Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

選挙をふりかえって

2005-09-12 19:40:10 | よしなしごと
今回の選挙、自民党の歴史的圧勝に終わりましたね。各種の掲示板で自民
優勢の傾向は感じていましたけど、まさかここまでの圧勝になるとは予想
していませんでした。今回は野党が郵政民営化よりも具体的かつ効率的な
政策を提示できなかったことが、敗因であることに間違いありません。
というか、野党の政策は郵政民営化の言い方を変えたものや、郵政民営化の
後に小泉さんが計画している改革の内容を言っただけにすぎないような
ものでしたね。

ただ今回の選挙は、自民党が支持されたというよりは、小泉さんが支持
された、と言ってもいいでしょう。さらに言えば、小泉さんの政策が支持
されたというよりは、小泉さんのカリスマ性が支持された、という気が
します。郵政民営化ですべてがよくなるわけないですし、公共事業を減らす
云々というあれも、いつの間にやらうやむやになってしまってますから、
小泉さんの政治力自体は、実際それほどでもないんだと思います。

今後、どこなら、というか誰なら、小泉さんに勝てるのか?難しいですね。
少子高齢化にずんずん突き進んでいる今の日本、これからの政治の世界は
海千山千の政治屋が幅をきかせる時代になるような気がします。いい例が
どこかの地区で一人で新党を立ちあげて当選してしまった人です。あの人
なんかは、政治屋の最たる例ではないでしょうか。これからは、ああいう
人が票を獲得する、というか、ああいう人でないと選挙区の支持を得られ
なくなってしまうような気がします。

古い体制による、湿っぽくカビ臭い政治というのはもちろんいやですけど、
ただこれから高齢者のほうが多くなる社会では、「誰なら実際に暮らしを
楽にしてくれそうか」ということを冷徹に見定めるようになるでしょうから、
小泉さんのような別格のカリスマ性でも持っていない限りは、政財界との
密接なつながりがあり、強力な後援会を持ち、しかも機を見るに敏なる
政治家でないと選挙で勝てなくなることでしょう。