新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

メディカルスクール構想:とんでもない勤務医がいるから?

2008-09-30 06:16:01 | 医療

おはようございます

 

まだまだ、本調子ではないのかもしれませんが・・・医者らしくない一言で、この状況をしまいにします

 

気合です!

 

気合で乗り越えます

 

 

さて、本調子ではないですがひとつ記事を。

CBからです。

 

「とんでもない勤務医がいる」ということですが、それはとんでもない勤務医もとんでもない開業医もいるでしょう。とんでもない政治家、とんでもない官僚、とんでもない経営者・・・なんでもいるでしょうから。

 

「とんでもない勤務医がいる」―メディカルスクール構想で山崎氏

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18426.html  

「とんでもない勤務医の先生がいてひどい目に遭ったことが何回もある」―。医学部を卒業していない人にも医師への道を開く制度(メディカルスクール)について、日本精神科病院協会副会長の山崎學氏は9月26日に都内で開かれた会合で、「とんでもない勤務医」の存在が、「メディカルスクール」の創設を主張した動機だったと話した。医学部の定員増については、「医局体制が壊れた現在、民間病院に回ってくるドクターはそれほどいない」とした。  

 

メディカルスクールをめぐっては、日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会の4団体で構成する「四病院団体協議会」の検討委員会が中間報告書をまとめている。  

同検討会の委員長で、サンピエール病院(群馬県高崎市)院長の山崎氏は、9月26日に東京都内で開催された日本精神科病院協会の定期代議員会で、同制度を提唱した動機について次のように語った。 

 

「わたしは親父に30歳で死なれた後に病院を継いで以来、病院の管理職を三十数年やっている。その間、良い勤務医の先生もいたが、とんでもない勤務医の先生がいてひどい目に遭ったことが何回もある。そういう中で、医師の教育というのは現在の教育制度でいいのかと、ずっと疑問に感じていた。18歳で、偏差値だけで、成績の優秀な人が『良いお医者さん』という前提で、医師をつくる(現在の)制度に非常に疑問があった。そこで、メディカルスクールについての検討会を始めた」  

 

山崎氏はまた、「現行の医学部の定員を増やしても、医局体制が壊れた現在、民間病院に回ってくるドクターはそれほどいない」と述べ、医師の地域偏在の問題を解決する必要性も主張した。「わたしは群馬県だが、例えば群馬大の学士入学は、北大や京大、九大、お茶の水女子大などから成績優秀な人が入ってくる。しかし、卒業したと同時に帰ってしまう。群馬県で教育しても帰られてしまったら意味がない。あくまでも、地元の出身者を優先する教育制度をつくっていかないと、地域医療に携わるドクターは集まらない。そこで、地域枠をつくってほしいという提案もしている」  

 

検討会の報告書(概要)によると、メディカルスクールは、

 

▽生物学など所定の必須科目を履修した4年制大学の卒業生に受験資格を与え、入学試験を行う

▽米国で一般的に使われているカリキュラムに準じて、4年で基礎から臨床までを習得させる

▽臨床医学の教授は、卒後研修を担当する臨床医が担当する―

 

などとしている。  

 

今後について、山崎氏は「最終報告書をまとめた後、超党派の議員連盟を立ち上げ、文部科学、厚生労働の両省を中心とするメディカルスクールの公式な検討会をつくり、数年以内にこの制度ができるように頑張りたい」と話している。  

「四病院団体協議会メディカルスクール検討委員会」の委員は、山崎氏のほか、▽堺常雄氏(日本病院会副会長)▽西澤寛俊氏(全日本病院協会会長)▽日野頌三氏(日本医療法人協会副会長)―の3人。協力委員は、▽中田力氏(新潟大脳研究所統合脳機能研究センター長)▽福井次矢氏(聖路加国際病院院長)▽本田宏氏(済生会栗橋病院副院長)▽金村政輝氏(東北大病院総合診療部講師)―の4人。

 更新:2008/09/29 12:59   キャリアブレイン

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 医局制度が壊れた現在、民間病院に回ってくる医師はいないということですが、恐らく環境さえ整えれば医者は勤務医として働くでしょう。逆に個人の意思で動けますからね

環境を整えられない病院に対しての医局からの派遣はないでしょうけど

 

また、「とんでもない」医師がいるというのはもちろん同感。ただし、それは「とんでもない」政治家、官僚、経営者、サラリーマンがいるようなものだと思っています。人間ですから。

 

