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林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バンドの歴史28(VROOOM呼ぼうぜ)

2015年06月18日 12時23分37秒 | バンドの歴史


12弦ギターをメインにした店長と、路上演奏用のすばらしいアンプを手に入れたおいらは、毎週土曜日になると、路上演奏をしたり、溝の口近辺のカラオケ屋で、2人で練習する日々が続いています。

演奏のノリもどんどん良くなり、やっぱりいっしょに音楽をやると楽しいね~、とお酒などを飲みつつ語り合っていたわけです。

で、

ボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」がやりたいよね~。

などと話しているうちに、

やっぱり、リズムを支えてくれるVROOOMがいないとさみしいよね~。

という話になり、

そういえば、VROOOMは、まだ溝の口近辺に住んでいるわけだから、近いじゃん! 呼ぼうぜ~。

という感じになっていったわけです(笑)

それに、やっぱりVROOOMはおいらの幼馴染だし、店長とも「第1期アップルビデオ高津店」のときに、いっしょに演奏して、青春をともに過ごしているわけだから、バンド再加入はともかくとしても、「会って飲みたいよな」となるのはとても自然なこと。


で、やつの携帯に電話したわけです。

すると~。

「おっ? つぁんか? 今、俺はサバイバル・ゲームの帰りでな~。千葉にいるのだよ」

「いやあ、俺と店長はバンドを再結成してな~。溝の口のカラオケ屋にいるのだよ。見に来んか?」

「お?? まじかあ、面白そうだな、そっちに帰り次第、向かうよ」

とのこと。
サバイバル・ゲームのために、千葉まで遠征とは、なかなかに、あいつらしい(笑)


で、おいらたちがバンドを再結成して、ライブを経験して、路上演奏も再始動しているあいだに、VROOOMは、いったい、何をしていたのか??



ありあまる資料画像をもとに、簡単に振り返っておきましょうか!!


まずは、どんどんゴミ屋敷化してゆく、こんな長屋に住み(笑)


ちなみに、この写真の時に乗っていたバイクは、ドゥカティ(爆笑)


そして、こんなかわいい、メスの子猫伴侶に選び(笑)


写真だとめちゃくちゃかわいいけど、VROOOM以外の人間には全くなつきません(汗)


さらに、仕事では、造型家として、なにもないところからデザイン画を書き起こし、それを立体化して、商品化するという、職人芸を身につけ!


こ~んな作品や


こ~~んな作品や


こ~~~んな作品を作成してお金を稼ぎ!!

あ、もちろん、扉絵にした作品も、VROOOM作の商品でござんす!



ほんでもって、趣味のサバイバル・ゲームでは、クリスマスの時期にサンタのコスチュームに身を包んで、ライフル銃を振り回す(爆笑)



恐ろしいほど、完全に、あちらの世界に(笑)


もはや、ツッコミどころが多すぎて何も言えない生活をしていたわけですね。
というか、人生を謳歌しまくり(笑)


で、久しぶりに3人でカラオケ屋で酒を飲みながら、当然のようにバンドの話になるわけですね。
でも、VROOOMにしてみれば、生活も趣味も仕事も楽しくやっているのに、この上、もう一度バンドをやる必要があるのか? って感じなわけですよ。

さらに、肝心の担当楽器については、白紙(爆笑)
第1期のときに使っていた、スネアとハイハットは、もう処分されていて、ありません(笑)

あ、くわしくは、この回に書いてあります(笑)


で、とりあえず楽しく飲んだものの、バンド再加入の話は、とりあえず保留ってことで、このときは終了したのですよ。


でも、この担当楽器の件についても、時代は進化してまして、ものすごくクリアな解決策が生まれていたのです!!

以下次号!

バンドの歴史27(12弦をメインに!?)

2015年06月17日 12時22分18秒 | バンドの歴史


さて、路上用のアンプも購入して、どんどん軌道に乗っていく第2期アップルビデオ高津店」。

おいらと店長は1週間に1度ずつ、溝口近辺で会っては、カラオケで練習をしております。
もちろん、路上での演奏に、前回紹介したアンプを使ってみて、その素晴らしさに感動したりもしております。


そして、ある練習のときに、店長がいつもの「オベーション1985」ではないギターを持ってきていることに気づいたのです。


そう、それが現在の店長のメイン・ギターである、オベーションの12弦ギター!!
扉絵にしてあるギターですね!
つっかさんが、雑踏の中で撮影してくれた、かっこいい写真ですわ!!

このギターは、今から20年以上前に、店長が友人から5万円という破格の値段でゆずってもらったギター。

おいらもそれを店長が持っていることは知っていたけど、12弦ギターとしてはあまり使ってなくて、6弦しか張らずに、路上演奏などで使っていたのを見たぐらいでした。
それこそ20年くらい前に、おいらに貸してくれたこともあって、おいらとしては珍しがって弾いていたもんです。
でも、後で書くけど、12弦ギターって、すごく弾くのがしんどいので、あきらめました(笑)

それを店長が持ってきて、しかも、ちゃんと弦が12本、張ってある・・・

いやあ、びっくりしましたあ!!
12弦ギターというのは、ある種の「イロモノ」であって、ちょっとした効果音として使われたり、ちょっと毛色の変わったサウンドがほしいときに使われる程度のものでして。
12弦ギターを、完全に自分のメイン・ギターとして使うギタリストは、ほとんど居ません!!

