はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

35WなAthlon 200GEはAMD期待の省電力APU

2018-10-20 16:49:17 | 低消費電力APU

みなさん、ご無沙汰です。
あっという間に暑い夏も終わり、季節は冬に近づいています。
朝晩も寒くなってきて暖かい飲み物でホッと一息ついているはぴです。
皆様、お変わりないでしょうか。


今回、AMD渾身の低価格・低消費電力向けAPUを入手したので、そのワットパフォーマンスが本物かどうか調べてみました。
期待しないでくださいね、あくまで軽~くザックリとです。

AMD Athlon 200GE with Radeon Vega 3 Graphics (TDP35W)

いつもお世話になっているデーターアシストさんにて購入です。 



Athlon 200GEについてちょっと調べてみます。
ZenベースのCPUコアとVegaベースのGPUを統合したAPUで、Ryzen 2200G/2400Gの「Raven Ridge」よりも機能を削減しまくったAPUですね。
その分TDPが35Wとなっていて、低消費電力なシステムを組みたい場合には最適です。

CPUコアは2コア4スレッド。GPUコアは3CU(コンピュートユニット)=3×(16演算器×4個)=192基のシェーダプロセッサ数とRyzen 2400Gの704基、2200Gの512基よりも大幅に削減されています。
メモリはDDR4 2666MHzの対応、周波数は3.2GHz。
後述するように、GPUにVegaコアを使用しているため、HDMI 2.0出力が可能となっていますが、出力制限があり同時に2画面の対応のようです。
マザーボードによってはHDMIポートが1個しか使用出来ません。

さて、このAthlon 200GEですが、なにやら「Raven2 Ridge」のコード名でもあるようで、下図のようなスライドも出ていました。

さらにAPUから伸びているPCI-Expressのレーン数も削減されているようで、

PCI-Express拡張バス用として4レーン
S-ATA3ストレージ用に2レーン
M.2スロット用に2レーン(PCI-Express Gen 3 x2として利用
USB 3.0用に4ポート(すべてのポートを利用するかはメーカー次第)
チップセットとの接続に4レーン

ちょっと気になるのはM.2スロットのNVMe対応のPCI-Express Gen 3 x2の取り扱いでしょうか。
今回取り上げたGIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIはNVMeとしてM.2スロットが利用できますが、ASUS ROG STRIX B450-I/B470-Iでは対応していません!(SATA modeでの対応のみ)
今後のBIOSアップデートで改善されるのかはわかりませんが、HDMI 2.0b対応のマザーだったので少々残念です。

またRaven RidgeやSummit Ridge/Pinnacle RidgeのようにS-ATA3ストレージ用をPCI-Expressレーンに振り分ける機能がありません。
PCI-Express Gen 3 x4レーンが不可能となっているんですね。これも残念ではあります。






またチップセットについてはPCI-Express Gen 3.0 4レーンで接続されますが、各チップセットにより機能に差異があります。
AMDでもあまり重要視していないようで発表当初は誤表記等あったみたいですが、おおよそ下図のような機能差になっているようです。
*まだ正確な情報ではないかもしれませんので、皆さん調査をお願いいたしますm_ _m。

B450については
USB 3.1 Gen 2 2ポート
USB 3.1 Gen 1 2ポート
USB 3.0 6ポート
S-ATA 3.0 2ポート
PCI-Express Gen 2 x6レーン

のようです。X470になるとS-ATA 3.0が4ポートになるので、MINI-ITXマザーであればX470チップ搭載のS-ATA 6ポート(チップセット4、CPU側2)なんつう変則マザーも出る?かも??

いやいや、MINI-ITXマザーではB450チップセットで十分でしょう。




Athlon 200GEの対応で各社のマザーボードでも機能制限があるよとの、発表がなされています。

そんな中Athlon 200GEとの相性が良さげなと思うMINI-ITXマザーがこちら。

GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI

B450チップセットを使用しております。価格は1万円台を超えてしまいますが機能盛り盛りなのを考慮すべし。




付属品はバックパネル、WIFIアンテナ、S-ATAケーブル2本、M.2ネジセット、ドライバCD-ROM、取扱説明書。
必要最低限は揃っています。



DisplayPort 1.2が1個、HDMI 2.0が2個(Athlon 200GEでは1個のみ使用可能USBポートの下側が有効でした
青いポートがUSB 3.0 Gen 1×4個
赤いポートがUSB 3.1 Gen 2 Type-A×2個
Intel I211 GbE LANポート
Intel AC9620 ワイヤレスアンテナコネクター×2
オーディオ出力となっています。




Socket AM4ソケット周辺。当然のことながらRyzenシリーズはハイエンド系も使用可能ですし、Ryzen 2400G/2200Gも使えます。
VRM部のヒートシンクも豪華で重厚な作りとなっています。
EPS電源アダプタがバックパネル側の角になっているのが変則的でしょうか。8ピン仕様となっていますが、4ピンでも使用可能です。




S-ATAコネクタが4個あります。
これはおそらくですが、CPU側からのS-ATA2ポート分とB450チップセットに搭載されている2ポート分の合計4ポートだと思われます。
OS用のストレージとしてM.2スロットを利用してもデーターストレージ用に4ポート利用できるのはRAID構築などでメリットがあるのではないでしょうか。