 ただし、人の命を扱う「医師」である以上、「とんでもない」のは少なくなくてはならないとも思います。

 

メディカルスクールの構想は良いと思いますし、成熟した大人になった段階で医師を目指す方々が増えてくればよいと本当に思います。あとは、どれだけの人が理想に燃えれるような「職業」にできるか・・という問題もあるような気がします。

 

医療教育制度に関してはいろいろ改革する必要はあると思います。メディカルスクール構想、いろいろと検討を重ねてよいものにして下されれば良いと思います。

 

可能ならば「フレキシブル」な制度の検討を・・と思いますが・・・。

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それでは、また。

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体調不良~

2008-09-29 22:25:02 | Weblog

こんばんは

 

体調不良に付き早めに帰ってきました

 

今日は久々に手術場に行ったり、実験計画を立てたり、いろいろやっておりましたが・・・

 

くしゅん、くしゅん

 

くしゃみが…止まらない。

 まずは体調を取り戻さないと・・・

ということで、記事その他は明日にしたいと思います。

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それでは、また~

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第2回へき地・地域医療学会開催(医学界新聞より)

2008-09-29 05:28:39 | 医療

おはようございます

 

風邪の調子はぼちぼちです。まぁ、いけるでしょうw

ニュースを見ていると、ベルリンマラソンで世界新記録・・2時間3分59秒が出たようですね。 すごい話です。

人類は短距離も長距離もどこまで速くなっていくのか・・そう思います。

 

さて、医学界新聞に8月に行われた第2回へき地・地域医療学会の話が書かれていました。へき地医療・専門医療両方が成り立つようにしていかなくてはならないと思います。

 

第2回へき地・地域医療学会開催

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02799_02

 ----------------------------------------------------------------  

社団法人地域医療振興協会主催による第2回へき地・地域医療学会が,さる8月23-24日,海運ビル(東京都千代田区)を会場に開催された。先ごろ,厚労省から医学部定員の増員が発表されたが,この効果が表れるのはまだ少し先のこと。医師不足が特に深刻なへき地・地域で当面の危機をどう乗り越えていけばよいのだろうか。今学会の開催テーマは「地域医療崩壊――再生への道」とされ,現在各地でスタートしている地域で働く医師を育てるための卒前・卒後の教育的取り組みの検証を軸にプログラムが展開された。  

 

開催テーマと同タイトルで2日目に実施されたシンポジウム(座長=山田隆司・同協会地域医療研究所長)では,地域医療に携わる各氏が再生への方策について論考を行った。このなかで阿部昌彦氏(江別市立病院)は12名の内科医全員の退職という事態を「専門分化した内科の“アポトーシス”」と捉え,総合診療科を病院機能の中核に衣替えし,教育の場としても活用することで乗り越えた経緯を紹介した。また近年,QOLをもじった新語QOML(Quality of My Life)を重視する若手医療者が急増しているといわれる。これに対し邉見公雄氏(赤穂市民病院,全国自治体病院協議会)はよい病院の条件のひとつは“働きたい病院”であると述べると同時に,地方勤務者への何らかのメリット付与も必要だと指摘した。真栄城優夫氏(ハワイ大卒業後臨床研修事業団)は現在の初期・後期研修の問題点について論考。現在の専門医制度は地域病院のニーズに無関心であるなどと指摘し,より幅の広い,地域に根ざした総合専門医の育成に向け,担当症例数や診療実績の評価の厳格化が必要であると述べた。  

この後のパネルディスカッションでは,患者・地域住民に対する教育・啓発活動に向けた課題,認定制度創設論議がなされる「総合医」の定義づけや,地域の公立病院の運営主体の適格性などについて話し合われた。

-------------------------------

両者の立場ではなくて、地域医療の専門家たちが地域医療に関して話し合えば、最終的には今の医療は専門的すぎるという話になるでしょうし、逆もまたしかりになるように思います。

重要なことは両方の立場の人が同じ場所で、お互いの意見を理解するまで話し合いを続け、最良のアイデアを出すことこそ肝要だと思います。

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なかのひと 

さて、今日の予想最高気温は20℃を下回っているようです。皆さんも風邪に気をつけて、今週も頑張っていきましょう!

