Aloha Spirit

古代ポノの教え、太古ハワイ・ムーの記憶、大自然からのメッセージ

古代ハワイ物語 6

2016-09-26 20:27:17 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ



テアヴェのロイヤル・ファミリー

  タ-ネ(カ-ネ)神と女神ナーヴァヒネだけがテアヴェのロイヤル・ファミリーであったわけではありません。タ-ネ神と女神ナーヴァヒネは、スピリチャル的には夫婦であり、三人の男神子を産みました。タナロア(カナロア)神、ロノ神、とテュー(クー)神です。父親のタ-ネと三人の息子を合わせて"創造の男性神の四大柱"となったわけです。タ-ネは、太平洋の西の神、ロノが東の神、テューが北の神、タナロアが南の神です。この四大神とテアヴェを合わせて五大最高男性神であり、それぞれが自分の領域の君主となっています。そこにウリウリ、別名マラマが加わると最も高位なトリニティーが二組合わさり聖なる六神となります。
 
  タ-ネ神と女神ナ-ヴァヒネは、また女神子も三人産みました。ラタ、タポ(カポ)とヒナです。この三人の姫君で三つ目のトリニティーが誕生しました。ラタはのちにロノと夫婦になり、地球から見える太陽の主女神となります。タポ(カポ)は、後にタナロアと夫婦になり南太平洋の女神となります。ヒナも他の姉妹と同様に結婚し、クーと夫婦になり、農業の女神となります。それ以外にも天界の最高裁判官という地位も授かりました。

  四つ目のトリニティーは、女神パパ、男神ヴァテア(ヴァケア)とミルであり、彼らを合わせてハワイの最もメジャーな十二神となります。パパは、自然界ヌ’ウメアラニの君主となり、ヴェテアはその夫となり共に自然界の神を司る夫婦となります。ミル神は、霊界の君主となります。霊界とは、人間が肉体を離れた後に住む世界です。ミルはよみの国を司る神とされたのです。Ta rua o Miru (タ ルア オ ミル)とは、霊界の底辺の不毛な盆地の事を云います。そして、その世界は地球の廻りにあり、深く通じ合っているのです。

  タ-ネ神と女神ナ-ヴァヒネ、タナロア(カナロア)神、ロノ神、とテュー(クー)神、女神パパとヴァテア神で”全知全能の神の王座を囲む七神”と云われました。簡潔に「スピリチャル・セブン」とも呼ばれました。そこにテアヴェが加わると「聖なる8」となり「聖なる八太陽神」とされています。それぞれが八つの道を光照らしています。その道はそれぞれに天界の八つのゲートへと続いているのです。この八つの神の内の一神の深い信者となりその道を正しく歩めば、天界のゲートへと導かれ、高位の純粋な天界で永遠に穏やかな生活を送れる事となります。八つの神全てへの深い信者であれば、天の八つの全てのゲートを開く事になります。ゲートは、また八つの真実の道とも云われます。古代ハワイでは良い人間は他界した後、その霊は西の方へと流れていくと言いました。聖なる父ターネ、西の神の元へと回帰していくのだといいます。

  テアヴェは、自分のロイヤル・ファミリーを形成させた後、七つの天界を地球の上に創りました。Tahiti (タヒティ)は、上の三層の高位の界層の事で神々が棲んでいる所です。天の山頂を時にはRani (ラニ)と呼びました。通称「天」といわれる場所です。Reva (レヴァ)とは空という意味で、やはり同じような天空の事を示します。タヒティの三層の内、青い天の層は、女神ウリ(通称ウリウリ)が司る所、黄金の天の層は、天使たちが神々のために歌や音楽を演奏している界層。そして、もう一つがRaniteha (タニテハ)といわれる所でここは天使たちの王国です。

  タヒティの最上層、セブンス・ヘブン(七段目の天界)は、Tahiti Tap I Horani Te Tu'Ina (タヒティ タパ イ ホラニ テ テュ'イナ) であり、"永遠の平和の王なる天界" という意味です。神々の棲む場所は、神々にふさわしい詩的な表現となっているようです。この場所は、またラニ ウリ(青い天)あるいは、ラニ イウイウ(高貴な天)とも呼ばれています。

 テアヴェは、セブンス・ヘブンのすぐ下に六段目の天界を創り、Tahiti Te Papa Rani (タヒティ テ パパ ラニ)と名付けました。"生命が分配される源の神の王国”という意味で、別名ラニ ウリ (創造がなされる天界)、あるいはウル タイ オ タヒティ(タヒティにおける創造の海)。地球上の生命のすべてがここ六段目の天界の神々によって最初にデザインされ創造され、魂の中にその聖なるエッセンスを流し込んだのです。六段目の天界は、王子三人と姫三人の家であり、宮殿には下位の神々が支えていました。

