さて、続けます
最近いろいろなことが起きすぎて、何を書きたいと思ったか忘れてしまいました。昨日、今日起きたことと言えば・・受け入れ不能問題でしょうか・・・。
昨日、再生不良性貧血の重症以上だろうと思われる患者さんが近隣の病院から受け入れ要請がありましたが、うちの病床利用率は100%以上であり受け入れ不能。
その旨を伝えて転院先のいくつか候補地を挙げてみましたが、県内の血液内科の施設には当たったということでした。もはや、県内の血液内科は余力は全くないな~と思った次第です。
60代の女性ということもあり、都内の病院をいくつか挙げてみましたが… 東京都内もだんだん受け入れが難しくなってきているという話でしたし・・・・。
今日は今日で間違いなく白血病・・・という患者さんでしたが・・・80才以上・・・。申し訳ないですけど、満床ということもありお断りしました。
正直、どこの血液内科にも受け入れられないだろうと思いました。治療に踏み切ることができないであろう患者さんを受け入れられるほどの余裕はどこにもないでしょうから・・・。
うちはむしろ無理している病院の一つだと思いますけど、流石に80代は・・・。
そんな現場です。高齢者の方々が重い病気になった場合、もはやTriageされてしまう状況にまで日本の医療はなっていると思います。
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
どうしようもない。受け入れは不可能になってきていますから。
入院させたいのに入院を待っている患者さんもいます。
悪性リンパ腫の患者さんのSalvageを行いたいのに、AMLの再発がでたら「待てる」方をスキップです
そのくらい余裕がなくなっています。
病院としても病床数削減政策出しています。かといって、他の病棟で管理できるほど「血液疾患」は甘くないし、他の病棟からも受け入れ拒否されますし・・・。
身がどうなろうと「患者さん第一に・・・」と思ってみても、今度は「箱」がないという悲しい事実・・・。もっとも医者もいませんけどねw
書いていてだんだん悲しくなってきました。
それでは、また。