弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

sensation seeker

2017-04-09 14:45:26 | 思考
今、勉強のために、R.GROSSのPSYCHOLOGYという本を原著で読んでいる。
そこに、sensation seekerという用語が出てきた。

上手い訳語は思いつかないが、結局、刺激を追い求める、という特性を持つ人のことだ。
ちょうど、addictionの項に出てきたので、色々と考えさせられる。

煙草やカフェイン、お酒など物質的なものだけが刺激で中毒をもたらすものではない。
読書やゲーム、スポーツと、刺激というのは本来価値判断をつけないと、中立的なものだ。
それが、個人の嗜好になり中毒になるには色々なプロセスが絡む(脳内の報酬系、学習理論、社会的文脈、個人の耐性の影響など)が、それが「社会的に」望ましいかは、大きく時代と社会の判断だということだ。

人生を振り返ってみるに、タバコやコーヒー、お酒といったものはごくごく些細な事態に過ぎない。
本(物語)からは想像を。小4の頃に比較的厚い本を読んでいた。
スポーツ。中学まで野球部だったし、高校の頃も体育の授業の球技が楽しみだった。
芸術(音楽)。大学のオケでの合奏に興奮を覚えていた。

知的刺激を求めて専門書を読んでいた時期も長い。

これらは、基本的に、「望ましくない」とは「されない」ことがらだ。

冒頭に戻ると、結局、自分は気分障害なのに(それ故?)sensation seeker なのだろう。
願わくは、今後しなければいけないことが、自分にとってsensationで、しかも持続的であらんことを。