拡張スロット部、Ryzen CPUでは、PCI-Express Gen 3 X16の帯域を使用できますが、Ryzen 2400G/2200Gではx8の帯域になります。
Athlon 200GEだとx4の帯域です。

拡張スロットの上にはM.2スロットが「AORUS M.2 Thermal Guard」と呼ばれる放熱板が付属しています。





Athlon 200GEを装着。





M.2スロットの放熱板「AORUS M.2 Thermal Guard」を外すと下部分にも放熱板が取り付けられています。
が、これはB450チップセットの放熱用と思われます。






M.2 SSDを取り付けますが、上の放熱板との固定を1つのネジで行うことになっています。





忘れないように保護シートを外します。





ネジ一つでSSDと放熱板を一括固定。
メモリを取り付ければこれで起動可能です。




ACアダプタ駆動を目指すためにPICO-PSU160を使用しての起動に挑戦します。





特に問題なく起動出来ました。
Athlon 200GEはAGESA 1.0.0.4からサポートされているようでB450チップセットを搭載したマザーボードであれば初期状態で対応しているようです。
そのほかのマザーボードではBIOSアップデートが必要になるかもしれないので注意が必要です。




このB450 I AORUS PRO WIFIではAthlon 200GEを搭載した場合ではBIOS画面には気になる設定はありませんでした。
ZenベースコアだけにAMD CBS設定はありましたが、特に真新しいものは無し。





サクッとOSインストール・・・





NVMe対応もこの通り正常に認識されております。
(ASUS ROG STRIX B450-I GAMINGではNVMe SSDは認識されませんでした><S-ATA M.2であれば認識できるかと)


 

OSを構築中・・・


 
OSインストール直後のデバイスマネージャーです、一通りOS標準のドライバで認識がされています。
NVM Expressコントローラーも導入されていてます。






続きましてAthlon 200GEのディスプレイ出力ですが、このマザーがHDMI 2.0対応しているのでLG 32UD99-WとHDMI接続してみました。
HDMI 2.0接続となる3840x2160の60Hz(表示では59Hz)接続が可能でした。 







HDMI 2.0対応なのかどうかチェックするためにはHDRが設定できるかどうかですが、設定してみます。






3840x2160 60Hz HDR設定が有効にできます
Athlon 200GEでもHDR機能が有効にできるのはさすがVegaコア搭載しているなぁと言うところ。





HDRビデオのストリーミングは非対応のようですし、実際に4Kビデオを再生できるかどうかはまだ試していません。
KabiniコアなAthlon 5350ではフルHDのビデオ再生は可能だったのでビデオ再生ソフトを導入して再生してみる予定です。





Athlon 200GEのグラフィックスドライバですが、Adrenalin 18.10.1でも導入可能です。





CPU-Zの表示です。





GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIはBIOS F1でAthlon 200GEに対応済み。
メモリはDDR4 2666MHzに対応。





Athlon 200GEではオーバークロックは出来ないようになっています。
GPU部はVega 3 Graphicsの表記。
BIOS Auto設定で共有GPUメモリは1GBを確保しています。





CPU-ZのベンチマークではKaveriなA10-7850Kを凌駕!
消費電力の少なさを鑑みるに載せ替えてもよさげです。





Athlon 200GE 35W メモリDDR4-2666

CINEBENCH R15 SCORE
OpenGL               35.20fps
CPU(Multi Core)  348cb
CPU(Single)         127cb





Athlon 200GE 35W メモリDDR4-2666
ファイナルファンタジーXIV 標準品質(デスクトップPC)1280x720
SCORE      5508(とても快適)





Athlon 200GE 35W メモリDDR4-2666
ファイナルファンタジーXV 標準品質 1280x720
SCORE      1163(動作困難)





M.2 SSDの帯域を計るためにCrystalDiskMark 6.0.1を実行してみました。
INTEL SSD 760p 256GB M.2 PCI-Express Gen 3 x2(帯域理論値16Gb/s=2GB/s)
CrystalDiskMark 6.0.1 x64

SeqQ32T1 Read  1522.1MB/s  Write 1145.2MB/s
4KQ32T1  Read   758.0MB/s Write  589.8MB/s
Seq           Read   283.0MB/s  Write 210.4MB/s
4K             Read   58.03MB/s Write  116.1MB/s


PCI-Express Gen 3 のレーン数が2となりますが、Athlon 200GEシステムでは十分な性能ではないでしょうか。




比較対象としてAMDかつての低消費電力APUの雄Athlon 5350と比較してみました。
比較対象
CPU:Athlon 5350(2014/4/9発表)Kabiniコアx4 2.05GHz 25W
M/B:ASUS AM1I-A
MEMORY:DDR3 1600MHz


CINEBENCH R15の結果から
ダブルスコアの性能です。CPU性能は圧倒的です。それだけKabiniコアがショボかったのか・・・
 




ファイナルファンタジーベンチマークです、CPUの性能的に解像度は1280x720での計測となっています。
標準設定ではありますが、Athlon 200GEは「とても快適」な5508をマーク。
Athlon 5350では「設定変更が必要」な1381となっています。





ファイナルファンタジーベンチマークとはいえ最新のXVベンチマークではAthlon 200GEでも「動作困難」な1163><
Athlon 5350にいたっては「動作困難」371とどちらも目も当てられない状態

