「ディキシー・チキン」が大名盤であると紹介されていたのです。

いやあ、もう、本当に、絶賛の嵐!!

ただ「当時は売れなかったアルバムである」とも書かれていました。

 

他に「当時売れなかったアルバムで、ものすごい大名盤」として紹介されているアルバムとして、

 

ヴァン・モリソン

「アストラル・ウィークス」

が挙げられます。

このアルバムも、とんでもないアルバムですよなあ(遠い目)

リズムがはっきりしない、意識の流れのようなバッキングの中を、

ヴァン・モリソンが、それこそ縦横無尽に駆け回るような感じですわ・・・

素晴らしい内容だけども、一般受けするかと言われると・・・

そうだよなあ、売れないよなあ、と納得?する感じです。

 

 

んで、この「ディキシー・チキン」ですけども、おいらも20歳くらいの時には、

ふううむ。すごいんだろうけど、よくわからん。

みたいな感想を持っていました。

 

 

なぜ、そう思ったか、というのを今の時点で考えてみると。

情報量が多すぎて、1度聴いただけでは、頭に入ってこない。

ということが挙げられると思うのですわ。

本当に細部の細部まで作り込まれていて、とんでもなく緻密なんですわ。

なもんで、全貌を理解するまでには、たくさん、たくさん聴かないといけないわけです。

 

その代わり、ある程度つかめるようになってくると、聴くたびに新しい発見があって、

底無し沼

にハマったような状態になり、現在のおいらのように、

リトル・フィートしか聴かない

状況に追い込まれてしまったりします(遠い目)

 

 

そうなると・・・

こういうことになりますよ・・・

リトル・フィート関係のCDだけで、こんなにたくさん(笑)

ディキシー・チキンだけでも、3枚ありますからね(遠い目)

 

そう、20歳くらいの時に買ったものと、今回購入した5枚組のうちの1枚。

そして、やっぱり、購入してしまったわけですね・・・

リマスター版のデラックス・エディションを(爆笑)

いやあ、もう、完全に、レコード会社の思うがままですわ(さらに遠い目)

おいら、本当に、リマスター版をたくさん買っているなあ(さらにさらに遠い目)

好きなバンドのリマスター版が出るたびに、お金を貢いでいる気がしますぞ・・・

というか、新譜はほとんど買わないので、買っているのはリマスター版ばかりかも・・・

 

んで、このアルバムについては、名曲が目白押しでして、とてもとても一言では語れません。

もう、今の段階でこんなに長くなってしまっているので・・・

このアルバムの収録曲については、

以下次号じゃ!!


リトル・フィートの曲をやるならばっ! その4

2025年04月12日 15時55分49秒 | 演奏曲

いやあ、リトル・フィート、まだ飽きないのか・・・(遠い目)

おいらにしては、本当に長い時間、リトル・フィートだけを聴いております。

なんだろうなあ、これ、もしかしたら、デラックス・バージョンとかに手を出しちゃいそうだなあ。

レコード会社の、思惑通りになってるなあ(さらに遠い目)

 

それはともかく、リトル・フィートの2枚目ですよ。

セイリン・シューズ

ですね。名盤として誉れ高いアルバムです。

それにしても、ジャケットは、もう、ほんと、意味わからんな(笑)

なんだろう、ケーキがブランコしていて、左下には木の枝みたいな手があるし・・・

その手の感じとか、性的な感じも出ていて、気持ち悪いんだか、面白いんだか。

 

そして肝心な中身のほうですけども。

これはもう、文句のつけようがないほど、素晴らしい音楽がつまっていますぞ。

もしかしたら、大名盤と言われる3枚目「ディキシー・チキン」よりも、こちらの方が好きだという人も多いのではないでしょうか。

こちらの方がローウェル・ジョージの色が、強く出ている感じがするからでしょうな。

ただ、1枚目に比べて、コードやリズムの複雑さは影を潜めて、良い意味で「分かりやすい曲」が増えたと思うっす。

その分、キャッチーになっていて、聴きやすくなったことは間違いない。

1枚目の毒々しさも大好きなんですが、2枚目の楽しい感じも好きですなあ(讃嘆)

ただ、楽しいだけじゃなくて、十分に変、でもありますぞ。

 

んで、ここ最近ずっと聴きまくっていたおいらから、いまさらのようですけども。

改めて言いたいな、というのが、

ローウェル・ジョージのヴォーカルがすごく良い!