というか、おいらが知る限りだと、12弦ギターがトレード・マークになっている人は、戦前ブルーズの時代のアーティストである、

レッド・ベリー

この人ですね。

それと、

ブラインド・ウィリー・マクテル


この人です。

えらい写真の大きさが違うけれども(笑)
12弦ギターを使っているのがわかりますよね。

この2人くらいしか、知らないんだよね~。


もちろん、12弦ギターが効果的に使われている楽曲はたくさんあるんだけども、ずっと12弦をメインに使って、ギター・ソロも12弦でとってしまおうなんていうのは、ほとんど知らないっす。

特に、12弦の、アコースティックギター、というのが大きい。

12弦の、エレキギターなら、それをメインに使っている、ロジャー・マッギン(バーズ)なんかもいるし。
ジョージ・ハリソン(ビートルズ)も、メインで使っていた時期があります。

でも、けっして、メジャーな存在ではない。

なぜなら、12弦ギターというのは、当たり前のことだけど、弦が12本も張ってあるわけで、ものすごく弾きにくい・・・(涙)
単純に考えて、弦のテンションは倍だし、そのぶんネックは太いし、ちゃんと押さえないと、きれいな音は鳴らないし・・・(汗)

とにっかく、しんどいのですよ。
それなのに、店長は、

「(にこにこつぁん、俺はこれから、12弦をメイン・ギターとして使うよっ!!」


と相変わらずにこにこしながら言うわけですよ。

で、店長に、その理由を聞いたら

「(にこにこやっぱりさあ、もっとも大切なことは、オリジナリティだと思うんだよね。人と同じことをやったって、つまらないし、プロの人たちに勝てるわけがない。だからこそ、俺たちにしかできないことを、探すべきだと思うんだな。つぁんの歌とかギターの弾き方とかは、上手いかどうかはともかく、すごくオリジナリティがあるじゃん。だからこそ、俺も普通じゃないことを選んで、その道を突き進みたいと思ったのだよ。」


か、かっこいいぜ、店長!!(感涙)


というわけで、それ以来、店長は、うちのバンドで演奏するときは、12弦ギターだけを使ってます。
すごく、しんどいと思うんだけど、愚痴も言わず、たんたんと続けているんだよね~。
ここらへん、本当に、ギターの修行僧みたいな人ですな!

そして、この決断のおかげで、店長はさらにギタリストとして上達し!

その店長の姿勢を見ていたおいらが、自分のギターの弾き方を徹底的に見直すきっかけとなったのです!!


人生は1度しかないんだから、人と同じことをやっていても仕方がないぜ!!

という、うちのバンドのコンセプトが、がっちりと決まった瞬間でした(ドヤ顔)

そして、まだまだ続きます!!

バンドの歴史26(素晴らしきAC-33)

2015年06月16日 13時05分35秒 | バンドの歴史



今回は、おいらが探し求めてきた路上用のアンプについて!
これを礼賛するだけの記事になってしまいそうな予感(笑)


さて、見出しの写真をもう一度見てくだされ。
これが、現在のところ、路上で演奏するのに最適なアンプ!(だと、おいらは信仰してます・笑)

ローランドがお作りになった、

AC-33

というアンプでござんす!

全国の、路上演奏者のみなさま、注目ですよ~。


このアンプのすごいところを列挙すると~!


まず、音!!!

音量、音質、まったくもって、非の打ち所なし!!

店長に見せたときの話をするのが、早いと思うんだけど(笑)
店長はおもむろに、オベーションのギターをつなぎ、音を出してみて、絶句(笑)

「(にこにここれは、いいよ!」

店長は路上ライブでアンプを使うことに、わりと消極的でして。
それはたぶん、昔、路上で使ってたアンプの音が、ゆがんでしまっていたからだと思う。
やっぱり、アコースティック・ギターの良い音を、しっかりと出したいですもんね!
そういう意味では、このアンプは、音がゆがんだりしないし、すごくクリアに出るから、最高ですよ!!

さらに、2つの入力チャンネルがあるのがすばらしい!
店長のギターと、おいらのマイク(これでギターとボーカルを拾う)を、同時にできるのがすごい。
2つの音を入力しても、音がゆがんだりしないので、安心して使えます!!

このアンプを使うようになってから、たとえば、ライブ・カフェなんかでやるときも、店のシステムを使うより、こっちのアンプを使ったほうがいいんじゃないか、なんて思うときさえあります(爆笑)


そして、持ち運びの便利さ!!

この写真を見てもらえばわかると思うんだけど。



手の大きさと比べて、アンプが小さいですよね。
おいらは、カメラ用のバッグを買って、そこに入れて持ち運んでます。
もちろん、ちょっと重いですけど、持ち運びできない大きさではない!
これはねー、路上で演奏するときには欠かせないスペックですよ!!


さらに、電池の持ちがいい!!

このアンプは単3電池を8本使うんだけど、おいらはエネループを使ってます。
これまで数年間使ってきて、充電したエネループが、演奏中に切れたことがありません!
長いときは4~5時間ぶっ続けで演奏しても、切れることがないのです。


その他にも、いろいろな機能がついていて、自分の演奏を数十秒間記録させて、それをリピートさせながら、さらに自分の演奏を重ねる、なんて秘儀もできますよ。

こんな感じです!!
AC-33 Acoustic Chorus Guitar Amplifier Featuring Looper Function






もはや、言うことなし!!

これで、4万円でお釣りがくるのだ!!
買うしかないっすよ(爆笑)
路上で演奏するなら、これしかない、というくらいのスペックですよ。
これを使うようになって、路上ライブでの問題点(ハード面)のほとんどが解決したのです!!




このアンプ量産のあかつきには、この世の中なぞ、あっという間に路上音楽で満たしてみせるわ!!



あ、もう量産されてますけどね・・・(笑)


さらに、続きますよ~。


バンドの歴史25(ふたたび、路上へ!)

2015年06月15日 18時12分01秒 | バンドの歴史


さて、店長とおいらは、「ホット・ロッキン・ナイト」で、無事に復活し、というか、バンド「アップルビデオ高津店」としては初めてのライブをこなしたのですわ。
で、これからの活動はどうなるのかなと(笑)
というのも、店長はかなり仕事が忙しい状態だし、またバンド休眠になっても仕方ないかなと。

そうしたら、店長が、

「(にこにこつぁん、今、音楽的にいい感じだし、これをこのままつぶすのはもったいないよ。土日のどちらかなら空けられるから、1週間に1度のペースで練習したり、路上でやったりしようや!」

と言い出す始末(爆笑)


おおお、そうきたか、それなら、こっちも望むところだぜ~(喜)


で、思ったより簡単に、バンド活動が恒常的になったわけです。

ただ、路上、ということになると、ハードルがたくさんありますぜ!!