このゲームは遊ぶことは不可能ですね。格上のマシンを購入しましょう。




消費電力については、Kabini世代のAthlon 5350と同程度の消費電力となります。Athlon 200GEの方が少し高めといったところ。
それでも60Wも消費しない程度なのでACアダプタ駆動も可能ですね。
Athlon 5350はTDP 25Wなので、35WのAthlon 200GEが同等の消費電力とは驚きです。
同程度の消費電力でいながらCPU性能は格段に上がっていますので、載せ替えに最適です。




低消費電力系のAPUは長年Kabiniコアを使い続けてきましたが、ZenベースのAPUに進化したことで同程度の消費電力で性能アップが実現出来るようになってきました。
今はKabiniコアなPCをオーディオPCに使用していますが、筐体がほんのり暖かくなっているので同程度の消費電力なAthlon 200GEも発熱は注意しないといけません。
とはいえ今後のAMD 低価格・低消費電力なAPUの拡充も楽しみです。



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AMD環境でAC駆動を考える その9 A12-9800EでAC駆動を目指す!

2017-11-27 16:52:29 | AMD APU関連

こんにちは、はぴです^^
今年もあっという間に過ぎ、はや年末になろうとしています。
寒さ厳しい冬もやってきて北風が体に凍みるようになってきました・・・寒いっす;;

AMD APUとくればKaveri世代のA10-7800シリーズがメインでしたが、今年はDD4メモリ世代のAM4マザーも登場しました。
主流はAM4マザーでDDR4メモリとなり、MINI-ITXマザーも登場しています。

さらにAMD APUシリーズの本命ともいえるRaven Ridgeは来年にも登場するとのことですが、その「つなぎ」?でもあるBristol Ridgeが登場しています。

AMD APU環境でのファンレス・ACアダプタ駆動を考えるにあたり経験則から

1.ファンレスはほぼ無理
  
 Kaveri世代のAPUでは冷却ファンがないとCPUの排熱が間に合いません。APUとチップセットはかなり発熱します。
   長時間動作にはKabiniコアのAM1マザーを使うのがベストです。

2.ACアダプタ駆動はそれなりに可能

  cTDP設定のおかげで100Wを切る動作消費電力が可能です。これは意外に便利。


ならばファン付き・ACアダプタ駆動は今後のRaven Ridgeでも可能であろう。
というわけで、2017年末時点の最新AMD APUでのACアダプタ駆動を検証したいと思います。


今回、CPUにはBristol RidgeのA12-9800Eしかも35Wという低消費電力タイプ。
TDPが35Wと固定となっていて大幅な電圧や倍率の調整は出来ないみたいです。
マザーボードにはAsRock X370 Gaming ITX/ACをDDR4メモリにはCORSAIRのVENGEANCE LPXタイプCMK16GX4M2A2666C16をデフォルト2133MHzとXMP設定による2400MHzを検証します。
ストレージには960EVO 250GBを使用しました。

*A12-9800EをCPUに使用すると仕様からM.2スロットはPCI-Express Gen. 3.0x2とレーン数が減少します。
当初PCI-Express Gen. 2.0ですがx2レーンのCSSD-M2E512HLMEQを使ったんですが認識されずマザーの動作も不安定になるしOSインストールしてもそのまま起動しないなどおかしな症状が発生したので断念。
960EVOだと問題なく起動したのでそのまま使用しました。





AM4マザーともなるとM.2スロットがあるので、CPUとメモリ、SSDを取り付ければあとは電源コネクタを挿すだけで完了するのは便利ですね。
S-ATA等のケーブルが無くてもOSインストール出来る状態になります(生やさなくてよい?^^;)





M.2スロットはマザーボード背面にあります。

A12-9800Eを使用するとこのM.2スロットはPCI-Express Gen 3.0x2(16Gb/s)に制限されるのでSSD本来の速度は発揮されないので注意が必要です。
RYZEN CPUであれば、PCI-Express Gen 3.0x4(32Gb/s)と本体の規格で使用できます。

これ以外にA12-9800Eを搭載すると
拡張スロットがPCI-Express Gen 3.0 x8レーンに(RYZEN CPUではPCI-Express Gen 3.0 x16レーン)。
メモリはDDR4 2400/2133 ECC/NON ECC Unbufferedに対応(RYZEN CPUではDDR4 3466+/3200/2933/2667/2400/2133 ECC/NON ECC Unbuffered)。
となります。





CPUクーラーはA12-9800E標準に搭載されているCPUクーラーではちょっと不安かな?という程度の発熱があります。
X370チップセットや、VRM部も発熱があるので、冷却ファンがあった方が良いですね。
35WなAPUにしては発熱します。





今回PowerXpressの設定を弄ってみて検証もしてみたんですが、後述の消費電力でわかるように負荷時の消費電力の削減には影響があまり見られませんでした。
Windowsのアイドル状態では消費電力が下がりましたので一定の効果はあると思われます。

PowerXpress設定は、内蔵GPUと外付けGPUをシームレスに切り替える機能のことでノートPC等でバッテリ駆動の時には内蔵GPUを外部電源が接続されたときには外付けGPUを有効にする機能です。
外付けGPUを使用すれば効果的なのかもしれませんが、アイドル状態での消費電力削減には効果が期待できます。
性能は多少落ちるようですが大きな影響を受けるほどの性能低下は見られないので有効にしても損は無さそうですね。





Windowsは特に問題なくインストール完了。
CPU-Zの結果です。
アイドル状態だとクロックは1GHz割り込みます。RYZEN CPUを使い慣れてしまうとこちらはたまにやや引っかかる感じがあります。