ということなんです(恥笑)

 

いや、本当にお恥ずかしいことなんですが、おいらはこれまで、ローウェル・ジョージのスライド・ギターとか、曲作りとか、そういうことは高く評価していたんですけども。

彼のヴォーカルについては、

可もなく不可もなし

みたいな、イメージを持っていたんですよ(恥泣)

 

そう、ローウェル・ジョージのヴォーカルは、おいらが大好きな、

ヴァン・モリソン

とかに比べたら、線も細い気もするし、そんなに特徴的ではありません。

 

だから、今の今までちゃんと気づかなかったんですけども、

彼のヴォーカルは、とんでもなく、すごいです。

インパクトはそれほどでもないかもしれないですが、聴きこめば聴きこむほど味が出てきて、まさに、

スルメ

ですね(笑)

おいらなんか、もう、彼のヴォーカルにメロメロですぞ。

 

んで、このアルバムの中から、1曲を選ぶとすると、やっぱり、

Willin'

になってしまうんですよ(苦笑)

1枚目のアルバムで発表された曲を、もう一度録音し直してリリースするなんて、あんまり例がない事だと思うんですが、ローウェル・ジョージは、こういうことをよくやります。

たぶん、自分の書いた曲に対する執着が強いんでしょうな。

この曲については、全てが素晴らしいけども、ローウェル・ジョージのヴォーカルに注目して聴いてほしいですわ。

というわけで、聴いてくださいませ。

Willin'

この哀愁が、たまらん(滂沱の涙)

ローウェル・ジョージはリトル・フィートを結成する前にフランク・ザッパのバンドに在籍していたんですが。

この曲を書いてザッパのところに持っていくと、歌詞の中に麻薬を暗示する言葉が入っていたので、麻薬嫌いのフランク・ザッパの逆鱗に触れてバンドをクビにされたとか、いろんな逸話のある曲ですな。

もちろん、本当かどうかは不明なんですけどもね(苦笑)

 

それにしても、良い曲じゃあ・・・(遠い目)

前にも書きましたが、この曲を、バンドでやりたいなあ(さらに遠い目)

 

以下次号じゃ!!


リトル・フィートの曲をやるならばっ! その3

2025年04月05日 06時33分46秒 | 演奏曲

さて、みなさま、元気でいらっしゃいますかな?

春爛漫、桜の花が咲くと、なんだかウキウキしてきますなあ(遠い目)

まあ、多くの方が、年度初めの仕事が忙しくて、それどころじゃないかもしれませんが。

 

さて前回は、リトル・フィートの概略をまとめてみましたな。

初期であればあるほど、ローウェル・ジョージの色が強い。

まあ、一言で言うと、そういうことになりますけども(笑)

 

 

今回、語りたいのは、

1枚目のアルバムですね。

見れば見るほど変な、このジャケット・・・(首かしげ)

なんなんだろう、これ?

というのが、今回のおいらのリトル・フィート熱の始まりでしたな。

やっぱり、ジャケットって、大切なんですなあ(遠い目)

それで購入する人(ジャケ買いする人)が一定数いるわけですもんね。(おいらも笑)

 

 

んで、このアルバムの中身も、ぶっとんでますよ・・・(苦笑)

おいらは、リトル・フィートばかり聞くようになってから、彼らの演奏に合わせて、ギターを弾いて遊んでます

 

おいらが大好きな、

MDに録音して、曲のキーを探って入力し、シャッフルで楽しむ

という方法ですね。

 

ところが、このアルバムは、曲のキーがわかりづらい・・・

なんだか、変わったコード進行の曲が多いし、リズムもコロコロ変わります。

安心して合わせられるような音楽ではないんですよ。

ローウェル・ジョージのヴォーカルも、ハウリン・ウルフそっくりのだみ声だったりして。

 