まず、場所!!!


基本的に路上で演奏活動をするのは、道路交通法で禁止されてます。
川原とかでやるのも、厳密にはダメなはず。

でも、我々が「第1期アップルビデオ高津店」で活動していたころには、警察の方に止められたことはほとんどありません。
警察官が歩いてきても、おいらたちを見ても、基本的にスルー(笑)

しかし、我々が休眠しているうちに、情勢は変わったのです。
路上で活動していたバンド同士のいさかいで、ケガ人などが出て、いっきに規制が厳しくなったのです(泣)
そのせいで、駅前のコンコースなどには、

「ここで楽器を演奏することを禁止します」

などという紙がたくさん貼られるようになりまして・・・
生きにくくなったものです(泣)


で、考えたのは、東京都が新しく作ったシステムで「ヘブン・アーティスト」というのがあって、東京都のオーディションに合格すれば、都が定めた公園とかなら演奏できる、というもの。

しかし、これはいろいろ調べてみると、ロック系のアーティストにとっては畑違いな感じ。
大道芸などを主眼として考えられたシステムだから、まあ、仕方ないといえば、仕方ない。
路上で活動したいバンドが応募しても、書類審査でほとんど落とされます・・・

というか、ロックって、基本的には、反体制だからね(爆笑)
東京都に認めてもらうっていうのも、釈然とはしない・・・

でも、まあ、合法的に外で演奏できるなら、「ヘブン・アーティスト」になりたいなあ!
ただ、そうなるためには、相当の実力やオリジナリティが必要になってきそうだから、すぐには、なれません(涙)

というわけで、非合法であるということを知りつつも、どこまで迷惑にならないように、演奏するか。

演奏する場所は、とにかく駅前から離れて、人は通るけれども、住宅地がそばにないところ!!
そして、マナーを守って演奏して、それでも苦情を言われてしまったら、謝ってすぐに撤収!!


これでいくしかない。


次に、季節!!!

これはねえ、異常に寒さに強い、とかじゃなければ、1年のうち、半分は活動できません・・・

「指が、かじかんじゃって、うまく弾けないよ!!」

はい、洋楽に詳しい人にしか、わかりませんね(笑)
これはビートルズが、真冬に自社ビルの屋上で演奏した時(ルーフ・トップ・コンサートという)に、ジョン・レノンが言った言葉。
そりゃそうだ、真冬に外でギターなんか弾けません・・・
ちなみに、この屋上演奏も、30分くらいで警察が来て、止められてしまいます(笑)
まあ、ビートルズが演奏してたら、町の交通機能がマヒしてしまうだろうからねえ(爆笑)


最後に、音!!!

アコースティック・ギターという楽器は、1人で弾いているぶんには、十分な音量ですが、雑踏の中だと、とても弱い!
戦前ブルースについて書いた回でもふれたけど、ボーカルとギターのバランスがとれません。
さらに、店長がギター・ソロでも弾こうもんなら、雑踏では、まったく聞こえません。

だから、アンプが必要!

でも、路上で使うわけだから、アンプは電池式のものでないといけない。
電池式のものだと、基本的にちゃちだから、ちょっと音量を上げると、音がゆがんでしまう・・・
アコースティック・ギターの音色がだいなし・・・(泣)
これは、「第1期」のときに解決できなかった問題でもあるのです・・・


でも、時代は変わったんですのよ!(笑)

おいらは、歳をとって金銭的に余裕ができているし!
さらには、インターネットという、強い味方もある!!

なもんで、おいらは、すばらしいアンプに出会うわけですよ!!
以下次号! 

バンドの歴史24(復活ライブ)

2015年06月09日 11時39分08秒 | バンドの歴史


さて、いよいよ、練習を重ねたおいらと店長は、ライブ会場に向かいます!

ときは、2012年の7月の土曜日、これがまた、ものすごーく暑い日でして・・・

会場である三ノ輪のプール・バーまでは、最寄り駅から徒歩5分くらい!
おいらと店長は、余裕をもって1時間以上前に、三ノ輪に集合!

あとは徒歩5分で会場へ、のはずでした!!

ところが、三ノ輪の駅を出ると交差点なのですが、おいらと店長は、会場とは正反対の方向に歩き始める始末・・・

よく考えてみるとですね、おいらも店長も、方向音痴!!
しかも、二人とも、確信を持って、「こっちだよね」というタイプ(爆笑)


その確信には、裏づけなど無いのです!
地図など、確認しません!
というか、2人とも、「たぶん自分がやらなくても、相手が調べているだろう」という考えの持ち主!

そして、話し続けて、適当な方向に歩き続け・・・

「(にこにこあれ、おかしいな、駅までもどるか

「もどるしかないっすね」

となって、また駅までもどり、交差点の一方向(適当)に向かって突進!


ということを3回繰り返したのです!!(爆笑)

つまり、交差点の間違った方向に、3回行ったわけですから、東西南北、すべてに行ったわけですね!!
前にも書いたように、気温はものすごーく暑く、もはや汗だくでへとへとになって会場入りしたわけです(ぐったり)

地図で確認しろよ、って今なら思いますけど、なぜかそのときはそう考えずに、店長と三ノ輪の町を1時間くらいさまよったのですわ・・・


はるか昔読んだ漫画で、「らんま1/2」というのがあったんだけど、あれに出てくる「響良牙」っていうキャラクターがいるんだけど、




この人ですね。


この人は、「確信を持って突き進む方向音痴」という設定になっているんだけど、おいらと店長は、2人とも、それでした・・・


しっかり者のVROOOMがいれば、間違いなく避けられたことですね(爆笑)


そして会場について、いろんな人にあいさつして、いざ、リハーサル!!