  Tahiti Te Papa Nu'u (タヒティ テ パパ ヌ’ウ)である五段目の天界は、将来人間になる魂が住んでいる所です。ラー神から命を吹き込んでもらった魂たちが父なるヴァテアと母なるパパの元で地球に誕生する順番を待っているのです。この神の子たちは単に燐光のキラキラと輝いた火花のような存在で上質なガラスよりも透き通ったエーテル体の殻に入っているような赤子の魂です。この魂たちはまだ地球において自分を表現したり行動を取る為に必要な肉体をもらっていません。地球的衣(身体)は物理的な世界に突入するまではまといません。五段目の天界タヒティ テ パパ ヌ’ウから新しい命が地球に向かう時、その命は眠ったまま目を閉じた状態で移動します。ハヴァイ’イに向かって来る魂は太陽の道を通って来ます。その道は神々によって導かれ、いく手は眩しいほどの光で輝き照らされます。最初の人間たちは、「ルアの地」にある「太陽光の庭」に生まれ変わります。ここで人としての生が始まります。
  神々は眩しい程に美しい衣をまとっています。その衣は太陽や月、星々、虹の光に反射して光輝くものでした。ヌ'ウメアラニでは、神々は自由に遊び戯れ飛び廻り、とても優雅に暮らしています。まるで高雅な鳥のように美しく羽を広げて優美に飛んでいるような姿です。しかし地球で見る鳥のように羽が実際にあるわけではなく、ハートから放出された愛の光がまるで羽があるかのように見えて光が神体の周りに広がっているのでした。
  
自然界の神々は全能の神かの愛を自分たちの体を通して地球上に放射しています。全能の神からの愛が神々に後光を醸し出していて、神々も偉大なる神に尽くしている事を喜びとしていました。神々は、時にはゆったりと空を行き交い、時にはオパールのような乳白光を放ちながら敏速に飛行することがあります。上級の神々はたいてい下級層の神々が後ろに連なりたくさんの色とりどりのスパークを放出させながら飛行しています。
  自然界の神様の中でも海の神様たちは多様な海の色をしています。タナロア、南太平洋の神様の領域にいます。ヌウメアラニを住処としていますが、大概は海の表層部分をさまよっていることが多く、タ-ネのの海の子供達にヴァイ オラ(水の命)を吹き込む仕事をしています。
  自然界の神様で植物を司る神々は、豊かな森の色や繊細な花々の色を含んだような光の衣装をまとっています。植物を司る神々は、テュー、農作物の神様の領域に存在します。タ-ネの植物の子供たちにヴァイ オラを吹き込む仕事をし、正しい時期に合わせて土から芽が出ることを促すことが仕事です。ロノ、薬の神様の元で使える神々は、植物の中でも薬草を担当し、人間や動物たちが必要に応じて心身の苦痛から癒されるような植物が育つように力を注いています。その他の自然の神々は、ターネに頼まれたことを行い山々の中の森の領域を飛行しています。

  また”ブルーマドンナ”といわれるヒーリング担当の天使たちがいます。柔らかな青白い光を放っている存在で、これはウリ(天なる青い星母)の光に反映した色の光となっています。この天使たちの使命は、タフナ・ラパ'アウ(神聖なスピリチュアル的治療師)の元にしかるべき癒しのエネルギーを星母から運び治療に来た患者が即座に奇跡的に完治することを手助けすることでした。

  ラニテハ(高雅な天界あるいは天のごとき息吹)タヒティ テ パパ ヌ’ウの中の低い層のことです。ここがアヴァイテュ(天使)たちの住処です。アリ’イ・ヌイ(上級の神々)よりは少し下の階級ですが、人間霊よりは高い世界に存在します。天使たちは、母なる神パパから生まれ、その母であるウリの仕事を手伝うのが使命です。
  アヴァイテュ(天使)たちは、タヒティの接待係といったら良いでしょう。神からのメッセンジャーとしての仕事をしている天使もいますし、人間と神の間の仲介役をやっているものもいます。他にも人間の祈りを聞き、その願いを上界の神官たちに届けたりすることを担当している天使たちもいます。更には、ターネの子供たち(人間)を見守る仕事を任命されている天使たちもいます。善人、悪人、正直者、嘘つき、正義感のある者、そうでない者、スピリチュアルなことに興味があり実践している者、もっと物質的なことにとらわれている者。。。全てを見守っています。
  天使たちは善人も悪人も差別なく愛しています。人間的な行動を理解していて、全てはスピリチュアルな成長の過程に過ぎないという事を理解していました。どんな魂も地球上での問題や苦労を通して、それを克服して、情熱と戦ってバランスを取ろうと頑張っている事を理解していました。それぞれが自己の魂を浄化し、神と一体になる過程を通っているのだと見ています。他の人たちよりも少し成長が進んでいる人間もいて、その魂は十字の光の螺旋階段を少し高い階層に昇華し、星々に近づく事ができます。

