金沢の麺や福座で「鮎のラーメン1500円」が発売されて以来、フカヒレラーメン3800円、牛フィレラーメン1800円、松茸ラーメン1350円、と立て続けに高級・高額ラーメンをリリースしている金沢の 自然派ラーメン神楽(かぐら)
その発端は神楽さんがSNSで自店で開催する自然派中華のメニュー「無化調フカヒレ」の投稿に

自分が『それラーメンでもたべてみたいです』とコメントを入れたのが最初のきっかけとなった。

以降そのラーメンが食べてみたいとのコメントが重なり、ご本人も需要と言うかニーズを確信したようです。
当時の記事によるとビオ中華では無化調フカヒレを3800円で提供、ラーメンにするなら4500円位になるとまで具体的に回答していますね。

そして9月1日に試作完了、夜の部で試食してもらって以「5食ほどの限定」で提供開始。 こちらをホームとする大御所や福井の巨匠などお歴々が次々と食される中、私がこの人が食べるまでは絶対口にしないと心に決めていた金沢の尊敬してやまない麺友がついに饗されたのである。新参者の私にもいよいよ食べるべき機会がやって来たのであります。

フカヒレ姿煮ラーメン 参千八百円也

比内地鶏の丸鶏白湯で煮込んだフカヒレが丸々1枚乗っています。当初見積もり4500円よりお安い3800円での提供です。
神楽さんのこのメニューに対する想いは、フカヒレと言う高級食材をリーズナブルに提供して無化調中華料理へ興味を持つきっかけとしてもらいたい、
もう一つは丸々1枚と言うのがミソで、1枚丸ごと食べる満足感や達成感を味わってもらいたいという事
そのように伺ったことがあります。

自分にとって非日常的な食べ物「フカヒレ」、それが庶民の日常の食べ物であるラーメンと一体になる不思議さというか楽しさ。
しかも安直な「乗っけるだけ」のトッピングでは無く、フカヒレの仕上がりは勿論その煮汁がラーメンスープに染み込み重層的な味の深みを創りだすというラーメン本来の完成度見据えた逸品であるところが中華出身のラーメン屋さんである神楽さんの神楽たる所以であると理解しています。

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牛フィレラーメン 壱千八百円也

これが私たちの為に事前に準備された材料 ヤングコーン、ブロッコリー、パプリカ、エリンギ

そして牛フィレ肉、しっとり柔らかく中まで火を通さないのがポイント。 肉の旨みが牛いやぎゅうっと詰まっていますよ(^^♪

やや酸味のある調味料で炒められた具材は速やかに塩スープのラーメンの上にかぶせられる。
醤油タレと塩だれのスープが混じり合い牛の旨みと脂をこの酸味がより深い味わいに昇華させてくれる。

こんなに美味しいものを2種類も食べてラヲタ冥利に尽きるひと時でした。

※なおこちらの牛フィレラーメンは店主気まぐれメニューであって今後提供の予定はないとの事です。
この日から始まった秋の限定「松茸ラーメン」で旬をお楽しみくださいとの事でした(^^)/
とにかくベースの塩タレが神楽史上最高の出来という事でのバリエーションなので、レギュラーメニューの「塩ラーメン」も是非Wチャーシューで食べてみたいですね♪