あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

お疲れ様!おおさど丸@神田造船回航

2014年04月14日 | 船ネタ
新潟県佐渡市に本社を置く佐渡汽船は老朽化した、「おおさど丸」の代替として
呉市川尻町の神田造船に発注し建造していた、カーフェリー「ときわ丸」が、
3月末に引き渡され、4月8日から佐渡汽船の航路に就航。
「ときわ丸」の就役と引き替えに昭和63年4月から新潟港から佐渡・両津港の航路で
26年間活躍していた「おおさど丸」が4月8日で現役を引退しました。

4月10日夕方に新潟港を出港し、4月12日に故郷でもある神田造船所に到着する事を知り、
呉市に到着する4月12日に撮影に行ってきました。
当日は夜勤からだったこともあり、自宅のパソコンからマリトラを確認すると
山口県の周防大島沖から愛媛県の怒和島沖の伊予灘を航行中でした。
呉市川尻町の安芸灘大橋での俯瞰撮影も考えたものの、自宅出発前に再度確認すると
意外にも「おおさど丸」の速力が早く昼までに神田造船には到着しそうな勢いだったので
安芸灘大橋は諦めました。
向かった先は呉市広小坪と仁方町の間の海岸沿いです。

撮影地に向かっていると「おおさど丸」が姿を現しました。
この時点で10時前でした。

撮影地に到着後、10:15頃に「おおさど丸」がやってきました。
新潟と佐渡両津港を26年間運航していた「おおさど丸」ですが、
船体の汚れが痛々しかったです。

真横から

2本のファンネルが特徴だった「おおさど丸」で
船体側面には「SADO KISEN CAR FEREY」のロゴが書かれています。

船尾側
船尾側の車両甲板のランプゲート上までデッキがあるのも「おおさど丸」の特徴


安芸灘大橋に向かう「おおさど丸」
コレが「おおさど丸」としての最後の航海の姿だと思うと寂しそうに見えました。
安芸灘大橋からは数名の方が撮影されていたようです。
橋の下を通過したのを見届けたのは10:21頃でした。

「おおさど丸」は1988年4月24日に就航、2,344,630km(地球約58周分)を航海
新潟港~両津港の距離で計算すると、約17,445往復だそうです!

今回の神田造船への回航で佐渡汽船の船して、最後の航海となりました。
神田造船では点検や整備など第二の人生に向けて準備を行い、
その後は中国に回航されて改造されるそうです。
改造後はヨーロッパで第二の人生を送る事になるそうです。

お疲れ様「おおさど丸」!!

おおさど丸 要目
総トン数 5,373トン
全長 131.9m
幅 21.0m
主機 ディーゼル×2基
速力 22.6ノット
最大旅客定員 1,705人
車両積載能力 大型バス30台と乗用車50台
または乗用車190台
起工年月 1987(昭和62年)年5月
竣工年月 1988(昭和63年)年1月
就航年月 1988(昭和63年)年4月24日
退役年月 2014(平成26年)年4月8日

新潟港出港の模様が佐渡汽船旅行ツアー情報ブログと非公式のツイッターに写真が
掲載されています。
http://blog.livedoor.jp/sadoryokou/archives/7202631.html
https://twitter.com/SADO_SEALINE

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2 コメント

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Unknown (ペンミ)
2014-04-14 23:56:21
「おおさど丸」のお出迎え、お疲れさまでした(^o^)/
呉側からでは遠いかと思いましたが、けっこうしっかり見ることができたようで頑張って行かれた甲斐がありましたね!

佐渡汽船関係者さんのツイッターとブログのリンク、拝見しました。
個人的な縁がなかった私でさえ感慨深いのに、実際に長い間ずっと一緒だった皆さんの「おおさど丸」への思いは言葉では言い尽くせないほど深いのでしょうね。
私も近々出かけて行って、最後の姿を一目でも見ておきたいと思います。
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Unknown (あきじ)
2014-04-15 22:19:28
>ペンミさま
呉側からでは遠いかと思いましたが、意外にも近かったですよ。
流石に安芸灘大橋までは遠すぎましたが…

26年間も共に歩んで来られた方もいるでしょうから、言葉では言い尽くせないでしょうね。

私も神田造船にいる姿を一目でも見ておきたいですが、行ければいいですが…
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