CPUはBulldozerアーキテクチャであるExcavatorコアを搭載しています。
・・・まぁ、Raven Ridgeまでの繋ぎ・・・ですけど>w<





マザーボードはAsRock Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac
こちらは、Wireress LANがIEEE 802.11a/b/g/n/ac最高867Mbpsの接続をサポート。

下位のAsRock Fata1ty AB350 Gaming-ITX/acは最高433Mbpsまでの接続と差別化を図っております。





DDR4メモリは、DDR-2400までですがすんなりと認識してくれます。
OC出来れば、内蔵GPUも性能がアップするでしょうがメモリのOCには対応していません;;





内蔵GPUは、Radeon R7 Graphics
512基(8CU)のGCNプロセッサコアを持ち最大1108MHzのGPUクロックです。



CPU-ZにおけるCPUベンチの結果です。
A10-7850Kと同じ性能です。
しかし、TDPが95Wから35Wになってこの性能ですからワットパフォーマンスは良好ですね。
Raven Ridge・・・





さてさて、基礎的な体力測定を見てみましょう。


A12-9800E 35W Default設定 メモリDDR4-2133
CINEBENCH R15 SCORE
OpenGL               42.53fps
CPU(Multi Core)  292cb
CPU(Single)          92cb






A12-9800E 35W Default設定 メモリDDR4-2133
3DMark Sky Diver
SCORE      5661
Graphics  6083
Physics    4216
Combined 5632





A12-9800E 35W Default設定 メモリDDR4-2133
ファイナルファンタジーXIV 高品質(ノートPC)1280x720
SCORE      3427(やや快適)





A12-9800E 35W PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2133
CINEBENCH R15 SCORE
OpenGL               40.69fps
CPU(Multi Core)  284cb
CPU(Single)          84cb




A12-9800E 35W PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2133
3DMark Sky Diver
SCORE      5627
Graphics  6053
Physics    4183
Combined 5574






A12-9800E 35W PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2133
ファイナルファンタジーXIV 高品質(ノートPC)1280x720
SCORE      3430(やや快適)




A12-9800E 35W PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2400XMP設定
CINEBENCH R15 SCORE
OpenGL               43.08fps
CPU(Multi Core)  282cb
CPU(Single)          90cb




A12-9800E 35W PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2400XMP設定
3DMark Sky Diver
SCORE      5715
Graphics  6185
Physics    4157
Combined 5678




A12-9800E 35W PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2400XMP設定
ファイナルファンタジーXIV 高品質(ノートPC)1280x720
SCORE      3487(やや快適)





ZENコアを搭載する新型APU Raven Ridgeが登場していない現状でのAMD APUではBristol Ridgeが最適解となっています。
しかしながらその性能はKaveriコアを搭載するA10-7850Kのリネーム的な存在。
参考までのデータですがA10-7850KのcTDP 45Wに設定したときのシステムに似たものがあると思われます。
その素性ですがAM4マザー対応のCPUとして100Wを大きく切る消費電力となっております。
元々がノート用のAPUのためか消費電力が上がりすぎないような性格になっています。

全体的に80Wを超えない消費電力となっていてACアダプタ駆動するには十分な値となっています。


A12-9800Eの消費電力(W)
デフォルト設定 メモリDDR4-2133
Windowsアイドル 68.1W
CINEBENCH R15実行中 71.1W
3DMark Sky Diver実行中 73.6W
FFXIV 高品質(ノートPC)実行中 73.5W

PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2133
 Windowsアイドル 59.1W
CINEBENCH R15実行中 71.3W
3DMark Sky Diver実行中 73.7W
FFXIV 高品質(ノートPC)実行中 72.7W

PowerXpress設定PX UPLPS Mode設定 メモリDDR4-2400XMP設定
Windowsアイドル 68.1W
CINEBENCH R15実行中 71.1W
3DMark Sky Diver実行中 73.6W
FFXIV 高品質(ノートPC)実行中 73.5W






PowerXpress設定を有効にするとアイドル状態での消費電力が10Wほど下がることが確認できました。
Raven Ridgeが待ち遠しいですがAM4マザーを今から準備しつつA12-9800で凌ぐというのもアリかもです。




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2号機をRYZEN 1700(65W)システムに入れ替えました

2017-04-15 13:44:06 | 2号機

皆様こんにちは。はぴです^^

4月になり、桜の便りが聞こえてきましたようやく暖かな季節到来ですが、肌寒い冷たさが残っております。
いつもの4月ってこんなに寒かったっけ?って思うような天気だったりして花粉症も抱えつつ調子が出ない日が続いております。

・・・まぁ、当環境については詳しく書くことが無かったので読者の方々にはわからないこともあろうかと思います。
ブログを始めた当初は、こんな感じに構成していました。

1号機 ・・・ メインマシン(全天候型??)
2号機 ・・・ 家族の動画・テレビ録画向け
3号機 ・・・ 新機種パーツ・ベンチ検証
サーバー機 ・・・ 仕事用


そのうちAMD様がAPUとかFXとか省電力Kabiniとかいろいろ(迷走しまくった)用途向けのシステムを発表するとともに増殖してしまい>w<
子供も大きくなり勉強部屋が必要になったのと、数年前にいろいろ思うことがあったことが重なって次のようになってしまいました。