 

それでは、また。

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Blogを書く理由4(人生探求劇場)

2008-09-28 22:17:41 | Blogを書く理由

最後にBlogを書く理由の4つ目です

 

このBlogの表題のとおりです。

Blogを書いていくことで自分を見つめ直したり、日本を見つめたり、自分の一日の行動を考え直してみたり、いろいろやっています

 

僕がいつ死ぬのかはわかりません。

明日死ぬかもしれませんし、意外と今後・・60年も生きるかもしれません。

それはわからないのです。わかったら面白くないですけど、もしわかったら・・そこまでにできることを計画するのかしら。それもすごい難題ですね。

 

 

いつ死ぬかはわからないから、いつ死んでもよいように遺書としてBlogを書き、そして自分をより発展させていくためにBlogを書く

 

あとは死ぬその瞬間に満足して死ぬことが出きれば本望ですね。

 

自分の人生をより発展させるために、自分自身の行動などを内省し・・・、さらにいろいろなことを考えて、自分をより深めていくこと。誰かのために何かできないか探すこと。 人生をどう生きていくのか、毎日毎日考えるきっかけを与えてくれるのがこのBlogです。

 

ですからBlogを書いています。

 

自分の夢、目標を達成するためにどう生きていくべきか。それを考えて、人生を探求し続けること。そのチャンスをこのBlogが与えてくれています

 

また、このBlogを通して多くの人と知り合いました。100名以上の人と出会いました。コメントを通していろいろな人から意見をいただきました。多くの人から、いろいろなことを教わり自分の人生を見つめ直し、自分が毎日少しずつ変わっていくのを感じます。

 

 

それがこのBlogを書き続ける理由だと思います。

 

これからも皆さんからのコメントをお待ちしております。いつも本当にありがとうございます。今後も応援よろしくお願いいたします!

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なかのひと 

明日もいろいろなことが待っていると思います。それまでに風邪を治してしまいたいと思います。

 

それでは、また。

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Blogを書く理由3(医療崩壊)

2008-09-28 22:03:05 | Blogを書く理由

こんばんは

 

葛根湯で少し体調が良くなったのでちょっと床屋と夕食に行ってきました。こんなチャンスでもないと床屋にはいけないのでw

 

さて、帰ってきたところで先ほどの続きを。

 

僕がBlogを書く理由はあとは医療崩壊などに関して思うところがあるからです。

 

正しいことを書いているとか、そうは思っていません。

 

そもそも正しいこととか間違っていることとか、定義すること自体がおかしいのかもしれません。

 

ただ、僕は今の医療では将来的に厳しい。いや、すでに厳しすぎると思っています。

アメリカの真似をしようにもここは日本であってアメリカではない。 医療システムも違えば人種なども大きく違う。あっちはまさに多民族国家。日本も多民族かもしれないが、基本的に日本人といわれる人々が多い。 訴訟関係も大きく違う。同じものをやろうとすること自体がおかしいのだろうと思っています。

 

何かが正しい、何かが間違っているとは思いません。先ほども書きましたが、正しいとか間違っているとか定義すること自体がおかしいのです。

 

誰かにとって間違っていることは、誰かにとって正しいのかもしれません

 

言い方がおかしいですね。

 

誰かにとって有意義なことが、誰かにとっては有害だったりします

 

結局、物事に絶対的に正しいとか間違っているとかいうことはないのかもしれません。あるとしてもそれは人の手に届くものではないのかも知れません。

 

少なくとも僕程度では「絶対的な真理」として正しいことなど見つけることができるほどの能力はないことは分かっています。

 

ただ、僕個人の考えとして

この問題に関してはこう考えている。こうやってみたい。こうするとよいのではないかと思う

そう、訴えてみたいことが多々あります。

 

自分自身がかかわる分野であるというだけでなく、多くの人が・・そして日本の将来がかかっていることですから、国家の存亡のためにも動く必要はあると思っています。

 

その危機感のない人たちが多い

そんな印象を受けることはあります。

 

自分の死ですら、まだまだ先であると思っている人の方が多いでしょうから、 国家の存亡など考えることもないのかもしれません

 

医療崩壊が、また教育崩壊が・・・・今の官僚制度や政治が、国家の存亡にかかわるのではないかという危機感があります。

 

僕は一医者でしかなく、力はありません。

ただし、「現状をこうするとよいのではないか」という意見があり、それを書いているだけにすぎません。

 

正しいか・・・それとも間違っているか、それはわかりませんし、そもそもそんな絶対の真理はわからないでしょう。しかし、一人一人が様々なものを考えていかなくてはならないと思っています。

 

