ここ最近のラーメンブームで、日本のラーメンのレベルは急上昇しました。
化学調味料をたっぷり使って醤油味のスープを作っていた一昔前のラーメン
屋さんはすっかり姿を消し、いまやとんこつ醤油のスープがわが世を謳歌
していますね。それも、あっさり系のもあれば背脂ぎっとりのすごいのまで、
千差万別です。ただ、どれもおいしいことには違いありません。
しかしですな、自分でもパスタやらうどんやら作る私からすると、今のこの
超豪華ラーメンブームはやや「?」です。よくも悪くも、小麦粉料理という
ものはプリモ・ピアットであるはずです。たとえ、イタリア人がセコンド・
ピアットよりパスタに愛情をもっていようと、中国人が麺や餃子やワンタン
などに深い愛情をもっていようと、それは変わりません。
私は、まずいラーメンが好き、などと言うつもりは、毛頭ありません。ただ、
1杯1000円ちかくもするラーメンというのは、いくらおいしくても、
ちょっとやりすぎではないかと感じるのです。シュウマイだって、たとえば
黒豚の肉を使って最高級の小麦粉を使えば、とんでもなくおいしくなるの
かもしれませんが、しかしそれはシュウマイに求められる品質ではないの
ではないか、と。
やはりプリモピアットというものは、それほど高級な食材ではなくても、
新鮮な食材でさっと調理できて、財布にやさしく味わえてこそのものでは
ないかな、と思います。実際、お盆の時期に私の職場の食堂が休業して
いたので、近場にあるとんこつ醤油系ラーメン屋さんをあちこちまわって
食べてみたのですが、そのときにこの思いを強くしました。どこのも確かに
おいしいんですけど、立派すぎて「また食べたい」と思えないのです。
「あそこのラーメンまた食べたい」と思えるラーメンというのは、いい
意味で、どこか割り切っている、完璧すぎないラーメンのような気がします。
台湾で食べた、この写真の排骨麺などは、そのいい例です。特にすごい
スープでも麺でもなく、実際化学調味料も使っている印象がありますが、
でもぱぱっと作った雰囲気があって、勢いがあります。味もよかったです。
化学調味料をたっぷり使って醤油味のスープを作っていた一昔前のラーメン
屋さんはすっかり姿を消し、いまやとんこつ醤油のスープがわが世を謳歌
していますね。それも、あっさり系のもあれば背脂ぎっとりのすごいのまで、
千差万別です。ただ、どれもおいしいことには違いありません。
しかしですな、自分でもパスタやらうどんやら作る私からすると、今のこの
超豪華ラーメンブームはやや「?」です。よくも悪くも、小麦粉料理という
ものはプリモ・ピアットであるはずです。たとえ、イタリア人がセコンド・
ピアットよりパスタに愛情をもっていようと、中国人が麺や餃子やワンタン
などに深い愛情をもっていようと、それは変わりません。
私は、まずいラーメンが好き、などと言うつもりは、毛頭ありません。ただ、
1杯1000円ちかくもするラーメンというのは、いくらおいしくても、
ちょっとやりすぎではないかと感じるのです。シュウマイだって、たとえば
黒豚の肉を使って最高級の小麦粉を使えば、とんでもなくおいしくなるの
かもしれませんが、しかしそれはシュウマイに求められる品質ではないの
ではないか、と。
やはりプリモピアットというものは、それほど高級な食材ではなくても、
新鮮な食材でさっと調理できて、財布にやさしく味わえてこそのものでは
ないかな、と思います。実際、お盆の時期に私の職場の食堂が休業して
いたので、近場にあるとんこつ醤油系ラーメン屋さんをあちこちまわって
食べてみたのですが、そのときにこの思いを強くしました。どこのも確かに
おいしいんですけど、立派すぎて「また食べたい」と思えないのです。
「あそこのラーメンまた食べたい」と思えるラーメンというのは、いい
意味で、どこか割り切っている、完璧すぎないラーメンのような気がします。
台湾で食べた、この写真の排骨麺などは、そのいい例です。特にすごい
スープでも麺でもなく、実際化学調味料も使っている印象がありますが、
でもぱぱっと作った雰囲気があって、勢いがあります。味もよかったです。