1号機 ・・・ 
2号機 ・・・ 家族の動画・テレビ録画向け
3号機 ・・・ 
ホームシアターPC ・・・ ソニーのテレビ台の下、家族視聴用
オーディオPC ・・・ 仕事しながらの視聴用
サーバー機 ・・・ 仕事用
その他 ・・・ 増えた組

もうね、号数が意味ない状態になっているわけでして一度整理しなおさないといけないなと思っている今日この頃。


その中で唯一安定的に活躍しているのが2号機の家族向けのシステム。
去年、発熱の多いブルちゃんから、使いやすそうなKaveriなA10-7890Kに入れ替えました


そんな2号機でしたが消費電力についてはBulldozerなFXを使っていたマシンよりも良くなったものの、スタンバイからの復帰時にテレビ録画に失敗する症状が発生しておりました。
A10-7890KもCPUパワーは非力なうえ、愛用していたピクセラのPIX-DT090-PE0もWindows 7までしか快適に使えず;;
・・・PIX-DT090-PE0に関してはWindows 10には使えるんですがメニューの文字が消えてしまい操作性に難があるという状況++
情報では裏技を使うことでメニューの文字も見えるようになるんですが使いづらいことに変わりはありませんでした。



・・・そうなるとこのマシンを残したまま(古い録画データーを使えるようにしたまま)、新たに2号機を新調しようとなるわけで^^;

で、ちょうど良い時期にRYZEN出ましたし・・・
こりゃぁ、渡りに舟だよねってことになりました。


さらにRYZEN 1700とASUS PRIME X370-PROをデーターアシストさんにて捕獲出来たことも要因です>w<








A10-7890Kに合わせて使用していたのがGA-F2A88X-UP4でしてNVMeには対応していないとかいまいち古いマザーボードでした。
でも、PCI-Express Gen. 3.0を分割出来て、x16スロットを、x8/x8の2スロットに使用できる機能はついていました。

そのうえで、A10-7890Kのやや非力なディスプレイ出力端子をやめて、RADEON RX480を搭載したりしています。
それとカード類(TVチューナー等)の冷却用にファンを磁石で固定してたりとちょこちょこ弄っていました。






Kaveriなマザーボード取り出し。
1年は持たなかったか・・・^^;




今回の入れ替えは

CPU  RYZEN 1700 65W(元はA10-7890K)

マザーボード ASUS PRIME X370-PRO(元はGIGABYTE GA-F2A88X-UP4)
メモリ CORSAIR DDR4 2666MHz CMK16GX4M2A2666C16 x2(32GB) 現在2400MHz動作(元はG.SKILL TRIDENT F3-2400C10D 8GBx2)
グラフィックスカード ELSA GEFORCE GTX 1050Ti 4GB SP(1スロット厚 補助電源不要)(元はRADEON RX480

電源 FSP RAIDER RA-750 750W(流用)
ケース CORSAIR Obsidian 550D

使用するマザーボードですがASUS PRIME X370-PRO
最新規格目白押しのRYZENマザーとなります。
2017年4月15日現在で、BIOS 0604が上がっています。
BIOSのAGESAコードが1.0.0.4aと更新されています。


バックパネルには、DisplayportとHDMI端子が装備。 
第7世代のAPU(Carrizo)ではDisplayport 1.2 最大4096x2160 60Hz
HDMI 1.4b 最大4096x2160 24Hz/2560x1600 60Hz
の表示が可能です。

次世代Raven RidgeなAPUあたりを載せてみたいものです。




S-ATAのポート数と合わせて悩んだのが、拡張スロットのレーン数でした。
ASUS PRIME X370-PROの拡張スロットは全部で6本ありますが、いろいろ制約があるようです。
上から
1. PCI-Express Gen. 3.0 x16(RYZEN x16またはx8)
2. PCI-Express Gen. 2.0 x1(X370)
3. PCI-Express Gen. 2.0 x1(X370)
4. PCI-Express Gen. 3.0 x16(RYZEN x0またはx8)
5. PCI-Express Gen. 2.0 x1(X370)
6. PCI-Express Gen. 2.0 x4(x16形状 X370)

1番目と4番目はRYZENから伸びるGen. 3.0の拡張スロットですので、グラフィックスカードやSSDなどのストレージを搭載するのが最適なスロットとなります。
残りの2,3,5,6の4本がX370チップセットから伸びる拡張スロットですが、取説の注意書きを読みますと
「6番目のx4については、2番目のx1と5番目のx1で制限受けるから注意ね!」と書いてあります。

6番目のスロットに帯域幅x4の拡張カードを取り付ける場合。2番目と5番目のスロットには何も取り付けない方が性能が出るっ!