  天使たちは、すべての人間を理解し、誰一人として批判する事はありません。人間の行為を批判する事は天使たちには許されていませんでした。彼らは天界の法則を担当するテュヒナやイラムテュ(大臣たち、裁判官たち、高官たち)に現状を報告するという仕事を任されていました。
  
  天使たちの王国は、朝日の昇る穏やかな領域に存在し、パパ トレアと呼ばれています。トレアととはチドリの事で、ハワイのタフナ・マタウラ(赤い目を持ったタフナ)たちがこの鳥の事を「慈悲の天使」として捉えていた事からその名前で呼ばれていたようです。天使たちは守護するものとしても活躍し、信心深い人たちを助けるために鳥のように速やかに飛んで渡り助っ人として仕事をするのでした。トレア ネ ヴァイ タ ウル タイ オ タヒティ(創造の海である神の王国から舞い降りてきた羽のある天使)というような呼び名でその天使たちは呼ばれていました。



「聖なる八太陽神」




今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。

ク-プナたち、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように



aloha&pono








   


  

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代ハワイ物語 5

2016-09-18 14:41:10 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ

  毎日雨であまり気分もパッとしませんが。。いかがお過ごしでしょうか。一昨日は満月を長野の夜空で、久しぶりにムーンポーが大きく円になっている様子を堪能しました。翌日の朝戸隠神社の奥社、鏡池では晴れ間に恵まれ、素晴らしい参拝の時間も過ごしてきました。鏡池からの戸隠山の景色も素晴らしかったです。カウアイ島のアナホラから見える山の天に向かうポイントと全く同じ形をしたポイントがあり驚きました(上の写真:戸隠鏡池。山の中央に突起している箇所)。やはりここは天と繋がっている場所という風に感じました。ここでも奉納舞をしたいという気持ちになりました。冬至に雪が凄くなかったら行こうかなとも考えたりしています。前回の続きに入ります。

  テアヴェという名前は、二つの言葉から成り立っています。テ'アとヴェという二つです。

  テ'アは以下のような意味があります。1.輝くオーブ、炎の影、熱や温かさを放出する輝く光の源。 2.茎や枝が成長し実がなるといった生命を生み出す肥沃な根。 3.建造物を支える柱。 4.創設者、あるプロジェクトを立ち上げ、一生をそれに捧げる人。5.自分と類似種の子を生殖する生命力の強い父親  6.崇拝の的となる。

  ヴェは以下のような意味があります。1.何かの物体を詳細かつ綿密に検査、鑑定し、優越の仕分けをする人。2.物事に対して全てをよく観察し、公平な判断と素直な意見で最終的な判断を下す者。3.最高裁。4.今後は、これからは、この基盤から、これを元に、この思考から、この人生から。

  このような意味合いからも分かるように、ムーの人々が崇めていた崇高な神は、大変優れた高貴な存在であったと云えるでしょう。古代ハワイの神々の頂点に君臨しているのは、永遠の創造主であり、彼は永遠なる神界の最上階の王(Tarani 'I' Tu'o タラニ 'イ' テュ'オ)なのです。ハワイの先住民の間では、テアヴェのような全能の神には幾つかの呼び名があったのは先にも述べました。彼は、時にはI'O(イ'オ)とも呼ばれていて、それは、魂、内なる真の自己という意味です。テアヴェは、世界全体の源の魂なのです。

  彼はまたTe Tumu Nui (テ テュム ヌイ 偉大なる指導者)とも呼ばれ、彼を信じる者を神聖な真実と叡智により光を差し導いていったのです。

  Atua Hoho (アテュオ ホホ)ももうひとつの彼の名前です。その意味は、1.神のスピリットが内在する、あなたの共にいつも存在する神、時の終わりまであなたを樽守する神、魂の深淵な内部に静寂と共に存在するスピリット。2. 人間の中の最も深い場所に内在する”神の神聖な心に宿る聖なる炎から放たれる神々しい火花、それは神の一部であり人間の一部でもある。”