僕は医療にかかわる人間として、自分の分野に関しては「こう考えている。将来の日本のためにもこうしたらよいのではないか」ということを発信していきたいとは思っています。

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なかのひと 

それがBlogを書く理由の3つ目です

 

そんなところでしょうか・・・・。

 

まだまだ若輩者であり、至らぬところも多々あるかとは思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします

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Blogを書く理由2(教育の重要性)

2008-09-28 15:08:12 | Blogを書く理由

さて、続けていきます

 

このBlogを書く理由は「僕の考えていることをこの世に残す遺書」としての役割のほかに、やはり「医療」「教育」「福祉」に関する自分なりの考えがあるからだと思います

 

僕は「生物学者志望」でしたが、最終的に「医療」の道に来ました。今考えれば本当に天職であり、楽しい上に人の役にも立ち、一生やっていける職業だと思います。

 

大学に入学してから「自分を見つめる」時間を取ることが多くなりました。

 

自分を見つめるようになってからは、僕自身が「医療・福祉」「教育」の重要性を認識していることがわかりました。

 

特に2000年ころから「日本の医療は危ない」と思うようになり、研修医の期間に「こりゃだめだ」と思ったから「医療」に関する思いを書き始めたというところもあります。

 

また、教育という分野も重要だと思っていて、当初は「医学教育」に危機感を覚えていましたが、様々な意味で「日本の教育すべて」に危機感を覚え始めたというところがあります。

 

いつも書いておりますが、日本人は基本的に勤勉な性質をもっていると思います。それは素晴らしいことだと思います。勤勉であることは一つの才能であり、素晴らしいことです。

 

その勤勉という才能をあてにして、いろいろな才能を伸ばす教育をして来ていないのが今の日本だと思っています。

 

僕はよく才能を「傾き」に、「勤勉さ=集中して勉強する時間」をX軸に、実際の能力をY軸として考えます。

 

すべての人の才能(傾き)の総量は一定であり、すべての人は素晴らしい能力を発揮することができる」と思っています。それゆえにすべての人の個性を尊敬できると思っていますし、僕とは違う人ほど「ほれぼれ」します。

 

X軸が基本的に大きいのだから、評価法や考え方を変え、教育の度合いをうまくやれば日本はさらに発展するでしょう。日本が発展して、それを多くの国々世界のために使っていけば、世界はより良くなるでしょう

 

そう思えば「教育」は日本だけでなく、世界のためにも重要なのです。 だから、書いています。

 

このBlogは前のBlogほどのアクセス数はありませんが、一般の方も含めてみてくださっていると思います。 1日アクセス数500~1000の間はKeepしていますので、それらの人が同じように思ってくださるだけでも、さらに多くの人に思いは伝わるのではないかと思っています。

 

別に政治的にどうのこうのというよりは「日本人一人一人が教育や医療の重要性を考えるきっかけ」になれば良いとも思っています。

 

それがこのBlogを書く理由の2つ目です。

 

教育や医療の重要性を多くの人が考えてほしい。そしてそれに関して一人一人が行動するきっかけになれば良いと思っています。

 

自分の子供に対してどう考えるかでもいいと思います。別に勉強(テスト)ができなくても「人間関係を構築する能力」が高い人は尊敬できますし、そのような子供がいたらほめるべきだと思います。

 

そういう目線ですべての子供が「褒められて」、そして悪いことをした時には「理由を理解」させたうえで怒られる そんな社会が出来上がっていけば、将来の日本はより素晴らしくなるだろうと思っています

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なかのひと 

これがこのBlogを書く理由の2つ目です

 

葛根湯、効いてきました。まぁ、副作用対応は自分でやるしかないですけどw

では、また。

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Blogを書く理由1(自分らしさとは?)

2008-09-28 14:34:13 | Blogを書く理由

こんにちは。

 

少し風邪をひいたようです。

医者は病人の助けになるために、病気をしてはいけない(w)と思いながらやっているにもかかわらず、風邪をひくとは情けない。急に寒くなったのに体が適応しなかったか?まぁ、今日は病棟も安定しているようなのでまずは体を治すことに全力を傾けます。

 

早速・・・ 葛根湯5g!  (良い子はまねをしてはいけません)

 

とりあえず、これで様子をみます。

 

さて、先ほど昼食中に「好きな子ができたりしないのか?」と言われました。基本的にはまだ・・・いないとしか言いようがないですし、昔好きだった子は「まだ好きである」と言えるので、微妙なところですね。

