川合秀美著「OS自作入門」は価値ある¥3800ですね。独自OSのOSASK開発者が30日でそれなりのOSが作成できる。。事を目的に、それも初心者を対象にプログラム説明&実践をするという、無謀にも思える挑戦をしている本ですが、目的を十分達成していると思います。昔、CP-M/86というコマンドラインインターフェースしかないOSがあり、組み込み機器用にCP-M/86と同じ機能のモニター(OSとはとても呼べないので今のBIOSに相当)を作成していたのを思い出しました。それと比べて、Window機能もあるマルチタスクOSがこの本である程度理解できるので、コンピュータ産業に携わる人は一度は読んでおいても良いと思います。通常はWindowsの開発環境上でしかプログラム作成しないので不要かも知れませんが、不可解な問題の遭遇したときにコンピュータの基礎知識が物を言います。基礎知識の習得・再整理の意味で良い本です。作者は32歳ぐらい?ですが、世の中には凄い人が居るものです。個人的には著者が作成しているOSASKの「マップドファイル」を「メモリー管理も含めてOSのキー機能として全体を構成する」点が非常に気に入っています。
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