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定年後の人生、日々の ”こと” つれづれ思いつくままに・・・

ジョブズが遺した、 今を生き続ける伝説的スピーチ

2015年04月16日 | 偉人(話題の人)
人類の歴史に極めて大きな功績を残し、2011年に56歳でこの世を去ったスティーブ・ジョブズ氏。イノベーションの「神」とも呼ぶに相応しい彼が生前の2005年、スタンフォード大学の卒業式で話した伝説的スピーチ。
今も尚、全世界に感動を与え続けているその内容は、彼らしくシンプルに洗練された3つのストーリーに基づいたものだった。

■点と点をつなぐ

彼は大学に入学した半年後、大学を退学することを決めた。人生の明確な目的も持たずにただ卒業するために授業を受け、両親が生涯を注ぎ込んで貯めたお金の大半を浪費することに、価値を見いだせなかったからだ。
退学は当時、とてつもなく勇気のいる決断だったが、授業のカリキュラムから自由になった彼は、その後も大学に居座り、自分の興味のある授業だけに潜り込む機会を得た。そして、そこで出会った授業が、「カリグラフィー」だった。この授業に出会ったことが、後に彼が1984年に創造したMacintoshの設計に、「文字のフォント」という概念を、世界で初めて導入することに役に立ったと回顧している。
人生では、その瞬間には意味を持つかどうか分からないことがある。そして未来のある瞬間に振り返って初めて、役に立つと分かることもある。

彼が伝えたかったことは、「自信を持って今という瞬間を生きることの大切さ」だった。それはいつか、未来で役立つのだから・・・。

■愛と敗北について

ジョブズは20歳の時、実家のガレージでAppleを立ち上げ、その後世界最高傑作とも賞されるMacintoshを開発するサクセスストーリーを歩んだ。しかし、その1年後、皮肉にも彼は自らが創設したAppleから追放されるという憂き目にあう。
この社会的敗北は、彼の心に大きな深手を与えた。逃げ出すことも考えたというが、彼を踏みとどまらせたのは、自分がやってきたことへの愛だった。
成功者の重圧から解放された彼は、その後ネクストとピクサーという会社を立ち上げる。前者は後のAppleの「革命」の中心に生き続けることになり、後者は世界で最も成功したアニメーションスタジオに成長した。そしてこの時期に、彼は最愛の人に巡り会うことが出来たのだ。

人生では、仕事でも恋愛でも、時に大きな挫折を味わう瞬間がある。それでも自分の信念を忘れないこと。好きなことを見つけ、好きなことを仕事にすること。そして、好きなことを探し続けること。彼が伝えたかったことは、そういうことだ。

■死について

ジョブズは17歳の時、ある言葉に出会った。「毎日が、人生最後の日だと思って生きてみなさい。そうすれば、いつかあなたが正しいと分かるはず。」 その後、彼は毎朝鏡の前で、その言葉を自分に問いかけた。死を想像したことが、大きな決断時に彼を助けたという。
そして2003年、彼は余命半年のすい臓ガンと宣告された。奇跡的にそれは治療できるガンだったので、彼は一命を取り留めた。この経験が、彼に死を、今までになくはっきりと理解させることになった。
誰も死から逃れることは出来ない。生命の新陳代謝の中で、古い者は新しい者に取って代わられていく。命は平等に短いものだからこそ、人生を自分の心と直感に従って生きるべきだと、ジョブズははっきりと理解した。本当にやりたいことをやることが、人生で最も重要なことなのだ。
彼は、 スピーチの最後を次の言葉で締めくくっている。それは、世界を変えた天才イノベーターが私たちに贈った、最も素敵な言葉だったのかもしれない。

常にハングリーであれ、常に愚かであれ

世界一貧乏な大統領の突き刺さるスピーチ「今、人間が見直すべきこと」

2015年04月03日 | 偉人(話題の人)

