Aloha Spirit

古代ポノの教え、太古ハワイ・ムーの記憶、大自然からのメッセージ

古代ハワイ物語 6

2016-09-26 20:27:17 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ



テアヴェのロイヤル・ファミリー

  タ-ネ(カ-ネ)神と女神ナーヴァヒネだけがテアヴェのロイヤル・ファミリーであったわけではありません。タ-ネ神と女神ナーヴァヒネは、スピリチャル的には夫婦であり、三人の男神子を産みました。タナロア(カナロア)神、ロノ神、とテュー(クー)神です。父親のタ-ネと三人の息子を合わせて"創造の男性神の四大柱"となったわけです。タ-ネは、太平洋の西の神、ロノが東の神、テューが北の神、タナロアが南の神です。この四大神とテアヴェを合わせて五大最高男性神であり、それぞれが自分の領域の君主となっています。そこにウリウリ、別名マラマが加わると最も高位なトリニティーが二組合わさり聖なる六神となります。
 
  タ-ネ神と女神ナ-ヴァヒネは、また女神子も三人産みました。ラタ、タポ(カポ)とヒナです。この三人の姫君で三つ目のトリニティーが誕生しました。ラタはのちにロノと夫婦になり、地球から見える太陽の主女神となります。タポ(カポ)は、後にタナロアと夫婦になり南太平洋の女神となります。ヒナも他の姉妹と同様に結婚し、クーと夫婦になり、農業の女神となります。それ以外にも天界の最高裁判官という地位も授かりました。

  四つ目のトリニティーは、女神パパ、男神ヴァテア(ヴァケア)とミルであり、彼らを合わせてハワイの最もメジャーな十二神となります。パパは、自然界ヌ’ウメアラニの君主となり、ヴェテアはその夫となり共に自然界の神を司る夫婦となります。ミル神は、霊界の君主となります。霊界とは、人間が肉体を離れた後に住む世界です。ミルはよみの国を司る神とされたのです。Ta rua o Miru (タ ルア オ ミル)とは、霊界の底辺の不毛な盆地の事を云います。そして、その世界は地球の廻りにあり、深く通じ合っているのです。

  タ-ネ神と女神ナ-ヴァヒネ、タナロア(カナロア)神、ロノ神、とテュー(クー)神、女神パパとヴァテア神で”全知全能の神の王座を囲む七神”と云われました。簡潔に「スピリチャル・セブン」とも呼ばれました。そこにテアヴェが加わると「聖なる8」となり「聖なる八太陽神」とされています。それぞれが八つの道を光照らしています。その道はそれぞれに天界の八つのゲートへと続いているのです。この八つの神の内の一神の深い信者となりその道を正しく歩めば、天界のゲートへと導かれ、高位の純粋な天界で永遠に穏やかな生活を送れる事となります。八つの神全てへの深い信者であれば、天の八つの全てのゲートを開く事になります。ゲートは、また八つの真実の道とも云われます。古代ハワイでは良い人間は他界した後、その霊は西の方へと流れていくと言いました。聖なる父ターネ、西の神の元へと回帰していくのだといいます。

  テアヴェは、自分のロイヤル・ファミリーを形成させた後、七つの天界を地球の上に創りました。Tahiti (タヒティ)は、上の三層の高位の界層の事で神々が棲んでいる所です。天の山頂を時にはRani (ラニ)と呼びました。通称「天」といわれる場所です。Reva (レヴァ)とは空という意味で、やはり同じような天空の事を示します。タヒティの三層の内、青い天の層は、女神ウリ(通称ウリウリ)が司る所、黄金の天の層は、天使たちが神々のために歌や音楽を演奏している界層。そして、もう一つがRaniteha (タニテハ)といわれる所でここは天使たちの王国です。

  タヒティの最上層、セブンス・ヘブン(七段目の天界)は、Tahiti Tap I Horani Te Tu'Ina (タヒティ タパ イ ホラニ テ テュ'イナ) であり、"永遠の平和の王なる天界" という意味です。神々の棲む場所は、神々にふさわしい詩的な表現となっているようです。この場所は、またラニ ウリ(青い天)あるいは、ラニ イウイウ(高貴な天)とも呼ばれています。

 テアヴェは、セブンス・ヘブンのすぐ下に六段目の天界を創り、Tahiti Te Papa Rani (タヒティ テ パパ ラニ)と名付けました。"生命が分配される源の神の王国”という意味で、別名ラニ ウリ (創造がなされる天界)、あるいはウル タイ オ タヒティ(タヒティにおける創造の海)。地球上の生命のすべてがここ六段目の天界の神々によって最初にデザインされ創造され、魂の中にその聖なるエッセンスを流し込んだのです。六段目の天界は、王子三人と姫三人の家であり、宮殿には下位の神々が支えていました。

