おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2016 海を渡る山笠小友祇園祭 (暑さにも負けす子供山笠が動く) 《唐津市呼子》

2016年07月18日 07時00分42秒 | 日記

 

 

佐賀県唐津市呼子町までは、都市高速と西九州自動車道を利用して2時間もかからずに着くことができる。

呼子町は玄界灘の活魚の町であり、イカの町である。

新鮮なイカ料理を求め、多くの観光客が年間を通じて訪れる。

小友祇園祭は、毎年旧暦の6月14、15日に行われるため休日に行われるのはまれになる。

今年は仕事をやりくりすることもなかったが、町内の行事のため出発がやや遅れた。

海水浴シーズンを迎えたために西行きは、車が混むだろうと思っていた。

スムーズに走れた都市高速から前原道路に入った途端2kmを超す渋滞。

料金所まで延々と車が連なっている。料金所では閉鎖したゲートが2か所もあるのにクローズしたまま。

ETCレーンを増やせばいいのに1ケ所のまんま、クローズしているゲートを開ければいいのにとぶつくさ言いながら西を目指した。

結局、呼子でお魚ランチにはありつけず、カロリーメイトですませた。

 

小友漁港に着くとすでに子供山笠が動いていた。

子供が少なくて山笠を引くのがおりまっせんと長老が嘆いてあった。

これは地方の祭りではどこにでも聞く言葉で、こんにちの日本が抱える少子化の課題を如実に物語っている。

地域の小学生は何人ぐらいいるのと、尋ねたところ10名と教えてくれた。

お父さんの腕に抱かれて山笠に参加していた女の子も、山笠をUターンさせて戻ってくる頃には気持ちよさそうに眠ていた。

あと数年もすると、彼女が山のぼせとなって山を引く綱を張っているに違いない。

そう願ってやまない。

 

 

  

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