山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

杉並区政新基本構想の土台にSDGsを!ゴール、13から15は「環境」。気候変動問題・海と陸の資源に対し、人間だけでなく動植物が暮らす自然の持続可能性について

2021-01-01 | 議会・一般質問のご報告

つづき

ゴール13、気候変動に具体的な対策を 

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる!

大型台風やゲリラ豪雨、酷暑など気候変動による脅威は年を追うごとに増している。住宅都市すぎなみとして、気候変動への具体策を、これまでの成果を踏まえ喫緊の課題として、杉並のゴールは何かの熟議が必要。住宅施策とまちづくりにおいても具体策があると考え提言を続けてきた。その進捗を問う。

Q21 平成23年質疑 一歩先行く、環境配慮の良好な住宅ストック形成を目指せ!

当区が目指せる改善策として、良好な住宅ストック形成に向けた具体策を探るよう要望するがどうか。

A21

現在、国は、長期優良住宅の認定制度や、低炭素建築物の認定制度、建築物省エネ法による規制などにより、建築部門の地球環境への負荷軽減対策を行っている。区としてはこれらの国の政策が、良好な住宅ストック形成につながると考え、法制度の着実な執行に努める。

Q22 平成24年質疑 環境配慮のまちづくりの推進を!

『都市計画的な低炭素化の構想として建物や設備・機器の省エネの強化・徹底が重要だが、それだけでは不十分で、都市づくりに環境・エネルギー施策を取り込み、都市計画を舞台とした低炭素まちづくりの全国展開を図ることが有効』という、都市計画家である伊藤滋先生のお考えをご紹介した。当区の認識と区政に活かされている具体的な施策はあるか。

A22

杉並区まちづくり基本方針で「低炭素まちづくりの推進による環境負荷の低減」を掲げ、総合的に事業を進め、環境負荷の軽減を図るとしている。区政に活かされた具体的な施策は、平成29年の下高井戸おおぞら公園開園など、公共施設におけるグリーンインフラ活用や、低炭素化推進機器等の導入助成を実施。

ゴール14、海の豊かさを守ろう

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する!

SDGs未来都市として、プラスチックによる海洋汚染に対して、横浜市は「プラスチック 資源循環 アクションプログラム」を取りまとめた中で、SDGsの様々なゴールにつながっていると明確に位置付けている。

ゴール15、陸の豊かさも守ろう 

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および回復及び生物多様性の損失の阻止!

森林環境譲与税を都市と山村との交流事業として、世田谷区では、群馬県川場村と共に「こども里山自然学校」を作るなど、自然のめぐみにふれながら交流を行うことで、陸の豊かさを学ぶ機会を作っている。

 

要望:ゴール15、16は他自治体の事例も参考にした取組みを求める。

(つづく)

 


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