このとき思ったのは、おいらのマーチン・ギターは生音しか出せないから、マイクで音を拾うしかないんですよ。
で、これはとても難しくて、不便です。
モニターからおいらたちに返ってくる音を大きくすると、ハウリングしてしまうから、モニターを上手く使えない。
それに引き換え、店長のオベーション1985は、ラインにつないでこそ、本領を発揮する!
すごーくいい音がガンガンに鳴っているわけですよ。
でも、おいらは、自分の音があまり聞こえない。(お客さんにはちゃんと届いている)
だから、音量を自分で調節しつつ弾く、ということができにくいのですよ(汗)


そんなことをおいらが考えているときに、店長は、


バッキバキに、緊張してました(爆笑)


あの店長が珍しい、というくらい、手が震えているわ、変な汗かいているわ・・・
はた目にみて、「大丈夫か?」というくらいですよ。

そして、いよいよ、ライブの本番!!

1曲目はCCRの「雨を見たかい」

おいらは久しぶりの店長とのライブで、快調なすべり出し!!

しかし、なんか、リハーサルのときと、音のバランスが違うな~、と思っていたのですよ。
でも、さっきも書いたけど、おいらはマイクで音を拾ってもらっているので、なかなかうまく自分で確認できない。

それにしても、店長のギターの音が小さいな~。
おいらのギターの音しか鳴ってないな~。
でも、店長、きちんと、ギター弾いてるしー。
おかしいなあ・・・



と思いながら、おいらが間奏まで歌い終わって、いよいよ店長のソロの出番になったら!!

店長がソロを弾きまくってるんだけど、音が出てない・・・

店長は、「変だな~」とやっと気づいたらしく、そして、わたわたと確認して、

自分のオベーション・ギターのヴォリュームが、0(ゼロ)になっていることに気づいたのです!!(爆笑)



これですね、これがゼロになっていたら、ミキサーの人がどうやっても、音は出ません!!(笑)

これをオフにするなんて、最高ランクの凡ミスです!!(爆笑)

おいおいおいおい、ギタリストが自分のギターのヴォリュームを消しといてどうする??
というか、すぐに気づけよ!!(爆笑)

こんなことは、店長にはほとんどないことですからね~、今こそチャンス!
おいらに店長の霊を憑依させて、なじっておきましょうか(爆笑)

「(にこにこ店長さあ、困るんだよね。ライブの直前に、自分の音の確認をするのは、当然のことだよ。うんたらかんたら。つまりね、ヴォリュームをゼロにするなんて、ギタリストとしてありえないミスだなあ。だいたいね、こういうときにはモニターをちゃんと確認しないと。そのためのリハーサルなわけだからね。たとえばオレなんかだと、そういうときは、うんたらかんたら。じゃあ今回の件は、きちんとオレのノートに、反省点としてメモしておくから、うんたらかんたら(爆笑)」



いやあ、店長、そうとう緊張していたんですなあ~。
今となっては、笑い話ですわ。

でも、終わってみると、すごく楽しくて、充実した1日になったのでした!!

以下、次号っす!!

バンドの歴史23(後ろのフタをはずす??)

2015年06月08日 18時00分38秒 | バンドの歴史



さて、2012年夏の「ホット・ロッキン・ナイト」にむけて、練習を始めたおいらと店長であったのだが。

とにかく最も重要な問題は、練習場所。

第1期アップルビデオ高津店のときは、おいらの部屋が高津にあったので、それこそ練習し放題であったのだが。
おいらは立川近辺に引っ越しており、店長は日吉近辺に住んでおり、かなり遠い。
店長に我が家に来てもらうわけにもいかず、そこで考えたのが、カラオケ練習!!

これは革命でしたなあ!
我ながら良い思いつきであった。
詳しくは、はるか昔の記事ですが、こちらをどうぞ!!(笑)

今ではカラオケでバンド練習するのは、そんなに珍しいことじゃなくなってきているけれども、3年前くらいはあまりいなかったと思うっす!



そして驚いたのは、店長がオベーションの1985をメイン・ギターとして持ってきたこと!!

第1期のころは、それはとてもとても、大切にしていて、あまり家から持ち出すこともなくて、おいらも1~2回くらいしか、見たことなかったのですわ(笑)
そりゃ、そうですよ、このギターの新品当時の定価は、それこそ50万円くらいするような代物ですからね!!

でも、年月というのは人を柔軟にするものみたいで、店長としては、そういうこだわりはなくなったみたい。
もはや、メイン・ギターとして使いまくることに、まったく迷いがなくなった感じでしたな!


ところがねー、オベーションの1985というギターは、生音で勝負するギターじゃないのですよ。

扉絵に掲載しておきましたけど、そもそも真ん中にサウンド・ホールが無いのがわかるはず(笑)



当然、生音はそれほど出ません・・・



だから、おいらのマーチンD28の前では、音量では勝負にならんのです・・・


カラオケで2人で練習すれば、いやというほど、その違いが分かってしまうのですよ!


ただでさえ、おいらのギターは修理してもらっていて、準備万端!!

カスタムアップしているわけですから、普通のマーチンよりも、音が出るはずなのさ!!









ザクとは違うのだよ! ザクとは!!


じゃなくて(笑)



そいえば、このときのランバ・ラル、35歳なんだって・・・
おいらの方が、ぜんぜん年上になってしまったよ・・・

こんなおっさんよりも、年上になってしまうなんてっ!!!


それはともかく(笑)


これはオベーションの1985モデルが悪いのではなくて、アンプにつないでこそ本領を発揮するギターなわけだから、当然のこと!!

かといって、それで諦めないのが、店長のすごいところ・・・

店長は、おもむろに、1985ギターをひっくり返します。

すると、こんな感じになります(笑)



真ん中に、まあるく、切れ込みがあるのがわかります?
これは電池とかを交換したり電気系統の修理をするときに開けられるようになっている、フタみたいなものざますっ!