ということなんだと思いますきっと^^;
このASUS PRIME X370-PROマザーボードだと、RYZEN CPUから伸びるスロットは別として少なくとも全スロットに帯域幅がx1のカードを指しても動作するようですね。





今回の選定理由の一つでもありますが、S-ATAポートの多さにあります。
HDDの搭載が増えていくことを想定してS-ATAポートが8個あるのは良いですね。





DDR4メモリは
AMD Ryzen™ Processors
4 x DIMM, Max. 64GB, DDR4- 3200(O.C.)/2933(O.C.)/2666/2400/2133 MHz ECC and non-ECC, Un-buffered Memory
AMD 7th Generation A-series/Athlon™ Processors
4 x DIMM, Max. 64GB, DDR4- 2400/2133 MHz Non-ECC, Un-buffered Memory

このマシンでは、安定運用になるので無理に動かしません。
RYZENを搭載したときにECCメモリにも対応するんですね。





さて、RYZEN 1700 65WにはCPUクーラーが付属するんですが、インテル標準のクーラーに似たようなクーラーです。
違いがあるのはインテル製品のクーラーのようなプラスチックのピンでマザーに取り付けるのではありません。
マザーボードのバックプレートにネジ止めするようになっています。
ネジ止めなので外れる心配はなく安心です。






で、このクーラー。流行りのLEDがついていて光物になっています。
AMDロゴの部分の出っ張った部分にゴムのカバーがついていて、





ゴムのカバーを外すと5ピンの端子がついています。
付属のケーブルを使ってマザーボードの端子を接続することで連動して光らせることが出来るようになっています。





CPUクーラー取り付けの図。
あらかじめプラスチックの固定具は取り外してから作業します。





裏面にはCPUバックプレートがありますが金属製なので歪んだりしないのが良い点です。





光物はありがたいですが、今回の2号機ではあまり重要ではないし・・・

APUでは無いので別途グラボが必要にもなりますね。





さて、550Dケースに取り付けていきます。
ここいらは、いつもの面倒な時間と楽しい時間との格闘なわけですが。





必要なケーブルは接続完了な図。
一応、あれやこれやと試行錯誤しながらの作業が入っています。
ここまでくると一段落です。





OS用のストレージには、迷いましたが安心のINTEL SSD 750 400GBを選びました。
冷却性能にも一日の長がある、PCI-Expressスロット接続型の物を用意。

PCI-Express Gen. 3.0x4に対応しシーケンシャルリードは2200MB/sシーケンシャルライトは900MB/sと十分すぎる性能を持ちます。






RYZENではグラフィックスカードが別途必要になりますが、2号機は長期運用を重視しております。
またマザーの拡張スロットも密集状態にならないような余裕をもって使いたいと考えたので、1スロットの物を探してみました。

出来ればRADEON系で1スロットの物を狙ったのですが手に入りやすいものはこれしか無く・・・


ELSA謹製GEFORCE GTX 1050Ti 1スロットサイズで補助電源不要な使いやすそうなグラボ。
最近は2スロット厚の物が主流になっているので、1スロットというものも新鮮です。
・・・RADEON系ではXFXがRX460の1スロットを出していますね・・・えぇ・・・そういうことですね*^^*






RADEON RX480と比べてみました。
性能差はRX480と比べるべくもないですが、GEFORCE GTX 1050Tiの良さは低消費電力なグラボということになります。
Pascal世代のGEFORCEは電力効率もよく素晴らしくバランスの取れたグラボだと思います。





NVIDIA GEFORCE GTX 1050Tiチップ使用。
CUDA 768コア
ベースクロック 1290MHz
ブーストクロック 1390MHz
メモリ GDDR5 4GB 7GHz 128bit帯域幅
補助電源不要 75W





もちろんの1スロット厚、薄いです++

ディスプレイ出力端子は
Displayport 1.2(1.3/1.4対応)
HDMI 2.0b(4096x2160 60Hz)
デュアルリンクDVI-D

と3ポート用意、アナログ出力はありません。





GEFORCE GTX 1050Tiと750 SSDを取り付け。
OSのインストール作業に入ります。
それぞれRYZEN CPU側に繋がるPCI-Express Gen. 3.0 x16に装着します。





やや起動が遅いBIOS画面、この後BIOS 0604に更新しました。
起動が早くなったっぽいです。






Windows 10インストール作業中。
USB周りも特に問題なく起動していました。





Windows 10 Creators Updateのインストールですがメニューが少し変わりました。
作業自体は同じ手順ですので特に問題ないかと思われます。





Windowsインストール後のデバイスマネージャ。
このあと勝手にドライバーが当たってすべて問題なく認識されます。





RYZEN 1700 65W

DDR4メモリについては2400MHzでの動作は確認できましたが、2666MHzでの動作では再起動がかかり動作しませんでした。
オーバークロックが目的ではないのでそれ以上の検証はあきらめました^^;







CPU性能を測定してみます。
後に出てきますが消費電力も150W程度で実現できるわけですからさすがRYZEN!


CINEBENCH R15スコア
CPU             1417 cb
CPU-Single   138 cb








RYZEN 1800Xでのスコアも測定しましたがこのRYZEN 1700をOCすれば簡単に1800X並みに出来そうです。

CINEBENCH R11.5スコア
CPU            15.64
pts
CPU-Single  1.64 pts







消費電力ですが、14nmの半導体プロセスのおかげかBulldozerなFXシリーズよりも劇的に下がっております。KaveriなAシリーズと比べても電力効率は良さそうです。

消費電力

OS起動安定時 57.7W
CINEBENCH R15実行中 154.5W
CINEBENCH R11.5実行中 148.5W


2号機の使用目的としても十分な性能となりました。
消費電力についてもBulldozerなFXの不安になる消費電力よりも下がっていて熱暴走の心配もしなくてよいレベルになったようで安心です。
夏場も部屋が熱くならなくてすみそう???