とてもとても、初心者向きとは言えません(遠い目)

 

でも、おいらみたいに、ブルース好きで、ローウェル・ジョージの信者のようになってしまった者にとっては、

至福のアルバム

です(爆笑)

 

「全編、ブルースです」といわんばかりの、突き抜け方が、たまらんです。

それなのに、泣かせるバラードとかも入っていたりするんで、ローウェル・ジョージの音楽性のほとんどが、もうこのアルバムに入っていると言ってもいいでしょう。

 

そして、このアルバムの中で1曲を挙げるとしたら、

Willin'

でしょうね。

この曲はたまらん。

 

2枚目のアルバムで、もう1回録音し直しているんで、ローウェル・ジョージにとっても、お気に入りの曲なのでしょうな。

いやあ、この曲を、演奏したい!(讃嘆)

でも、うちのバンドで取り上げるには、地味な曲だし、マイナーだよなあ(遠い目)

なもんで、おいらはソロで、いろんなところで、もう歌っています。

歌詞も泣かせるんだよなあ。

仕事が忙しい時、へとへとになった時には、この曲を聴きたくなります。

 

このアルバムのバージョンは、録音するときに、ローウェル・ジョージが手を怪我してしまったらしくて、スライド・ギターが弾けなくなって、

ライ・クーダー

を呼んで、いっしょに録音したという、伝説のバージョン。

アコースティック・ギターとスライド・ギターだけの演奏で、何度聴いても、胸が締め付けられますわ。

次回のブログで、2枚目のアルバムについて語るつもりなので、この曲の再録音バージョンについてもまた語ると思うんですが、この曲については、どっちのバージョンも大好きだなあ(遠い目)

 

というわけで、今回はこのアルバムのバージョンを聴いてもらいましょうか。

Willin'

うわあ、しぶいなあ。

このときは、まだ歌い回しも素朴というか、こなれてない感じがするし。

キメのところもあっさりしすぎていて、リズムもつまっていますなあ。

ちょっとテンポが速すぎる気もしますが・・・

それがまた、何とも言えない味になっている感じがいたしまする。

これが、次のアルバムの再録音版では、もっと洗練されることになります。

 

というわけで、以下次号じゃ!!


リトル・フィートの曲をやるならばっ! その2

2025年03月29日 11時12分33秒 | 演奏曲

みなさま、お元気でございましょうか?

だんだん、春らしい天気になってきて、過ごしやすくなってきましたなあ。

とは言っても、東京の今日は、冷たい雨ですが・・・

今年は、何回、路上ライブができるのか・・・(遠い目)

 

さて前回、リトル・フィートの5枚のアルバムセットを購入したことを書きましたな。

オリジナル・アルバムの1枚目から5枚目がセットになっているお得なセットです。

んで今回は、リトル・フィートというバンドの概要をまとめようと思ってます。

 

調べてみたところ、リトル・フィートは現在も活動していまして(驚愕)

オリジナル・アルバムは、けっこうな数、発売されています。

 

 

とはいっても、おいらが好きなのは、初期の作品

 

もっと言うと、

ローウェル・ジョージが在籍した時のリトル・フィートが好きなんです。

 

 

リトル・フィートはローウェル・ジョージが中心になって結成されたバンドです。

ただ、彼は、どんどん麻薬に溺れていくようになって、6枚目のアルバムを出した後、

リトル・フィートの解散を宣言して、ソロになります。

そしてその直後に、麻薬の過剰摂取で亡くなってしまうのですわ。

 

ローウェル・ジョージは、作詞・作曲・ヴォーカル・ギター・プロデュースで、大活躍してましたが、

年月が経つにつれ、他のメンバーも作詞・作曲をするようになり、ヴォーカルもとるようになっていきます。

麻薬でどんどんパワーが落ちていく彼の分まで、他のメンバーが頑張るようになっていき、リトル・フィートの音楽性は、変わっていくことになるわけです。

具体的には、ブルース色が強かった初期に比べて、後期はジャズの要素が強くなっていきます。

それはそれで悪くないんだけども、おいらは、ブルースが大好きですからねえ。

なもんで、おいらは、初期の頃のリトル・フィートが大好きになってしまったわけですね。

 

解散した後、再結成されて、その後女性ヴォーカルが加わったりしつつ、現在までバンド活動は継続されてますけども、

おいらとしては、ローウェル・ジョージが居た時の音源が聴きたいわけです。

そう考えてみると、このアルバム5枚セットは、本当にありがたい!!

