Aloha Spirit

古代ポノの教え、太古ハワイ・ムーの記憶、大自然からのメッセージ

テュムリポ(クムリポ) 3

2017-01-29 18:24:56 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ

旧正月を過ぎて、ようやく新年の始まりをじわじわと実感しています。清里はすっかり白い森となり、お散歩を楽しんでいます。ただ氷になっている坂は恐怖。ウルちゃんもツルツルと滑って危ない今年は転ばないように注意しています。

ではテュムリポの第三章節の内容はどうなっているのかみてみましょう。

第三章節では、虫たちや鳥たちが生まれていきます。ここで登場するHaha(ハハ)というキーワードがありますが、これはどうやら原始のタロ芋の名前のようです。Kupiheaという予言をする神官の家系がありますが、その子孫であるDavid Malo Kupiheaが云うには、Hahaは紫色の茎をもった乾燥地のタロ芋のことだそうです。最初の12行の内容と見るとHaha na lau eiwa(タロ芋の九枚の葉)、 lau pahiwa(濃い葉っぱ)、ka pua a ka Haha(その根菜から芽が出た)とありますが、これらはUli(ウリ)というマウイ島に存在した神官の家系図の大元を示していて、テュムリポ自体がこの家系の誕生を詠っているということです。15,16章節には、さらに詳しくその証が歌われているそうです。タロ芋の九枚の葉というのは、チーフの家系が九つに分かれていることを示しているようです。Kupiheaは、この九枚の葉のことを、空なる父ヴァケアの九人の娘とも呼んでいて、それは、Naha(オアフ島の系統) Io(カウアイ島の系統-女王カピオラニの祖先) Puaiwa(カラカウア王の祖先系統), Papaua(神官であるカフナの系統), Poloa, Hiwa(タヒティあるいはカヒキからの直系統), Papalua(ラナイ島の系統), Popolo(マウイ島の系統), Lanikaula(モロカイ島の系統)であり、それぞれが神聖な神官の家系へと枝分かれしていったと云っています。


273. オスのあれ、メスのこれ
274. ポ-'エレ'エレの闇からオスが生まれた
275. ポ-ハハの夜明けからメスが生まれた
276. 海がそれに保護され、陸がそれに守られた
277. 川がそれに保護され、山がそれに守られた
278. 紫色の闇夜をそれは見守るようだった
279. その根菜は九枚の葉を出した
280. 濃い色の葉をつけて伸びていった
281. 高次のチーフ達となる芽を出して
282. Po-'ele'ele からオスが生まれた
283. 共にPohahaからメスが生まれた
284. 根菜が芽吹いた、タロ芋の茎がぐんぐんと成長する

285. 親のシロアリが生まれた
286. そこから羽をもった子供たちが飛んでいった
287. 親である幼虫が生まれた
288. そこから羽をもった子供たちの蛾が飛んでいった
289. 親である大きな赤いアリが生まれた
290. そこからその子供たち、トンボが飛んでいった

291. 親である幼虫が生まれた
292. そこからその子供たち、キリギリス?コオロギ?が飛んでいった
293. 親である幼虫が生まれた
294.そこからその子供たちであるハエが飛んでいった
295. 親である卵が生まれた
296. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
297. 親であるシギ鳥が生まれた
298. そこからその子供たちである千鳥たちが飛んでいった
299. 親であるア'オ鳥が生まれた
300. そこからその子供たちでア’ウ鳥たちが飛んでいった
301. 親であるアケケケ鳥が生まれた
302. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
303. 親であるアラエ鳥が生まれた
304. そこからその子供たちであるアパパネたちが飛んでいった
305. 親であるアララ鳥(カラス)が生まれた
306. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
307. 親である'エ'ア鳥が生まれた
308. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
309. 親であるマモ鳥が生まれた
310. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
311. 親であるモホ鳥が生まれた
312. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
313. 親であるキキキ鳥が生まれた
314. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
315. 親であるキオエア鳥が生まれた
316. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
317. 親であるイヴァ(グンカン鳥)が生まれた
318. そこからその子供たちであるコア'アたちが飛んでいった
319. 親であるカイア鳥が生まれた
320. そこからその子供たちである鳥たちが飛んでいった
321. 親であるウナナ鳥が生まれた
322. そこからその子供たちであるサギたちが飛んでいった
323. 群れをなして飛んで行く
324. 並んで海辺にもやってくる
325. 海岸に落ち着いて砂浜を埋め尽くす
326. タ-ネ(カネ神)の隠れし島に棲みつく
327. 陸の鳥が生まれた
328. 海の鳥が生まれた