それをパカッと取り外しちゃって(驚愕)

そう、後ろにサウンドホールを疑似的に作ってしまおうという、コロンブスの卵的な発想(爆笑)




「(にこにここうすると、生音が増すぜ!!



なんていう裏技まで飛び出す始末!!



昔の店長だったら絶対やらないよなあ、こんなこと・・・

店長、変わったなあ!!

なんか、より、恐いものが無くなった感じ・・・
ギターへの愛は変わってないけど、なんかこう、もっと現実的でしぶとい感じになってます(笑)


そしたら、本当に生音が大きくなって、良い音色になったんですけど!!

オベーションのギターをお持ちの方は、この店長の方式を、ぜひ試してみてください(笑)



そして、カラオケ屋で会っては練習する日々を重ね、おいらたちの息もどんどん合っていき!
なんか、あっというまに、「第1期アップルビデオ高津店」のときよりも、いい感じに(笑)
レパートリーも数曲増えて、50分間もの枠を軽くうめることができるようになりまして!

やっぱり、おいらが成長したのが大きいと思うっす(自慢・笑)
まがりなりにも1人でやっていたのが、役に立ったというわけですな!

それを見た店長としても、練習をしたくてしたくて、たまらなくなったらしく(笑)
この当時は、バイト先に行く30分間の道は、晴れていれば必ず、ギターを抱えて弾きながら歩く日々(爆笑)
近所の子供たちに顔を憶えられても、何食わぬ顔で弾きまくっていたそうです!!



で、このときになぜ、VROOOMを誘わなかったかというと~。

カホンという存在を知らなかったから!!(爆笑)

つまり、「VROOOMが演奏する楽器問題」というのがあったわけですね!

やつの部屋はそんなに広いわけじゃないし、第1期のときのメイン楽器である、スネアとハイハットを、いつまでも置いておくわけにはいかず。
かなり前に、処分したことを知っていたし。
ライブの本番まで、2ヶ月くらいしかない段階で参加を決めたもんだから、さすがにVROOOMまで巻き込むのは不可能と判断。

それにこの段階では、ライブが終わった後どうするか、ということまでは考えていなかったもんで。
もしかしたら、ライブが終わったら、また休眠状態になることも十分考えられたわけだし。
そしたら、楽器をまた買わせてしまったら、あまりに申し訳ないし・・・

おいらとしては、ライブは、これ1回だけでもいいから、といった軽い感じだったわけですね!
なもんで、VROOOMの復活はもう少し先になります(笑)


そして、いよいよ、ライブ本番になるわけです!!

バンドの歴史22(そして復活へ…)

2015年06月05日 12時25分32秒 | バンドの歴史


さて、マーチンのギターが修理されて、また素晴らしい音色を響かせるようになり。
修理から帰ってきたマーチンを弾いてみて、ほんとに今まで鳴っていなかったんだなあ、ということを実感したんす。

なるべくこの状態を維持しようと心に誓いつつ、日々の生活をしていたところ。


つい3年前の、2012年の春に、おいらのところに1本の連絡が来たんすよ。
それはおいらの職場の同僚からでした。

彼は、おいらがギターの手ほどきをした人物で、ヘヴィ・メタルバンドのギター・ヴォーカルとして活動中の人。
店長とも会ったことがあって、何回かいっしょにギター談義をしたこともあるので、うちのバンドのことは良く知っている人なのです。

連絡の内容は、彼が中心となって企画したイベント、「ホット・ロッキン・ナイト」で、出演者が急遽キャンセルしたらしく、時間が余った部分を、おいらに埋めてくれないか、ということでした。
彼は、おいらが荻窪のライブ・カフェとかで、継続的にライブ活動をやっていることを知っていたので、この話を回してくれたみたい。


これは今から考えると、ほんとに運がいいことですわ。

というのは、「ホット・ロッキン・ナイト」は毎年夏に開催されて、そのたびに規模が大きくなって、今では参加したいバンドが多すぎて、困っているくらいの状態。
当時はまだ、立ち上げてから歴史が浅かったので、公演時間が余る、なんて事態が起こりえたのでしょうね。

しかも、おいらに「ソロで歌え」なんていうことが頼まれるくらいだから、よっぽど困っていたんでしょうな(爆笑)


で、おいらはその年、たまたま、かなり仕事が楽な状態だったので、「引き受けよう」とは考えたのだが、荻窪のライブ・カフェでやっているようなことを、またやるのもつまらないし・・・

そうだっ、店長を巻き込もう!!

とひらめいたわけですね。
もちろん、前に書いたように、店長がしんどい生活をしていることは知っているから、無理かもしれない、ということは覚悟しつつ、店長に以下のようなメールをしたわけですよ。

店長、ライブやりましょうや。空き時間を埋める、ということだから、参加費用も安くしてくれたし、おいらが1人でやってもつまんないので、店長が参加しなかったら、おいらも断るつもりっす!!

店長としては、生活のこともあるし、そもそも練習時間・場所がとれるかとか、いろんなことを考えたみたいで、けっこうしぶっている内容のメールが来たっす。

大丈夫っすよ! 練習場所なんて、下手すりゃ路上でいいんですから、店長も人前でギター弾きたいでしょ? やるしかないっすよ!!

さらに詰め寄る、おいら(爆笑)
すると~。


よし!! やるかあ!!
じゃあ、ふたたびバンド結成だな!!



このメールが来た時のことは、よく憶えてるなあ。うれしかったっすなあ~!!


