Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

期待の大型新人

2005-09-02 12:25:10 | モータースポーツ・車
ぱっとしない状態が続いているF1に、新しい風が吹き込む可能性が出て
きました。マクラーレンが1998年から支援しているF3ドライバー
ルイス・ハミルトンが、近いうちにF1で走る可能性が出てきたのです。
マクラーレンはこれまでにも、ドライバーの「青田買い」をしてきました。
今をときめくライコネンも、その一人です。

さてこのハミルトンくんですが、モータースポーツの世界では非常に少数派の
「黒人さん」です。アフリカ系イギリス人の彼は、今年参戦しているユーロ
F3では、これまでの16戦でポールポジション10回、表彰台13回、
最速ラップ8回、そして優勝11回を記録しています。戦跡だけを見れば
「非常に優秀」といえるでしょう。

ただ、F3の結果がよければF1でも活躍するかというと、そうでもないのが
F1のおもしろいところで、たとえば二度のワールドチャンピオンになった
ミカ・ハッキネンは、イギリスF3では17戦中9回の優勝にとどまりました。
逆にヤン・マグヌッセンは同じイギリスF3で18戦中14勝もするすごい
ドライバーでしたが、F1ではまるでぱっとせずに消えてしまいました。

はたしてこのハミルトンくんの場合は、どうなのか。最近、ゴルフやテニス
という、閉鎖的な世界でも黒人さんのパワーが発揮されてきていますが、
ついにモータースポーツの世界も黒人さんの運動神経にひれ伏すことになる
のでしょうか。