野球の試合の解説者が良く言うことですが、あの場合はバント
にすべきだったとか、ピッチャーの交代をもっと早くすべきだっ
たなど、結果を評論する場合が多い。でも、ものごとが終わって
からならば何とでも言えます。
こういうのを「後講釈」と言うのでしょう。
さて、今回のコロナ災害です。 アメリカではトランプになって
から、経済に直接関係のない疫病を研究する施設を大幅に削減し
たために、情報が欠乏して今回の大流行をもたらしたと言われる
し、フランスでも新自由主義の帰結として医療に裂く人的・経済
的資源を削減し、その結果人口呼吸器備蓄やマスクが足りなくな
った。 感染者の多くを占める介護施設も切り詰め発展途上国の
水準になっているという。 新自由主義は必ずしも「人間を幸
せにするのではない」と一部の識者が主張していましたが、こう
いう主張は決して「後講釈」ではありません。