 

彼が在籍していた時に発表された、6枚目のアルバムが収録されてないのは残念ですが、その頃にはもう、彼は麻薬でボロボロで、他のメンバーの音楽性が強く出てくるようになってます。

なもんで、おいらは、6枚目にそんなに魅力を感じてません。

(いずれ、購入しそうな気もするけど・・・笑)

 

というわけで、5枚で3000円弱なんて、

タダみたいなもんですぜ!(鼻息)

興味がある方は、是非ご購入くださいまし。

 

 

さて、ここまで書いてきたことを、まとめますと。

ローウェル・ジョージが在籍していた時期のリトル・フィートは、初期であればあるほど彼の影響力が強い

それがだんだんと弱まって、他のメンバーに比重が移っていって、解散に至る。

 

で、世間的評価を見てみますと、

1枚目 ローウェル・ジョージの色が最も強いが、まだ粗削りで、好き嫌いが分かれます。

2枚目 ローウェル・ジョージの全盛期、とにかく名盤!

3枚目 ローウェル・ジョージもすごいし、他のメンバーもすごくなりつつある、大名盤!

4枚目 ローウェル・ジョージは減速中、他のメンバーががんばっている、名盤。

5枚目 ローウェル・ジョージが瞬間風速的にはすごい時がありますが、うーん、まあまあ。

こんな感じになってます(笑)

んで、これは何度も何度も何度も聴いてみた、おいらもほぼ同じ印象です。

 

現在のおいらが、聴きまくっているのは、2~4枚目だなあ。

時々、1枚目を聴くけど、5枚目はあんまり聴かないなあ・・・

とはいっても、ここ最近、リトル・フィートしか聴いてないんで、5枚目も20回くらいは聴きました。

 

んで、このバンドの魅力はたくさんあるんですが、無理を承知で、一言で言うと、

リズム

だと思うんですよね。

 

南部の、ねばっこい、まとわりつくような、ちょっと遅れてくる感じのリズム

が、ものすごくたまらんのです(ものすごく遠い目)

 

というわけで次回から、1枚ずつ、おいらが感じたことを、まとめていこうと思ってます。

 

以下次号じゃ!!


リトル・フィートの曲をやるならばっ! その1

2025年03月22日 06時31分13秒 | 演奏曲

さて、みなさま、お元気でございましょうか?

本当に、がやってきましたね。

といっても、東京では、この時期になってから、雪が降ったりして、寒かったですが・・・

いよいよ、路上ライブの春です。

 

んで、バンドの歴史シリーズをまとめている途中なのですが、どうしても書きたくなりまして。

リトル・フィート

のことを、しばらく書きたいと思ってます。

 

いやあ、久しぶりに、ドハマりにハマってますなあ(遠い目)

もう、リトルフィートしか聴いていない時期が、1ヵ月くらい続いています。

とっても飽きっぽい、おいらにとっては、これはかなり異常なことですわ。

 

 

なもんで、リトル・フィートの事を、熱い気持ちの今、書いておこうかなと。

 

 

んで1ヵ月くらい前に、リトル・フィートを聴き始めたきっかけはと言いますと。

 

冒頭の写真、リトル・フィートのファースト・アルバムのジャケを見たからです。

このジャケですね。

 

もちろん、それまでも、リトル・フィートを、たまには聴いていました。

でも、やっぱり玄人向けのバンドって感じで、敷居が高く、それほど熱心に聞いてなかったのも事実。

 

 

