2016 浜崎祇園祭 6(3基の山笠が夕日に映え黄金色に輝くと) 《佐賀県唐津市浜玉町》 goo.gl/CDnzhu
— hide (@HakataBay) 2016年7月30日 - 06:40
町々の角では高さ15mの山笠が大きく方向転換をする。
山車に取り付けられたロープを必死の形相で男たちが引くと、木製の車輪が路面と擦れてキーキーと悲しい音を出す。
後ろの梶棒を押す男たちも顔を赤くして棒を押す。
最初はレンズを向けられることに戸惑いがあった少女も、破顔一笑素敵な笑顔をくれた。
日が西に傾くにつれ、町のあちらこちらで奏でられる祭りばやしの音色にも熱が入ってきた。
子供たちも宵闇迫る祭を楽しんでいる。
どこか雅で軽やかな祭り囃子に合わせ、大人も子供も飛び跳ねる。
カメラ目線の女の子が飛ぶタイミングに合わせてシャッターを押し続けた。
それが通じたのか、飛び上がった瞬間にニコッと笑ってくれた
着物姿の外国の女性を見かけたので、声をかけ山笠の前に立ってもらった。
数日後には帰国の予定だったので、いい記念になったとは思うのだが。
いまいちカメラの調子が悪かったので、ついつい焦ってしまいこの場所を伝えられなかった。
7時を過ぎて夜の帳が下りる頃、山笠の提灯に灯がともされ人形達が照明の光で浮かび上り
高さ15mの山車に飾られた人形たちが武者震いを始める。
浜崎祇園祭には多くの子供たちが参加している。
同じような地方祭ではどこも、子供たちの参加が減ることを嘆く声を聞く。
このお祭りを見学させてもらって、子供たちの元気の良さを感じとることができる。
学校ぐるみで地方祭への参加を促している話はよく聞く、博多祇園山笠の中心的担い手である博多部では都市化で少子化が進んだ。
このため、福岡市も定住促進と祭りへの参加を呼び掛けている。
いくつかの小学校が統廃合された奈良屋小学校では、山笠への積極的な取り組みが行われている。
初めの頃は元気にロープを引いていた女の子も、気持ちよさげにお父さんの腕の中で夢の世界を彷徨っている。
お父さんにお願いして気持ちよさそうな寝顔と山笠を撮ってみた。