  彼は全ての人の魂の神苑に宿っており、その名は,Te Atua Uri (テ アテュア ウリ)とも呼ばれていました。その意味は、1. インスピレーションの神。2. 神聖な意志を元に生命に自分の息吹を吹き込み物質化させ命を与え子孫を誕生させた神 3.創造の神。

  テアヴェは、生命、命の主であり、健康を司る神でもあります。彼は、Te Atau Ra (テ アタウ ラー)、ラー神、太陽神です。しかし、ここでいう太陽というのは地球から空高くに見える太陽ではありません。この太陽は通常の私たちに見えない太陽で、地球から見える太陽よりもさらにスピリチャル・パワーの強い、高次元の太陽で、天界の上に輝く太陽のことです。

  この永遠の創造主は、またの名をI'ao(イ'アオ)とも呼ばれており、その意味は無限、世界、無限の光です。彼は世界の光の最高峰なのです。マウイ島にイ'アオ ヴァレー(谷)がありますが、この名前も偉大なるこの神を讃えるために付けられました。この谷にあります岩は、「The Needle, 針」と呼ばれていますが、ここはかつてハワイアンの人々がイ'アオ=テアヴェ神を参拝する神社のような聖地でした。

  もうひとつの名前は、Mauriora(マウリオラ)。ラーの永遠のスピリット、健康の永遠のスピリット、永遠の命のスピリット、という意味があります。彼は、全ての神々を超越した存在であり、宇宙の頂天に存在する神です。

  彼はまたラー、太陽という意味のTe Ra(テ ラー)とも呼ばれていました。その意味合いは、1.際立って優秀、優越な特性、純粋かつ完璧。2. 絶対 3. 無限、無限性。4. 物質的な事柄を超えた純粋なスピリット、未知。Teraという言葉をRaではなくTeにアクセントを強くつけて言うと、"あの"という意味があります。無限の存在というのは、時として、「例えようもない”あの存在(that)”」と表現することもあります。興味深いことに、東洋の宗教では、やはり神のことを That あるいは Absolute (絶対的)と呼びことがあるのです。古代イスラエルでは神Yhwhは、預言者モーゼスに自分のことを表現する時に "I am That I am." と伝えたのです。もしも、この文章をそのオリジナルの言語から再度訳すとしたら、"I am Ra I am" もしくは "I am the Absolute I am" あるいは” I am the Sun I am."(私は実にラーである、私は実に絶対(的存在)である、私は実に太陽である)とすることも出来るでしょう。

  更に古代エジプトでは、古代ハワイと同じように太陽神のことをRa(ラー)と呼んでいたのです。

  ここで古代ハワイの神官たちがかつて歌っていたチャントをご紹介します。創造神、全能の炎から運ばれて地球にやって来た小さな生き物の誕生の経過を表情豊かに物語ったテアヴェの歌 Pare Erima。古代ハワイの人々が理解していた人間の魂の創造の過程です。このチャントの制作者の名前は残念ながら残されておらず不明ですが、ムーの人であったということだけは間違いないでしょう。ここで紹介する歌は、Pareのほんの一部です。Pare(パレ)というのは、章節あるいは巻という意味ですが、「本来の秘儀を包み込むベール」というような意味もあります。(Pareの本当の意味は、テアヴェの家に属する認めたれたフラの先生であり神官の中だけに教えられました。)Dr.Emersonの著書"Unwritten Literature of Hawaii"の中に記されていたこの歌を私なりに訳してみました。

  人間の魂が誕生した光景を想像しようとする時、天の最上階から神の息吹に乗って地球にやって来たというような描写がされた時、実際に人間が体ごと飛んできたというような想像はしないでください。魂は、地球に生きている間は、地球に存在する物質によって形成されている肉体という衣を纏っていますが、地球上の人生を終える時には、また再びその衣を手放すのです。古代ハワイの人々が描写した誕生する魂たちをイメージする場合、小さいな発砲酒の泡のようなものが炎の神から輝きながらキラキラと飛び出していく感じを想像するとよいでしょう。偉大なる無限のスピリットは、黄金の光を放ち、その光は世界で最も輝いているが同時に優美であり、心を平和にしてくれるものであり、そこの淵から光る優しい青白い光から魂たちは誕生して地球へと放出されていったのです。以下は、Pare Erimaの訳です。

  偉大なる存在がこの世を形づけた
  天からの果実で満たした
  そして、すべてを天からの生命力で埋め尽くした
  神からその力は流れてきた
  地球の生命力の源でもある
  人間の生命力の源でもある