とくに、3枚目のアルバムで、名盤との評価が確立している、

「ディキシー・チキン」は、20歳くらいの時に買って、ずっと持っていましたわ。

でも今思えば、おいらはこの音楽の素晴らしさを、ぜーんぜん、わかってなかったんだと思うっす(遠い目)

 

 

それでも、40歳くらいになって、自分が本格的にスライド・ギターを演奏するようになってからは、

リトル・フィートを聴かないわけにはいかんだろう。

というなんか、無言のプレッシャーを勝手に感じて(苦笑)

ローウェル・ジョージのスライド・ギターの音色を聴いていたものです。

 

ただ、ローウェル・ジョージは、オープンAチューニングを使用しているので、

おいらはオープンDチューニングを使っているから、

直接は参考にならないな~(残念)

なんて思っていたものです。

 

 

なので、正直、お気に入りのバンド、と呼べるほどには聴いてこなかったのですよ。

 

 

ところが、中古CD屋さんで、冒頭の写真の、

このジャケを手に取った時、

何とも言えない、違和感があったんですよね。

というか、このジャケ、変じゃありません??

空は真っ青なのに、雪景色が芝居の背景のように建てられていて。

(しかも、一番左端だけは、見切れていて、背景が少し見える。)

その前に、人が4人いるけども、右から2番目の人は、斜めになっているし。

雪景色の背景の上に、建物?の上部みたいなものが突き出ているし。

何が何だか、よくわからん。

 

 

しーばらく、このジャケを見ているうちに、欲しくなってきて、購入することにしたのです。

 

 

しかも、その棚には、

こんなものが置いてあったのです!!(鼻息)

なんと、リトル・フィートのオリジナル・アルバム、5枚セットで、3000円以下!!

うわお、これは買わねばならん!!

3枚目だけ、かぶるけども、リマスターされているから、別物ということにしよう!

 

 

というわけで、リトル・フィートの旅が始まったのです。

 

 

以下次号じゃ!!


ザ・バンドの曲をやるならばっ! その6

2024年06月29日 07時30分46秒 | 演奏曲

さて、ザ・バンドについて語るシリーズも、今回で最後でしょうな。

いや、もちろん、他にもアルバムはあるんですよっ。

 

カバー曲を集めた、

「ムーンドッグ・マチネー」

なんてのもありますし。

 

解散後に

「アイランド」

なんていうアルバムも出てますよ。

リチャード・マニュエルが「ジョージア・オン・マイ・マインド」を熱唱してたりします。

 

ライブ盤の「ロック・オブ・エイジズ」は文句なく素晴らしいし。

「ラスト・ワルツ」だって捨てがたいです。

ヴァン・モリソンがカッコいいしなあ(讃嘆)

 

でもねえ。

ザ・バンドの曲の中で、うちのバンドで演奏するならどの曲か、ということを考えているわけで。

ライブ盤について語るのは、別の機会といたしましょう。

 

 

 

だから、今回、このアルバムについて語って、終わりにしようと思っているっす。

「南十字星」ですよ。

正確には

「Northern Lights - Southern Cross」

という題名でして、「北の光と南十字星」とでも訳せばいいでしょうか。

 

いやあ、とにかく、名盤です(号泣)

おいらの個人的には、ザ・バンドのアルバムの中でも、1番好きと言っていいアルバムですな。

一時期、このアルバムだけを聴いていた時があって、今でも目をつむると、その時期の思い出の風景が見えたりします(遠い目)

 

 

 

このアルバムの中には、素晴らしい名曲が、3曲もあるっす(遠い目)

Ophelia

Acadian Driftwood

It Makes No Difference

この3曲が素晴らしいことは、誰にも異存がない所でしょう。

いや、もちろん、他の曲も素晴らしいんですが、この3曲は群を抜いていると思うっす。

 

うちのバンドで演奏できるなら、3曲ともやりたいくらいですが(苦笑)

どの曲も、知名度がいまいちなんですよね・・・

ザ・バンドの熱心なファンじゃないと、さすがに知らないと思うっす。

 

 