329. 狭い宇宙の川(Wai'ololi)からオスが生まれ、広い宇宙の川(Wai'olola)からメスが生まれた
330. 海に棲むエイが生まれた
331. それを見守るようにウミツバメが陸に生まれた

暗闇が光に照らされて破れた
魚や果物などが鳥の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
狭い宇宙の川からオスが生まれ、広い宇宙の川からメスが生まれた

336. 海の鳥アジサシが生まれた
337. それを見守るように'イオ(鷹)が陸に生まれた

暗闇が光に照らされて破れた
魚や果物などが鳥の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
狭い宇宙の川からオスが生まれ、広い宇宙の川からメスが生まれた

342. 海の鳥アヒルが生まれた
343. それを見守るようにコーレアの鳥が陸に生まれた


348. 海の鳥ヘヘが生まれた
349. それを見守るようにネネ(キラウエア火山にも生息しているペレの愛鳥)が陸に生まれた


354. 海の鳥アウク’ウが生まれた
355. それを見守るようにエクプ’ウの鳥が陸に生まれた


360. 海の鳥ノイオが生まれた
361. それを見守るようにプエオ(フクロウ)が陸に生まれた


365. ここは巨鳥のハルルが飛行するところ
366. その連れ合いのキヴァ’アは、聖地ヘイアウの上を奇声を発して飛び廻る
367. その鳥の群れはラー(天界の太陽)からやってきた
368. ポハハから闇から光へと若鳥としてペアになって地球にやってきた

369. ポハハの刻、夜明けの力が飛躍する時
370. 植物である'アペの新芽が生まれた
371. 柔らかな'アペの葉は伸び伸びと広がっている
372. ポーから伸び伸びと広がり幾重にも成長していった
373. すべてが闇に覆われている、あれも
374. すべてが闇に覆われている、これも
375. ポ-'エレ'エレのポー(闇)の時
376. ポハハの夜明けの時
377. Po--no(まだここはポーの世界が広がっている)



*注釈:365~9.に登場する巨鳥のハルルとキヴァ’アという鳥もキーワードとなっているようです。ハルルというヘイアウがラナイ島に存在します。そのヘイアウにまつわる事は間違いないようです。カヒキ(他次元)からやってきて人食いだった巨大な鳥ハルル(龍だったかも?)とキヴァ’アも鋭いかぎ爪を持っていて獲物を八つ裂きにするという恐ろしい神話もあります。それと同時に聖地を守っていた高次元からやってきた生き物でもあったようです。



⭐︎     ⭐︎     ⭐︎     ⭐︎


大いなる聖なるものとして生まれた私たち
その偉大なるスピリットの意識を忘れずに、この母なる地球と空なる父に感謝をして、全てはポノ!

今週もマイ・アロハ・ワールドを形成していく事に意識を向けていきましょう〜


aloha&pono


クムリポ ハワイ語で書かれたものが以下のサイトで掲載されています。
http://www.sacred-texts.com/pac/ku/ku31.htm
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テュムリポ(クムリポ)

2017-01-22 16:12:19 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ

米国の新大統領の就任式が終わりました。誰が大統領になっても、あまり変わらない。。このDVD (http://sirius.jceti.org)を見ると分かります。トランプさんがどこまで後ろの組織と戦えるかやはり変わらないのか、様子を見たいです。

外の世界を見て、批判したり騒ぎ立てるよりも、一人一人が自分の意識を高めることに集中できたら、改革はもっと早く起こるでしょう。外を変えようとせずに、自分を変えることにフォーカスする。脳内の小宇宙が全てを創り上げている犯人ですから。

では、テュムリポの第二章の内容は、どうなっているのか。。。続きです。天地創造の原点に戻ってみることで脳内改革できるかもしれませんね。挑んでいきます!

