山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

2022.6.19 杉並区長選挙と区議補選の投票日です!

2022-06-02 | 活動日誌

間もなく6月19日(日)は、杉並区長選挙と区議補選の投票日です。

現在のところ、知りうる限りでは杉並区長選挙には3名(https://go2senkyo.com/local/senkyo/21739)、区議補選には8名(https://go2senkyo.com/local/senkyo/23014)が立候補を予定されています。

本来であれば、統一地方選挙で一斉に改選を迎えるはずですが、前杉並区長が突然辞職されたことから、この時期に区長選挙、同時に区議補選(今回は1議席)が行われ、そして、来年の今頃は私も改選を迎える統一地方選挙が行われます。その為、区議補選でご当選される方も、来年には改選となります。

 

近隣自治体では、練馬区長選が4月17日(https://go2senkyo.com/local/senkyo/22742)、中野区長選が5月22日(https://go2senkyo.com/local/senkyo/21738)に行われ、何れも現職が当選されています。

 

区政は国政においては議論が分かれるような、例えば憲法論やイデオロギー、脱原発などによっては直接的には左右されず、教育・福祉・都市計画分野など、極めて区民生活に密着した実践の場であり、住民に具体的な解決策を提示しながら進めて行く物と考えています。

自治体の首長は予算執行権と人事権を持ち、区政のかじ取りが任される重責であり、強力な権限を持っています。

 

区長候補者は、現職ならこれまでの区政での実績、庁舎内の組織づくりや議会運営、そして区民を始めとした人への接し方などから感じる事が出来る人となりなど、あらゆる角度から評価をされ、また、新人候補者であれば、他分野であっても実績と、今後の可能性を区民がどの様に評価をするかが大きく得票に表れると考えています。

とはいえ、現職区長はこれまで区政において行ってきた全てが実績となるかというと、私はそうは考えていません。区政の中には、区民や議員からの提言で、新たに区が取り組む事とした項目が多くあるからです。

本来的に言えば、区長自らが課題意識を持ち、調査研究を重ね、独自の取り組みを進めてきたもののみを実績とするべきと考えています。

私自身の選挙の時には、この部分の線引きを自分なりに細かく精査をしてから実績として掲げ戦ってきました。

 

私の区長選挙における評価基準は、まずもって、どの候補者が区政の安定を図れるかです。57万人の区民が不安定な区政の中にあっては大変困ります。区政は常にバランス感覚を持ち、平常時であっても、また、震災などの災害に遭ったとしても、全力で区民生活を支えて行く事が必要ですし、首長には覚悟が必要です。

 

そして、人間性。

人の為の政治をするのですから、首長自身の人間性は、そこから生み出されるあらゆる施策に反映されていく物と考えています。大きな権限を持つからこそ、その力をどの様に使っていくのかが重要です。論功行賞の様に、自分への支援の大きさと引き換えに、各議員の政策を取り上げて進めて行くといった事はあってはならないと考えています。ましてや、それが区民に対して同様の動きがあるとすれば、間違った方向性であると考えます。

一言で言えば、首長は徹頭徹尾、公平・公正・公益をもって、区民の為に力を尽くすべきと考えています。

 

加えて、先見性。

今後は自治体にもDX戦略や地球温暖化対策など、待ったなしの具体的な対応が迫られることは必須であり、他自治体に遅れることなく、杉並ならではの施策を、先見の明を持って区政に臨んでもらいたいと考えています。そのためには、常に社会に対して視野を広げ、必要であれば他自治体の動きを知るための視察を繰り返し、何が杉並区にとって必要かを常にブラッシュアップして独自の考えをまとめ上げ、実行していく力が必要だと考えています。

 

そして、新しく区議となる方に臨むことは、今の議会に新しい風となってくれることです。どうしても人間関係や考えが固定化してしまうからこそ、都政の動きを取り込んでいく事や、その人自身の信念を持った政策を掲げ、実行していく事で、私たち先輩議員も大いに触発され、新たな視野を広げさせてくれる”風”となってくれる事を願っているのです。

 

兎にも角にも、もう直ぐ選挙。

 

多くの方のご意見が反映する区政を作るには、投票率のアップは絶対に必要です。より良い区政の為に、有権者の方には是非投票に行って頂きたいと切に願っています。

 

この写真は、懐かしい12年前の区議補選の頃のものです。憧れの小宮山洋子さんとの一枚。人生の中でも思い出深い一コマです。しかし、それまでインテリア設計をしていたものの、突如として慣れない政治活動を始めたころで、表情が疲れ切っていますね。家では訳が分からいまま、ママの帰りを待つ息子が。5歳児にとっては試練だったのかも。