先日電話をしてみて、相変わらず自分の目標に向かい頑張っているようであることにホッとしました。自分らしく生きることは重要だと思います

 

まぁ、道は違えど頑張ってほしいものです。

 

さて、自分らしさというものは重要だと思うわけですが、自分自身の行動が自分らしくあるかというと、いろいろ考えるところではあります。

自分というものがどういう存在であるのか、それはまだまだわからないですから

 

しかし、僕はすべての人間関係を「僕が何を与えられるか、僕が何をできるか」というスタンスでむずびたいと思っています。このBlogを通しても、できることなら、僕が死ぬまでに何かを人に与えられるか、人の助けになる何かが僕の書いているようなつたない文章の中でさえ何かないか…という思いで書いております。

 

これは僕らしさ…の発現であり、僕がこのBlogを書いている一番の理由は死ぬまでに何かできることはないか…という自分の生き方の一つのやり方でしかない・・と思っています。

 

いろいろ書いていますが、僕は相手に対して、関わるすべての人に対して、この世に生きるすべての生命に対して「何かできることはないか」を死ぬまで考え、実行すること・・それを求めています。

 

目の前にいる患者さんのために自分のできる力をすべて注ぎ込むこと。これも僕の生き方ですし、その患者さんから得た何かを他の患者さんに生かすようにすることも僕ができることでしょうし、僕のやりたいことです。

 

そして死ぬまでそうやって面白く生きること。それが僕がやりたいことなのだと思います。

 

家族のために、友人のために、仲間のために、組織や共同体のために、国のために、世界のために、何かできることを探すことそれをやり続けるのが自分らしいことだと思います

 

誰かの不利益を求めることはないです。すべての人の利益に何かつながることはないかと思っています。

 

それが僕らしさ・・・かな?

 

さて、何が自分の人生においてできるのか。もちろん、明日死ぬかもしれないわけですから・・目標をすべて達成できるかはわかりません

多くの人は、明日生きているのが当然と思っているのが不思議です。僕は明日生きているかどうかは、未定だと思っています。だから、このBlogを使っています。

 

このBlogは僕の遺書のようなものですので、毎日毎日を・・僕という人間はこういう人間で、こういうことを考え、こんなことをやりたいと思っていた人間である。 ただし、死んだら実行できないので書き遺している。

 

それもいつも死身でいる僕らしさだとも思います。

 

それ故、Blog(遺書)を書くことをやめることはないでしょうし、書き続けている以上僕は死ぬ覚悟で人のために「生き抜くこと」を続けているのだと思います

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なかのひと 

ということで、僕とこのBlogに関して書いてみました。

たぶん、以前も一度このような内容で書いたような気がしますが、もう一度書いてみました。

 

書いている間に葛根湯が効いてきたようです。体が急速に熱くなってきています(もともと、「熱い」だろう!と友人には言われそうですが)

 

それでは、また。

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地域医療再生の道:伊関先生のインタビュー(CBより)

2008-09-27 23:22:09 | 医療

こんばんは

 

どうでもいいことですが、昨日CV(中心静脈カテーテル)認定をいただきまして、早速今日一人自己責任でCVを入れておりました。

このCV認定を取るのも大変でしたが・・・・ある意味血液内科だったから2カ月余りでとれたのだろうと思っています。それに僕にCVを挿入する患者さんを集中させていただきましたから。

今日もいろいろ考えておりましたが、妙なことに気がつきました。 Aという病気が発症したすぐ後にBという血液疾患が判明した方。Bが急性増悪したらAも悪くなった。AとBが関係あるかもしれない。理論的に関係があってもOK・・。

面白いですよね。

これでBを治療していったらAも改善したといったらまさに関係ありそうな・・・。

研究にもつながりそうですね。

 

さて、今日の話です。伊関先生のインタビューがCBに載っていましたので紹介します

地域で求められているのはどんな医療機関なのかhttp://www.cabrain.net/news/article/newsId/18416.html;jsessionid=4C91AA809BA6BE1D1861A71B9D1C7E90

【第30回】伊関友伸(いせき・ともとし)さん(城西大経営学部准教授)  

元埼玉県庁職員で、自治体病院に勤務した経験を持つ伊関友伸さんは、自治体病院の経営問題に関して積極的な発言を続けている。「夕張問題」では市総合病院の病院経営アドバイザーなども務めた。感情論ではなく、熱い情熱と冷静な目で原因を掘り下げ、解決策を示す伊関さんに、地域医療の復活・再生へ向けた処方せんを聞いた。(吉澤 理)  

