Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

先場所の相撲について

2005-09-27 20:02:09 | スポーツ
朝青龍が大鵬以来の6連覇を成し遂げましたね、すごいことです。彼はその
豪快磊落かつ勝気な性格のために、敵も味方もたくさん作るタイプですけど、
不世出の力士の一人であることに違いはありません。角界では早くからその
才能が、多くの親方によって語られてきた逸材だけに、この大活躍もある程度
予想できたのではないでしょうか。

さて、彼の表彰式を見ていて思ったのですが、ここまで世界中から力士が
入門するようになったのですから、優勝した力士が日本人でない場合は、
その力士の出身国の国歌も流してあげてはいかがでしょう。そうすれば
喜びもひとしおでしょう。また、日本人力士も「次の場所は君が代しか
流させないぞ」とモチベーションをかきたてられるのではないでしょうか。

そうそう、朝青龍だけでなく、琴欧州の活躍もすごかったです。彼の強さは、
幕内に入ったばかりの頃から目にとまっていましたけど、ここまであっという
間に出世するとは驚きました。彼のすごいところは、なんとなく勝ってしまう
ところではないでしょうか。朝青龍と比べると、なんというか、通好みと
いうか、派手な勝ち方はしないけど、しっかり勝ちますよね。

競走馬でいうと、琴欧州はシンザンを思い出させます。シンザンは一度も
2着より下にはなったことのない伝説の名馬でしたけど、その勝ちっぷりは
決して何馬身も引き離してかつ、というような派手なものではなく、地味では
ありますが、確実な勝ち方でした。その勝ち方は、いつしか「ナタの切れ味」
と表現されるようになりました。

琴欧州も、まさにそういう勝ち方ではないでしょうか。朝青龍が日本刀の
派手なチャンバラなら、琴欧州はナタで地味に「ドスン!」と相手を
切る、という感じがします。今回の優勝決定戦はまだ経験不足のために
がちがちに緊張してしまっていましたけど、次回はきっと今回よりも
緊張せずに朝青龍との戦いに挑めると思います。

静の琴欧州と、動の朝青龍。今後の名勝負が楽しみです。