  天界の君主である神は
  人間のイメージを濃赤色に創造した
  それは自分の最高のレプリカとして創造した
  司は、すべての小さい生物まで無数の命を与えた
  天の最も高いところ、”火の目”からすべての生命は誕生した
  天界の太陽という花の深い中心から誕生した
  それは無限の王のいる場所

  天の王からその生命力を通して子孫が誕生した
  王の子供たちのスピリットはそよ風と共に王の廻りに存在する七つの神々を通じて
  放たれていく
  彼らは、永遠の領域の光から放たれる神聖な天界の虹から降臨した
  彼らは、この神聖な天界の中の王の胸から流れ出る川に乗ってここにきた
  天界の君主の元を離れてここにきたのだ

  彼から、その偉大なる神から、ムーたちは誕生した
  司の一番若いロイヤル・ファミリーのメンバーだ
  昇る太陽の静寂の中から
  光の呼吸と共に水輪のようにうねり広がっていった
  最上の存在の息吹から放たれて誕生した
  太陽ラーの顔の上から漂出した

  彼の最初の人間の子供はポーから喜びと共に生まれた
  神の道を流れ降りていった
  天界の花々の若い蕾は
  神である天界の王から放出されて出て行った
  先祖である君主の自分と似た神聖な存在として創造された
  最高のスピリットとして天国の神から降臨したのだ

  

  

今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。

ク-プナ(ご先祖さま、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように



aloha&pono






 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月ホ’オポノ・ポノ講座&フラin 東京

2016-09-15 14:11:36 | ワークショップ
アロハ ウハネ

すっかり秋の気配の清里ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
台風も連続していて、ぱっとしない天気も続いていますね。気持ちをアップするように深呼吸に取り組んでいます!
今日は十五夜。明後日は満月。お月様が見えるといいですね〜

今年の夏至以降、マヤ歴では新時代の幕開け。この台風の流れと合わせて、この満月の前後から新しい自分への変化に伴い、色々な思いや過去から引きずっているものが出ているかもしれませんが、全てを浄化し、リセットしていくチャンスです。暮れまでにスッキリと新しい方向が見えてきて、来年から実行していけるように、お手伝いできたら嬉しく思います。

11月の下旬の連休頃に今年も東京にてワークショップを開催致します。

11月19,20. 22,23日(土日・火水) 東京・代々木にて
(例年使わせて頂いている四谷スタジオは今年工事の為、代々木のスタジオになります。)

<古代ホ‘オポノ ポノの教え講座とフラ体験!>

人生について、より深く理解をもって、楽しく豊かに生きて行く為の知恵。
日本の古神道と太古ハワイの叡智は、つながっていて一つです。

ハワイ島のマヘアラニ先生の家に代々引き継がれてきた、他のポリネシアや西洋の影響を受ける以前の純粋な古代ホ‘オポノ・ポノ・ケ・アラを伝えるワークショップです。

日本とのつながりも交えて、著書「アロハ・スピリットー笑顔の幸側」で紹介された内容を解説付きでよりわかりやすく教えていく講座です。今年発売開始していますアロハ・ウハネ・カードも活用していきます。(ヒューレン博士の現代的なSITHホ'オポノポノとは、内容が全く異なります。)

2日目は、その教えを元に更に楽しいポノ体験をして頂くために、フラを1曲習います。今年は日本やハワイの火の女神を讃える古典、フラ・カヒコを習います。神聖な自然の神を体で体験してみてください。初心者でもご参加頂けます。4日間行いますので、1日か両日。お好きな日程をお選び下さい。


日程:

1日目:13:00~17:00 古代ホ‘オポノ・ポノ講座(先祖への感謝のチャントも習います。アロハ・ウハネ・カードも使います) 休憩あり。

参加費:8,000円 (本やカードをお持ちでない方でご希望の方は、当日ご購入いただけます。別途カード3240円/本1816円)


2日目:10:00〜16:30 フラ(ペレの曲:Aka Luna Ao O Pauahi)とチャント2曲(1.先祖への感謝・2.自己を活性化する)