そして同僚に、「店長といっしょにやりますよ」と返事をしたら。

「そうか、了解! ありがとう! ところで、バンド名を教えてくれ! ここ数日中にポスターとか作成するから、すぐ教えて!!」

とのこと。


あせる、おいら(爆笑)


なぜなら、「第1期・アップルビデオ高津店」とかいってるけど、それは後付けでして、当時はバンド名が存在してません。

バンド名って、かなり重要なものなのに、いざ、つけるとなると、気恥ずかしいよね(爆笑)

ドラゴンクエストとかのゲームの、主人公に名前をつけるときの気恥ずかしさと、似てますよね~。
変にかっこつけた名前を付けると、友達に見せたときに、恥ずかしいこと、恥ずかしいこと(笑)




これなんかだと、漫画「バスタード」の登場人物で統一してますなー。


これこそ、まさに、センスが問われる作業なんです!!

で、おいらにそのセンスがあるのか、という問題!!(笑)
ちなみに、おいらは、大学時代にいくつかのバンドを組んだんだけど、そのバンド名を列挙すると・・・


ピンスポはオレに当てろ! 

これは、バンドメンバーがみんなわがまま出たがりだったので、おいらがつけました(笑)
「ピンスポ」とは「ピン・スポット」のことで、舞台上のある部分だけを明るく照らす装置のこと。
つまり、俺だけを目立つようにしろ、ということですね(爆笑)


オレのヴォリュームを上げろ!

これは、「ピンスポは俺に当てろ!」の続編(笑)


ジャニーズJR

これは「ジャニーズ・ジェイ・アール」と読みます(笑)
当時ジャニーズjr(ジュニア)が注目されていた時期で、それを目当てに勘違いして聞きに来る人がいるんじゃないか、ということを目的にして、つけられたバンド名。
ちなみにメンバーはJRの駅員のような格好をして、演奏を始めるときに、
「はい、ドア閉まりま~す!!」
と言っていました(笑)


観月ありち

これは、おいらの大学の文化祭に「観月ありさ」が来るという話があって、バンド名をわざと紛らわしくつけておけば、勘違いして見に来る人がいるんじゃないか、ということを目的にしてつけられたバンド名(笑)
まあ、こういう便乗系の名前をつけるのは、得意でしたなあ~(笑)



そう、これで分かると思うけど、おいら、まともなバンド名で活動したことありません(爆笑)

店長と組む前に、大学の友人といっしょに池袋の芸術劇場の前で、路上ライブをやっていたときは、二人とも尾崎豊のファンだったので、彼の名曲「街路樹」から、自分たちのことを「街路樹」と呼んでいたときもあったけど、これは路上ライブのときに、特定の街路樹の下で、ずっと歌っていたから、
「今日も街路樹、しようぜ」
みたいな使い方で使っていただけなので、これをバンド名と呼べるかどうか、微妙・・・(笑)


つまり、これが、おいらのネーミング・センスなわけですよ。
いまさら、かっこいいバンド名なんか考えつくはずもなく・・・(笑)

「早くしないとポスターが印刷できない」と言われてあせったおいらは、店長といっしょに働いていた、「アップルビデオ高津店」がもうつぶれてしまっていることも考え合わせて、バンド名を

アップルビデオ高津店

として登録したのです(笑)

すると、思いのほか好評で、その同僚も爆笑してくれたし、店長まで「ナイスだよ!!」と喜んでくれたのです!!

ここでついに、バンド「アップルビデオ高津店」が名実ともに誕生したわけですね!!

さらに、続くっす!

バンドの歴史21(本物のマーチンですよ??)

2015年06月04日 20時25分07秒 | バンドの歴史


知らないうちに、おいらの愛用ギターが鳴らなくなっていた、というのが前回っすね。


そして、おいらは、修理してくれる楽器屋へ、愛用のマーチンを持っていったわけですよ。

「どうされました?」

と聞かれて、

「いやあ、調子が悪くなってきたので、みてもらおうと思って・・・」

なんていう、お医者さんと同じような会話がなされた後、楽器屋さんはおいらのマーチンをじっくりと調べてくれて。


「これは、完全にボディのニカワが剥がれてますね。大々的な修理が必要です。」

とのこと・・・(泣)

「修理するのに、どれくらいかかりますか?」

「1ヶ月近くは、かかるでしょうね。」

「1ヶ月・・・」

「ちょっと聞いてみてくださいね。この健全な状態のマーチンの裏面を軽く叩くと、引き締まった重い音で、コンコンと鳴りますよね。」

「はい。そうですね。」

「これがあなたのマーチンですけど、ほら、空洞っぽい、軽い音がしますよね? これ、ニカワが完全に剥がれているんです。」

「うわ、たしかに・・・」

「購入して、何年くらい経っていますか?」

「10年くらいになると思うんですが・・・」

「そうですか、ふつう、マーチンのギターは10年くらいじゃ、びくともしないんですがねえ・・・」

「いやあ、いろいろ酷使したからかもしれません・・・」

「ニカワというのは温度変化、特に高温にとても弱いんです。直射日光とか当ててませんよね?」

「当ててませんよっ(汗)。いつも部屋では日陰になるところに置いてます。ただ、路上ライブのときとかは・・・」

路上ライブ?? え? このギターで路上ライブをやってるんですか?」

「あ、はい、ときどき・・・」


そのあとの楽器屋さんの態度と言葉、一生忘れられないと思うっす(笑)



ものすごーく、びっくりし、信じられないといった顔で、






「これ、本物のマーチンですよ???」





知っとるわい!!(爆笑)



いや、でも確かに楽器屋さんが言うのもわかる。
ふつう、路上ライブで、マーチンみたいな高価なギター使いませんって。

そこからあとの楽器屋さん、まるでうちのバンドの店長と化したかのように、しゃべるしゃべる(笑)
おいらは、ガンダムの頭から出てくるマシンガンに撃たれ続けるかのごとくでごんすっ!!


