30.11.07 件 (くだん) N0.2069
伊豆の下田の「りょうせん寺」に「くだん」が祀られています。この
くだん」とは、生まれたばかりの「牛」でしが、人間の言葉で「近く天
下に大きな災難が発生する」と予言して直ちに死んだのです。
そしてその予言通りにペストだったかこれらだったかが大発生して多く
の人が感染して死亡した・・・と伝えられています。
この言葉を発した牛のことを人遍に牛と言う字を付けくわえて「件(く
だん)」としたのです。
それ以来、まちがいのないことを証して「くだんの如し」と言ったのです。
いまどき「くだんの如し」なんて言ったって「なんのこっちゃ」と言われ
るでしょうが・・・。