リオ会議(環境の未来を決める会議)でウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ大統領のスピーチが考えさせる内容だ。ムヒカ大統領は自分の資産の80%を寄付し、郊外の質素な住宅に暮らしている。 給与の大部分を財団や政府などに寄付し月1000ドル強で生活するしているという。
ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領の考えさせる胸に突き刺さるスピーチの紹介。

その通りですね。感動しました。


会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。
ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。
しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?
質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。
息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?
なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?
マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。
私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?
このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?
このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。
現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。
ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。
このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。
石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。
昔の賢明な方々、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。
国の代表者としてリオ会議の決議や会合にそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。
根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。
私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、世界でもっとも美味しい1300万頭の牛が私の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。
私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。
そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。
幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。
ありがとうございました。

世界一貧乏な大統領の話し「金持ちは政治家になってはいけない」

2015年04月02日 | 偉人(話題の人)

金持ちは政治家になってはいけない。

まさに本質をついていますね。


「お金をたくさん持っている人は、政治の世界から追放されるべきだ」

これは、ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が、スペイン語版CNNのインタビューで語った言葉だ。

「私たちは、代表民主制と呼ばれるものを発明しました。これは、多数派の人が決定権を持つ世界だと私たちは言います」と、ムヒカ大統領はインタビューの中で述べている。「ならば、私たち(各国の指導者たち)は、少数派ではなく多数派のような暮らしをすべきだと私には思えるのです」

BBCは、2012年に掲載した有名な記事の中で、ムヒカ大統領は自分が得る給与の90%を慈善事業に寄付していると報じ、「世界一貧しい大統領」と呼んだ。

この話は、アメリカと比べてあまりに対照的だ。アメリカでは、議員たちが所有する資産の中央値は100万ドル(約1億円)を超えている。企業は、政治活動への寄付に関して、個人とほとんど同じ権利を与えられている。

「赤いじゅうたんの上で、人々はこんな風にふるまっている」とムヒカ大統領は言いながら、コンサートで演奏するミュージシャンの真似をして見せた。「そうしたことは、すべて封建時代の名残です。それに、大統領を取り囲むスタッフは、まるで昔の臣下のようです」

ムヒカ大統領は、裕福な人々そのものを嫌っているわけではないと言う。ただし、お金持ちではない多数派の人々の利益を代表するという仕事を、裕福な人々がうまくできるとは考えていないのだ。

「政治の世界では、彼らを分け隔てる必要があります。お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。(中略)お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです」

「彼ら(裕福な人々)は世界を、彼らの視点、つまりお金の視点から捉えます。たとえ善意に基づいて取り組んでいるときでも、彼らの世界観、生活観、それに何かを決定する観点を提供するものは、お金です。私たちの住む世界が多数派によって統治されなければならないとするなら、私たちは自らの視点の拠り所を、少数派ではなく多数派の視点に置くよう努力する必要があります」

ムヒカ大統領は、富の象徴となるものを拒否していることでよく知られている。5月に行われたスペイン語放送局によるインタビューで、大統領がネクタイの着用を激しく批判したシーンは有名だ。

「ネクタイなんて、首を圧迫する無用なボロ切れです」とムヒカ大統領はそのインタビューで語った。「私は、消費主義を敵視しています。現代の超消費主義のおかげで、私たちは最も肝心なことを忘れてしまい、人としての能力を、人類の幸福とはほとんど関係がないことに無駄使いしているのです」

大統領は公邸に住んでおらず、首都モンテビデオのはずれにある小さな農場で生計を立てている。ウルグアイ上院議員である妻のルシア・トポランスキー氏、それに3本足の犬「マニュエラ」と暮らしている。大統領が物質主義を拒む理由は、農場の花の世話をしたり、野外で仕事をしたりするといった、自分が情熱を注いでることを楽しむ時間が奪われるからだという。

ムヒカ大統領は1935年生まれの79歳。貧困家庭に生まれ、家畜の世話や花売りなどで家計を助けながら育った。1960年代に入って都市ゲリラ組織「ツパマロス」に加入。1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監された。2009年に大統領選挙で当選し、2010年3月から大統領となっている。2012年のリオ会議で行った講演(日本語版記事)は有名になった。

