小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

共和党

2016-04-03 19:55:16 | 日記

         28.04.04         共   和   党     NO.1120

 アメリカの共和党は累進税率についてこう考えています。  累進税率は勤勉・節約・能力・能率に

罰金を科し、怠慢・浪費・無能・非能率に対して補助金を提供するものだ。貧者も富者も同じ税率

を課すことが平等なんだ。

累進税は産業の進歩や速度を落とさせ、福祉や善意の名のもとに行われる行政の権力行使によ

って不平等を招来するものだ・・・と。     でも、資本主義は共産主義に勝利したとは言っても、

アメリカの資本主義はドイツ・フランスに代表される西欧に資本主義と全く違っている。

それは労使関係において顕著だ。  ドイツでは1951年から、一定規模以上の企業の監査役に

労働者代表が加わる制度が拡大してきたし、その監査役は日常経営を行う取締役会の上部にあ

って、人事権を持っておりアメリカの取締役の権限と同じ権限を持ち、労働組合の同意なしに人員

整理など行うことはできない仕組みになっており、日常経営に携わる取締役は主要な案件を実施

する場合には、労働者代表の取締役の同意が必要だという。

フランスでも従業員50人以上の企業では労働組合を作ることが義務付けられており、一般の労

働者組とは別に幹部社員による組合も別に造られ、労使協議の場で調整役を勤めるなど、民主

的でクリーンな制度になっている。

*「ガルブレイス」 伊東 光晴著 岩波書店 を参考しました。

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