んでは、とりあえず、1曲ずつ見ていきましょうか。

まずは「Ophelia」ですね。

この曲のリードヴォーカルはリヴォン・ヘルム。

本人もすごく気に入っていたみたいで、ザ・バンドが解散して以降も、コンサートでよく歌っていたみたいですわ。

たしかに、すごく明るくて盛り上がるし、懐かしい感じがするし、聴いていて心が和みます。

 

そして、もしかしたらザ・バンド最高の名作とも言われる、

「Acadian Driftwood」

これは、3人のヴォーカルが入れ代わり立ち代わり物語を歌っていくという、たまらん曲です。

サビの部分は3人で、ものすごく美しいハーモニーを聞かせてくれます。

この曲を演奏できたらどんなに良いだろうかと夢想しますが・・・

まあ、無理ですな(爆笑)

これはもう、カバーしようという気にすらならないほどの名作ですわ(遠い目)

 

 

 

んで、おいらが個人的に最も歌いたい曲が、

It Makes No Difference (Remastered 2000)

この曲です!!(鼻息)

リック・ダンコの胸をかきむしるような歌唱(遠い目)

曲の最後に、ロビーのギター・ソロとガースのサックス・ソロが交錯して・・・

何度聴いても、うっとりとした気持ちにさせてくれまする。

いつか、ソロでもいいから取り上げたい曲だなあ。

こんなふうに歌えたら、人生楽しいだろうなあ(妄想)

 

 

 

というわけで、いよいよ、7月13日のホット・ロッキン・ナイトが近づいてきました。

久しぶりの大きな会場でのライブですからね~。

練習がんばります!!

 

 

このシリーズはこれでおしまいですぞ~。

 


ザ・バンドの曲をやるならばっ! その5

2024年06月22日 07時40分30秒 | 演奏曲

今年はなかなか、梅雨が始まらなかったですなあ。

まあ、じめじめした梅雨は、できる限り無いほうが嬉しいんですが・・・

農業の事とか水道水の事とかを考えると、雨が降ってくれないと困る。

それにしても、毎年のように異常気象のような気がするなあ(遠い目)

 

さて、それはともかく、ザ・バンドのアルバムについて、ちまちまと語っているこのシリーズ。

前回は3枚目のアルバムについて語りましたわ。

 

今回は、4枚目のアルバム「カフーツ」でございます。

まあ、その、あんまり、評判のよろしくないアルバムですわな(ため息)

おいらも、このアルバムは、そんなに聴くことがないですね・・・

おいらの大好きな、ヴァン・モリソンが客演しているというのに(遠い目)

 

ただですね、アルバム発売50周年記念リマスター版が、次々と発表されまして。

このアルバムもリマスター版が出ました。

いや、それによって名盤になったとまでは言えないんですが・・・

1番好きな曲が、さらに良くなったことだけは事実!!

それはもちろん「ライフ・イズ・ア・カーニバル」のことですね!

この曲だけは、最高の出来と言っていいでしょう!

ザ・バンドのすべての曲の中でも、上位に入ることは間違いなし。

この曲が、さらに美しくリアルに聴こえるようになっただけでも、50周年版を買う価値あり!!

それについては、後で聴いていただくとして・・・

 

ここで悲しいお知らせがあるのですよ・・・

 

アルバム発売の50周年を記念して、続々と発売されていたシリーズ。

たぶん、この作品で終わりだと思うっす(号泣)

 

というのは、ザ・バンドのまとめ役で、ほとんどの曲を書いていた、

ロビー・ロバートソン

が亡くなってしまったからです(さらに号泣)

 

50周年記念リマスターを仕切っていたのも、ロビーだったからなあ(とても遠い目)

実際に作業をしていたのは、他の人だろうけども、ロビーが居なかったら、もう、リマスターはされないんだろうなあ(めそめそ)

 

ああ、リマスターされた「南十字星」聴きたかったな(滂沱の涙)

出してくれないかなあ、出してくれたら買うのになあ(ぐしゅぐしゅ)

 

 

 

あ、すいません、あまりのことに我を忘れておりました・・・

 

 

この後、ザ・バンドは何枚かのアルバムを出しているので、それらがリマスターされることを強く祈っておりまする。

 

というわけでリマスター版の、

「ライフ・イズ・ア・カーニバル」

を聴いていただきましょうか。

Life Is A Carnival (Remastered)

いや、とにかく、全てが素晴らしい曲ですな。

なかでも、ホーンが問答無用でカッコいい!!