―この数年、自治体病院で次々に危機が表面化しています。なぜ自治体病院は危機に陥るのかをお聞かせください。

千葉県の銚子市立総合病院が9月いっぱいで閉鎖されるなど、自治体病院の危機的状況は今も続いています。この原因は2つあると考えています。一つは、病院の財政危機。もう一つが医師不足です。 

一つ目の財政について言えば、国の診療報酬抑制政策が、経営能力の一番弱い自治体病院を直撃している、ということだと思います。病院の運営の仕方が「お役所流」で、人件費が比較的高めであり、診療材料費なども硬直的な購入制度などで割高になっています。一般会計からの繰入金がありますが、自治体本体の財政も厳しく、支出には限界があります。資金の余裕はどんどんなくなっており、余裕がないことで、医療の質の維持のための再投資ができなくなる。再投資ができないから、競争に負ける。さらには現金を使い果たして一時借入金で借金生活。一度借金生活に入ると、どんどん借金が積み上がっていくことになります。北海道の夕張市総合病院では39億円の借り入れを抱えていました。 

借り入れも、企業債は地方交付税の裏付けもあるし、毎年の返済額が明確ですから、住宅ローンのようなものです。ところが、一時借入金は金融機関からいつ「一括で返せ」と言われてもおかしくない、ある意味消費者金融に近い性格です。ジリ貧になっていると返す余裕はなく、積み上がった一時借入金が、突然の病院の「死」を招くことになるのです。  

 

―病院の経営が「お役所流」とは具体的にどういうことなのでしょう。

病院の事務は2-3年で転勤していきます。前職が、土木課や教育委員会にいましたという人がざらです。こういう人たちは病院経営や医療について素人です。人員の採用や異動についても、枠がきっちり決められており、自由にできません。自治体本体の人事担当課の了解がなかなか得られないのです。予算も財政担当課に握られていて、なかなか付きません。例えば、診療報酬の改定について、民間病院であれば、報酬改定の議論が盛んな半年くらい前から結果を予測していて、決定後すぐに対応しますが、自治体病院だと発表されてから初めて気付きます。でも、そのまま先送りして4月になったら異動で新しく職員が変わり、そこで一から勉強し始めて次の年の予算要求をし、翌年に1年遅れで対応する。まあ、1年で対応できるならいい方なんです。こんなことでは加算なんて取れるわけがありません。  

 

―もう一つの医師不足は、自治体病院ならではの理由があるのでしょうか。

医療が高度化・専門化し、医師は症例数や研修機能の充実度で病院を選ぶようになりました。これらの面で、自治体病院は熱心ではありませんでした。例えば、夕張市総合病院の場合、入院患者の95%が65歳以上の高齢者でした。福祉の体制が不十分なため、社会的な入院を受け入れざるを得ない、という事情もあったようですが、これでは専門医志向の医師は、病院に勤務したいとは思いません。さらに2004年の新医師臨床研修制度のスタートにより、大学医局による派遣医師の引き揚げが、自治体病院で起こりました。医師が次々引き揚げられることにより、地域医療で頑張ろうと残った医師たちの負担がますます大きくなります。過重労働になり、激務に耐えられなくなった医師が退職、中には診療科の医師全員が退職するという病院も少なくありません。  

 

―地域の住民や議員さんたちの問題も指摘されていましたよね。

地域住民や議員にも、医師不足の原因の一端はあると考えています。公の病院ということで、好き勝手に振る舞う。軽症でも休日・夜間に受診するコンビニ救急がとても多いし、タクシー代わりに救急車を使う人もいます。飲酒して受診し、現場でトラブルになる事例も少なくないようです。こうした状況に対し、事なかれの行政は何も言えません。議員は、住民の代表として、住民に節度ある受診を訴えるべき立場にありますが、逆に特別扱いを要求したり、よく勉強をせず思い込みで「病院たたき」をする例も少なくありません。その結果、志のある医師ほど心が折れ、病院から立ち去ってしまう。そうした結果が、「医療崩壊」なんです。

 