「ええとですね。そもそも木で作られた楽器というのは、大変デリケートなものなんです。木管楽器ってあるでしょ? クラリネットとか、オーボエとか、こういう楽器も基本的には野外で演奏するときには使われません。吹奏楽の演奏なんかの時も、プラスチック製の安物が使われたりするんですよ。というのは急激な温度変化で割れてしまったりするからなんですね。バイオリンなども、野外で使うなんて、もってのほかです。同じように、このマーチンのギターというのはですね。職人さんが魂込めて作った非常に繊細な楽器ですから。野外で日光に当てるなんて、ありえないことなんですよ。うんたらかんたら。ニカワというのは非常に強力な接着剤なんですけど、温度が高温になるとゆるむんですよ。ですから、野外で使っているうちにゆるんできて、今回のようにボディの木材と芯になる木材との間の接着が剥がれてしまう、なんてことになるわけなんです。だいたい本物のマーチンを・・・」


すいません、すいません、すいませんっ!!
恐縮しまくる、おいら(爆笑)



おいらが金を払ったおいらの楽器なんだから、どう使おうとおいらの勝手」なんていう正論?は、楽器屋さんの「ギターへの愛」の前では、あまりにも無力!!


おいらは、楽器屋さんのあまりのパワーに、立ち尽くすのみ・・・




連邦のモビルスーツは化け物か??」←出典・機動戦士ガンダム



だけども、そのときには、バンド「アップルビデオ高津店」は休眠中だったし、復活のめども立ってなかったんだけど。
でも、いずれ、またどこかで路上ライブはやりたいとずっと思っていたので。

「いや、これからも、路上ライブで使うかもしれないっす」

と言ってしまうおいら。だって、嘘はつけないもん・・・(笑)


楽器屋さんは、半ばあきれながらも、

「そ、そうですか、まあ、弾かないで倉庫に置いて眠らせておくよりは、そっちのほうがいいのかもしれませんけどね・・・。じゃあ、リペア担当に伝えておきますから、普通よりも、かなりしっかり接着するようにしますね。」

と言ってくれたっす。
そう、路上ライブで使っても、なかなか接着が剥がれないように、念入りに修理してくれたのです!!

ありがとー、楽器屋さん!!

「あ、でも言っておきますけどね。路上ライブで使ってたら、いずれまた接着は剥がれますから、そのときはまた、持ってきてください。」

そりゃ、そうだよね・・・


でも、「シャア専用ザク」だったおいらのギターは、「シャア専用ズゴック」に生まれ変わったってことですよっ!


これですねっ(爆笑)

あ、どっちにしろ、ガンダム(太陽)には勝てないってことか・・・


わかりにくい例えで、すんません(爆笑)


とにかく、おいらはまた一つ、楽器について深く知ることができたのでしたっ!
以下、次号!!

バンドの歴史20(知らないうちに・・・)

2015年06月03日 11時52分37秒 | バンドの歴史



あなたの気づかないところで、知らないうちに、愛が冷めていた。

なんてことはありませんか?
奥さまを大切にしていたつもりだったのに、ある日突然、すーっと1枚の紙を眼の前に出され、その紙をよく見ると、「離婚届」と書いてあったりする・・・

うわ、完全にホラーですよね。

やばっ、書いていて他人事とは思えなくなってきた。
今日は早めに帰宅して、妻をねぎらっとこう(爆笑)


そういえば、この前ネットで見たんだけど、

旦那さんが大切に集めていた「ビックリマン・シール」のファイルを、留守中に奥さんが発見して、

「こんな気持ちの悪いもの、集めてるなんて信じられない!」

と奥さんがキレて、全部捨ててしまったとのこと。
ネット上では賛否両論でしたなあ・・・(遠い目)


ビックリマン・シール、なつかしーなー!!
チョコレート菓子のおまけのはずなのに、シールだけ取って、お菓子のほうを食べずに捨てるやつまでいましたもんね(本当です)
これと、キン肉マンの消しゴム(キンケシ)を一生懸命集めてた人は、ほとんどおいらと同年代のはず!!

でも、たしかに、奥さんの理解は得にくいよね・・・
でも、勝手に捨てるのはどうかと思うが・・・

おいらもたくさんの洋楽CDと、たくさんの本があるんだけど、知らないうちに捨てられてないかな、心配だな(笑)


いや、すんません、いきなりこんな書き出しで(笑)

書きたかったのは、おいらが知らないうちに、おいらのマーチン・ギターが、「鳴らなくなっていた」という件なのですよ。


そんなの、気づかなかったのか??
とお思いですよね??
毎日のようにギター弾いているんだから、気づくはずじゃん!!
と、お思いですよね???


気づかなかったのです!!(断言・笑)


毎日弾いているからといって、というか、毎日弾いているからこそ、変化に気づけない。

毎日会っているからといって、というか、毎日会っているからこそ、変化に気づけない。


結婚って、難しーー!!(半ば本気)


じゃなくて、ギターの音はもしかしたら、ちょっとずつ変わっていたのだろうけど、おいらはそれに気づけず。
しかも、日ごろのメンテナンスとかも、ちゃんとやってこなかったから、加速度的に、ギターの状態は悪くなっていたらしい。


発見したのは、おいらじゃなくて、荻窪のライブ・カフェで、ギターの弦が切れてしまった出演者に、おいらのギターを貸してあげたとき。

その方はギター暦の長い方で、とっても上手い人だったんだけど、おいらのギターをちょちょっと弾いてみて、

ん~。鳴りが悪くなってるかもよ? 楽器屋で調べたほうがいいかも

とアドバイスしてくれたのです。

おいらとしては、店長と買いに行ったときの印象がすごく強いから、「おいらのマーチンは、鳴りがすごくいい」という自信があったもので、最初は信じられない思いだったっす。


二人の愛はもう安定している」とか思っていたのに、いきなり「離婚届」渡されたときの気持ちですよね(笑)

でも、よく考えてみたら、ネックについた手垢の掃除もしてこなかったし、弦高の調整やチェックもしないし、ネックが曲がっている可能性なんて調べもせず、ただ、弾いてただけ~。
弦の交換するのと、そのときに、タオルで拭いていただけ~。