これはさすがに、うちのバンドで演奏することはできませんが(涙)

 

 

どこかのバンドが、かっこよく演奏してくれないかなあ(遠い目)

ライブで聴いたら、嬉しくて踊り出す自信があります(笑)

 

というわけで、以下次号じゃ!!


ザ・バンドの曲をやるならばっ! その4

2024年06月15日 04時57分58秒 | 演奏曲

さて、みなさま、お元気でございましょうか。

なんか、もう暑くなってませんか?

東京はもう、真夏日のような天気が続いておりますぞ。

今年の夏は、いよいよ、ホット・ロッキン・ナイト(HRN)が復活しますからね。

うちのバンドは、5年ぶりくらいの大型ライブで、ワクワクしておりますぞ。

 

それはともかく、ザ・バンドについて語り続けているこのシリーズ。

前回とその前で、ファーストセカンドについては語りましたな。

 

・・・・・・・(遠い目)

 

あ、すいません。

ザ・バンドのアルバムは、ファーストとセカンドが最高!

それ以降は・・・正直、パワーダウンは否めません(さらに遠い目)

というのは、ファーストとセカンドで、あまりに有名になったバンドのメンバーたちが、

麻薬と酒で、ボロボロになっていくばかりなのですよ。

 

特にひどいのがリチャード・マニュエル

ファーストの時にはたくさん曲を書いて歌っていたのに・・・

ぜんぜん曲を書かなくなって、声の美しさも、落ちていきます。

まあ、それでも十分に魅力的な声なんですけどね。

 

他にも、リヴォン・ヘルムとリック・ダンコは麻薬にどっぷり、だったらしいっす。

あれ、ヴォーカリスト全員じゃん(遠い目)

 

 

なもんで、この先のアルバムで見るべきものは、そんなにないのですが・・・

 

 

今回しっかりと聴きこんで語ろうと思っているのは、

3枚目のアルバム「ステージ・フライト」ですよ。

いや、このアルバムは、ファーストやセカンドに比べるとあれだけども。

十分に、名盤だと思うっす!

 

ここ最近、50周年記念リマスター版が順次出ているので、もちろんこれも買ってます。

めちゃくちゃびっくりしたのは、オリジナル版から、曲順が差し替えられているところ。

どうやら、当時のバンド内の人間関係が、ギスギスしていたらしく。

ロビー・ロバートソンが1人で書いた曲を、アルバムの1曲め、2曲めに置かないようにしたらしい。

うわあ、そんなことに気を遣わないといけない感じになっちゃっていたのか・・・

 

 

そして、曲順まで変わったこのアルバムを改めて聴き直してみると。

うーん、オリジナルに強い思い入れを持っている人からすると不評かもしれないけども。

おいらにとっては、名盤度が増したと思うっす。

曲順はリマスター版の方がいいような気もするし、各楽器の音がクリアに聴こえるし、

何より、ヴォーカルの美しさが段違いになっている気がするっす。

 

 

んで、このアルバムくらいから、おいらは、

リック・ダンコ

の歌声が大好きになってくるんですわ。

これまで、リチャード・マニュエルとリヴォン・ヘルムの影に隠れがちだったんですが。

どんどん、歌声が素晴らしくなっていきます。

なんだか、もの悲しいような、それでいて、力強さもあって。

胸に響く声を持っているなあ、とうらやましいかぎりですわ。

 

というわけで、おいらがこのアルバムで、最高に素晴らしいと思う曲を聴いていただきましょうか。

これは、うちのバンドでやるには難しすぎる曲だとは思うんですが。

この難しい曲を、リック・ダンコは、フレットレス・ベースを弾きながら、歌ったらしいのですわ。

 

ロビー・ロバートソンが、リマスター作業の時に聴き直して、

リックは、どうして、こんなことができるんだ?

