「99.9%は仮説:思い込みで判断しないための考え方」竹内薫:光文社新書 は、題名が刺激的なのでつい買ってしまいました。 題名や最初の話題で読者をひきつける工夫はマーケティングの王道ですね。 内容は読んでみてのお楽しみとして、幾つか面白いと思った部分をメモすると 1)「仮説には白(真実と思われている人々が多い)から黒(少数の人しか信用していない)までの範囲がある。 「あアサリの砂抜きは必要」は白で「アサリの砂抜きは不要」は今は黒ですね。 2)「科学は、常に反証できるもの」が、科学の定義。 含蓄のある定義です。素直に間違いを認めることが出来るのが科学であり、そうじゃないものは思い込みや宗教?。 3)「科学はもともと哲学だった」。 科学の結果は重大な問題を発生させる可能性があるので基礎的な哲学を持っていないと使用方法を誤る場合がある?。 4)「役割理論で多重人格はあたりまえ?」 5)「共役不可能性」「言葉は同じでも意味がまるで違う」 立場が異なれば話が通じない事が良くありますね。 6)「関主観性」。 客観性は100%を意味するのでそんな事はありえない? 客観と主観の協調による見方をするのが重要。 まあ、柔軟な思考ですね。 ==> 日ごろ思っていたような事が整理できたような気がします。「真実は多くの人が信じている仮説」は、行動の基礎知識として良いかも? 少しは「常識を疑り確認してみる」事は面白いかも。
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