さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

宮島

2006年10月27日 | 退院後 in 広島
祖父とロッタの散歩に行っているときのこと。
庭に柿がなっている家がたくさんありました。
中には収穫中のものも。
うちも、近所の方に庭でできた柿を頂いているんですが、なかなかおいしかったです。
こりゃ、うちも庭に柿の木植えるっきゃないな。

さてさて、今日は宮島に行ってきました。
行きのフェリーは就学旅行の小学生とかち合い、ずいぶんにぎやかでした。
面白かったのが、フェリーが宮島についたときに、落ち着きのない男子がぞろぞろと出て行き、あとから女子がゆっくり降りていく場面。
そういえば、自分も落ち着きなかったなー
と懐かしくなりました。

島に入るといつものように鹿がお出迎え。
とりあえず厳島神社のほうに歩いていきました。
しかし、中は就学旅行生で混んでいたので、入るのはやめました。

今まであまり行ったことのなかった、紅葉谷の方に歩いて行きました。
紅葉谷には名前のごとく、沢の両端に紅葉がたくさん植えられています。
まだ、色づき始めたばかりでした。
あと、1週間かそこらたてば見ごろになりそうです。
紅葉谷から帰る途中、人のいない尾根道を下っていると、一匹の子鹿に会いました。
ちょっと面白いショットになったので載せて見ます。


足も痛いので、テキトーにぶらぶら歩いたら、紅葉饅頭を買って帰りのフェリーに乗りました。

フェリーのベンチに座っていると、隣に外国人の二人組みが座りました。
彼らは英語をしゃべっていましたが、ゆっくりで聴きやすいので、
「これは会話できそうだ。」
と思い、話しかけて見ました。
すると、
一人はウズベキスタンから来た男性で、もう一人はパラオから来た女性でした。
JICAの研修員として日本に来ているらしく、今は西条(広島大のあるところ)に住んでいるそうです。
「うずべきすたん? おー、べりー ふぁー ふろむ じゃぱん!」
とか、
「あい わず あ ひゅーまん ぱわーど えあぷれいん ぱいろっと」
「あい ふるー おん ざ びわこ れいく あんど くらっしゅ おんとぅ ざ うぉーる」
みたいな、簡単な会話しかできませんでしたが、ちょっと楽しかったです。

また外国人見つけたら話しかけてみよーっと。

帰省

2006年10月26日 | 退院後 in 広島
授業が終わった後,学科の先生と一緒に実験責任者の先生のところにいって,単位認定を嘆願してきました。
うれしいことに,責任者の先生から
「今までの状況を考慮すると,君の必修実験の単位は認める方向でいきたい」
との言葉を頂きました。
ただ,これからまだ,実験委員会を通さなければならないので,
「まだ,どうなるか分からないけど,結果はどうであれ,今回のことを糧にして,頑張って下さい。」
と励ましていただきました。
また,学科の先生も
「まあ,これでやれるだけのことはやったからな!大事なのはこれからだ!前向きに頑張ってくれ!」
と言ってくださいました。
ありがとうございます。温かさというものを、肌で感じました。

明日から大学祭のある関係上、4連休なので、このあと新幹線で広島に帰省。
新幹線の中での一枚。

なるほど。こういう寝かたもあるか!

せんすいかん

2006年09月27日 | 退院後 in 広島
 今日は、朝に母親とケンカしてしまったこともあり、一人で呉の病院まで行くことに・・・
 電車で呉駅に到着し、11時半過ぎにタクシーで病院に到着!

と思ったら、受付の方に言われました。

午前中の診療受付時間は終了したんですよ。




えっ!?12時までじゃないんですか?

と言いつつ、診察券を見ると
やはり

午前9:00~12:00
午後2:00~6:00

とあります。

しかし、よくよく下を見ると、

(受付は30分前迄)

と書いてありました。

・・・orz


今日は何でこんなについてないんかいな・・・
とりあえず、近くのコンビニで昼ごはん買って、

どーしよ

と途方に暮れていたそのとき、ひらめきました~!

そうだ!!!潜水艦を見に行こう!