参加費:10,000円

両方ご参加の場合、1000円offで17,000円


2日目共ランチ休憩90分あり。近くに食べに行きます。

<古代ホ‘オポノ・ポノの講座は、以前参加された方は半額となります。>

定員 1日目ポノ講座14名。2日目フラ12名。


場所:代々木スタジオNoah

山手線「代々木駅」、総武線「千駄ヶ谷駅」より徒歩5分、副都心線「北参道駅」より徒歩3分。お申し込みの際に住所をお知らせいたします。

---
皆さまのご参加を心よりお待ちしておりまs♪

お申し込みはお早めにお願い致します。

メールアドレス:alohaspirit@mx6.nns.ne.jp

HP下記ページからもお申し込みいただけます。
www.alohapono.jp

左横コラムのメールアドレスより、氏名、電話番号、ご住所を記載の上お申し込み下さい。
パソコンより返信出来るメールアドレスが必要です。




今月は、お彼岸。私たちを支えてくれているご先祖様を意識して、共に歩んでいる事を自覚し、自然の神々にも感謝を送っていきましょう。



aloha&pono
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代ハワイ物語 4

2016-09-11 09:39:03 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ

 Teave (テアヴェ) 永遠の創造主

  古代ハワイにおいて、信仰がどのように日々の生活に影響していたかを書き記しています。ですから、読者の方々にポリネシアの神々と神々同士の関係、また人間との関わりについて多少なりとも知識を持っていただくことが大切です。そのため、私は古代ハワイの教える天地創造をここにまず紹介したいと思います。
  テアヴェ神を信仰するヘイアウ(聖地)の神官たちが、古代ハワイの信仰においては最高位の存在であり、彼らが説く天地創造は以下のような内容です。

  「この地球から見える太陽ができるずっと昔、時間の始まりの時、ポーの世界が広がっていました。ポーの世界は、広大な宇宙空間であり、真っ暗で雲や霧のようなものが漂い、冷たく、寒く、ボルテックスがあらゆる方向に回転してぐるぐると廻っているだけでした。」

  「その頃には、この広大な宇宙空間の中に生命体はたった一つだけでした。そのたった一つの生命体というのが永遠のスピリット、テアヴェでした。太陽神ラーがポーの聖殿の中でテアヴェを太陽の根源の君主と任命しました。これから創られる世界の君主となる存在です。」

注釈:Ra (ラー)とは、太陽という意味ですが、地球上から見える太陽ではなく、天界に存在する太陽をことを示しています。

  「その頃、ポーの世界の一番上の方だけが一つの光の根源を元に明るく照らされていました。地球がこれから出来ようとしている空間にはまだ何もなく深海のようなところでした。その一つの光の源からポーの世界全体に神々しい赤黄金の光がビームにように照らしています。太陽からの光線、神からのエナジー、が四方八方に広がります。そのまばゆさは、その光の源である球体の中心、目には見えないラーのスピリットのハートの中心に宿る青白い炎から放たれているエナジーの反射から起きているのです。彼は不死の存在であり、火のスピリットの根源であり、全能なる炎の創造主なのです。彼は、彼のスピリチャルなエッセンスを元に、その神聖なエナジーを使って、この世の全てを創り出したのです。そしてやがて、彼の意志の指示に従って、そのマインドで色々なものを物質化させていきました。」

  「テアヴェは、宇宙空間にmanna(マナ)の息吹を吹き込みました。そしてカオスから秩序を創っていきました。(マナとは、スピリチャルなエナジーであり、空間全てに存在し、生き物全てに生命力を与えています。マナなしには、どんな生命体も生きていくことはできません。)そのマナを吹き込んだことで、宇宙の混乱状態はそこで終わりました。薄暗いポーの世界に、テアヴェは、Ora(オラ、太陽ラーの命)という言葉を発音することで、あやゆる生命を誕生させました。ラーから発せられる”宇宙の創造の力”にテアヴェはTau Tahi (タウ・タヒ、十字の輝く白い光)」を放ち、その力を動かしていきます。太陽からの光線は、ラーの目から発せられます。そして、”意志”を使って宇宙のしかるべき方向に向けて行き届かせ、その永遠に存続する世界を創造し、力を添えて行ったのです。このようにして、ポーの闇の世界に命が誕生しました。」

  ハワイの天地創造の物語もギリシャやローマの神話と同じくらい複雑で理解するにはとても難しい内容です。ターネとテアヴェのことについても似た様に見える立場であり、読者からはその違いが分かりにくいかもしれませんので、ここで説明しますと、テアヴェは、父でもあり母でもあり、天界を統治する存在です。ターネは、その息子になります。父としてのテアヴェから放たれるエナジーは、ターネをも通してしかるべきところへと流れていったのです。

