黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

北京五輪 日本女子代表チームメンバー発表

2008-07-08 23:02:48 | 女子サッカー
北京オリンピック日本女子代表チームメンバー

【スタッフ】
団長:大仁邦彌〔JFA副会長〕
監督:佐々木則夫〔JFAナショナルコーチングスタッフ〕
コーチ:望月聡〔JFAナショナルコーチングスタッフ〕
GKコーチ:前田信弘〔JFAナショナルコーチングスタッフ〕
フィジカルコーチ:広瀬統一〔早稲田大学 (7/15~7/25)〕

【選手】

GK福元美穂(24) 〔岡山湯郷Belle〕
GK海堀あゆみ(21) 〔INACレオネッサ〕

DF池田浩美(32) 〔TASAKIペルーレFC〕
MF加藤與惠(30) 〔日テレ・ベレーザ〕
MF澤穂希(29) 〔日テレ・ベレーザ〕
MF原歩(29) 〔INACレオネッサ〕
FW荒川恵理子(28) 〔日テレ・ベレーザ〕
DF柳田美幸(27) 〔浦和レッズレディース〕
DF安藤梢(25) 〔浦和レッズレディース〕
FW丸山桂里奈(25) 〔東京電力マリーゼ〕
FW大野忍(24) 〔日テレ・ベレーザ〕
DF近賀ゆかり(24) 〔日テレ・ベレーザ〕
DF矢野喬子(24) 〔浦和レッズレディース〕
MF宮間あや(23) 〔岡山湯郷Belle〕
DF岩清水梓(21) 〔日テレ・ベレーザ〕
MF阪口夢穂(20) 〔TASAKIペルーレFC〕
FW永里優季(20) 〔日テレ・ベレーザ〕
MF宇津木瑠美(19) 〔日テレ・ベレーザ〕


【予備登録選手】 (7/20まで帯同)
GK山郷のぞみ(33) 〔浦和レッズレディース〕

MF鮫島彩(21) 〔東京電力マリーゼ〕
DF熊谷紗希(17) 〔常盤木学園高校〕
MF後藤三知(17) 〔常盤木学園高校〕

12年前の1990年代後半の女子サッカーの状況は、バブルが弾け、悲惨なものでした。
そんな中で読売グループのベレーザ+メニーナは何とかこらえ続け今日に至ります。
今回選出された20代後半の選手にメニーナ(あるいはベレーザ)出身者が多いのは、10年前、まともな養成チームが東はメニーナ(神奈川に限っては横須賀シーガルス)、西はラガッカ(当時のパナソニックの下部)ぐらいしかなかったからでしょう。(高校では本庄第一や湘南学院)

26歳と22歳のあたりが薄くなっていますが、26歳くらいの選手の年代は五輪の出場権を逃した影響で10代の頃は女子サッカーが下火になっていた世代、そして22歳くらいの選手の年代は(ちょうど鮫島選手の年代なんですが)いわゆる「谷間の世代」と言われた年代で年代別代表の編成しても国際試合で勝てなかった世代にあたります。

その下の世代くらいになると、なでしこリーグが整備され、高校女子サッカーやユースサッカーも盛んになり、年代別代表も度々招集されるようになってきます。
ベレーザの原選手らにより年代別代表ではアジアNo.1になりました。
常盤木・神村・メニーナ時代と言っていいのではないでしょうか。


さらにU-15トレセンが整備され、全国にスカウト網が広がり、JFAアカデミー福島が設立され、ユース世代の競技人口も増え、年代別代表による国際試合も度々行なわれるようになった今日の10代はおそらくこのままで順調に伸びれば世界ランク上位のレベルに達すると思われます。
この世代になるとレッズレディースJrユースが台頭してきます。

もちろんこれから進歩する為には、なでしこリーグという国内トップリーグの基盤が安定していることが前提ですが。

たぶん、次のロンドン五輪の主力は、宮間と阪口が中盤を構成して、宇津木選手の世代、いわゆるチリで行なわれるU-20日本代表が数多く加わると予想しています。

とはいえ、リーグで出場機会の無い宇津木選手を代表に選出しなければならないのはしっくりしません。
この辺はリーグの在り方を問われそうです。

それにしてもプロが増えましたね。
大学生の岩清水、永里、宇津木を除くとほとんどプロかノンプロ。
近賀が珍しいくらいです。荒川も。


GKについて、昨今の状況から山郷の代表落選は妥当だと思います。
予備登録というのが、微妙なクッションになったかなと。
実力的にはアルビのGK大友選手やベレーザの松林選手あたりの突き上げもあり、この辺のメンバーの予備登録の可能性もあったんじゃないかと思われます。
でも練習に参加していないので、予備登録は山郷ということに。
五輪後は東電の天野も含めてまた横一線からのスタートになると思います。
前田GKコーチはよく大友選手のことを見にきていますから、もし今年前半に怪我をしなければ、代表合宿くらいには呼ばれたんじゃないかと思ったりもします。

代表は国際試合を想定しているので、それもアメリカ・ノルエー・ニュージーランドと言ったヨーロッパ型の大型チームがグループリーグの対戦相手なんで、大型選手を中心としたこの人選はそうだろうなっていう感じです。

若干気になるのはCBで、豊田が選外になっていまったので、もし故障者が出たらどうするのかなと思いますけど。
矢野がいるから問題ないっちゃ問題ないのですが、原の枠をCBの出来る選手に当てても良かったんじゃないかとは思います。
先を見据えるのなら大型CBの熊谷を入れても良かったような気もするんですが、そんなに余裕はないですか。

山口麻美が選ばれなかったのは、山口自身がこの代表チームにマッチできない何か原因とかがあるからでしょうかね?

ところで佐々木監督は宇津木をどう使うつもりなんでしょう?
 

JFAアカデミー福島

2008-07-08 07:30:36 | 女子サッカー
菅澤優衣香選手がJFAからの研修でアルビレックス新潟レディースへ来ているので、近頃JFAアカデミー福島の活動が気になる。

そこで参考になるのが、Diary

エリート教育っていうのは、いろいろと工夫されているんだね。

毎週末になでしこリーグに出場してヘロヘロになって福島へ帰っていく菅澤選手を見ていると、次の週までにちゃんとごはんを食べて体重を戻してくるかななんて心配をしているのだけど、そこを自らがコントロールできるようにさせるトレーニングをしているのがJFAアカデミー福島なんだね。

まあ一人暮らしでは当然やらなければならないことなんだが。

菅澤選手は、高校では何部に所属しているんだろう?陸上部かな?それとも帰宅部かな?

菅澤選手には今年の体験を大いにJFAアカデミー福島の後輩達に語ってもらって、来年以降もアルビレックス新潟レディースで選手受入れができるように、そしてアカデミー生に希望されるようになれれば最高の結果なんじゃないだろうか。

学習時間を相当取っているし、外国語をはじめとしたコミニケーション技術の育成に力を入れているよね。
高校生からディベートを訓練するなんて恐ろしや。

たぶん日本でも有数の進学校以上の学習環境なんじゃないだろうか?