この記事は最初にハフポストUS版に掲載されたものです。

日野原重明さん104歳

2015年03月31日 | 偉人(話題の人)

1911年生まれ生涯現役104歳というから凄いね。

生涯現役・日野原重明先生が提唱する生き方上手な「スマートシニア」より、


新しいことに対してつねに興味を抱くのが若さの象徴であるならば、

人間の老いは年齢でははかれません。

歳をとった人でも、

新しいことに興味を持てる人は、

身体は老いても本質的には若い人です。

ビジネス成功の秘訣は、誰よりも早く「間違いを認める力」だった

2015年03月29日 | 偉人(話題の人)


「間違いを認める力」、実はこれこそがビジネスを成功させるために必要なスキルなのだ。間違えることが問題なのではなく、間違えをしてからの対応が大事。その対応次第では、むしろあなたの評価をあげることにつながる。海外メディアElite Dailyで話題になった、ビジネスに必要な「認める力」。ビジネスパーソンなら、誰もがハッとさせられるはず。

間違いを認めない限り、成長はない

かつて人々は、ガリレオの地動説を認められなかった。それまで地球が宇宙の中心であり、月や星が地球の周りを回っていると信じられてきたからだ。結局、カトリック教会がこれを認められるのに、300年以上かかった。

人は誰だって、自分の間違いを認めたくない。信じていたことや自分自信を否定される屈辱や敗北感、ある種の恐怖までも感じるからだ。さらにそれがビジネス上のこととなれば、利益の損失、計画の失敗、誰かを大激怒させてしまう こともあるだろう。
しかしながら、自分の非を認めないことには、その先に成長や成功はありえない。その精神的な苦痛を乗り越え、自分の考えや手段は間違っていたのではないかと考え、非を認めることで、より高い目標を達成することができるようになるのだ。

「認める力」で、圧倒的な差が付く!

しかし現実には、この「認める力」を持っている大人は少ない。だからこそ、その能力を持つことは計り知れない強さになるのだ。
もしあなたが間違いに気付いたら、出来るだけ早く認めて、次の対応を考えよう。間違いを正すことは短期的に見ればとても大変な作業だが、そこで後回しにしたら問題はどんどん拡大していく。そうなる前に勇気を持って認め、早めに解決すべきだ。
そうすることで、あなたは周囲と確実に差をつけることができ、信頼を勝ち取ることもできる。

スティーブ・ジョブズはミスを認めて信頼度を増した

さてあなたの上司は、どうだろうか?しばしば権限を持った人は、自らの過ちを認めない傾向があるようだ。
しかし世界的に有名な成功者はみな、失敗を認め謝罪し、再挑戦してきている。失敗した時の良い対応として有名なスティーブ・ジョブズ氏の例を挙げよう。彼がiPhone4の通話が切れるということで会見を行った時、不具合の理由を説明する前にまずミスを認めた。そしてメッセージを伝えた。
「われわれは完璧ではない。電話も完璧ではない。それでも私たちは、すべてのユーザーをハッピーにしたいと思っている。」
それから、iPhone4のすべてのユーザーに不具合を緩和するケースを無償で配布するという対応を行った。それでも不満がある方には全額払い戻しに応じた。この対応はiPhone4の評判を下げるどころか、さらなる信頼にさえ繋がったのだ。

成功するのに完璧さはいらない認める勇気を持とう

私たちは無意識のうちに完璧を追求してしまう。しかし、大きな成功のために失敗は避けられない。むしろ必要だ。間違いによって、修正すべき点が分かり、より良い方向へ向かうことができるからだ。
完璧でなくてもいいのだ。でも間違いに気づいた時には「私は間違っていた」と勇気を持って認めよう。その瞬間だけは、とても辛い想いをすると思うが、一度認めてしまえば、あとは前進あるのみだ。それができるかどうかであなたのビジネス人生は変わってくるだろう。