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あみの3ブログ

能登畠山氏とゆかりの文化@石川県七尾美術館

日本○大(五大とも七大ともいわれるが)山城の一つ
【七尾城】→こちら

その城主で能登国の守護であった畠山氏。

そもそも畠山氏とは、足利家の血を引く足利一門で室町幕府中枢で代々管領をを務めた名門。
その庶流にあたる「能登畠山氏」が室町中期から戦国末期までの約170年間にわたって能登国を統治してきました。
しかし応仁の乱以降、当主の座を巡って対立・混乱し戦国末期には越後の上杉謙信の侵攻により七尾城は陥落、能登畠山氏は滅亡しました。

その中にあって七代当主畠山義総(1491~1545)は30年にわたって当主の座にあり、卓越した政治手腕により領内を安定させて能登畠山氏の全盛期を築きました。
七尾の城下町も整備され大いに繁栄し、義総の文化・芸術に対する深い関心は城内外に文化の花を咲かせました。


その歴史と文化を紹介する企画展が石川県七尾市にある七尾市美術館で開催されています。HP→こちら


会場は企画展示室1と2に別れ
歴代当主が京都から著名な連歌師を招聘したさいの巻物や、古典研究での交流があった冷泉家や山科家、師事した公家との間で取り交わした書簡などの展示。
さらには
七尾出身の国宝竹林図屏風で知られる長谷川等伯との関係をうかがわせる史料、絵画・絵付け彫刻の展示もある。



莫大な富と権力を有していた能登畠山氏の栄光栄華、文化の開花がわかる企画展でしたが
富山県射水市の新湊博物館で開催されていた「海が支えた放生津幕府」→こちら
を観た直後だったので
守護畠山氏と家臣である越中守護代神保氏、室町幕府将軍足利氏という三者の関係にさらに興味がわいてきました。






【七尾市美術館】
期間:2023年9月23日~10月29日
入館料金:一般500円(JAF割あり)


館内
メッチャ近代的でステキ
傾斜地形を利用して階段状に建物が配置され、市民の企画展示室もあります。
(七尾市出身の池田氏から寄贈されたコレクションを展示する目的で建てられたともいえるようです)


ドーム天井の下映像で長谷川等伯の生涯が上映
史料コーナーもありました。


駐車場



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