  Tahiti Te Papa Nu'u (タヒティ テ パパ ヌ’ウ)である五段目の天界は、将来人間になる魂が住んでいる所です。ラー神から命を吹き込んでもらった魂たちが父なるヴァテアと母なるパパの元で地球に誕生する順番を待っているのです。この神の子たちは単に燐光のキラキラと輝いた火花のような存在で上質なガラスよりも透き通ったエーテル体の殻に入っているような赤子の魂です。この魂たちはまだ地球において自分を表現したり行動を取る為に必要な肉体をもらっていません。地球的衣(身体)は物理的な世界に突入するまではまといません。五段目の天界タヒティ テ パパ ヌ’ウから新しい命が地球に向かう時、その命は眠ったまま目を閉じた状態で移動します。ハヴァイ’イに向かって来る魂は太陽の道を通って来ます。その道は神々によって導かれ、いく手は眩しいほどの光で輝き照らされます。最初の人間たちは、「ルアの地」にある「太陽光の庭」に生まれ変わります。ここで人としての生が始まります。
  神々は眩しい程に美しい衣をまとっています。その衣は太陽や月、星々、虹の光に反射して光輝くものでした。ヌ'ウメアラニでは、神々は自由に遊び戯れ飛び廻り、とても優雅に暮らしています。まるで高雅な鳥のように美しく羽を広げて優美に飛んでいるような姿です。しかし地球で見る鳥のように羽が実際にあるわけではなく、ハートから放出された愛の光がまるで羽があるかのように見えて光が神体の周りに広がっているのでした。
  
自然界の神々は全能の神かの愛を自分たちの体を通して地球上に放射しています。全能の神からの愛が神々に後光を醸し出していて、神々も偉大なる神に尽くしている事を喜びとしていました。神々は、時にはゆったりと空を行き交い、時にはオパールのような乳白光を放ちながら敏速に飛行することがあります。上級の神々はたいてい下級層の神々が後ろに連なりたくさんの色とりどりのスパークを放出させながら飛行しています。
  自然界の神様の中でも海の神様たちは多様な海の色をしています。タナロア、南太平洋の神様の領域にいます。ヌウメアラニを住処としていますが、大概は海の表層部分をさまよっていることが多く、タ-ネのの海の子供達にヴァイ オラ(水の命)を吹き込む仕事をしています。
  自然界の神様で植物を司る神々は、豊かな森の色や繊細な花々の色を含んだような光の衣装をまとっています。植物を司る神々は、テュー、農作物の神様の領域に存在します。タ-ネの植物の子供たちにヴァイ オラを吹き込む仕事をし、正しい時期に合わせて土から芽が出ることを促すことが仕事です。ロノ、薬の神様の元で使える神々は、植物の中でも薬草を担当し、人間や動物たちが必要に応じて心身の苦痛から癒されるような植物が育つように力を注いています。その他の自然の神々は、ターネに頼まれたことを行い山々の中の森の領域を飛行しています。

  また”ブルーマドンナ”といわれるヒーリング担当の天使たちがいます。柔らかな青白い光を放っている存在で、これはウリ(天なる青い星母)の光に反映した色の光となっています。この天使たちの使命は、タフナ・ラパ'アウ(神聖なスピリチュアル的治療師)の元にしかるべき癒しのエネルギーを星母から運び治療に来た患者が即座に奇跡的に完治することを手助けすることでした。

  ラニテハ(高雅な天界あるいは天のごとき息吹)タヒティ テ パパ ヌ’ウの中の低い層のことです。ここがアヴァイテュ(天使)たちの住処です。アリ’イ・ヌイ(上級の神々)よりは少し下の階級ですが、人間霊よりは高い世界に存在します。天使たちは、母なる神パパから生まれ、その母であるウリの仕事を手伝うのが使命です。
  アヴァイテュ(天使)たちは、タヒティの接待係といったら良いでしょう。神からのメッセンジャーとしての仕事をしている天使もいますし、人間と神の間の仲介役をやっているものもいます。他にも人間の祈りを聞き、その願いを上界の神官たちに届けたりすることを担当している天使たちもいます。更には、ターネの子供たち(人間)を見守る仕事を任命されている天使たちもいます。善人、悪人、正直者、嘘つき、正義感のある者、そうでない者、スピリチュアルなことに興味があり実践している者、もっと物質的なことにとらわれている者。。。全てを見守っています。
  天使たちは善人も悪人も差別なく愛しています。人間的な行動を理解していて、全てはスピリチュアルな成長の過程に過ぎないという事を理解していました。どんな魂も地球上での問題や苦労を通して、それを克服して、情熱と戦ってバランスを取ろうと頑張っている事を理解していました。それぞれが自己の魂を浄化し、神と一体になる過程を通っているのだと見ています。他の人たちよりも少し成長が進んでいる人間もいて、その魂は十字の光の螺旋階段を少し高い階層に昇華し、星々に近づく事ができます。

  天使たちは、すべての人間を理解し、誰一人として批判する事はありません。人間の行為を批判する事は天使たちには許されていませんでした。彼らは天界の法則を担当するテュヒナやイラムテュ(大臣たち、裁判官たち、高官たち)に現状を報告するという仕事を任されていました。
  
  天使たちの王国は、朝日の昇る穏やかな領域に存在し、パパ トレアと呼ばれています。トレアととはチドリの事で、ハワイのタフナ・マタウラ(赤い目を持ったタフナ)たちがこの鳥の事を「慈悲の天使」として捉えていた事からその名前で呼ばれていたようです。天使たちは守護するものとしても活躍し、信心深い人たちを助けるために鳥のように速やかに飛んで渡り助っ人として仕事をするのでした。トレア ネ ヴァイ タ ウル タイ オ タヒティ(創造の海である神の王国から舞い降りてきた羽のある天使)というような呼び名でその天使たちは呼ばれていました。



「聖なる八太陽神」




今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。

ク-プナたち、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように



aloha&pono








   


  

  

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