RYZENよ末永くよろしくなっ(FX?忘れそう・・・)




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AMD環境でファンレス・AC駆動を考える その7 これが最適か?!ファンレスAC駆動の最終兵器ケースDB4

2017-01-05 16:46:43 | ファンレス AMD APU

みなさんあけましておめでとうございます。
今年もゆるゆるな更新になるかと思いますが長い目で見てやってください。
今年はAMDer待望の新製品の登場です。
ようやく待ち望んだSocket AM4プラットフォームが登場します。
ハイエンドCPU Ryzen。
そしてAPU Bristol Ridge。
自作に降りてくるのはだいぶ後になるようですが”期待せずに”待ちましょう。



さて、完成はしたものの放置気味な長時間検査をつづけていたファンレス・AC駆動PCですが現状こんなことになってました^^;
とてもファンレスです!とは言えない状態になっています。・・・未完成です;;



1.AC駆動はcTDP45Wの効果でOK ~ 100W以下の駆動を実現可能なAMD製のAPUとしてはKabiniコアよりも高性能(Kabiniコアはむしろ低消費電力が強いですね)
2.NT-ZENO3の仕様は95WまでのCPUを冷却可能だが仕様上GPUに高負荷をかけるようなゲームやベンチは使用禁止の文言が! ~ 当然ですがゲームベンチでは落ちました’@@’
3.NT-ZENO3の排熱能力ではAMD APUを完全に冷却しきれない。ファンレスとなるとAMD APUでは特に無理そう><。
  Windowsが立ち上がっただけの状態では排熱も十分そうで問題はなさそうなのだが・・・
4.ブルーレイ再生時で動画鑑賞時、Fluid Motion等のGPUを使うような設定で落ちることが多発してきた。 ~ 再起動がかかることが発生してきました;;


負荷時動作時にはNT-ZENO3の両脇にある放熱板が暖かく・熱くなってきます。


USBファンをつけるとすこぶる安定する・・・それじゃファンレスじゃなくなっちゃうよね?!ね!?

空気の流れがあるととたんに安定するから当然といえば当然か・・・
でもこれではファンレスが目的なのに苦しい展開だし・・・^^;




で、なにやらファンレス出来そうな筐体が発売されたようなので突撃してみました^^
STREACOM社製の「DB4」 ~ ファンレス仕様のキューブPCです!!!



 

仕様ではTDP65Wまでの対応となっておりますが、オプションのヒートパイプキット「LH6」を使用すればTDP110Wまで対応できるとのこと!
AMD APUでのファンレス駆動を目指すには避けて通れないPCケースかもしれません!




ファンレス・AC駆動を目指すべく高価なPCケースとなってしまいました++
BristolRidgeなAPUとMINI-ITXなSocket AM4マザーでこのファンレス・AC駆動も目指したいのですが待てど暮らせどいまだ発表ならず><
Kaveriな環境にて考えている次第です。

BristolRidgeなAPUはCarrizoコアですからより低消費電力なシステムが作れそうな気がしますが。
Kaveriと同じようにGPUの発熱が押さえ込めれば同じようなファンレスが実現できそうですね。発売が楽しみであります。





梱包を剝がしていくと見えてきましたDB4ケース!





ズッシリと重たいです。重量は7.5kg、側板が4mmほどの厚みのあるアルミ製で放熱板を兼ねています。
見た感じはおしゃれなインテリア風。





こちらが底面部分。
マザーボードのバックパネルとなるアクセス部がここに来ます。
通常一般的なPCケースの背面部が、このDB4ケースでは底面に来る構造になっています。







角の一角に電源スイッチが。
こちらが底面になって見にくく場所が分かりにくいですね。

こんな時はあれですよあれ、あの便利アイテムを使えば解決!






もう一角にはUSB 3.0ポートが2個。
USBハブで引っ張り出すのも便利かも。





さらにもう一角には電源ケーブルを取り付けるための穴が。
この状態ですとDC端子の中継部を取り付けるようになっていますが、ACコードを取り付けるようにも出来ます。
純正のZF240を取り付ける時に使用するようです。





天板部はプラスチック製です。3mmの厚みがあり、4隅の6角ボルトで固定されています。
オプションのスリム光学ドライブベイ増設キット「DB4-ODD kit」を使用することでスロットインタイプの光学ドライブを使用することが可能になります。





内部構造の様子。
中央部に縦にマザーボードが固定されます。






天板を外したら、側板を固定しているこの上部中央付近のネジをつまんで外します。4面それぞれの側面にネジがついているので緩めます。
うち2個のネジはマザーボードベースを固定する役割も持っています。







そうすると側面が上に少しずらすことが出来ますので・・・






片側が外れます。
上にずらすことで大きな穴から固定ピンが外れる構造です。





斜めにして外していきます。片側が向かい合う側板で固定されるようになっています。





同じように、残りの側板も上にずらして外していきます。





放熱も兼ねる肝心の側板。
ガッシリとして重量感があります。





表面はスリットが入っています。
中まで無垢のアルミ合金。





剥けました^^








APU(CPU)からの熱をヒートパイプで側板に伝える構造のためマザーボードの種類が限られます。

AMDマザーで対応するのはASRock AM1H-ITXが載っています。
これは低発熱のKabiniコアですね。

KaveriマザーだとGPUの排熱が冷却しきれないんでしょうか?
・・・MSI A88XI AC V2マザーだと拡張スロットの上を這うようにすればオプションパーツのヒートパイプも取り付けることが可能なようなので取り付けていきたいと思います。

実は今度のは仮組でFFベンチ完走したりしてますのでちょっと期待高いです。



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KabiniなオーディオPCを作る WD Black2活用できる???

