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新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

つれづれなるままに:思ったことを書いてみました

2009-03-15 19:24:29 | 医療

さて、続けます

 

僕は医療系Blogをかれこれ2年半書き続けておりますが、いつも書いておりますように「遺書」のようなものと思っています

 

僕はこの世の中に貢献して死にたいと思うし、貢献しながら生きていたいと思います。いつも死身にあることで何かを残したいと思っています。

 

さて何やら先ほどからBlogのコメントを読みながらもやもやしたものがあります。それがなにか・・・はっきりとしたことは申し上げられません。

 

しかし、これだけは書いておきたいように思います。

 

全ての仕事は尊敬すべきものですし、それは医療に関しても同様です。すべての仕事はまわりまわって多くの人に貢献します。それは医療においても同様だと信じています。

 

医療は難しいだけでなく面白いものです。その難しさ、面白さ、そして人のためになるという貢献・・という面で「情熱」を与えてくれると思っています

 

どのような仕事であれ「ビジネス」であると思えば、その楽しさはわからなくなると思います。「ビジネス」であると思えば喜びは失われてしまう

 

僕にとって医療は趣味であり、喜びであり、人に貢献する手段です。それは他の方々も同じように仕事をされている人もいれば・・もしかすると「ビジネス」と思って仕事をされている人もいるかと思います。全ての職業でそれは同様ですが・・。

 

それでは面白くないですし、情熱が湧きません。情熱があるからこそ仕事は面白いわけですし、人のためになるからこそ仕事は輝くと思っています。

 

どうせやるなら「楽しく」「情熱的に」「面白く」「人のためになるように」仕事をしていきたいものです。

 

プロフェッショナルであることは楽しくやれることとは別かもしれませんが、プロとして「医療行為」を完遂すると同時に、それに楽しみを見出せるようになりたいものだと思っています。

 

僕がBlogを書く理由の一つとして多くの医学生、若手医師が医療を「喜び」と思える環境にしなくてはならないという思いもあります

 

僕のような前向きな考え方の人間でさえ「このままでは日本の医療は終わってしまう」と思い、2年半前からBlogを書き続けていました。

 

そんな環境の中で若手の医師が「こんな医療環境ではやっていられない。義務を果たして、訴えられないようにしていこう」ではなくて「できる範囲内で、できるだけ患者さんに貢献しよう。僕の持っている知識、できる技能の中でこの患者さんにできることは何だろうか。必要であれば他科の医師にも相談しなくてはならないし、最善は何かを考え続けよう」「状況はいつも変わる。それに合わせて最大限できることを考えよう」というような「情熱」をもつことができる社会にする。

 

情熱を冷めさせるような社会にしないこと

 

今のままでは「日本の医療」は「質」も「量」も下がっていくばかり

 

 GetBack☆彡さんBlogにもありましたが DPCの関係での転院などもあります。

 

が…最近の重症患者の受け入れが不可能な理由は「医師」の数や「急性期病棟」が少なく、結局「生きて帰れる可能性の高い」患者さん、治療して有益な結果を及ぼせる可能性の高い患者さんを主体に治療するように「Triage」されてきているからに他ならない・・・・・そう思っています。

 

現実的に急性期病棟で受け入れできるかどうか。無理してでも受けるかは、患者さんの年齢なども考慮します。

 

高齢者の・・・・など、助からない疾患を診るのではなく、助けられる可能性の高い人が「診療されなくて死んでしまう」可能性を下げるために、今のような状況になっていると思う。

 

Tryしようではなくて、限られた医療資源を有効に活用しよう・・というレベルに達してしまっている

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なかのひと 

実際、現場にいてそう思う。

いろいろな意味で「今の医療」を改善させなくてはならない。僕も最後まで診てあげたいのだけど・・・助からないと分かっている患者さんは「緩和ケア」などに誘導せざるを得なくなる。

 

人の命にかかわる上に希望を奪うような・・・そういった話がどれだけストレスフルか分かっていないのだ

 