先日、
「海上自衛隊の潜水艦が、まるごと1隻陸揚げされた」
というニュースをテレビで見たのを思い出したんです。
潜水艦は大和ミュージアムの隣におかれ、博物館として利用されるということで、
昨日の夜に移動する予定だと報じていたので、

もう大和ミュージアムの横に移動されてるはずだ!!

と思い、
壊れたロボットのように、トボトボ歩いていくと

デ~ン


で、でけ~!!

すげ~!!!

遠くには、陸揚げするときに使った出あろうサルベージ船


さらに近づいて見ると、



まわりには、僕以外にもけっこうデジカメとか、携帯で写真を撮ってる人が


ちなみに、この潜水艦は"あきしお"という名前で、
その大きさはジャンボ機並みだそうです。

でも、飛行機にもこれくらいの大きさのものがあるということは、
潜水艦の中ではそこまで大きなものではないのかな??

とも感じるわけですが、
それでもこの迫力。
写真ではあまり伝わらないかもしれません。
やはりこれは、近くで見るにつきます。



さてさて、そんなこんなで2時になり、再び病院へ。
診察室に入ると、前回同様、

おー来たか~!!調子はどうや~!

という感じで迎えてくださり、まずはレントゲン撮影。
写真が現像されると、それを見ながら診察開始。

それによると、

・踵骨(しょうこつ=かかと骨)の状態は、骨萎縮もほとんどなくて良い

・ただ、踵骨から指先にかけての骨を見ると、2週間前より少し黒く写っている気がする。これは、骨萎縮の現れだろう。これからは、積極的に負荷をかけていかないといけない。

・もう、いまつけている装具はつけなくていい時期にきている。東京に戻ったら別の器具を作ってもらうなりしなさい。

・足首の関節は普段から良く動かすように。アキレス腱を伸ばすようなストレッチをすることで、腱鞘炎は起こりにくくなる。

・親指がピンと伸びないのは、筋と手術した部分の骨との癒着が原因だが、もう、これは事故の記念だと思っときなさいw

最後に、

・また、冬に広島に帰ったときに診せてね~


もちろん僕は、

多分、次に来たときには、先生がびっくりされるくらい治ってますよ!!

と返事をさせていただきました。
実際、その気ですし。

詳しいリハビリ方法は、リハビリノートに書いとこー

明日はいよいよ東京に戻りま~す。
でわでわ

今を生きる

2006年09月26日 | 退院後 in 広島
今日は朝、寝ているときに地震がありました。
でも、
「たいしたことないわ」
と思って、またまた眠りにつき・・・


さてさて、話は変わりますが、
昨日、一通のお手紙をいただきました。
中1の時にお世話になった"技術"の先生で、縁あって年に数回文通していたんですが、
今回の鳥人間コンテストで、僕の飛行シーンがほとんどカットされていたのを見て、心配になってお手紙を書いてくださったようです。

特に気になったのはお手紙の最後に、

私は81歳、平均寿命に達しました。
体も大きな病気のため、だんだんと体がおかされています。
しかし、できるだけがんばっています。

と書いてあったこと。
僕も、先日退院した身ではありますが、
今を逃したらひょっとしたらもうお目にかかれないのでは・・・
と思い、今日先生のお宅に伺うことにしました。
実に8年ぶりの再会です。

お会いした時の印象としては、体は随分痩せ細り、歩き方もかなりぎこちない様子。
しかし、僕が今回の事故についてや、人力飛行機の製作について話し、先生もご自身の昔話などをされるつれて、表情がだんだん生き生きとしてきて、とても明るくなっていくのが分かりました。
そして、

いやー、若いエネルギーというのはすばらしいね。
なんか、元気をもらったよ~
君の将来が楽しみだ!

とおっしゃってくださりました。
奥さんもそばにいて、

うちの主人は、はっきり言って変人で~。
でも、人一倍努力家です。

とおっしゃるので、僕は、

俗に変人と言われる方というのは、普通の人とは違った考えをもっているということですよね。
正しい、正しくないということは別として、そういう方とお話しすることで、僕自身の物事に対する視野も広がりますし、僕にとって先生はとても魅力的な方です。
それに、先生のなさってきた今までの努力を思えば、自分なんてまだまだだなあと、再認識しました。