と思ったらしいっす(笑)

 

では、聴いてみてくださいまし。

Stage Fright (Remastered 2000)

いやあ、やっぱり、カッコいい曲だよなあ(遠い目)

リックの歌声がたまらんです・・・

ここ最近、おいらはベース・パートを弾きながら歌うことが多いので。

ベースを弾きながら歌うことの難しさを、痛感しているところなのですわ。

 

でも、リックのこの演奏を聴くと、

まだまだがんばろう!

という気持ちになれるっす(鼻息)

 

というわけで、以下次号じゃ!!


ザ・バンドの曲をやるならばっ! その3

2024年06月08日 07時46分40秒 | 演奏曲

みなさま、もしかして、梅雨なんて、まだきてませんよね?

東京では、けっこう雨が多い気もしますが・・・

おいらは6月生まれなんですけども、

6月なんていらない(笑)

梅雨はうっとうしいし、何よりも、祝日がない!!(憤怒)

たのむから、6月に祝日を作ってくれ~(懇願)

 

 

それはともかく、ザ・バンドについてですよ。

前回、ファースト・アルバムについて語ったので、今回はセカンド・アルバムですよ。

もちろん、

名盤中の名盤

です(鼻息)

 

ファーストの時には、リチャード・マニュエルが大活躍してましたが。

今回は、リヴォンリックがメインでヴォーカルを取る曲が多くなってます。

とは言っても、おいらが数えた感じだと、全12曲のうち、

リチャード 5曲

リヴォン  4曲

リック   3曲

となっております。

なるほど、当時のバンド内での立場が透けて見えるようですな。

 

リチャードの声はものすごくキレイで、高音から低音まで安定しているんですが。

ものすごく特徴的な声、というわけではありません。

しかもこの後、酒と麻薬で、どんどん声が(悪い意味で)荒れていきます・・・

 

この3人の中で、1番特徴的な声、1度聞いたら忘れられない声の持ち主は、

リヴォン

でしょうね(讃嘆)

この声が、この後、このバンドを代表する声になっていく感じがします。

なんだろう、アメリカ南部のカウボーイのような声なんだよなあ。

 

 

 

で、もう1度、このアルバムのジャケットを見てみましょう。

このおっさんたち、怖くないですか(爆笑)

あきらかに、近寄っちゃいけない感じの人たちですよね。

全員、ヒゲはやしてますし、薄汚れた感じだし、目つき悪いし(笑)

自分たちをカッコよく見せて、女性ファンを獲得しようという考えは全く無さそうですな。

でも、こういうの、おいら、たまらなく好きです(うっとり)

 

そういえば、ビートルズとかレッド・ツェッペリンとかだと、女性ファンがきゃあきゃあ言ったりするのが映像に残ってますけども。

ザ・バンドの女性ファンなんて、想像できませんな(遠い目)

 

そして、ジャケットと対応するように、中身もすごく、おっさんくさいですわ。

 

いや、ここ最近、ザ・バンドばかりを聴いて思った事なんですが、

リズムがねばっこい

というのが、おいら的には、たまらないポイントですわ。

アメリカ南部の、泥臭くて、ねちっこくて、蒸し暑い感じのリズムが大好きです。

 

うちのバンドでも、そういう音楽をやってみたいですけども。

なかなか、あそこまでねばっこいリズムを出せる自信がないですな(遠い目)

 

んで、このアルバムの中で、おいらが個人的に大好きで、うちのバンドで演奏できたらいいな、と思う曲は・・・

The Night They Drove Old Dixie Down (Remastered 2000)

これは本当に、名曲ですね(遠い目)

アメリカの南北戦争のことを歌っているんですが、何とも言えない詩情にあふれていて。

何度聴いても、心を揺さぶられる名曲だと思いますわ。

 

ただ、リズム・パターンとか、曲の構成とか、複雑なんですよね。

ザ・バンドの演奏を聴いていると、あまりにも自然に演奏されている感じがしますが。

こんなノリ

絶対

出せませんて(号泣)

 

というわけで、以下次号ですぞ!