2016-10-23 17:29:30 | 低消費電力APU

今年も残すところ2か月ちょっと、Socket AM4なBristolRidgeの足音が聞こえてまいりました(BTOパソコンで発注されたようですね)

年の暮れ気忙しいはぴです^^;心ばかりが焦ってます;;

時期的に今年の初めの話になってしまって申し訳ありませんが、オーディオ専用PCなるものを組んでおりました。

というのも流しでAMラジオを聞いていたのですが、電波の拾いがわるく当環境では雑音が入りまくって楽しめないという状況になっておりまして;;
まぁ、自作PCがたくさんある中で雑音出まくりか、AC電源ライン周りに雑音が乗っかっちゃってるのかと納得してまして。


「ラジコ」っつう便利なものがあるんだねっていうことになりましたのですはい。
AMラジオの、インターネット流し版なわけですね。これがまた快適に満喫できるわけです。
私は、住んでるところのラジオが聞ければ良いので雑音が入らなく聞ければそれで満足という。


せっかくなので、ラジコが聞けて、ついでにUSB DACなどつなげてちょっとしたクラシカルな音楽が手軽に聞ければなと思い。
旗艦となる低消費電力PCを自作しようかと思い立ったのが・・・今年の2月ごろ・・・

あまりにも楽しんでいたせいか記事にすることを忘れていたってことになります。
・・・写真はアップしていたんですけど・・・





そんなオーディオPCに最適なものが、こちらAsRock QC5000-ITX/WIFI!!!

AMD渾身の低消費電力KabiniコアなAPU A4-5000搭載。
PS4や、XBOX ONEに搭載されているJaguarアーキテクチャのCPUコアを4個搭載しCPUクロックは1.5GHz。
GPUコアにはRadeon HD 8330を搭載。128基のSP、GPUクロックは500MHz
メモリはシングルチャンネルですが、DDR3L-1600をサポートする。

このAPUに一通りのシステム機能を統合するSystem on Chipとなっています。

S-ATA3 6.0Gb/sが2ポートAPU側からと、ASMedia ASM1061から2ポートの合計4ポート。





Realtek RTL8111E搭載のギガビットLAN
無線ネットワークはWIFI 802.11n
USB 2.0 6ポート(バックパネル2ポート、内部4ポート)
USB 3.0 6ポート(バックパネル2ポート(APU)2ポート(Etron EJ188H)、内部2ポート(Etron EJ188H))
Realtek ALC892 7.1CHオーディオ
と、一揃えの機能を整えています。





APU A4-5000はマザー直付けになっています。
ヒートシンクもファンも小さいです。





SATAコネクタの表記でSATA3-A1,A2がASMedia ASM1061側の2ポート、SATA3-1,2の表記がAPU側の2ポートとなります。
メモリスロットは、DDR3 1600とDDR3L 1600にも対応。

AMDプラットフォームにもいよいよDDR4の波が来そうですね。





PCI-Expressスロットはx16形状ではありますが、x4レーンまでの対応です。






Mini-PCI Express Slotもありますが、WiFi無線カードが差し込み済み。
m-SATAには対応していません><






USBヘッダ、COMヘッダ周辺。





CPUクーラーの高さは低いです。
バックパネル部の高さや、背の低いメモリと同じ程度の高さしかありません。





ケースに組み込み~の全景。





ACアダプタ駆動の低消費電力設計となっています。採用するケースがNT-TX5000という超コンパクトケースで、電源をNT-ZENO/DC100という100Wの物を使用しています。
AMDでは、このKabiniコアでしたら消費電力をあまり気にしなくて良いですね。

・・・Kabiniコアの後継ってZENの低消費電力バージョンになるんでしょうか?





60mm、1500RPMの低静音ファンが2個あり、内部の空気の流れを確保しています。





BD-ROMドライブと、SSD/HDDドライブは1個ずつ搭載可能で、前面パネルと一体になったドライブベイを上部に挟み込むような設計になっています。





ここまでくるとMINI-ITXサイズのケースゆえに内部が混み込み状態になってしまいます。






配線を取り回しするのが難しい~~~@@;





こうしてみるとATX電源周りって配線が多いですね。
配線を綺麗にまとめるのは難しいです^^





材質はメインが鉄製です。
組み上げるとそれなりに強度があり、しっかりしています。






オーディオPCセッティング完了!!!~





USB-DACには、ソニー製のMAP-S1を使用しております。
MAP-S1はDSD音源も再生できるUSB-DACで、これ自体でオーディオCDや、AM/FMラジオも聞けるシステムオーディオとなっています。

しかし、当環境ではAM/FMラジオは雑音が入りまくって気持ちよく聴くことが出来ません><;








KabiniなA4-5000のOS起動後のCPU負荷はこんな感じです。





USB-DACを経由して音源を再生してもCPUパワーはあまり変わりません。
音楽再生では十分すぎる性能ですね。





AMD環境では、今後Socket AM4シリーズが登場しますが、AMDで低消費電力パソコンを使用するならKabiniコアのAPUもまだまだ使えます。
興味が尽きないのは、Socket AM4ではサウスチップ等もCPUに統合されますので、それで組んだ場合に低消費電力、あるいはファンレス運用が可能になるかどうかですね。

ファンレス・ACアダプタ駆動のSocket AM4システムが組めるとなると面白そうです。


 
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