今日も次の手が打てなくなった患者さんがいる。今回は救命も可能だろう。敗血症だって治ると思う。

実際、急性期は乗り切ったし・・・意識レベルも戻ったしね。

 

しかし・・・・最後まで診たいと思っても、この助けられない・・とわかっている患者さんを診続けている限り、他の助けられる初発の患者さんを助けられない(受け入れられない)可能性があるのだ

 

もっと病床があれば、もっと患者を診れる医師がいれば、もっと看護師さんがいたら、近くに血液内科があれば・・・・

 

しかし・・・常に病床は満床状態(それ以上)。

 

そんな気持ちで医療を続けている僕の気持ちって理解されないのでしょうか?

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なかのひと 

徒然なるままに・・・思ったことを書いてみました。

ちょっと食事をしてきます。

 

では、また。

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睡眠時間がとれたのに疲れが残る:眠りが浅いからですね

2009-03-15 18:12:39 | Weblog

こんばんは

 

昨日の当直は僕が当直とは思えないくらいの「のんびり」した当直でした。

 

受診は一件、しかも上司の医師が薬を出してほしいというもの。

 

電話は2件。いずれも軽いもので「インスリンうち忘れた」とかそういうレベルのもの。

 

病棟も静かで・・・この1週間ではあり得ないくらいの静かな病棟でした。

 

チャンス到来。

漸く本が読める~。

 

そそくさと一冊本を読み、月に一回は来る「クリニカルカンファレンス」のための準備をし、「夜中は呼ばれるかもしれないな・・・」と思い0時ころ寝たら翌朝になっていたという!

 

何て素晴らしい当直なんだ!

思わず感動

 

もっとも寝た時間は長いのに疲れが残っているのは「起こされるかも」と思って寝てるから、眠りが浅いんだな・・・

 

それを言うとこっちに帰って来てから眠りが浅いので、疲れが残りやすいんですけどね。

 

学生時代から寝る時間は短くてよかったのになぁ

 

学生時代の日課

「朝4時起床」

何故かアラームは「クラシック」しかも「アヴェマリア」

 

ベッドを軽く直して、軽く体操。そのまま着替えて2~3km Jog 帰って軽く汗を流して、その日の予習。

 

勉強範囲が広いのにすべて教科書は読み終わる。だいたい内容も把握し、プラスアルファの質問をして少しでも授業を面白くしようと(寝る人が少なくて済むように)思いながら授業を楽しみに待つ。

 

6時半~7時に食事

7時~8時までニュースを見たり、友人と話をしたりして過ごす

 

もしくは本を読んでいる。

 

8時半から17時までは授業に出ており、17時から20時くらいまでは部活と夕食、風呂などに入る。

 

20時から時間があれば勉強をし、可能な限りその日の授業内容を「イントラネット」にアップしておく。全員のテスト勉強に役立つし、僕は復習になる。

 

終わり次第、役職上の仕事がなければ(結構、~長みたいなものをやっています)娯楽の範囲の読書(医学書を読んでいることもあれば、普通の本を読むこともあり)をしたり、ゲームをしていたり(ラグナロクオンライン大好き)、友人と飲んでいたりいろいろです。

 

 

お前いつ寝ているんだ?

 

 

そう言われても、別に遜色ないエネルギーがあったのに・・

 

困ったものだ。意外と疲れるんですけど

 

 

・・・・・・・・まぁ、どうにかなるでしょう。

 

僕が自分自身を含めて「全ての人」が「この世の中を変える力」「世のため、人のためになる力」をもっていると・・・・すべての人がこの世の中を改善する力であると信じていれば

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なかのひと 

そうすれば僕は医療行為を通じてでも「世の中を改善する貢献」を少しはしていると思える(自己満足か?)し、そのことが僕自身に希望を持たせてエネルギーを充ち溢れさせてくれる

 

まぁ、それ以外のことででも必ず僕はこの世の何かに貢献してみせると思っていますが・・・。そうでなくてはエネルギーなんて導き出せないでしょう。

 

ということで、当直明けの記事でした

またあとで記事を書きます

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