―今後の地域医療の在り方について、どのように考えていらっしゃいますか。 

わたしは、地域医療は危機的な状況にありますが、逆に地域医療の再生を通じて、地域の民主主義の再生、地域の再生につながる可能性を感じています。地域医療の在り方を「人任せ」にしていれば、地域医療の危機は解決できません。住民を含めたすべての人が、自分に何ができるかを考え、行動をすることが必要です。 民主主義は、一人ひとりの人の意思の集まりによって意思を決定するという政治の制度です。しかし、民主主義を単なる多数決ととらえ、構成員が自分のことだけを追求して意思決定をする場合、衆愚政治に堕することになります。民主主義が機能するためには、意思決定の前提として、多様な意見を持つ社会の構成員が、お互いに譲り合いも含めて理性的な議論を行うことが必要です。とはいえ、それはとても難しいことです。特に、医療という問題は、住民にとって個人のエゴが最も出やすく、意見も対立しやすい問題です。しかし、意見の違いを乗り越えて、相手の立場を考えて議論ができなければ、医師不足の問題は解決しません。  

―具体的な提案はありますか。

ある程度の医療機能の集約化は必要だろうと思います。地方の病院を回れば回るほど、その思いは強くなります。例えば外科の先生1人だけの病院で手術をする、というのは無理でしょう。最低でも4-5人の外科の先生の人数がいて麻酔科の先生がいて、という形で手術ができるような体制が必要だと思います。ある程度、医師の方々に中核病院に集まっていただくなど、医療機能の集約化と分化は必要です。ただしこれは、現場の意見を聞かずに一方的に進めると、かえって医療崩壊を招く危険性があるので注意が必要です。 医師不足が現に生じていて、できる範囲の医療、「あれもこれも」ではなく「あれかこれか」に絞っていかなければ立ち行かないのに、国民全体がそのことを理解していません。その地域でどんな医療機関が求められているかを絞り込んでいかなければならないと思います。医療が進化していく中で、地域に合った、そして医療機関に合った医療提供の在り方というのがあると考えます。 

医療崩壊の危機にある自治体病院を見ると、入院患者のほとんどが高齢者で、社会的入院を受け入れているようなところが数多くあります。これは、地域の福祉が充実しておらず、受け入れざるを得ないという面があります。医師、看護師不足の時代からすると、医療機関に併設して老人保健施設を充実させるなど、福祉で対応できる部分は福祉でやるということが大切とも考えます。

更新:2008/09/26 20:55   キャリアブレイン

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伊関先生の本は僕も読んでおりますが(と言いつつ、実は何度かお会いしてからサイン本を購入しましたw)、医療問題に関して非常に深く考えられています。

その考えが集約されたインタビューだと思われます。

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

伊関先生のBlogはこちら

http://iseki77.blog65.fc2.com/

 

最近、お忙しく各地で講演やご指導をしていらっしゃるようです。お体に気をつけて頑張っていただきたいと思います

 

それでは、また。

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ど~でもいい話:僕と「キノコ類」

2008-09-27 08:04:08 | 医療

出発前にもう一つ

本当はどうでもよくないです。

 

僕は今までも書いている通り、「漢方薬の効果」には注目していて、漢方薬の勉強と同時にこれでサポートできる人がいないかとも思っています。

 

実際病棟でも何種類か漢方薬を使用していますし、外来でも使用することがあります。

 

最近、リンパ腫などが再発している…もしくは再燃している患者さんの中に、民間療法を試されている方がいます。

 

というよりは、飲み始めて急速に大きくなったぞ!

 

∮5cmだったのが7cmじゃないか・・・

→放射線治療で5日間でとりあえず4cmくらい

 

真っ向からの否定はしていませんが、やんわりと内服加療(継続)と放射線治療の両方へ誘導して、現在改善傾向にある(治癒は申し訳ないですが、ないと思いますが)方がいます。

似たような話ですが、朝日新聞にこんな記事がありました。

 「がん絶対治る」と人参売った容疑 会社社長ら逮捕

2008年9月26日

http://www.asahi.com/health/news/OSK200809260031.html  

「絶対にがんが治る」などと効能をうたって高麗人参(にんじん)茶を販売したとして、大阪府警は26日、健康食品販売会社「ファミリーネットワーク」社長、今関光一容疑者(37)=大阪府泉佐野市湊2丁目=ら3人を薬事法違反(医薬品の無許可販売)の疑いで逮捕したと発表した。いずれも容疑を否認しているという。  被害者側の弁護士は「同社は特定の宗教団体と関連がある」と主張しており、府警は関連について調べる。  