この章では、海の中の生き物たちが誕生します。そして、木々が誕生します。後半の魚と木が同じあるいは似た名前になっているあたりは、その詩的なリズムが美しいです。ココナッツの木は、ハワイの先住の木だと思っている人がが多いかもしれませんが、ここには登場しません。Pouliuli(ポウリウリ) と Powehiwehi (ポヴェヒヴェヒ)が全ての海の生き物と陸の森を創り上げたいわば仲介人です。ウリウリという言葉は、一般的には海辺あたりの浅い海の色と比較して、深い海の色を表現する時に使います。ヴェヒヴェヒとは、通常とても深遠な闇、光が入らない深い森、木々に覆われた闇というような意味合いで表現されます。ここに最初に登場するヒルという魚は、とても鮮やかな彩りの魚で、ハワイでは「まるでヒルのようね」と、生まれたばかりの赤子の美しさを褒める意味合いがありました。赤子が最初に口にする食べ物によって、その余生が変わるとも信じられていて、ヒルを食べさせることも幸運だったようです。上の写真がその魚です。

123. ポヴェヒヴェヒは、命をこの世に吹き込んだ
124. ポウリウリは、その命をあやした
125. その命を強く育てあげていった
ポホミルアメアという聖なる土地に住みついた
ヒョウタンの枝から聖なる香りが広がる
ウリウリが割れて、その力が広がる
それは、どんどんと拡大、増幅するように広がった

130. それはうねり動いた後に大きく立ち広がった
七つの流れに分かれて広がった
hilu(ヒル)という魚が生まれた
尾びれを広げて現れた
名高いポウリウリの子供として生まれた

135. ポヴェヒヴェヒの子供として生まれた
ポウリウリが聖なる父
ポヴェヒヴェヒが聖なる母
海の中でイ’ア(魚)が生まれ、ナイ'ア(イルカ)が生まれ泳いでいる
海の中でマノ(サメ)が生まれ、モアノ(ヒメジ-スズキの一種)が生まれ泳いでいる

140. 海の中でマウが生まれ、マウマウが生まれ泳いでいる
海の中でナナが生まれ、マナが生まれ泳いでいる
海の中でナケが生まれ、マケが生まれ泳いでいる
海の中でナパが生まれ、ナラが生まれ泳いでいる
海の中でパラが生まれ、カラが生まれ泳いでいる

145. 海の中でパカ(うなぎ)が生まれ、パパ(カニ)が生まれ泳いでいる
海の中でカラカラが生まれ、フルフル(ウミウシ)が生まれ泳いでいる
海の中でハラハラが生まれ、パラパラが生まれ泳いでいる
海の中でペ’ア(タコ)が生まれ、ルペ(エイ)が生まれ泳いでいる
海の中でアオが生まれ、'アヴァ(サバヒ)が生まれ泳いでいる

150. 海の中でアク(カツオ)が生まれ、アヒ(マグロ)が生まれ泳いでいる
海の中でオペル(サバ)が生まれ、アクレが生まれ泳いでいる
海の中で'アマ'アマ(ボラの稚児)が生まれ、'アナエ(ボラ)が生まれ泳いでいる
海の中でエフが生まれ、ネフが生まれ泳いでいる
海の中で'イノが生まれ、'アオ'アオが生まれ泳いでいる

155. 海の中でオノが生まれ、オモが生まれ泳いでいる
海の中でパハウが生まれ、ラウハウが生まれ泳いでいる
海の中でモイが生まれ、ロ'イロ'イが生まれ泳いでいる
海の中でマオが生まれ、マオマオが生まれ泳いでいる
海の中でカクが生まれ、ア'ウア'ウが生まれ泳いでいる

160. 海の中でクポウが生まれ、クポウポウが生まれ泳いでいる
海の中でヴェケが生まれ、レレが生まれ泳いでいる
海の中でパラニが生まれ、クムモニが生まれ泳いでいる
海の中でウルアが生まれ、ハハルア(マンタ)が生まれ泳いでいる
海の中で'アオ'アオヌイが生まれ、パク'イク'イが生まれ泳いでいる

165. 海の中で'マ'イ'イ'イが生まれ、アラ'イヒ生まれ泳いでいる
海の中で'オ'オが生まれ、'アキロロが生まれ泳いでいる
狭い川からオスが生まれ、広い川からメスが生まれた
ネネウ(小型の淡水魚)が海から生まれ
それを見守るようにラウフエ(ヒョウタンの一種)が陸に生まれた

暗闇が光に照らされて破れた
土と水が植物や魚の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
狭い川からオスが生まれ、広い川からメスが生まれた

173. パハハ(ボラの一種)が海から生まれ、
それを見守るようにプハラ(パンダナス)が陸に生まれた

暗闇が光に照らされて破れた
土と水が植物や魚の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
狭い川からオスが生まれ、広い川からメスが生まれた


179. パハウが海から生まれ、
それを見守るようにハウの木(ハイビスカス)が陸に生まれた

暗闇が光に照らされて破れた
土と水が植物や魚の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
狭い川からオスが生まれ、広い川からメスが生まれた


185. ヘ'エ(イカ)が海から生まれ、
それを見守るようにヴァラヘ'ヘ(低木)が陸に生まれた
暗闇が光に照らされて破れた
土と水が植物や魚の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
狭い川からオスが生まれ、広い川からメスが生まれた

191. 'オ'オプ(ハゼ)が海から生まれ、
それを見守るように'オ'オプが淡水にも生まれた

:
:
197. カウイラ(うなぎの一種)が海から生まれ、
それを見守るようにカウイラの木が陸に生まれた

:
:
203. ウアウマレイ(うなぎの一種)が海から生まれ、
それを見守るように'ウレイの木が陸に生まれた

:
:
209. プク'イク'イが海から生まれ、
それを見守るようにククイの木が陸に生まれた


215. ラウミロ(うなぎの一種)が海から生まれ、
それを見守るようにミロの木が陸に生まれた


221. クポウポウが海から生まれ、
それを見守るようにコウの木が陸に生まれた


227. ハウリウリが海から生まれ、
それを見守るようにウヒの木が陸に生まれた


232. ヴェケが海から生まれ、
それを見守るようにヴァウケの木が陸に生まれた


239. 'ア'アヴァが海から生まれ、
それを見守るようにアヴァの木が陸に生まれた


245. ウラエ(トカゲ魚)が海から生まれ、
それを見守るようにモカエ草が陸に生まれた


251. パラオア(海象)が海から生まれ、
それを見守るようにアオア(ビャクダン)の木が陸に生まれた


256. 海象の群れが通りすぎていく
深い海を連ねて泳ぐ
オプレ魚たちも群れを作って
海に厚い層を作っている

260. カニや甲殻類たちも
そよそよと漂い
浮いたり沈んだり、すみやかに静かに
ピモエは表面を漂う
長い波、うねる波の上を

265. 数知れぬサンゴ礁
低いもの、盛り上がっているもの、ギザギザしたもの
小さいのは暗い場所に
海は暗闇の中、潜んでいる
海のサンゴ礁は、陸のパリウリ

270. 陸も海の中に消えていく
夜の闇の中に包まれる
ここはポー



*注釈1:ここで繰り返し登場するフレーズ
”O kane ia Wai'ololi, o ka wahine ia Wai'olola”は、
「狭い川(聖なる宇宙からの流れ)からオスが生まれ、広い川(聖なる宇宙からの流れ)からメスが生まれた」といった感じでいわゆる「川」でなく、生命の誕生する流れのようなものを歌っていると思われます。

 
*注釈2:269.パリウリとは、神の住む高い丘の上であり、そのように称される場所は、ハワイの各地にある。聖なる丘。何の手をかけずとも野菜や果実が実っているという。




⭐︎     ⭐︎     ⭐︎     ⭐︎


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ハワイの魚たち一覧
http://www.fooduniversity.com/foodu/seafood_c/resources/ocean%20fin/HawaianFishN.html

クムリポ ハワイ語で書かれたものが以下のサイトで掲載されています。
http://www.sacred-texts.com/pac/ku/ku31.htm
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テュムリポ(クムリポ)

2017-01-15 17:31:51 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ

寒波の到来で全国的に本格的な冬ですね。清里もすっかり雪に覆われて私はハッピーです。

テュムリポ(クムリポ)は、2102行のとても長いチャントです。これを口伝していたハワイアンの能力は、やはり凄いなと思います。
全てを記憶していたというよりは、これを伝える任務を与えられた神官は、上から自然と降りて来るような感じで伝えていったのではないかと思います。

Tumu-(u)li-po の意味を直訳すると、始まり-(の中で)-深い-暗闇。十六の章節に構成されており、それぞれの章節をwa (ヴァ)といい、その意味は、時間や空間の間のインターバルのようなものを示します。最初の七章節は、ポー(闇)の世界について、次の九章節は アオ(光)の世界を語っています。最初の方では、hanau (ハナウ- 生まれる) puka(プカ - 到来する )といったステージで、植物や動物の誕生を語っています。次に神々や人間が誕生します。口伝が文字にされたのは1889年であり、その時点でもミス・プリントがあった可能性もあり、正確な内容は、ロノ族の神官であったカフナのみが理解できるものである事を踏まえて、少しだけ大まかな内容をここにご紹介させていただきます。

第一章は、ポー(闇)の世界から始まります。
1. はじめは地球は火の塊で熱かった。
天が衣替えした
ラーから光が現れ、夜から闇を消した
上界の星々がその光によって照らされた

5. マカリ’イが現れた
地球の元となるネバネバしたものが出来た
闇を形成する闇が現れた
夜を形成する夜が現れた
真っ暗闇、深遠な闇が広がる

10.ラーの闇、ポーの闇、全てが闇に包まれていた
ポーだけが広がっていた
ポーが多くを生んだ
ポーにテュムリポを生んだ、(男性性)
  ポーもポ’エレを生んだ、(女性性)

15. サンゴのポリープが生まれた、サンゴが生まれた
大地を盛り上げたり、堀り返す地虫が生まれた
  その子供のミミズが現れた
  ヒトデが生まれ、その子供の小さなヒトデが現れた
ナマコが生まれ、その子供の小さなナマコが現れた

20. ウニ(ina)が生まれた、ウニの種族が現れた
  
短いトゲトゲのあるウニ(haule)が生まれた
  なめらかなウニ(hawae)が生まれた、その子供の長いトゲトゲのあるウニが現れた
輪っか型のウニ(ha'uke'uke)が生まれて、その子供の細いトゲトゲのウニが現れた
フジツボが生まれて、その子供の真珠貝が現れた

25. その中に真珠が生まれて、その子供の牡蠣が現れた
  
ムール貝が生まれて、その子供のヤドカリが現れた
大きなカサガイ(opihi)が生まれて、その子供の小さなカサガイが現れた
タカラガイ(leho)が生まれて、その子供の小さなタカラガイが現れた
Nakaという貝が生まれて、その子供のロック・オイスターが現れた

30. ドルッパ貝生まれて、その子供の白い苦い貝が現れた
ホラ貝が生まれて、その子供の小さなホラ貝が現れた
  Pipipi 貝が生まれて、その子供の小さなKupe'e貝が現れた 
Wi 貝が生まれて、その子供の小さなKiki貝が現れた

35. Ekaha という海の海藻が生まれた
  
Ekahakaha というシダが大地に生まれた
暗闇が光に照らされて破れた
   土と水が植物の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない

40. 男性性の要素がWai'ololiから流れてくる 女性性の要素がWai'ololaから流れてくる
  
海の中に海草(a'alaula)が生まれた
'Ala'alaというミントが大地に生えてきた
暗闇が光に照らされて破れた
   土と水が植物の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない
:
:
:
男性性の要素がWai'ololiから流れてくる 女性性の要素がWai'ololaから流れてくる

52. 黄色の海藻、Manaueaが生まれた
53. 大地にはその海藻の保護を受けてタロ芋が生まれた
暗闇が光に照らされて破れた
   土と水が植物の栄養となった
神々を通じて入ってくる、人間ではない (以下繰り返される)


59. Ko'eleの海藻が海に生まれて
60. Ko'ele'ele さとうきびが大地に生まれた

65. Puakiという海藻が海に生まれて
66. Akiakiという草が大地に生まれた

71. Kakalamoaという海藻が海に生まれて
72. Moamoaという草が大地に生まれた

77. Keleという海藻が海に生まれて
78. Ekeleという草が大地に生まれた

83, Kala という海藻が海に生まれて
84. 'Akalaという蔦が大地に生まれた

89. Lipu'upu'uという生き物が海に生まれて
90. Lipu'uという植物が大地に生まれた

95. Loloaという生き物が海に生まれて
96. Kalamaloloaという植物が大地に生まれた

101. Ne という海藻が海に生まれて
102. Neneleau (ウルシ)という植物が大地に生まれた

107.Huluwaenaという海藻が海に生まれて
108.Huluhulu-'ie'ie(タコノキ)という蔦が大地に生まれた

112. 父なる神から生命の水が与えられた
その聖なる水が全てを命を育てた
   植物は聖なる力によって自由にのびのびと広がった

115. 時間の経過と共に、どんどんと命を増えていった
  
長い夜の闇は果てしなく続いて
  豊かに、とても豊かに
  実りをここへ、あちらへ
  どんどんと広げていく

120. 地球の大地を形成し、空を上に保ちながら
   
時は経過していく、夜のテュムリポ
   まだ夜の闇の中で


これで第一のチャントが終わります。
      

大いなる聖なるものとして生まれた私たち
その偉大なるスピリットの意識を忘れずに、この母なる地球と空なる父に感謝して、全てはポノ!

今週もマイ・アロハ・ワールドを形成していく事を大自覚して生きましょう〜

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古代ハワイ物語 つづく。。

2017-01-08 15:42:24 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ・ウハネ

年末、テレビで映画を見たのですが、映画の司会者、小山薫堂さんの言葉。いいなぁと思いました。
「欠点は魅力 失敗はアクセント 涙は心の休息
それをふまえてシナリオを書けばいい。自分の人生のシナリオを」

素敵な表現だなと思いました。そんな一年になるといいですね。

では、古代ハワイ物語。少しご無沙汰してましたが、続きです。

テュムリポ(クムリポ)

「それは、天地創造の詠唱である。あらゆる時代を乗り越えて今も奇跡的に残っているスピリチュアルな詩であり、ハワイに伝わる最も古く価値あるチャント。誰がいつ作ったものなのか全くわかっていないが、おそらく数千年昔に失われた南太平洋に浮かんでいたムー大陸の時代から存在していたのではないかと思われる。海の底に沈んだその大陸のことをかつてハワイアンは、Ta Rua (タ ルア)「ルアという土地」と呼んでいた。またハヴァイ'イ-ティあるいはハヴァイ'イとも呼ばれていた。ずっと昔に巨大地震と津波と共に、火山が噴火し、その大陸は粉々に分解され太平洋に飛び散り、多くは沈み、今残っている一部が現在のハヴァイ'イであると信じられている。タ ルアは、ムー人の誕生した場所であり、地球上においての最初の文明、最初の人類なのだ。現在のハワイアンの祖先でもある。」

テュムリポは、ロノの種族、神官たちにより口伝によって何千年も代々引き継がれてきました。約百年ほど前に初めて書物として書き残されました。英語にもなり出版されていますが、正しく翻訳されているものはないでしょう。なぜならば、テュムリポは、タフナ(カフナ)たちによって古代の表現方法が用いられており、それをきちんと解読できる人は現代においていないのです。

ハワイ王国の最後の王カラカウアは、このテュムリポが自分たちの家系の系譜を伝えるものだとずっと主張しました。宮殿に神官や歴史家たちを招き、できるだけ情報を収集し、これが最も古いチャントであると確信し、自分たちが太陽の神々の子孫であるということを主張したかったので、このチャントをハワイの天地創造の唄であると公的に認めさせました。王カラカウアは、神官たちの手を借りて、このチャントを英語に訳すことを何年もかけて試みていましたが達成する前に他界してしまいます。兄の後を継いで最後の女王となったリリオカラニは、残念ながら兄の意思を受け継いでその唄を訳すことはありませんでした。彼女はキリスト教を深く信仰しており、残念ながらハワイの神々のことに対しては全く関心を持たず、信じることも当然なかったのです。そして彼女もハヴァイ’イの神々から見捨てられ、1893年にはアメリカによって王位を奪われハヴァイ’イの王室は廃絶となってしまったのです。彼女は家族と共にアメリカ本土のボストンに移住し静かに余生を暮らしました。しかし晩年は、自分の系譜に多少は興味を持ちテュムリポを最後はボストンの図書館に寄付したのでした。

 数十年後にハワイの島々の神話を多く書いていたアメリカ人女性マーサ・ベックウィスがそれを見つけ出し、そのコピーをハワイに持ち帰り、英語に訳そうと努力しました。当時ハワイ島コナに住む残り少ないハワイアンのタフナに知恵を借りたいと申し出ましたが、彼は外国人に自分たちの秘密を明かすことを拒み協力してもらえませんでした。そこで、彼女は次にメアリー・プクイ(ハワイのビショップ・ミュージアムで公認されていたハワイ語の翻訳家)に相談しました。プクイはベストを尽くして協力しましたが、彼女もまたキリスト教徒であり、すべての神々の意味や言葉の秘儀を知っていたわけではありませんでした。そのような状況の中、テュムリポはやがてマーサ・ベックウィスの作品として、世に英語にて出版されました。幸いにも彼女は、ハワイ語の文と一緒に英語訳がついたものを出版しました。

1953年"Children of the Rainbow"の著者レイラニ・メルヴィルの元へ、クリスマス・プレゼントとして、この本がお互いを知らない二人の友人から同時に送られてきました。友人たちはレイラ二にこの内容の訳をどう思うか聞きました。どうも天地創造の真髄が書かれてないように思えると友人たちは言っていました。レイラ二は一通り目を通すと、昔祖母が話してくれていた話がフラッシュ・バックされ、ところどころにその記憶が蘇ってくるようでした。もちろん四十年も前に聞いた話ですから、おぼろげにしか覚えていませんでした。

テュムリポは、Ta 'I' i mamao (タ イ イ ママオ) - 無限に広がる宇宙、Ara pa 'I' Vahine (アラ パ イ ヴァヒネ)- 高貴な太陽の女神、Te'a Te'a Rani Vahine (テア テア ラニ ヴァヒネ) - 光の十字の天なる聖母、そして、その子供であるロノ、正式名Rono 'I' Tama Tahiti (ロノ イ タマ タヒティ)などに捧げるために作られたのでした。

これまでにも、その聖典の内容は、レイラニなりの解釈を元に少しづつ紹介していますが、また次回他の人の解釈も交えて私なりに感じたようにご紹介させて頂きます。

⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

自分の軸をしっかり持って、自分のウハネ(魂)としっかり向き合い、すべてを受け入れ、真実を感じて実行していく。

欠点も魅力 失敗はアクセント 涙は心の休息。
素敵な一年、そして人生になることに大変感謝します!


aloha&pono
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あけましておめでとうございます!!

2017-01-02 10:17:49 | 日記


アロハ ウハネ

元旦の朝日、ウルちゃんの顔に孔雀が現れました〜 
酉年なので吉兆でしょうか?
今年も思いっきりポノを意識して参りましょう!

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

Aloha Spirit
カミムラ マリコ
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