と答えました。

他にも色々なことを話したのですが、
そんなこんなで、あっという間に時間は過ぎ、帰り際には先生と記念写真を


最後は、杖をつきながらも駅まで見送ってくださり、改札口でお別れの握手。
階段を登って見えなくなるまで、手を振っていただきました。
今日の思い出は恐らく、一生忘れられないものとなるでしょう。
これからも、こうした人と人との縁を、そして、「今、この時」を大切にして生きていきたい・・・
そんな風に感じた一日でした。

今日は

2006年09月25日 | 退院後 in 広島
23日に三段峡に行ったときの記事を投稿しておきました。

さてさて、、、
今日はピンを抜いた後の状態を診てもらうために、病院に行きました。
そして、今日が東京に帰る前の、最後の受診だったので、紹介状を書いてもらったり、冬休みに広島に帰ってきたときの受診予約を行いました。
明後日、セカンドオピニオンをもらった、呉(くれ)の大本先生に診てもらったら、いよいよ帰京です。




東京→広島を

「広島に帰る」

と言い、

広島→東京も

「東京に帰る」

と、言ってしまいます。
どっちも”帰る”んです。
なぜって?

広島も東京も僕にとって大切な場所だから。大切な人たちがいるから。

東京にいると広島が恋しくなり、広島にいると東京が恋しくなる。
山にいると街が恋しくなり、街にいると山が恋しくなる。
病院にいると家が恋しくなり、家にいるとなぜか病院が恋しくなるw


飛行場

2006年09月24日 | 退院後 in 広島

昨日から今日まで、福山の祖父の家にいました。
その帰り道、飛行機を見たかったので広島空港に寄りました。
上の写真は、その途中の風景。
田んぼは一面黄色く染まり、稲穂が垂れ下がってます。
空港に着くと、離陸に向けてプッシュバックしていた飛行機がいたので、すぐに送迎デッキに!


この飛行機を見逃すと、次の飛行機までは50分。
なんとか間に合いました!


そして、力強く離陸!



やっぱかっこええな~♪

三段峡めぐり

2006年09月23日 | 退院後 in 広島
 父親が使っているバスの通勤定期は、環境定期といって、休みの日にはどこでもバスを100円で乗れちゃうという、お得な定期なんだそうです。
 
三段峡も100円でいけるらしい

と父。

じゃあ、三段峡に行こう!

と自分。即決です。

中国山地から広島平野に注ぐ太田川。
その三段峡はその太田川の上流にあります。


朝9時30分。
広島バスセンターを出て、バスは三段峡へ向かいます。

↓バスセンターを出てすぐの太田川


↓中流になり、だんだん平野も狭まってきました。


↓川幅は狭まりくねくねと蛇行してきました。川の両脇は切り立った山が。


三段峡に到着~!
途中渋滞に巻き込まれたこともあり、3時間近くかかってようやくたどり着きました。
まずは、近くの食事処で「山女の塩焼き定食」を食べ、お腹を満たした後、いよいよ三段峡めぐりです。


三段滝までは、この足ではとても無理なので、とにかくいけるところまで行こうということに。ごらんのように、道はコンクリートでできていて、傾斜もそこまでではないので、何とかゆっくり歩いていきました。


川の両側は切り立った崖で、

ザーー

というか

ゴーー

という水の音。
この歩いているときも、あの事故のことを思い出して

「あの時うまく行ってればなー。くそー」

といった雑念がわいてきましたが、

「いまを楽しめ!!」
「せっかくこんなとこまで来たのに、そんなこと考えてたらもったいないぞ!」

と自分に言い聞かせて、できる限りこの美しい自然を満喫してきました。



東京に帰ったら、こんな景色とはしばらくお別れです。

きれいな空気を吸って、心も体も70%くらいリフレッシュ!


もう少ししたら、きれいな紅葉も楽しめるでしょうね。
道から外れて、下りられそうな川原にたどりつくと、そこでしばらく座ってぼーっとしたり、写真とって休憩。

しばらく休んだら、もと来た道を引き返し、バス停に到着。
バスが来るまで時間があったので、お店で栃餅を買って食べました。
前に来た時も美味しかったんですが、今回もやっぱり美味しかったです。
皆さんも、訪れた際にはぜひぜひ!

前を向いて歩こう!