ほかに逮捕されたのはいずれも元従業員で、今関容疑者の妻の厳銀貞(オム・ウォンジュン)(36)と榎元満紀(48)=同府和泉市幸2丁目=の両容疑者。  生活環境課によると、今関容疑者らは医薬品販売業などの許可を受けていないのに07年3月~今年3月、大阪府岸和田市の女性(67)ら3人に「飲めばがんが治る」などとうたって、高麗人参茶が50~300グラム入った瓶計15個を、計約106万円で販売した疑いが持たれている。     

◇  被害者の60代女性によると、ファミリーネットワーク社は「これを言うと薬事法に引っかかるけど、絶対にがんは治る」とうたって購入を勧めていたという。  

女性は07年3月、がんを患っていた長女のため、同社が開いた健康フェアで店員に相談。1年分の高麗人参茶を約300万円で買った。その後、「体温を上げて免疫を高める」という約90万円のサウナや、「風水を良くする」という約270万円の置物を購入したという。  

女性は同年11月、厳容疑者に勧められ、自己啓発セミナーに参加。約10回受講したが、セミナー側が特定の宗教団体と関連があると認めたため弁護士に相談した。  長女は数カ月高麗人参茶を飲み続けたが、今も闘病中。女性は「自分の不安につけ込まれたのかと思うと、悔しい」と話した。

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まず、これは詐欺でしかないと思いますが・・・もしかすると効くような民間療法もあるのかもしれません

 

しかし、自分の分野で民間療法・・・・一般的な腫瘍には効く人には効くのかもしれませんが・・・白血病・リンパ腫には使用しないでほしいような気がします

 

まだ、調べきれていませんのでわかりませんが・・リンパ腫とかだと「腫瘍そのもの」も刺激して増えてきそうな気がします。

 

漢方薬で言うと・・・普通の癌腫ならば「十全大補湯」を併用してもよいかと思っていますが、リンパ腫は怖くて僕は処方できません。再生不良性貧血も悪くなりそうな気がするので使えず。

使ってもいいかなと思っているのは・・「Blood」でも報告があるMDSとかですかね。

 

 

民間療法と漢方薬の違いは、実際に使われてきた年数もありますが・・・それなりに作用機序はわかっていますからね。あくまで「Japanese Harbal medecine」です。

 

こういう民間療法・・すべてが悪いと言い切るつもりはありませんが、病気の人をターゲットにしていることが「不安につけこんでいる」ように見えて気に入りませんね。

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この2か月で2人もそういう人を見たので、少しBlogに書いてみました。

それでは、また。

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「医師・医学生署名をすすめる北海道の会」発足

2008-09-27 07:35:41 | 北海道

おはようございます

今日も一日頑張ろう~と思っております

 

先日、当直を交代する予定だといいましたがそれがなくなったので、今日は落ち着いていそうだから昼過ぎには帰れそうかもしれません。 まぁ、いろいろな人に説明をしなくてはならないのですけど。

 

さて、今朝はこの記事を紹介します

北海道で勤務医増員を訴える会が発足したようです。

北海道新聞からです。

 

勤務医大幅増へ署名集め訴え 北海道の会発足(09/27 01:14) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/120065.html  

勤務医の大幅増員などを国に求める医師・医学生の署名を集めるための「医師・医学生署名をすすめる北海道の会」が二十六日夜、札幌市内のホテルで発起会を開いた。  

本田宏・埼玉県済生会栗橋病院副院長らが七月に署名の全国組織を立ち上げており、都道府県単位では道内が初となる。医師百六十二人と医学生九人が呼び掛け人となり、道内の過半数にあたるそれぞれ五千人、九百人の署名を集め、早急に衆参両院議長に提出することを目指す。  

発起会では代表呼び掛け人の安田慶秀北大名誉教授(北海道中央労災病院せき損センター院長)が「このままでは地域の病院が消え、マチが消える。医師自らが声を上げる時だ」とあいさつ。来賓として来札した本田氏も「赤字でも役所や消防署はなくならない。なぜ病院だけ廃止されるのか」と訴えた。

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医師増員が必要だというのは全くの同感。大賛成です。 しかし、いつも書いておりますが・・医師を育てる体制も含めて検討をしないと「絵にかいたモチ」になりかねないと思っていますし、大学病院を中心に崩壊していくと思っています。

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なかのひと 

ただ、やはり医師が動くことには意義があると思いますので、ぜひ頑張ってほしいと思います。

 

「地域医療を守る地方議員連盟」も北海道から始まりました。北海道はこういう危機感は強く持っている人が多いのでしょうね。地域がら・・・

 

それでは、また。

コメント (8)
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