  テアヴェは、天界と地上での自分の仕事を手伝ってくれるロイヤル・ファミリーを創りあげました。そこで娘、Na' Vahine (ナーヴァヒネ)、別名:女神のUri Uri (ウリウリ)を創りました。テアヴェとエリエリ(ターネ)とウリウリで聖なるトリニティであり、天界の最頂点にあるHare a ta Ra (ハレ ア タ ラー)、太陽の家に住んでいました。


  テアヴェは、全知全能の炎の創造神であり、太陽ラーの君主。ターネ神は、その男性的なエナジーを担当していて、ナーヴァヒネは、その女性的なエナジーを担当する役割となったわけです。ちなみにナーヴァヒネとは、"付随して起きる、二次的な"という意味があり、また平穏、平和の女神とされています。

  テアヴェの長女はターネの妻となり、天の聖母となりました。彼女は、一般的にはMarama(マラマ)と呼ばれていて、月の女神として知られています。彼女を崇拝するものは、Ta Vahine Te Ra (ター ヴァヒネ テ ラー)、太陽ラーの女神とも呼んでいました。またTe Ra Vahine(テ ラー ヴァヒネ、Lady That - あの女神)とも時々呼ばれました。

  テアヴェという名前をつけた賢者の古代ハワイアンは、その中にフナ、秘密の暗号を託しています。私の調査や古代からのチャントの解釈からするとこの名前は明らかに沈んだ幻の大陸ムー(科学者がつけた名前:レムリア)から由来するとものと考えられます。古代ハワイアンは、このムー大陸を時として「ターネが隠れている大きな島」とも呼んでいました。もう少し一般的には、Ta Rua(タ ルア)あるいは Havai'i-ti (ハヴァイ’イーティ)と呼ばれていました。ハヴァイ’イーティとは、「ハヴァイ’イという命が芽吹いて、広がり成長したところ」というような意味です。そこの住民は、ムーと呼ばれていました。現在のハワイアンの祖先であり、文明と信仰の体系の原点のようなところです。

  テアヴェという名前は、二つの言葉から成り立っています。テ'アとヴェという二つです。

。。。この続きは、また次回〜、だんだんややこしくなってきましたね。。笑



テアヴェ神の十字 - 炎の神、すべての生命を創造した全能の炎とされています。

カミムラ注釈:ターネ神の十字ともよく似ていますが、テアヴェが父、ターネが息子です。シンボルの微妙な違いを比べてみてください。




今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。

ク-プナ(ご先祖さま、スピリットたち、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように



aloha&pono











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代ハワイ物語 3

2016-09-04 13:49:17 | 古代ハワイ・クムリポ
アロハ ウハネ



Tane (タ-ネ)、天なる父

  古代のハワイでは、何か重要な行事がある時には、必ず祈りから始まりました。この本は、私にとって最初の本ですので、もちろんとても重要な行事です。ですから、ハワイの神々について語る前に伝統的なタ-ネへの祈りから始めたいと思います。キリスト教の影響を受ける前のハワイです、天なる父は、タ-ネでした。賢者たちは、タ-ネというスピリチャル・アイデンティティである名前の大切な意味を保持してきました。1819年には、宣教師たちによってムーからの信仰、タフナイズムは、廃止・禁止となってしまいましたが、まだ長老たち、カマアイナ(先住民)の中でタ-ネの名前が先祖たちにどのような象徴があるのか、その知識を持っている人たちは生きていました。

  タ-ネ(現代ではカ-ネ神のこと)は、「赤っぽい黄金の太陽の光を放った神」とされていました。彼は、「生命の水」(vai ora) が 吹き出す噴水のような存在です。タ-ネの神聖な呼吸を通してmanna(マナ)、スピリットのエッセンスである"生命の水"が全ての空間と生命にエネルギーを降り注ぎ養っているのです。彼は、全ての命のスピリットのエッセンスを含むすべてを"支える根っこ"であり、蔦が伸びて、広がり、実っていくのを全て支えている存在です。「天なる父から噴水される生命の水は、滝のように大地に広がり、そこから彼の子孫が美しい花々の花びらのように太陽に向かって広がっていく。」タ-ネ神の存在は、よくこのように詩的に表現されていました。彼は神聖な親としてハワイの人々の産みの親なのです。そして、人類のデザイナーであり、彼の清いスピリットから男性を創りだしたのでした。