2006年09月22日 | 退院後 in 広島
今日は鳥人間コンテストの放送がありましたね。
見ました。
いろいろ、思うところはありますが、ノーコメントとさせてください。

あの時
「ああしてれば・・・」
なんてこと思っても、何の進歩もないですし。
でも、事実は事実。

事実を受け入れて、次のステップに進む

これが、最善の道だと思います。



さてさて、今日は骨に差し込んでいた2本のピンはずしました。


医師:局所麻酔打とうか~

自分:麻酔なしでも大丈夫だと思います

医師:じゃあ、なしでやってみよう!ラジオペンチ貸して~

ということで、ラジオペンチで引っ張ると、スルスル~と簡単に抜けてしまいました。全然痛くなかったです。
ただ、抜いた後の穴からけっこう出血があったので、結局は局所麻酔をして、縫合しました。。。
↓抜いたピンは記念にもらうことにw


家に帰ったら、入院中にもらったお花が枯れてしまっていたので、造花を買ってリメイク。
これで、永久に不滅ですw


ランチ

2006年09月20日 | 退院後 in 広島
今日は日中、母と家に2人きりだったので、

一緒に昼食を食べにいこう!

ということに。
連れて行ってもらったお店は、窓からの景色がよく、テーブルマナーを気をつけないといけないような、お洒落なイタリアンレストラン。
普段なら、絶対行くこともないようなところで、自分にとっては場違いな感じがしたのですが、

「これも社会勉強よっ♪」

ということで、確かにそうだなあと思いました。



「普段あんたとじっくり話す機会もないし、ちょっと高いけどこういうお店にしたんよ。」

と母親。

一人暮らし始めて2年半、実家に帰っても長くて5日くらい。毎日、高校友達と遊びに行って、家族と、母親と、こうしてゆっくり話をすることはありませんでした。

お互い、腹を割って1時間くらい話しました。
写真は駐車場から撮ったものです。
携帯しかなかったので、画像が少々荒いですが、台風が汚い空気を吹き飛ばしてくれたせいか、空気が澄んでいるようでした。

疲れたぽ

2006年09月19日 | 退院後 in 広島
午前中は市民病院に、ガーゼ交換をしてもらいに行きました。
整形外科外来で待っている時、一人のおじいちゃんが、ハアハア言いながら車椅子でやってきて、

「痛い、はよ~どうにかしてくれ!」

と受付の人に訴えかけてました。
どうやら、右足がかなり痛んでいるようです。
外来にはかなりの人が待っていて、このおじいちゃんは救急外来ではなさそうなので、当分順番が回ってきそうにありません。
うわ~かわいそうに、、、
痛くてたまらないのに、いつまでも待たされる時の苦痛は、自分も痛いほど分かります。
モニターには自分の順番があと3番目であることが、表示されていたので、
"僕と順番交換してもいいですよ"と声をかけようかな、、、どうしよう。。。
と迷っていたところ、

「とりあえず、横になってもらいましょうか」

ということで、処置室に収容されることになりました。
あーよかった。

10分くらい経ったでしょうか

トイレに行くということで、おじいちゃんが車椅子で処置室から出てきました。
しばらくして、再び処置室の前まで帰ってきたのですが、車椅子のおじいちゃんは案の定、大きな引き戸を開けることができません。
僕も、入院中その経験がありましたし、今度ばかりはとっさに体が動きました。
脱いでいた装具をつけ、壊れたロボットみたいに歩いていって、

あけましょう!

と言って扉を開けてあげました。
おじいちゃんは、

ありがとう。

と言って、部屋に入って行ったんですが、
その時のうれしそうなおじいちゃんの顔を見て、なんだかほっとした自分がいました。




さてさて、今日は夕方にロッタの散歩をしてきました。
坂道は足にこたえるので、なるべく平らなコースを選択。



夕焼け空を見ながら、ロッタと一緒にえっちら歩いていきました。
途中にはロッタの友達ともすれ違って、

あれ?今日はお母さんじゃないんだね。
足怪我してどうしちゃったん?

みたいな話も。

ところが、しばらくすると急にロッタが座り込んでしまい、、、


ここで結局Uターン。


沈み行く夕日を見ながら、とことこ歩いて家に帰る、一人と一匹でした。
今日は、歩き疲れたぽ。