完全に、過信しておりました。

これ、店長とあまり会ってない時期でよかった(爆笑)
そんな状態になっていることを店長に知られたら、お説教食らうところだったっす(冷や汗)

「(にこにこつぁんさあ、こういうのってぜんぜんダメだよね。ギタリストはさあ、演奏するだけじゃないんだよ~。演奏していない時こそ、ギターの状態をチェックする! というか、ギターは相棒なわけだからね、常にその状態を把握しておかないと、最高の音は出せないよね。たとえば俺なんかだと、ギターを弾きおわったあとには必ず布巾で拭きながら全体の状態をくまなく見る。つまりそれは、うんたらかんたら。せっかくこんなに素晴らしいギターを持っているわけだから、うんたらかんたら。だいたい、ギターそのものに対する愛情がね、うんたらかんたら。」


うわあああ、ごめんなさい、店長~(笑)

で、どこが悪いのか、まだちゃんとわからず、半信半疑ながらも、楽器屋さんに行くことにしたっす。
ネット検索して、マーチンの修理を受け付けている楽器屋さんを見つけて、そこに持っていったのです。


まさか、そこで、あんなに怒られるとは~(笑)
店長に怒られない分、楽器屋さんに怒られましたよ・・・
以下次号っす!!

配偶者も楽器も、毎日のケアが大切!!

というわけで、続きますよ~。

バンドの歴史19(休眠中のつっかさんとおいら)

2015年06月02日 11時41分28秒 | バンドの歴史



さて、バンド休眠中のVROOOMは、サバイバルゲームと造型、そして前回は書かなかったけれども、大型バイクの免許も取って、ちゃくちゃくと自分の好きなことに打ち込み。
だけど、家はどんどんゴミ屋敷化する日々を過ごし(笑)


そして店長は、仕事に追われる日々を送りながらも、わずかな時間をみつけてギターを弾き、ギタリストである自分を維持していたというところまで。



そしてつっかさん!


この人は、波瀾万丈の人生を歩んでおりまして(笑)

北海道利尻島に仕事を見つけて、まずはそこで働き、そこから札幌に行き、さらにはタイ(国名)(爆笑)に行き、そして帰ってきて札幌で働き、結婚して、今度は金沢へ。


生活した場所を羅列しただけで、このありさま(笑)

とくに、扉絵にもしたけど、タイ(国名)ってのがすごいよねえ(爆笑)
だから、つっかさん、たぶんタイ料理も作れるはずですよ!


いや、ほんとにいろいろあったみたいで、ここ最近、やっとゆっくり話が聞けたのだが、聞く話すべてがびっくりするようなものばかりで、本当にこの人は、修羅場をくぐってきたんだなあ、と痛感するっす!

そして、つっかさんは、カメラの専門学校に通って、いちから学びなおし、専門技術を身につけ。
カメラの技術を生かした仕事に就くことを目標としつつ、最終的には金沢で生活していたわけです。

つっかさんとは、「立川廃人同盟」のとき以来ずっと仲良かったけども、さすがにほとんど会えず・・・
たまにメールしたり、あとは年賀状で、消息を確認していただけでござんす(泣)



そしておいら(つぁん)!


まあ、簡単に言うと、結婚して子供が生まれて、その生活を維持するだけでも、せいいっぱい(笑)
だったんだけど、その間にも、音楽活動はやってましたよ!!


たぶん、バンド休眠中にメンバーの中で、唯一、おいらが本格的に音楽をやっていたのではなかろうか(自慢・笑)
荻窪のライブ・カフェで定期的にライブをやっていたし。
自宅でも、練習しながらよく歌っておりやした!

その当時はね~、おいら自身の音楽性が分裂?しておりまして。

家で聴くのは、ブルーズだけ(笑)
演奏するのは、キラー・チューンだけ(笑)



なぜ、そんなふうになったかというと、1人で演奏するわけだから、ブルーズとかをやっちゃって、お客さんが熱心に聴いてくれないと、しんどいわけですよ(笑)
想像以上に、ソロってつらいですぜ?

ニール・ヤング様、本当に尊敬いたしまする!!
1人で演奏して、寒々しい雰囲気になってしまったとするじゃん??
すると~。

心が、折れます(爆笑)
ポキッと、簡単に、折れます!

なもんで、おもいっきし魂を売り飛ばしまして(爆笑)とにっかく、有名な曲(キラー・チューン)しかやらない!!


考えてみれば、この経験が現在の「第2期・アップルビデオ高津店」に大きな影響を与えているんですよ。

第1期」のときは、演奏技術が無さすぎたせいもあるけど、「自分のやりたい曲」しかやらなかったんす。
ところが、ソロでやってみると、それじゃあ、あまりにも聴いてもらえない。

なので、「キラー・チューンを自分なりの解釈で歌う」ということを始めるようになり。
それが、「第2期」で、キラー・チューンを探す旅につながったわけですな。
まだまだ、探す旅の途中(笑)

そして「第2期」では再び仲間がいるから、「やりたい曲」も程よく混ぜて、演奏レパートリーを考えるようになったというわけざます。


そのころよくやっていた曲が、これですよ(爆笑)
魂の売り飛ばし方が、はんぱなくて、我ながらいさぎよい!!


James Blunt - You're Beautiful (Live at the BBC)



今だと、チューニングも変えて、ギターの弦も太いのにしちゃったから、もうこれ、演奏できませんけど(笑)
さすがに大いに売れた曲なので、客受けも良くて、いい気持ちにさせてもらったもんです。


ありがとー、キラー・チューン(爆笑)


でも、やっぱり、1人で演奏するのはつまんないなあ、さみしいなあ、と思っていたのですよ。


そして、ギターのメンテナンスについて何も分かっていなかったおいらに、愛用のマーチンD-28が、「鳴らなくなる」という事態が発生してしまうわけです・・・

つづくっす!!