  タ-ネは、また古代ハワイ人からいくつかの呼び名で知られていました。一つは、崇高な敬愛を込めて、Tane nui a te'a (タ-ネ ヌイ ア テ' ア)と呼ばれており、その意味は、崇高な十字の光でした。彼のその姿は、輝く赤い炎のような十字架の光として崇拝者たちの目に時々現れたのです。またの名前をTe Atua Noho I Ta Rani (テ アテュア ノホ イ タ ラニ)、天界に棲む神。Te Heiau o Te Ra (テ ヘイアウ オ テ ラ)、太陽の聖地、Rani Iuiu (ラニ イウイウ)に棲む Tarani o na rani,(タラニ オ ナ ラニ)、神の中の最高神 などとも呼ばれていました。またTa Vaiora mauroa ia na Tane (タ ヴァイオラ マウロア イア ナ タ-ネ)、"生命の水を永遠に奔出するターネ神"という風にも表現されていました。

  次に訳した祈り、Pure Tuiri (プレ テュイリ)は、Malo氏の著書"Hawaiin Antiquities"に紹介されていたものを私が英語に訳したものです。この内容には、タ-ネ神が昔のハワイアンにとって、どのような存在だったが表されていると思い興味深い内容です。タフナたちが神々に対してどのように祈りの言葉を活用していたかが分かります。大変に美しいもので、神が注意深く聴いてくれていただろうと思われるような響きです。

Pure Tuiri


   一つになって、天空の王たちに祈りを捧げよ!
  驚異的な天界の王たち、テュー、カーネ、ロノ
  上に持ち上げられた天界、オー ターネ神よ
ターネは、マナの神

  フラのダンサーたちの足をしっかりと支えるマナの力
  
  声を沈めたまえ
  飢えに苦しむ声、竹の音、オヒアの樹々の音、
  オヒアの神は、山森の神
  祈りが受け入れていただけるように、天界に声をもちあげよ

  天界よ、我らの祈りを受け入れたまえ!
  天界にマナが永遠にありますように!
  天界に豊かさが永遠にありますように!
  祝福が天界に広がりますように、天界の最上界に!

  祈りは自然と広がっていくであろう
  一つになって祈ろう、ターネ神の君臨が永遠でありますように!
  天界の壁は強く保たれるであろう
  祈りは完了した!一つになって捧げん



  タ-ネの神聖化された名前は、Eri Eri (エリエリ)と云います。興味深いことに偶然にもイエスの天なる父の名前と同じです。イエスは、最後の言葉の中に秘密を明かしました。彼は十字架の上で、最後に "Eli Eli Lama Sabac Thani Eli Eli"と言ったのです。この Eli Eliを聖書では、「神よ 神よ」と訳しています。イエスは、最後に「我の父よ、私の地球での使命は終わりました。どうか太陽の光によって私に栄光を与えてください」と祈ったのです。神のことを父と呼び、自分のことを人の息子(Son o f Man)と言っていたのは不思議です。 ハワイでは、Eri Eriという呼び名は大変神聖なものとして扱われており、神官のみがその名前を祈りの中で声にすることが許されていました。神官以外の人が活用することによってその神聖さが薄れてしまわないようにそのような掟があったのです。
  
  以下の祈りの歌もタ-ネ神を讃えるための詠唱歌です。一行一行が真正な祈願であり、純粋な古代ハワイのスピリチュアリズムであり、高尚な内容であると云っても過言ではありません。私なりの英訳文章を以下のようにアレンジしてみました。

He Pure I O Tane E, Te Hatu O Havai'i (ハヴァイ’イの神、タ-ネへの詠唱歌)

天を創造した神タ-ネを讃える!
我々の祖先なる天界
地球に恵みと祝福の光を浴びせる  
我々の善なる天界
讚えよ!天なる父を讃えよ!  

光をもたらす、万能の神よ
息吹を!青い天空の中の太陽なる社から、
人々へ無限の神の叡智を吹き込みたまえ
命を!神の神聖な息吹を通じて我々に生命の力を与えたまえ
あなたの子孫である我々に健康の恵みを!

人々に温かく慈悲深い神よ
あなたの愛で私を包みたまえ

偉大なるスピリット、神よ
神聖なエリエリ!
私の祈りはこれで終わります
祈りよ、自由に解き放たれ、天に飛んでいけ!




<タ-ネ神の十字架>
中央が太陽であり、そこから十字に広がる形。これはタ-ネが火の神であったことを示唆する。

注釈:火の女神はペレとして知られていますが、ターネ神も色々な側面を持っていたということです。太陽と重要な関わりがある最高神。太陽の重要性は、ここでも出てきます。日本でもアマテラスが重要視されているところにも同じムーの民として共通点があります。太陽は霊界でも神界でも大変重要であり、中心的な存在、光の源であるわけです。






今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。
ク-プナ(ご先祖さま、スピリットたち、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように


aloha&pono





  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする